クラウド登場によるインフラ環境の変化、インフラエンジニアの将来性、求められるスキルなどを解説クラウド時代のインフラエンジニアに求められるスキルと将来性

最終更新日:2020年9月16日

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インフラエンジニアを取り巻く環境は、クラウドの登場によって大きく変わりました。クラウド登場以前はオンプレミスが主流でしたが、現在ではクラウドが主流となりつつあります。そのため、インフラエンジニアに求められるスキルも変化しています。この記事では、クラウドの影響やインフラエンジニアの将来性、インフラエンジニアに求められるスキル、スキルの習得や証明に役立つ資格を解説します。

1. クラウド登場以前と以降のインフラ環境の変化

まず、クラウドによるインフラ環境の変化について解説します。

クラウド登場以前のインフラ環境

クラウドが登場する以前は、自社が管理する施設内(オフィスやデータセンター)にインフラを設置するオンプレミスという運用方法が主流でした。サーバーやネットワーク機器など物理的な装置を扱うため、サーバーやネットワークの構築・運用スキルだけでなく、設置スキルや物理的な保守スキルなども求められていました。物理的な機器を扱うため、機器故障が発生した際に部品の調達や現地での交換作業が必要であり、スピーディな対応が困難といった問題がありました。

クラウド登場以降のインフラ環境

クラウドが登場してからは、自社で物理的なインフラを調達・管理する必要がなくなり、クラウドサービス各社がインターネットを介して提供する管理画面でインフラの構築・運用ができるようになりました。

クラウド登場以前は、インフラ機器を調達し構築するまでに1〜3ヶ月程度の時間がかかっていましたが、クラウドにより瞬時に調達・構築できるようにもなりました。クラウド上で扱うサーバーOSやデータベースなどのミドルウェアは従来のものと変わりませんが、クラウドサービス各社が独自開発した運用ツールやSDKなどのスキルが、今のインフラエンジニアには求められるようになったのです。

2. クラウド時代のインフラエンジニアの将来性

次に、これからのインフラエンジニアの将来性について解説します。

クラウドが主流になってもインフラエンジニアの重要性は変わらない

クラウドが登場して以降も、インフラを設計したり、構築・運用したりするのはインフラエンジニアです。また、システムの基盤となるインフラは今後もなくなることがありません。よって、インフラエンジニアの需要は引き続き高い状態が続くでしょう。

オンプレミスを扱うインフラエンジニアも、引き続き需要がある

クラウドには、メリット・デメリットがあります。初期費用が安い、リソースの調達が早い、インフラ機器の管理が不要といった点はメリットですが、ハードウェアがクラウドベンダーの管理下にあり、ユーザーがカスタマイズすることができないという点はデメリットといえます。

また、クラウドでは既存の自社システムとの連携が難しいケースもあります。そのため、クラウドが主流になりつつある現代においても、オンプレミスで構築するケースは一定数あり、今後もオンプレミスのインフラエンジニアは求められるでしょう。ただし、規模としてはオンプレミスの需要は縮小していきますので、クラウドスキルも併せて身につけていく必要があります。

3. クラウド型のインフラエンジニアに必要なスキルと知識

ここでは、クラウドを扱うインフラエンジニアに必要なスキルを解説します。

インフラ全般の知識とスキル

クラウドであってもオンプレミスであっても、ハードウェア、ネットワーク、OS、ミドルウェア、セキュリティといったインフラ全般の知識とスキルは必須となります。市場価値の高いインフラエンジニアとして活躍するには、これら幅広い領域の設計・構築・運用・保守スキルを身につける必要があります。

クラウドサービスを扱うスキル

AWS、GCP、Azureなど代表的なクラウドサービスの主要な機能を把握し、設定・運用するスキルが求められます。具体的には、IPアドレスやルーティングの設定、サーバーの立ち上げ、DNSの設定、ロードバランサを用いた負荷分散、オートスケーリング設定、監視設定、バックアップ設定などが挙げられます。

Infrastructure as Code(インフラ設定をコード化するスキル)

Infrastructure as Codeとは、インフラ設定をコード化する(プログラム化する)ことにより、作業を自動化して構成管理を容易にする手法のことを指します。インフラをコード化することで手作業によるミスを防ぎ、同じ環境を再現することも容易になります。例えば、OSインストール後の設定をコードに記述することで、どのマシンにおいてもコードを実行するだけで同じ環境を再現することができます。

代表的なツールには、クラウド上のリソースを定義するTerraform、ミドルウェアのインストールや設定を自動化するAnsible等があります。

DevOpsの知識

DevOpsとは、開発部門と運用部門が連携して開発を行う手法のことを指します。継続的にシステムに改善を加えつつ、リリースサイクルを速くすることで、サービスの価値を高めることができます。

ビルドとテストを自動的に実行し、バグを早期に発見して品質を高める継続的インテグレーション(CI)や、ビルドとテストを実行した後、ステージング環境や本番環境にデプロイを行う継続的デリバリー(CD)といった手法が使われます。DevOps は急速なビジネスの変化に対応する効果的な手法になっており、これからの時代のインフラエンジニアに必須の知識と言えるでしょう。

4. クラウド型のインフラエンジニアに役立つ資格

ここでは、クラウドに関する代表的な資格を解説します。

AWS 認定クラウドプラクティショナー

アマゾンウェブサービス (AWS)の入門者向けの認定資格です。AWS認定資格は、ベーシック、アソシエイト、プロフェッショナルと3つのレベルがあり、AWS認定クラウドプラクティショナーはベーシックに該当します。出題範囲は、クラウドの概念、セキュリティ、テクノロジー、請求と料金の4つの分野となっています。クラウドにおけるAWSのシェアは非常に高いため、取得することでインフラエンジニアとしての市場価値を高めることができます。合格率は非公開ですが、レベルが細分化されているため、クラウド初心者であればベーシックから順番に受験していくとよいでしょう。

Associate Cloud Engineer

グーグルが提供するGoogle Cloud Platform(GCP)に関する資格です。出題範囲は、クラウドソリューション環境の設定、計画と構成、デプロイと実装、正常なオペレーションの確保、アクセスとセキュリティの構成となっています。資格を取得することで、GCPの基本的な操作、アプリケーションのデプロイ、システムの運用、モニタリング等のスキルを証明できます。合格率は非公開ですが、Webで受験できる模擬試験が提供されているため、事前に合格確度を測ることができます。

Microsoft Certified Azure Fundamentals

マイクロソフトが提供するクラウドサービスであるAzureの入門資格です。対象者は、クラウドに関わる非エンジニア、またはクラウドの基礎的な技術を検証したいエンジニアであるため、難易度はそれほど高くありません。Azureも国内外で高いシェアを持っているため、取得することでインフラエンジニアとしての価値を高めることにつながります。

5. まとめ

この記事では、クラウドの登場に伴うインフラ環境の変化やインフラエンジニアの将来性をはじめ、クラウドを扱うインフラエンジニアに求められるスキル、スキルの習得・証明に役立つ資格を解説しました。クラウドの登場によって、インフラエンジニアに求められるスキルが変化しているものの、インフラエンジニアそのものの需要は減少していません。ただし、今後インフラの主流はクラウドに移っていきますので、市場価値を高めながらインフラエンジニアとして長く活躍するには、資格制度などを活用してクラウドのスキルを習得していく必要があるでしょう。

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