SEの業務内容、未経験からSEを目指す条件、未経験でも応募可能な求人例などを解説未経験からSEを目指す方法

最終更新日:2020年7月3日

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さまざまな業界でITへの需要が増加している中、IT人材は慢性的に不足していると言われています。SEはこのような状況から売り手市場であり、比較的年収も高い職種です。

では、どのようにSEを目指せば良いのでしょうか?SEは技術専門職であるため、未経験での転職にはいくつかの条件があります。この記事では、SEの業務内容や未経験からSEを目指す際の条件、未経験でも応募可能な求人例などについて解説します。

1. SEの業務内容と求められるスキル

まずSEの業務内容と求められる素養について解説します。SEの仕事は、一言でまとめると「顧客からの要望をITシステムとして具体化する」ことです。具体的には以下のような業務を担います。

業務内容

(1)要件定義

要件定義とは、顧客の要望をヒアリングした上で、システムの概要を定義することです。

システムが必要とされる目的や背景、実装すべき機能、システム化する業務範囲などを明確にし、要件定義書にまとめていきます。顧客の業務内容への理解や、曖昧な要望を整理していく能力が問われる重要なフェーズです。

ちなみに、技術的な設計は基本設計および詳細設計で行いますので、要件定義書にはお客様の要件を中心に記載します。しかしその裏では、後になって関係者間における認識のズレやシステムの欠陥が生じないよう、この段階でしっかりとシステム全体の青写真を描けなくてはなりません。そのため、要件定義は確かな技術力を持ったSEでなければ担当できない業務であるといえるでしょう。

(2)基本設計

基本設計では、要件定義の内容に従って各機能の基本的な動作、画面設計や帳票出力、データベース設計、外部システムとの連携などを決定していきます。実際の業務に即した、使いやすいシステムをデザインする過程と考えて良いでしょう。

(3)詳細設計

基本設計の内容をもとに、各機能の内部的な処理を決定していきます。プログラマーは詳細設計書をもとにコーディングを行うため、プログラムに落とし込みやすい設計書を作ることが重要です。プログラミングの素養が求められるフェーズといえます。

プログラマーとSEの違い

SEの仕事は「ヒアリング・設計」が主であるのに対し、プログラマーの仕事は「実装(プログラミング)・テスト」です。ただし、場合によっては詳細設計の一部をプログラマーが担当したり、テストをSE・プログラマーが共同で行ったりします。しかし、基本的には「設計」と「実装」で仕事が別れていると考えて良いでしょう。SEは、詳細設計以降も、テストの統括などプロジェクトが完了するまで携わります。

SEに求められる素養

SEは実務未経験であっても転職可能ですが、技術職であるため一定の適性や素養が求められます。たとえば、「物事を整理しながらまとめる能力」「学習能力の高さ」「お客様の要件を汲み取り形にする力」などです。

また、顧客とのヒアリングから課題を抽出し、それを解決する方法を見つけ出す「課題解決能力」も重要なスキルといえるでしょう。プログラミングや情報処理の基礎知識とともにこれらをアピールできれば、未経験でもSEへの転職を成功させやすいでしょう。

2. 年齢によって変わる“未経験からSEを目指すときの条件”

ここでは、未経験からSEを目指すときの条件について解説します。未経験からSEを目指すためには、自分自身の「年齢」によってアプローチを変えていく必要があります。基本的には20代前半の第二新卒者(卒業後3年程度まで)が有利ですが、それ以降の年齢であっても転職は可能です。

20代前半(第二新卒まで)

中小規模のSIer(システムインテグレーター)では、業界未経験でも採用されやすい傾向にあります。ただし、前述したようなSEとしての素養を持っているかどうかは、面接時に確認されるでしょう。また、自らIT系資格の取得に励んだり、プログラミングを独学したりといった経験も評価されます。

20代後半(第二新卒以降)

20代半ばから後半になると、他の職種と同様にSEも経験者採用が増えてきます。必然的に未経験者に対する採用ハードルは上がり、第二新卒よりも厳しい目で今後の伸びしろの有無をジャッジされるでしょう。できれば事前にIT系資格を取得し、前職までに身につけた経験(顧客折衝や外注管理など)も整理しておきましょう。

また、SEへの転職意欲の高さを示す上で、自主的に制作した成果物を提示することも重要です。ソフトウェア開発プラットフォーム「GitHub」上に保存したソースコードや、企画・制作・リリースまで行ったWebサービスを実績として提示できれば、企業側の採用意欲も高められるはずです。

30代以降

未経験可のエンジニア職の募集の多くは、システムの運用・保守やサポートデスク系の職種となります。また、30代に入るとポテンシャルを評価される機会は稀で、基本的には前職での経験がSEになっても活かせるかどうかで合否を判断されます。

企画や顧客折衝、課題解決能力、特定の業界に対する専門的な業務知識(金融、ロジスティクスなど)を持っていると有利に働くでしょう。また、実際に提出を求められるかどうかは別として、成果物の準備は必ず行っておくようにしましょう。

未経験からの転職では、IT業界に精通した転職サービスやコンサルタントのサポートの利用をおすすめします。あるいは未経験者向けのプログラミングスクールを活用すれば、就職までサポートしてもらえる場合もあります。プログラミング学習を通してポートフォリオを作り、「自主性」「計画力」「技術力」をアピールする方法が有効です。

3. 未経験でも応募可能なSEの求人例

ここでは、未経験でも応募可能なSEの求人例を紹介します。未経験者でも応募可能な求人の多くは、システムの保守や運用などを担当する職種です。これらは、クライアント企業に常駐して業務に携わるケースも多く、「コミュニケーション能力(適切な質疑応答、報告ができること)」や、「素直さ」が重視される傾向にあり、未経験者でも転職しやすいといえるでしょう。また、募集件数は少なくなりますが、開発系の募集もあります。

求人例

【SE補助業務(資料作成等)】

教育機関向けにソリューション提供しているシステムSE部門にて、システム構成や、Excel、word、PowerPointを用いた資料作成等の補助を行う。
年収:約370万円

【サーバーエンジニア】

約1ヶ月、LPIC Lv1の資格取得を目標に研修を実施し、希望や適性に応じて各種サーバ・インフラ業務を行う企業へ常駐する。
年収:230万円~500万円

【ネットワークサポートデスク業務】

大手SI企業にて、社内ネットワークに関する問い合わせ対応を行う。ネットワーク運用・管理や、障害発生時の一時切り分け・復旧作業までが業務範囲。
年収:300万円~500万円

【開発エンジニア】

開発エンジニアとしてアプリなどの開発に従事。業務系Webアプリの開発(Java)、フロントコーディング(JavaScript/HTML5)、コンシューマー向けアプリの開発(Android/iOS)、Webサービスリプレイス(LAMP)など。経験年数、学歴不問。

4. 派遣社員からキャリアを始める方法もある

第二新卒以降は、経験者を優遇する傾向が強くなります。そこで、まずはIT業界での就業経験を作るために、派遣でSEのキャリアをスタートさせるのもひとつの方法といえます。正社員でも派遣社員でも、求められるスキルや取り組む業務は基本的に変わりません。それでいて派遣社員は、正社員のように「無期雇用契約」ではないため、企業側が採用しやすいという特徴があります。

例えば、多くの開発は期限が決まったプロジェクトとして行われます。プロジェクト中は多くの人手を必要としますが、リリース後はそれほど人手が必要ありません。そのため、柔軟に働き手を確保できる契約形態である派遣は多くの企業で活用されています。

未経験の転職希望者としても、一定期間働いてみてから適性の有無を判断できますし、何より実績を作ることができるというメリットがあります。派遣で実務経験を積んだ上で転職活動を行えば、転職の成功率をあげることができます。派遣での仕事を探す際も、転職エージェント等のサポートを受けることで、業界についての知識習得やキャリアプランの整理がしやすくなるでしょう。

5. まとめ

この記事では、SEの業務内容、未経験からSEを目指す条件、未経験でも応募可能な求人例などについて解説しました。人手不足が続いているIT業界では、未経験者にも門戸が開かれています。SEを目指す上で基礎的な素養やスキルは求められますが、スクールやオンライン学習サイト、資格制度など、技術や知識を習得するための環境は整っています。将来性もある職種ですので、この機会にSEを目指してみてはいかがでしょうか。
 

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