インフラエンジニアは資格なしでも目指せるのか、おすすめの資格とその難易度も解説インフラエンジニアに役立つ資格9選

最終更新日:2020年11月24日

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インフラエンジニアは資格が必須の職種ではありません。しかし、求められる知識・スキルが幅広く、自身が保有している専門性を証明しづらいことから、多くの人が資格取得を通して勉強やスキル証明を行っています。この記事では、インフラエンジニアに求められる知識やスキルと合わせて、取得するべき資格について紹介します。

1. インフラエンジニアに資格はいらない?

 

インフラエンジニアとして活躍するために、取っておくべき資格はあるのでしょうか。それとも資格というよりかは、実務経験を積む方が重要なのでしょうか。

インフラエンジニアは資格なしでも目指せる

結論から申し上げますと、インフラエンジニアに必須な資格はありません。日本のエンジニア業界は、資格よりも実務経験を重視する傾向があります。

しかし、エンジニア資格の中でも、ある程度は評価されるのが、ネットワークやサーバーといったインフラ系の管理や運用などの資格です。入門者向けインフラ資格には「MCP」「CCNA」「LPIC」などがあります。

インフラ系の資格の勉強を通じてスキルを高めたいなら、サーバーOSを自宅の環境にインストールするなど、環境を整えることが大切です。

環境構築を実際行ってみることで、本だけでは理解しにくい、記憶しにくい部分がすんなりと理解でき、実務に役立つ基礎知識が習得できます。

資格は保有スキルの証明になる

資格を所有する最も大きいメリットとして挙げられるのは、自分の持っているスキルを証明できることです。企業の面接や面談の際に、資格を持っていることはアピールのバックアップにもなります。

特に、国家資格である情報処理技術者試験の中で、以下は高度情報処理技術者試験に分類されています。取得すると転職において有力な武器になるでしょう。
 

  • ・システムアーキテクト

    ・ネットワークスペシャリスト

    ・データベーススペシャリスト

2. インフラエンジニアに必要な知識とスキル

ここでは、インフラエンジニアに求められる知識とスキルを解説します。

インフラエンジニアは、サーバー・ネットワーク・セキュリティといった分野に精通している必要があります。近年ではクラウドに関する知識やスキルも欠かせません。

サーバーおよびネットワークに関する知識とスキル

サーバーOSは、Linux/Unix/Windowsが主流です。なかでもLinuxサーバーは業務用として利用頻度が高いため、専門的な知識とスキルが求められます。また、システム間をつなぐネットワークに関する知識も欠かせません。スイッチやルーター、ファイアウォール、ロードバランサなどの知識とそれらを扱うスキルが求められます。

トラブルの原因はサーバーだけでなく、クライアント側や、プログラム内など多岐にわたる可能性があるため、インフラについての基礎知識だけでは問題解決に至ることはできません。

セキュリティに関する知識とスキル

サーバーは外部に公開するものや、機密情報を取り扱う場合もあるため、セキュリティ対策が欠かせません。
 
不正アクセスやDoS攻撃、標的型攻撃などに対応できるよう、サーバーとネットワークの両面でセキュリティ対策を施すための知識とスキルが求められます。

クラウドに関する知識

近年では、パブリッククラウドのIaaS環境上にITインフラを構築する方法が主流となってきています。MM総研が国内企業3万9115社の情報システム担当者を対象にWebアンケートを実施したところ、従業員規模を問わず、70%超の企業が新規システム構築にクラウドを利用していることが分かりました。特に、従業員1000人以上の大企業では87.2%がクラウドを利用しています。

IaaSの企業利用率は「Amazon Web Services」(AWS)が前年比4.8ポイント増の51.9%、「Microsoft Azure」(Azure)が5.2ポイント増の30.8%、「Google Cloud Platform」(GCP)が5.3ポイント増の13.9%と、IaaS導入企業の過半数がAWSを導入していることが分かっています。(※)

※ 株式会社MM総研ニュースリリース「国内クラウドサービス需要動向(2020年版)」(2020年9月26日アクセス)。

3. インフラエンジニアに役立つ国家資格と難易度一覧

基本情報技術者試験

ITエンジニアの登竜門的な国家資格で、ITエンジニアに求められる基礎知識を証明する事ができます。資格取得の学習を行うことで、サーバーやネットワーク、セキュリティに関する基礎知識を網羅的に身につけることができます。

平成31年(2019年)秋期の合格率は28.5%であり、登竜門的な資格といえども決して難易度が低いものではありません。しかし、これから紹介する資格の中では取得が容易な部類に入りますので、まずはこの資格から取得してステップアップで他の資格の取得を目指すと良いでしょう。

応用情報技術者(AP)

応用情報技術者試験とは、 高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能を持ち、高度IT人材としての方向性を確立した者が取得できる資格です。

データベース・サーバ・ネットワークエンジニアとして転職を希望する方は、応用情報技術者の資格取得を目指すのも良いでしょう。平成30年(2018年)春期の合格率は22.7%となっています。

データベーススペシャリスト(DB)

データベーススペシャリストは、データベースに関係する固有技術を活用し、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行うエンジニア向けの資格です。

平成30年春期の合格率は13.9%で、過去4回で合格率は下がり続けており、合格難易度が比較的に高いです。

ネットワークスペシャリスト試験(NW)

ネットワークスペシャリストは、ネットワークに関する高度な専門知識を証明する国家資格です。サーバーはネットワークを介して通信するため、ネットワークを含めたインフラ設計を行う際に役立つでしょう。

平成30年の合格率は15.4%であり、高難易度の資格試験です。

情報処理安全確保支援士試験(SC)

情報セキュリティマネジメント試験は、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキルを認定する試験です。

2016年に廃止となった情報セキュリティスペシャリストの後継資格です。サイバーセキュリティに関する専門的な知識を持っていることを証明できます。ITインフラはシステムの基盤であるため、セキュリティの知識が欠かせません。

平成31年春期の合格率は51.9%になっています。

4. インフラエンジニア向けのベンダー資格と難易度一覧

続いて、インフラエンジニアが取得しておくと業務に役立つベンダー資格を紹介します。

AWS認定

Amazonが運営するクラウドサービスであるAWS(Amazon Web Service)の認定資格です。AWSは国内シェアトップであるため、実用的なクラウド資格として取得をオススメします。AWSにはさまざまな資格がありますが、インフラエンジニアとしては次の3つの資格取得を目指すと良いでしょう。
 


合格率は非公開となっていますが、ファンデーショナルが半年の実務経験レベル、アソシエイトが一年の実務経験レベル、プロフェッショナルが二年の実務経験レベルを対象としています。

CompTIA Cloud+(CV0-002)

クラウドコンピューティングに必要な知識とスキルを証明する国際資格です。AWS認定がAWSの実用的な知識とスキルを証明する資格とすれば、CompTIA Cloud+は製品を特定しない汎用的なクラウド知識を証明できる資格といえるでしょう。

取得すると、以下の必要な知識とスキルが証明できます。
 

  • ・標準的なクラウド手法に対する理解

    ・クラウドテクノロジー(ネットワーク、ストレージ、仮想化テクノロジなど)の実装、保守、提供

    ・ITセキュリティについて理解し、クラウドの実装に関連する業界のベストプラクティスを使用できる
     

合格率は非公開となっていますが、先に紹介したネットワークスペシャリスト、情報処理安全確保支援士よりも、難易度は低いと言われています。

LinuC(Linux認定資格)

LPI-Japanが提供する、Linuxをベースとしたシステム構築・運用の基礎が学べる民間資格です。Linuxサーバーは、Windowsサーバーと並んでシェアの高いサーバーであり、インフラエンジニア必須のスキルです。LinuC-1・LinuC-2・LinuC-3と、レベル別に3つの試験が提供されています。

LinuC-1は基礎的な内容のため、まずはLinuC-2までの取得を目指すと良いでしょう。さらに、Linuxサーバーに強みを持ったインフラエンジニアを目指すのであれば、LinuC-3の取得を目指しましょう。合格率は非公開ですが、LinuC-1は50%程度、LinuC-2は20%程度、LinuC-3は15%程度の合格率だと言われています。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、ネットワーク製品として高いシェアを持つシスコ社の認定資格です。シスコ社の製品を使ったネットワーク設計スキルや構築スキル、運用スキルを証明する事ができます。CloudやData Center、Securityなど技術領域別に資格が細分化されています。

また、エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートと難易度別にも試験が分かれており、技術領域とスキルレベルに応じて受験することができます。

合格率は非公開ですが、プロフェッショナル以降は非常に難易度が高いと言われています。

5. まとめ

この記事では、インフラエンジニアに求められる知識とスキル、インフラエンジニアが取得すべき資格を解説しました。資格を取得することは、専門的な知識やスキルを証明するために有効な手段です。資格取得のための学習も、新たな知識とスキルを習得する効率的な機会となるでしょう。

また、インフラエンジニアになるにあたって役立つ資格とその取得順番のおすすめをご紹介しました。資格自体は多くあるため、どれから優先的に取得したらよいか迷う人は参考にしてみてください。

6. インフラエンジニアについてのFAQ

Q1. 情報処理安全確保支援士試験はどんな資格ですか?

サイバーセキュリティに関する専門的な知識やスキルを有していることが証明でき、セキュリティインシデントの管理体制構築およびインシデント発生時の対応を担い、支援することもできます。また、セキュリティインシデントを防止するための助言や調査、評価なども行います。

Q2. サーバーに関する知識以外、インフラエンジニアにはどんな知識が必要ですか?

スイッチやルーターといったネットワーク関連機器の知識のほか、ファイアウォールやロードバランサの知識、不正アクセスから守るためのセキュリティに関する知識、さらには最新の技術トレンドにも対応できるようクラウドに関連する知識も求められます。

Q3. AWS認定はどんな資格ですか?

Amazonのクラウドサービス「AWS」の認定資格です。「クラウドプラクティショナー(ファンデーショナル)」「ソリューションアーキテクト(アソシエイト)」「ソリューションアーキテクト(プロフェッショナル)」のランクが存在します。

Q4. 未経験からインフラエンジニアを目指すには、最初にどんな資格をとった方がいいですか?

基本情報技術者試験から挑戦し、その後応用情報技術者試験、データスペシャリスト、ネットワークスペシャリストへステップアップを目指しましょう。また、即戦力として活躍するためにも、シスコ技術者認定やLinuCなどの資格もおすすめです。

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