ITスペシャリストの概要、役立つ国家資格とベンダー資格を解説ITスペシャリストに役立つ資格

最終更新日:2020年1月27日

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ITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)が定める6つの専門分野のいずれかにおいて、レベル3以上を満たすエンジニアのことを指します。ITスペシャリストは肩書きとしては誰でも名乗ることができますが、対外的な信頼性を得るためにはIPAなどの資格を取得した方が良いでしょう。

この記事では、ITスペシャリストの概要やスキル証明に役立つ資格について解説します。

1. ITスペシャリストとは

まず、ITスペシャリストの概要について解説します。
 
ITスペシャリストとは、ITスキル標準(ITSS)が定める6つの専門分野のいずれかにおいて、レベル3以上を満たすエンジニアのことを言います。
 
ITスキル標準とは、IT業界で活躍するエンジニアの能力を明確化・体系化した指標で、プロフェッショナルなエンジニアの教育・訓練等に役立つ「ものさし」のようなものです。
 
ITスキル標準で定める専門分野は、システム管理/セキュリティ/データベース/アプリケーション共通基盤/ネットワーク/プラットフォームの6つの分野が用意されており、分野ごとに「レベル」という指標が設定されています。エンジニアとしてITスペシャリストを目指すためには、6つの専門分野のいずれかにおいてレベル3以上を満たす必要があります。レベル1~3までの評価は、情報処理技術者試験に合格することで判定されます。
 
このように、エンジニアのスキルレベルはIPAが主導して定義してきましたが、近年では必ずしもIPAの資格を持っていなくても、特定の領域に高い技術力を持っていればITスペシャリストと呼ばれるようになってきています。

2. ITスペシャリストを目指すメリット

ここでは、ITスペシャリストを目指すメリットについて解説します。

高い報酬を得られる可能性がある

経産省が公表している情報によると、ITスキル標準のレベルに応じた平均年収は以下のとおりです。(※)

・レベル1(新人・初級者レベル/仕事に慣れ始めたレベル):437.8万円
・レベル2(上位者の指導のもとに仕事ができる若手人材レベル):499.2万円
・レベル3(独立して仕事ができる中堅人材レベル):576万円
・レベル4(部下を指導できるチームリーダーレベル):726.1万円
・レベル5(社内での指導者・幹部レベル):937.8万円
・レベル6(国内で著名なレベル):1129.9万円

 
このようにITスペシャリストは、非常に高い報酬を得られる可能性があります。
 
※参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(平成29年8月21日)」P.7

就職・転職がしやすい、案件の獲得がしやすい

現在ITエンジニアは人材不足が顕著であり、レベル3以上でなくても仕事に就きやすい状況です。そのため、高い技術力を持つITスペシャリストの場合は特に、望む仕事に就職・転職がしやすいといえるでしょう。中でも、セキュリティやプラットフォームに強いスペシャリストは、経済産業省が人材不足の解消に育成に力を入れるほど高い需要がありますので、仕事に困ることがないと言っても過言ではありません。もちろん、どの職種においてもコミュニケーション力は求められますが、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど顧客とのコミュニケーションが多い職種以外は一般的なビジネスマナーができるレベルで問題ありません。

3. ITスペシャリストを目指す上で役立つ国家資格

ここでは、 ITスペシャリストを目指す際に役立つ国家資格を紹介します。

情報処理安全確保支援士試験
サイバーセキュリティに関するスキルと知識を証明する資格です。暗号化技術やサイバー攻撃対策といった基礎内容から、セキュアプログラミング、ネットワークまで幅広い知識が問われます。合格率は49.9%となっており、比較的取得しやすい試験といえるでしょう。

データベーススペシャリスト試験
データベースに関する専門性を証明する資格です。正規化やER図といった基礎内容からデータベース設計、データベースセキュリティなどが出題されます。合格率は13.9%となっており、難易度が高い資格です。データベースのスペシャリストを目指す人は、次の段落で紹介するオラクルマスターも取得しておくと良いでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークに関する専門性を証明する資格です。TCP/IPやLANといった基礎内容から、ネットワーク設計やネットワークセキュリティなど幅広い知識が問われます。合格率は15.4%です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験
組込みシステム開発の専門性を証明する資格です。コンピュータやシステムの構成要素といった基礎内容から、ソフトウェア設計やハードウェア設計など、設計者に求められる幅広い内容が出題されます。合格率は17.8%と難易度が高いですが、組み込みエンジニアに特化した唯一の国家資格ですので、取得して損はありません。

システム監査技術者試験 
情報システムの監査に関する知識を問われる資格です。情報システムや組込みシステム、通信ネットワークなど幅広い領域に関する監査知識が問われます。システム監査は上場企業にのみ義務付けられていますが、内部統制に関する知識など上場企業以外のエンジニアにも役立つ内容です。合格率は14.4%です。

ITストラテジスト試験
経営戦略やIT戦略に関する知識を証明する資格です。IT技術に関する基礎的な内容からビジネスモデルや会計知識、経営戦略まで幅広い知識が問われます。エンジニアというよりは、ITコンサルタントに近い内容です。合格率は14.3%です。

プロジェクトマネージャ試験
プロジェクトマネジメントに関する専門性を証明する資格です。予算管理やスコープ管理、リソース管理などプロジェクトマネジメントの全領域が出題されます。
合格率は13.2%となっており、ITスペシャリスト資格の中でも屈指の難易度です。

4.ITスペシャリストを目指す上で役立つベンダー資格

続いて、ITスペシャリストを目指す上で役立つベンダー資格について解説します。

 オラクルマスター(ゴールド/プラチナ)
Oracle Databaseに関する専門スキルを証明する資格です。世界シェアNo.1のデータベース製品であり、さまざまなシステムで利用されています。資格は、ブロンズ/シルバー/ゴールド/プラチナの4種類がありますが、中でもゴールドとプラチナ資格は非常に評価が高い資格です。データベーススペシャリストを目指す人はぜひ取得を目指しましょう。

AWS認定
アマゾンウェブサービスに関する資格です。クラウドサーバーに関する資格やAWSサービスを使ったアプリケーション開発に関する資格など、さまざまな種類があります。AWSはクラウドサービスシェアNo.1であり、AWSを扱えるエンジニアのニーズは年々上がっています。企業によってはIPAの資格よりも評価が高い場合もあります。
ウェブ学習ツールや公開講座が提供されていますので、勉強しやすい環境もあります。

Microsoft Azure認定試験
クラウドサービスであるMicrosoft Azureのスキルと知識を証明する資格です。Azureは、クラウドサーバーからWindowsアプリの開発ツール、VBの開発プラットフォームなどさまざまなツールが提供されています。中でもクラウドサーバーはAWSと並んで高いシェアがあります。インフラ領域のスペシャリストを目指す人は取得すると良いでしょう。

GOOGLE CLOUD CERTIFIED
Googleが提供するクラウドサービスであるGoogle Cloudに関する専門性を証明する資格です。AWSと比較するとクラウドサーバーのシェアは落ちますが、Androidなど、Google独自のOS上で動くアプリケーションが開発できるなどの強みがあります。仕事で使う場合は取得を目指すと良いでしょう。

5. まとめ

この記事では、ITスペシャリストの概要やスキル証明に役立つ資格について解説しました。資格は知識・スキルの習得および証明に非常に役立ちます。特に、今回ご紹介したものはいずれも評価が高い資格です。学習難易度はどれも高いですが、多くのスクールで資格取得講座が提供されています。取得を目指す際には、スクールを活用してみるのもおすすめです。

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