経験者・未経験者・文系出身者と分けて志望動機の書き方を解説しますシステムエンジニア(SE)の志望動機の書き方 - サンプル例文付き

最終更新日:2022年5月11日

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近年、ITの活用はあらゆる分野で拡大しており、IT人材の需要も高まっています。なかでもIT経験者・未経験ともに目指しやすい職種がシステムエンジニアです。

当記事では、システムエンジニアを目指す未経験者や現役プログラマーなどのエンジニア職向けに、仕事内容や必要とされる知識・スキル、システムエンジニアになる方法、おすすめの資格、向いている人、志望動機の書き方のポイントについて解説します。

1.  システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアへの転職で志望動機を書くためには、システムエンジニアのことをよく知っておく必要があります。ここでは、まずシステムエンジニアの仕事内容について解説します。

システムエンジニアの主な仕事内容は、ITシステムの「設計」「開発(プログラミング)」「運用・保守」を行うことです。 

設計

設計では、クライアントからさまざまな要件をヒアリングし、どのようなITシステムにするかを要件定義書にまとめます。最近では顧客の言う通りにシステムを開発するだけでなく、新しい技術の導入を顧客に促すなど、積極的な提案も求められます。

開発(プログラミング)

設計で作成した要件定義書に沿って、プログラマーがプログラミングにより開発を行います。システムエンジニアはプロジェクト全体を管理し、プログラマーを支援してスケジュールやタスクの管理、品質管理などを行います。

運用・保守

運用・保守では、システムの定期的なバックアップや稼働状況の監視などを行います。また、ハードウェアの定期的な点検やOSのアップデート時にはシステムを停止し、メンテナンスを行います。トラブル時には原因究明やシステム復旧の対応が必要です。

関連記事:システムエンジニア(SE)とは?仕事内容や年収、キャリアパスまで徹底解説

2. システムエンジニアに求められる知識・スキル

次に、システムエンジニアに求められる知識・スキルについて解説します。

システム開発の知識・スキル

システム開発では、設計から運用・保守まで、幅広い知識・スキルが必要とされます。具体的には、ハードウェア・ミドルウェア(OS・データベースなど)・プログラミング言語・開発手法・品質管理などに関する知識・スキルです。

マネジメントスキル

システムエンジニアは、プロジェクトチームを率いてシステム開発を進めるために、マネジメント業務を行います。マネジメントスキルとは、具体的には進捗管理・品質管理・リソース管理などを指します。全体を指揮するのはプロジェクトマネージャーですが、システムエンジニアはマネジメントチームの一員としてプロジェクトを推進します。

コミュニケーションスキル

システムエンジニアは、クライアントやプログラマー、他のシステムエンジニアなどと連携してシステム開発を進めます。そのため技術スキルに加えて、コミュニケーションスキルが求められます。

どれだけ円滑にコミュニケーションがとれるかが、プロジェクト成功の可否を決めるといっても過言ではありません。コミュニケーション力はシステムエンジニアにとって非常に重要なスキルです。

3. システムエンジニアになるには

次に、システムエンジニアになる方法をIT経験者・未経験者別に解説します。

IT経験者の場合

プログラマーやインフラエンジニアなどのITエンジニア経験がある場合、システムエンジニアへの転職は比較的スムースです。これらの職種ではシステムエンジニアとともに仕事をするため、ある程度の仕事内容を把握できていると有利になります。特にITエンジニアの登竜門であるプログラマーの経験があると、開発工程への理解度が高まり、システムエンジニアのスキルとして役に立ちます。

すでに持っているITスキルに加えて、他のプログラミング言語を習得したり、後述するIT関連の資格を取得したりして、スキルの幅を広げておくとよいでしょう。特に資格があると、転職時にスキルを証明できるため有利になる可能性が高いです。

IT未経験者の場合

近年IT人材は不足しており、システムエンジニアも同様です。そのため未経験者や文系出身者でもシステムエンジニアの採用を行っている企業は多くあります。

ただし、システムエンジニアには幅広い知識と経験が求められるため、最初はプログラマーとしてプログラミングの仕事を任される場合が多いです。その後、テストの管理や、運用・保守でのシステム監視業務など、比較的難易度の低い仕事をシステムエンジニアとして任されてステップアップすることが多いです。システムエンジニアとして活躍できるのは数年後と考えておいた方がよいでしょう。

未経験者は転職の前に、プログラミングの知識・スキルを習得しておくことをおすすめします。以下で、プログラミングの習得方法を紹介します。

書籍やオンラインサイトを活用して独学でプログラミング知識・スキルを習得する

書籍やオンライン学習サイトでの学習は、自分の好みやレベルに合わせて自由に選ぶことができ、気軽かつ低コストな点がメリットです。有名なサイトとして「Progate」「ドットインストール」「Schoo」などが挙げられます。特に「Progate」は特別な準備が不要で、Webサイト上でプログラミングの演習ができるためおすすめです。

ただし、独学で最後までやりきるには根気と忍耐が必要で、向き不向きがあります。

スクールを活用してプログラミング知識・スキルを習得する

プログラミングの知識・スキルを習得する方法として、最も確実なのはスクールの活用です。スクールではプロが作ったカリキュラムに沿って、現役エンジニアなどの講師から直接学べます。

スクールによっては転職のサポートや資格取得の支援も受けられるため、システムエンジニアへの転職を確実にしたい人にとっては、非常に有効でしょう。ただし、コストがかかるところは留意点です。

4. システムエンジニアへの転職でおすすめの資格

資格は、転職の際に必須ではありませんが、経験者・未経験者を問わずスキルを明確に証明できるため、有用です。また、ITに関する知識を体系立てて習得できるため、初心者には特に効果的です。IT業界で有名な資格を以下で紹介します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIPAが運営するレベル2(1~4で4が最難関)の試験で、IT人材として基本的な知識と技能、実践的な活用能力が問われます。試験は午前と午後に分かれており各150分で、多肢選択式で出題されます。システムエンジニアにとっては登竜門に位置づけられ、未経験者が最初に目指す試験といってよいでしょう。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は同じくIPAが運営するレベル3の試験です。IT人材としての応用的な知識と技能を問われます。この試験では午前の150分で四肢択一の選択式、午後の150分で記述式の出題があります。システムエンジニアとして数年の経験を積んだ後、ステップアップとして受験する経験者向けの試験といえます。

オラクルマスター

オラクルマスターは、オラクル社が自社のデータベース製品に関する技術者を認定する資格です。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの順で難易度が高くなり、まずはブロンズから受けるのが一般的です。

オラクルはワールドワイドでナンバーワンのシェアを持つ、データベースのデファクトといえる製品なため、システムエンジニアとして持っておくと役に立ちます。

関連記事:SE(システムエンジニア)になるには?独学の方法や役立つ資格を解説

5. システムエンジニアに向いている人

システムエンジニアは技術的な側面に加えて、向き不向きもあります。以下に、向いている人の特徴を3つ紹介しますので、志望動機を書く際の参考にしてみてください。

忍耐強くコツコツと仕事ができる

ITシステムにはさまざまな規模のものがありますが、ある程度の規模になると、作業や管理項目が膨大な量になります。納期までに開発を終えるためには、これらの膨大な作業を忍耐強くコツコツと行う必要があります。

また、トラブル発生時には、膨大なプログラムやデータのなかから原因を特定しなければなりません。場合によってはシステムを復旧・再開するために、昼夜を問わず仕事をする必要があり、忍耐力が求められます。

論理的思考ができる

ITシステムの開発では、クライアントのさまざまな要件に対して最適なシステムの設計・開発を行うため、直感ではなく論理的に考える必要があります。また、トラブル発生時には、原因を見つけるために、切り分けという手法で、対象を論理的に絞って考えることが求められます。

誰とでも会話ができる

前述のとおり、システムエンジニアにはコミュニケーション力が必要とされます。システムエンジニアは技術屋というイメージがありますが、実際にはかなりの頻度でコミュニケーションが求められます。
クライアントやプロジェクトメンバーとのコミュニケーションがスムースにいくかどうかが、プロジェクトの成功要因のひとつといえるでしょう。

6. 志望動機を書くための準備

志望動機を書く前には、まず志望理由を自分のなかで整理して、固めておくことが大切です。以下を参考に事前準備を行いましょう。

システムエンジニアを選ぶ理由を明確にしておく

さまざまなITエンジニアの職種のなかからなぜシステムエンジニアを選ぶのか、確かな理由がいくつかあるはずです。具体的に箇条書きにしてみましょう。

志望先の企業を選ぶ理由(志望理由)を明確にしておく

なぜ、その企業を選ぶのかは採用担当者が最も知りたいところです。企業がどんなビジネスをしていて、何を期待しているかなどを調べて、志望理由を明確にしておきましょう。

システムエンジニアとしての将来像をイメージしておく

入社後にどのような仕事をしたいか、将来どんなシステムエンジニアになりたいのかをイメージしておきましょう。これらを具体的に文章にしてみることで、自分のなかでも将来像が明確になります。

スキル・経験を整理しておく

自身のスキル・経験を整理しておく必要があります。今までの実績や表彰経験などを整理しておきましょう。未経験者は、これからどう成長するか、どのように具体的にスキルアップするかを、熱意を持って語れるようにしておくことが重要です。

関連記事:SEの転職先を業界・職種で徹底解説

7. 志望動機の書き方のポイント

最後に、志望動機を書く時のポイントについて解説します。

システムエンジニアを志望したきっかけを必ず書く

システムエンジニアを選ぶ理由としては「自分の興味の方向が合っていること」「自分の強みが合っていること」などをアピールするとよいでしょう。自身の体験を織り込みながら、志望したきっかけを自分の言葉で書くと説得力がでます。

未経験者は、これからの将来像にフォーカスし、どう成長するか、どう知識・スキルを身に付けるか、などのプラニングを書くと好印象です。

なぜその企業を選ぶのかを必ず書く

「なぜその企業に応募したのか?」を必ず盛り込みましょう。会社の理念を調べ、たとえば自分の体験談からマッチしているなど、具体的に説明すると効果的です。採用担当者にいかに印象づけられるかが重要です。

経験者はスキルや実績を書く

これまで培った知識・スキルや経験を整理して書きましょう。「これまでの業務経験を志望企業で具体的にどのように活かせるか」を中心に説明するとよいです。

未経験者は興味や意欲を書く

未経験者は、そもそもIT業界を選んだ理由も書くとよいです。システムエンジニアを選んだ理由もなにかのきっかけがあるはずで、興味やこれからの意欲を中心に、具体的に書くとよいでしょう。

志望動機の例文3選

システムエンジニアの志望動機として、IT経験者・IT未経験者・よくない例を以下に紹介します。

例文1:IT経験者の場合

私が貴社を志望する理由は経営理念である「働き方改革を進める新しいサービスの開発」に興味を持ったからです。
現職では、プログラマーとして流通系のシステム開発に携わっています。このスキルを活用してもっと大きな視野でシステムエンジニアとして、働き方改革のためのシステムを開発したいと考えました。
コロナ渦でのリモートワークを通じた経験を活かしたいと考え、多くの人たちがリモートワークを使えるシステムを開発したいと考えています。
これまでの経験を活かしつつ、システムエンジニアとして新しい知識を習得し成長して貴社に貢献します。

・解説
志望企業のことを具体的に調べており、自身の仕事に結びつけて将来像も具体的に書けています。

例文2:IT未経験者の場合

私は、これまで営業職として既に形のある物を売ることで、お客様と関わってきました。ある時、お客様先でシステムを開発するエンジニアと仕事をする機会があり、自ら作るシステムで、人の役に立ちたいと考えエンジニアに転職したいと思いました。
貴社の「技術で人を幸せに」という経営理念に共感し、実際にさまざまな技術で人々の役に立っていることに魅力を感じております。
今は、スキルはあまりありませんが、IT技術を独学で学習し資格を取得しています。前職で培った対人スキルを活かしつつ、早く貴社の戦力になれるようなシステムエンジニアとして成長したいと考えています。

・解説
システムエンジニアへの転職のきっかけや、企業を選ぶ理由が具体的に書かかれています。

例文3:よくない例

IT業界にもともと興味があり、貴社を志望したのはシステムエンジニアとして活躍したいと考えたからです。大学時代ではゼミでもITに関連した内容で常にパソコンを使っていました。パソコンを触るのがとても好きでシステムエンジニアには適していると思います。入社後には、システム開発が効率的にできるように私の知識を活かしプロジェクトに頼られるエンジニアとなるように心がけてまいります。また、資格取得も目指し常に成長していきたいと考えています。

・解説
自身の興味が中心で、志望会社に対する動機や、入社後のイメージが具体的でなく、一般的な内容で伝わりにくくなっています。

システムエンジニアに対する理解を深め、志望動機を書いて書類の準備ができたら、転職エージェントに相談してみるのも一つの手です。転職エージェントでは、志望動機を含めた各種書類のブラッシュアップや、企業選びから入社までのバックアップなどをしてもらえるため、転職に役立ちます。

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