キャリアパスを考える上でのポイントやキャリアアップに役立つ資格も紹介SEのキャリアパスとは?キャリアプランの具体例を詳しく解説

最終更新日:2022年8月30日

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SE(システムエンジニア)として働いていく上で、今後のキャリアパスやキャリアプランを考えておくことは非常に重要です。なぜなら、IT業界は日進月歩の世界であり、求められる人材の要件は流動的だからです。

この記事では、これから先のキャリアの考え方と、今後需要が高まる職種の概要と求められるスキルを解説します。今後SEとして働くことを考えておられる方、SEから次のステップへキャリアアップを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

SEがキャリアパスを考える必要性

SE(システムエンジニア)にはどんなキャリアパスがあるかを詳しく見ていくに先立って、なぜ早い段階からキャリアプランを立てる必要があるのかを解説します。端的にいうと、IT技術の進歩にともない、システムエンジニアの職務範囲が広まりつつあり、目指せるキャリアプランも増えたからです。

技術職としてのキャリアの選択肢が増えている

今いる業界で引き続き活躍したい場合、スペシャリストやプロジェクトマネージャーを目指すルートがあります。異なる業界でチャレンジしたい場合、新たな技術群の出現によって、有望とされる新職種も次々と登場しています。近年、オンライン・オフラインの自主学習のルートの充実化にともない、他業界への転職も強力なキャリアパスの一つになるなど、キャリアの選択肢が増えています。

何れにせよ、異なるポジションに求められるスキルは異なるため、早い段階からの習得が転職時・昇進時の競争力に繋がります。したがって、早い段階から計画を立てて実行することはキャリアアップを成功させるコツと言えましょう。

早期のキャリア形成が今後に影響するため

SEにはスペシャリストやプロジェクトマネージャーなどさまざまなキャリアパスがありますが、必要なスキルが異なるため、若いうちにどのようなスキルや経験を蓄積してきたかが重要になります。

例えば、データベースやネットワークなど特定の分野に特化した仕事を経験してきた人は、その道のスペシャリストを目指す方がスムーズです。ここからプロジェクト全体をまとめるプロジェクトマネージャーを目指そうと思っても、早い段階からプロジェクトリーダーを経験してきた人に比べると、道は困難です。

そのため、スムーズに望んだ職種にキャリアアップしていくためにも、将来の自分を早めに検討しておき、そのために必要なスキルや経験が身につくようにキャリアパスを選択することが、とても大切です。

自分に合った働き方をするため

SEの職務範囲が広がり、さまざまな職種へのキャリアパスが存在します。例えばプログラムを開発するにおいてもシステムやアプリケーション以外にAIやIoT、VR/ARなどが注目されています。ITインフラにおいてもデータベース、ネットワーク以外にクラウドも存在します。

今まではSEからプロジェクトリーダー、プロジェクトマネージャーというキャリアパスが一般的でしたが、今では多くのキャリアパスを選択できます。そして、それぞれの職種ごとに仕事内容や働き方も異なります。

いろんな働き方があるため、それぞれの職種でどのような仕事や働き方があるかを理解し、自分に合った働き方を選択することが大切です。

ワークライフバランスを実現させるため

SEとして働き続けていく中で、仕事と生活両方のバランスを考慮することが大切です。特に女性は結婚・出産という時期を迎えることから、仕事と生活をどう両立させるか、出産後仕事をどうしていくかを考える必要があります。

早い段階からキャリアパスを考えておけば、そうした人生の転機が起こっても柔軟に対応できます。仕事と生活をうまく両立させ、よりよい人生を歩むためにも、早めに計画を立てるとよいでしょう。

SEのキャリアパスを考えるうえでの4つのポイント

ここからは、SE(システムエンジニア)のキャリアパスを考える際に押さえておくべき4つのポイントを解説します。

ポイント1:まずは自己分析をする

SEは、システムやアプリケーションを設計・開発する仕事を行う職種です。しかし、どんなシステムやアプリケーションを設計・開発するかによって、仕事内容や求められるスキルが大きく異なります。そのため、自分がどういう仕事をしたいのか、ということを冷静に分析することが大切です。

例えば、AIやIoTのプログラムを開発するのと、ITインフラを構築・運用するのとでは、仕事内容や必要なスキルは大きく異なります。そのため何も考えずにSEを目指すと、自分が望む仕事につけなかったり、不得意な仕事をすることになったりするなど、本来望んでいたものとのギャップが生まれます。

キャリアパスを考える最初の手順として、現在持っているスキルや経験、今後目指す目標などをしっかり分析し、それにあった仕事ができるように、方向性を決めましょう。

ポイント2:今後重要性が増すIT分野で活躍する

SEとしてこの先長く活躍するには、今後需要が高まる領域の職種を把握した上でキャリアパスを設計することが大切です。経済産業省が平成28年に公表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」(※1)では、今後特に重要性が増す(需要が伸びる)先端技術として「ビッグデータ」「IoT」「人工知能」が挙げられています。

ビッグデータ

クラウド環境の充実やネットサービスの進化に伴い、国や企業によって膨大な量のデータが収集、蓄積されるようになりました。総務省のホワイトペーパーでは、こういったビッグデータの活用が生産性向上や新たな需要の掘り起こしに繋がり、経済成長やイノベーションの促進に資するを期待されています。(※2)

IoT

IoTとは「物理的なモノ(物体)のインターネット」であり、物体には、自らの状態や周辺状況を感知し、通信し、何かしらの作用を施す技術が埋め込まれている状態を指しています。

総務省の発行している「情報通信白書」令和元年版では、IHSテクノロジーの同年の統計データを引用して、全世界のIoTデバイスの数は、2020年に394億個、2021年に447.9億個と、市場が急速に拡大していることが予想されています。(※3)

人工知能

一般的な定義において、人工知能研究の歴史は大きく3段階に分けられており、現在起きているAIプームは機械学習とディープラーニングを代表とした第3次ブームに当たります。

近年、ビッグデータの活用の進展を背景に、人工知能の認知度が高まり、その適用領域も拡大しています。また、AIを作動するには膨大なコンピューターリソースを必要とするため、人工知能の発展はクラウドサービスの拡大や、機械学習機能を提供するオープンソースソフトウエア(OSS)の普及にも大きく寄与していると言われています。

※1 経済産業省情報技術利用促進課2019年4月発行「IT人材需給に関する調査」P.5より。(2020年7月14日アクセス)
※2 総務省「平成29年版 情報通信白書|第2章 ビッグデータ利活用元年の到来」p.52より。(2020年7月14日アクセス)
※3 総務省「令和元年版 情報通信白書|第1章第2節 デジタル経済を支えるICTの動向」p.48より。(2020年7月14日アクセス)

ポイント3:既存技術でも需要が伸びる分野で活躍する

クラウドコンピューティング

クラウドコンピューティング(クラウド、クラウドサービス)とは、クラウドサービスプラットフォームからインターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージ、アプリケーションをはじめとした、さまざまな IT リソースをオンデマンドで利用することができるサービスの総称です。

クラウドサービスを利用することで、ハードウェア導入に伴う初期の多額の投資などが削減でき、メンテナンス、容量計画等の作業も必要なく、リソースの削減につながるため、多くの企業において導入が進められています。

情報セキュリティ

大規模な個人情報漏洩事件がメディアを賑わせる中、情報セキュリティの向上は各企業にとって喫緊な課題になっています。経済産業省が2019年8月に発行した「情報セキュリティ白書2019」によると、国内のサイバーセキュリティに関わる人材は質的にも、量的にも不足しており、人材の育成と確保は「Society 5.0」を実現する上で重要であると明示しています。(※4)

モバイル端末

次世代移動通信システム「5G」の商用サービス提供が開始された中、超高精細な映像や拡張現実(Augmented Reality:AR)、仮想現実(VR)の市場規模は驚異的な成長を遂げています。

調査会社IDC Japanが発表した報告書によると、AR/VRのハードウエアとソフトウエア、および関連サービスの合計支出額は、2018年の89.0億ドルから2019年の168.5億ドルに急伸し、2023年には1606.5億ドル(約17兆3000億円)に達すると予測されています。

※4 IPA「情報セキュリティ白書2019令和元年版」p.95より。(2020年7月14日アクセス)

ポイント4:自分に合った働き方で働く

近年、働き方の多様化が進み、自分らしく働くことが注目されるようになりました。システムエンジニアとして自身のキャリアパスを選択する上で、将来性のある業界だけでなく、自分が長く、継続的に活躍できる働き方を見つけることも極めて重要です。

技術を研鑽してスペシャリストを目指すか、それともマネジメント技術を身につけて、マネージャーを目指すか、あるいはフリーランスとして独立するかなど、様々な選択肢が挙げられます。この部分の内容については、後節で改めて詳しく解説します。

SEのキャリアパス例1:今後需要が高まる職種へ転職する

以下では、前節で紹介した分野を踏まえて、今後需要が高まる職種の概要と必要なスキルを詳しく解説していきます。

データサイエンティスト

データサイエンティストは、購買履歴や顧客情報など企業に蓄積されたビッグデータからビジネスに活用する知見を見い出し、企業の意思決定をサポートする職種です。

求められるスキル
  • ・プログラミングスキル(PythonやRなど)※データ抽出・分析するシステムがある場合は必須ではない

    ・分析、統計スキル

    ・ITシステム構築スキル ※データ抽出・分析するシステムがある場合は必須ではない

    ・コンサルティングスキル(ビジネス企画力・提案力)

    ・コミュニケーションスキル など

分析モデルや統計モデルを作る際は大量のデータを扱うため、機械学習を用いることもあります。これらを構築する際はPythonやRなどのプログラミング言語を使うケースが多いでしょう。

また、大量のデータを分析してビジネスの問題点や新たなビジネスモデルを構築するため、エンジニアスキルに加えてコンサルティングスキル(ビジネス企画力や提案力)も求められます。

役立つ資格


下記記事では資格の勉強法についても紹介していますので、気になる方はぜひご参照ください。

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データサイエンティストに求められるスキル
データサイエンティストになるには?目指し方や必須スキルを解説
データサイエンティストに役立つ資格

IoTエンジニア

今後重要性が増す技術のひとつであるIoTは、家電から医療機器まで、あらゆる分野への応用が期待されています。IoTエンジニアは、エアコンや医療ベッドをはじめ、あらゆるデバイスにセンサーと通信機能を組み込むエンジニアです。家電業界や医療業界、物流業界など幅広い業界で活躍が期待されています。

求められるスキル

・組み込み開発に関する知識(組み込み開発手法やセキュリティ、テスト技法など)
 

  • ・プログラミングスキル(C言語やC++、Javaなど)

    ・セキュリティスキル

    ・ハードウェアの知識

    ・ネットワークの知識

    ・人工知能、ビッグデータの知識 など


IoTエンジニアには、上記のように非常に広範な知識とスキルが求められます。また、開発はMicrosoft AzureやAWSが提供するIoT開発プラットフォーム(PaaS)などを利用して行うケースが多いため、使いこなせるようになっておくとよいでしょう。

役立つ資格

IoTシステム技術検定試験(基礎・中級・上級)

下記記事では、IoTエンジニアの仕事内容や将来性、未経験からの目指し方についても紹介しています。気になる方はぜひご参照ください。

関連記事:IoTエンジニアは未経験から転職可能か?

AIエンジニア

AIエンジニアは、ディープラーニングや機械学習といった技術を駆使して、さまざまな分野へ応用されるAI(人工知能)開発に携わるエンジニアです。代表的なものには、医療業界の画像解析AIや、顧客のネット上での行動や購買履歴などから嗜好性を分析するAIなどがあります。

求められるスキル
  • ・ソフトウェア開発の全般知識(ソフトウェア開発手法、セキュリティ、テスト技法など)

    ・プログラミングスキル(PythonやC言語、Javaなど)

    ・AIに関するフレームワークの知識、スキル

    ・数学の知識

    ・データの解析知識 など


AIを開発するプログラミング言語としては、PythonやC言語、Javaなどが代表的です。また、AI開発の際はソフトウェア開発と同様にレームワークを多用します。よって、TensorFlowやKerasなどの代表的なフレームワークを扱うスキルが必須です。

役立つ資格

E資格

下記記事では、AIエンジニアの仕事内容やキャリアパスについて細かく解説しています。気になる方は、こちらの記事も合わせてご参考ください。

関連記事:AIエンジニアとは?仕事内容ややりがい、キャリアパスを解説

クラウドエンジニア

クラウドエンジニアとは、クラウドサービスを活用してインフラの構築や運用、保守を行うエンジニアです。ITシステムのインフラは、従来のオンプレミス型からクラウドへと急速に移行してきています。ITインフラはITシステムに必要不可欠であり、クラウド化の潮流に伴いクラウドエンジニアの需要も拡大しています。

求められるスキル
  • ・インフラ全般(ハードウェア、ネットワーク、ミドルウェア、OS、セキュリティなど)の知識とスキル

    ・各種パブリッククラウド(AWS、Azure、GCPなど)を扱うスキル

    ・プログラミングスキル(インフラ設定をコード化するスキル)

    ・DevOpsの知識 など


クラウドサービスを使ったインフラ構築であっても、サーバーやネットワーク、ミドルウェア、セキュリティなどのインフラ全般の知識とスキルが必須です。なぜなら、構築先がオンプレかクラウドかという違いがあるだけで、扱うサーバーOSやネットワーク、ミドルウェア、セキュリティソフトなどはオンプレと大きく変わらないからです。

また、各パブリッククラウドが提供している設定ツールを扱うスキルやインフラ設定を効率化するためのプログラミングスキルなどが求められるでしょう。

役立つ資格
  • ・AWS 認定クラウドプラクティショナー

    ・Associate Cloud Engineer

    ・Microsoft Certified Azure Fundamentals


下記記事ではクラウド時代のインフラエンジニアに求められるスキルと役立つ資格について詳しく紹介しています。気になる方はぜひご参照ください。

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クラウド時代のインフラエンジニアに求められるスキルと将来性

セキュリティエンジニア

情報漏洩などのセキュリティリスクが高まる中、セキュアプログラミングやセキュリティシステムの運用を行うセキュリティエンジニアの需要も年々高まっています。また、企業だけでなく防衛省や各種政府機関でも国の機密情報を守る職種として高い需要があります。

求められるスキル
  • ・情報セキュリティマネジメントスキル

    ・セキュリティに関する法令や規格の知識

    ・インフラセキュリティの知識、スキル

    ・セキュリティシステムの知識、スキル

    ・セキュリティプログラミングスキル など


セキュリティエンジニアは、大きくコンサルタント領域と技術領域に分けられます。コンサルタント領域では、セキュリティ規定の立案・法令への対応などが仕事内容です。技術領域では、ITシステムにおけるサイバー攻撃の調査・分析、セキュリティ対策などが該当します。

役立つ資格

情報処理安全確保支援士
CompTIA Security+
情報セキュリティマネジメント試験

下記記事では、セキュリティエンジニアになるために役立つ資格を領域別に細かく解説しています。気になる方は、セキュリティエンジニアの将来性と年収について紹介している記事も合わせてご参考ください。

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インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワーク、データベースなどのインフラの構築や運用、保守を行うエンジニアです。クラウドが普及する前から、主にオンプレミス型でITインフラを構築するエンジニアのことを指します。

サーバーはサーバーエンジニア、ネットワークはネットワークエンジニアといった、それぞれに特化した職種が存在しますが、一括りにインフラエンジニアと呼ばれる場合もあります。その点では、クラウドエンジニアもインフラエンジニアの1つといえます。

ITインフラはITシステムに必要不可欠であり、クラウドが急速に普及しているとはいえオンプレミス型のシステムもまだ多く残っており、インフラエンジニアも引き続き高い需要があります。

求められるスキル
  • ・インフラ全般(ハードウェア、ネットワーク、ミドルウェア、OS、セキュリティなど)の知識とスキル

    ・各種パブリッククラウド(AWS、Azure、GCPなど)を扱うスキル

    ・プログラミングスキル(インフラ設定をコード化するスキル)

    ・DevOpsの知識 など


求められるスキルはクラウドエンジニアと同じですが、オンプレミス型ではサーバーやネットワーク機器などのハードウェア関連のスキルが必要です。クラウドは仮想環境ですが、オンプレミス型は物理環境であるため、機器の設置や故障に対する対応も求められます。

役立つ資格
  • ・LinuC(Linux認定資格)

    ・シスコ技術者認定(CCNA/CCNP/CCIE)

    ・オラクル認定資格


下記記事では、インフラエンジニアになるために役立つ資格を領域別に細かく解説しています。気になる方は、インフラエンジニアの将来性と年収について紹介している記事も合わせてご参考ください。

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AR/VRエンジニア

ARは「拡張現実」、VRは「仮想現実」を意味し、私たちが生活する空間に人工物を表示させる技術です。AR/VRはゲームなどのエンタメ分野だけでなく、医療業界・教育業界などでも活用が期待されています。

求められるスキル
  • ・ソフトウェア開発の全般知識(ソフトウェア開発手法、セキュリティ、テスト技法など)

    ・プログラミングスキル(C#やC++など)

    ・3Dモデルの作成スキル、知識 など


AR/VRエンジニアは、AR/VR技術を用いたサービスの設計や3Dモデルを動かすためのプログラミングを主な仕事としており、使用するプログラミング言語はC#やC++などです。立体的な映像を出力するため、3Dモデルの作成方法に関する知識や3DCADを扱うスキル欠かせません。

役立つ資格

VR技術者認定試験

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、営業活動を行うITエンジニアです。営業と共に行動し、製品の説明や技術サポートを行いながらセールス活動に貢献する職種です。主に自社の製品やサービスの販売について顧客に対して説明・提案し、また顧客からのニーズを開発チームへ連絡します。

下記記事では、セールスエンジニアの仕事内容や営業との違いについて細かく解説しています。気になる方は、こちらの記事も合わせてご参考ください。

関連記事:セールスエンジニアの仕事内容は?営業との違いや必要なスキルを解説

求められるスキル
  • ・自社製品・サービスに対する深い知識、スキル

    ・プレゼンテーション能力

    ・コンサルティングスキル(ビジネス企画力・提案力)


セールスエンジニアは、自社製品について顧客にわかりやすく説明し、また顧客からの質問に対して適切に回答できなければなりません。顧客からの信頼を得て商談を有利に進めるために、丁寧な対応が行えることが大切です。

役立つ資格

ITストラテジスト
セールススキル検定

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客が抱える経営課題や経営戦略に対して、ITを用いた解決策や施策の提案及び実施支援を行う職種です。顧客の業務を把握し、隠れた課題を洗い出し、ITシステムの導入により課題解決、改善を図るのが主な仕事です。

顧客からの説明に耳を傾け分析するだけでなく、自身がもつITスキルをもとにITシステムを提案・説明できる能力が求められます。また、提案が採用されプロジェクト化された場合では、その遂行を支援するためのマネジメントスキルも必要です。

システム開発における最上流工程を行う職種だけに、求められるスキルも高度ですがその分年収も高く、やりがいのある職種です。

下記記事では、ITコンサルタントの仕事内容や年収について細かく解説しています。気になる方は、こちらの記事も合わせてご参考ください。

関連記事:「ITコンサルタントとは?仕事内容や年収を徹底解説」

求められるスキル
  • ・ITシステム構築スキル

    ・論理的思考力

    ・プレゼンテーション能力

    ・コンサルティングスキル(ビジネス企画力・提案力)

    ・マネジメントスキル

    ・英語力

役立つ資格

ITストラテジスト
ITコーディネータ
中小企業診断士

SEのキャリアパス例2:自分に合った働き方で働く

ここでは、AWSのスキル習得に役立つ参考書やeラーニング、資格を解説します。

各資格詳細とともに、資格・技術関連の求人情報も掲載していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

ITスペシャリストとして活躍する

ITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)が定める6つの専門分野(システム管理/セキュリティ/データベース/アプリケーション共通基盤/ネットワーク/プラットフォーム)のいずれかにおいて、レベル3以上を満たすエンジニアのことを指します。公式的なレベル評価は情報処理技術者試験に合格することで判定されています。

技術の研鑽に深い関心を持ち、現場にいることが楽しく感じられる人にはITスペシャリストへの道をおすすめします。 ITスペシャリストを目指すメリットとして、より高い報酬や転職、フリーランスへの転身のしやすさが挙げられています。ITスペシャリストについてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

関連記事:ITスペシャリストに役立つ資格

プロジェクトマネージャーとして活躍する

SE(システムエンジニア)はシステムの設計や開発を担当するのに対し、プロジェクトマネージャーはプロジェクト計画の立案やリソース管理、リスク管理、ステークホルダー管理など、主にマネジメント業務を担当する職種です。

SEがプロジェクトマネージャーを目指すには、上流工程の経験やマネジメントの経験を積むこと大事です。SEからプロジェクトマネージャーを目指す具体的な方法については、下記記事も合わせてご参照ください。

関連記事:
プロジェクトマネージャーの転職市場状況について
プロジェクトマネージャーに役立つ資格とは?難易度と取得のメリットを解説!
SEからプロジェクトマネージャーを目指す方法

フリーランスとして独立する

企業で一定の経験を積み、スキルを身に着けてから、フリーランスに転身するケースもあります。エンジニアとしての高いレベルの技術力が求められるほかに、自己管理能力や自己営業力も同時に問われます。案件がなければ収入は一気にゼロなってしまうリスクもありますが、成功すれば自分の能力に応じた報酬を得られるというメリットもあります。スキルに自信があり、成果に直結することに魅力を感じる人には向いている道だといえるでしょう。

目指すキャリアパスを実現するためには

目指すキャリアプランを検討したら、それを実現するための方法を考えていきます。実現方法はさまざまですが、SEを続ければ実現できる場合や、必要なスキルを補うために転職も視野にいれる必要がある場合もあります。ここからは、具体的にキャリアパスを実現させるために押さえるべきポイントを解説します。

いつまでに何をするか目標までのプランを明確にする

キャリアプランを実現するための具体的なスケジュールを明確にしましょう。つまりキャリアプランをいつまでに実現させるか、ゴールを明確にします。ゴールを明確にしたら、そこから逆算して必要な作業とそのゴールも細かく決めていきます。

例えばクラウドエンジニアを目指すのであれば、インフラ関連のスキルとクラウドに関する知識・スキルが必要です。半年後にクラウドエンジニアになると決めたら、最初の3ヶ月でインフラ関連のスキルを身につけ、残りの3ヶ月でクラウドに関するスキルを身につける、といった内容です。

必要スキルを身に付ける

自己分析により、現在の自分が持っているスキルと、キャリアプランを実現するために足りないスキルを把握し、必要なスキルを身につけましょう。書籍や学習サイトを使って独学で身につける、プログラミングスクールなどを利用して身につける、といった方法が考えられます。

他にも、知識を身につけるために関連する資格の取得に挑戦するのもよいでしょう。具体的な目標が決められるだけでなく、資格取得により相応のスキルを対外的にアピールすることにもつながります。

転職も視野にいれる

目指す職種が自社内に用意されておらず、キャリアアップの実現が困難な場合は、転職も視野に入れる必要があります。転職を考える場合は、現在自分がもつスキルと求人情報から求められるスキルを比較し、理想のキャリアプランが実現できる企業を選択しましょう。

転職先の企業で評価を得るためにも、事前に十分なスキルを身につけておくことが大切です。自分が持つスキルと求められるスキルが合致しない企業を選択すると、転職後に苦労してキャリアプランの実現が困難になります。転職を視野に入れる場合は、転職後も実務をこなせるだけの十分なスキルの習得を考慮しておきましょう。

まとめ

この記事では、SEのキャリアパスとして考えられる職種のうち、今後需要の高まる職種の特徴と、その職種を目指す上で必要なスキルを解説しました。SEのキャリアパスを考える上では、今後の市場動向を加味してスキルを習得していくことが重要です。特に、先端技術やセキュリティを扱うIT人材の需要は非常に高く、これらの領域のスキルを習得することができれば高い報酬と安定したキャリアを築きやすくなるでしょう。

また、業界で長く活躍し続けるためには、自分に合った働き方を見つけることも大事です。技術を研鑽してスペシャリストを目指すか、マネジメント技術を身に着けて、マネージャーを目指すか、あるいはフリーランスとして独立するか、選択肢はさまざまです。自分の適性を見極め、慎重に意思決定をすることは後悔しないキャリアパスを選ぶ上で最も重要なことではないでしょうか。

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