SEの種類ごとのスキルアップ方法をご紹介!。資格に関する最新情報もお届けします。SEに必要なスキルとは?スキルマップの作り方も解説

最終更新日:2020年10月29日

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IT業界の代表的な職種であるSE(システムエンジニア)。一口にSEといってもさまざまなジャンルに分けられ、求められる役割も異なります。

SEを目指す上で必要とされるスキルと知識にはどのようなものがあるのでしょうか。この記事ではSEの仕事内容や求められるスキル・知識を紹介すると同時に、スキルを効率的に身につける方法についても解説します。

1. SEに求められるスキル(職種共通)

SEといってもさまざまな種類に分けられ、当然のことながら求められるスキルも異なります。しかし、中には職種が異なっていても共通して重要なスキルがあるのです。それが「プログラミングスキル」と「ヒューマンスキル」です。

プログラミングスキル

プログラミングスキルとは、その名の通りプログラミングに関する技術的なスキルのことです。SEの本分はあくまでもシステム開発であり、プログラミングスキルがなければSEとして仕事をすることができません。

レバテックキャリアが2020年7月に発表した「プログラミング言語別求人案件ランキング」では、2019年度でもっとも求人の多い言語上位3位はJava、PHP、Pythonという結果になりました。

具体的な調査結果は下記記事からご確認いただけます。
【2020年7月発表】プログラミング言語別求人案件ランキング

携わる業務内容によって、習得すべき言語は異なりますが、学習時の参考情報にぜひご活用ください。

ヒューマンスキル

SEに求められるのは技術的なスキル以外にも、ビジネスパーソンとしての基本的なヒューマンスキルも不可欠です。

論理的思考力

論理的思考力とは、ものごとを筋道を立てて整理しながら考えられる力のことを言います。また、自分の考えを意見として分かりやすく説明する際においても論理的思考力が試されます。

たとえばクライアントの要望をヒアリングしたとき、抱えている課題を正しく理解し、それを解決に導くためには筋道を立てて考える必要があります。また、解決策をクライアントに対して提示する際にも根拠となる理由が求められるでしょう。

論理的思考力が低いと、クライアントだけではなく同じプロジェクトで働くメンバーともうまくコミュニケーションがとれません。

コミュニケーションスキル

SEにとって、人と人とのコミュニケーションが極めて重要です。

クライアントと折衝を行ったり、チームメンバーと接する際、一定レベルのコミュニケーションスキルがないと、仕事に大きな支障をきたしてしまいます。言葉遣いや表情など、失礼のないコミュニケーションが不可欠であることはもちろん、清潔感のある服装や髪型にも心がける必要があります。

タイムマネジメントスキル

SEはシステム開発の現場において複数のプログラマーを束ねるリーダー的な役割を果たすこともあります。特に大規模なシステム開発の現場では、プロジェクトマネージャーの配下に複数のSEがリーダーとして配属されるケースも少なくありません。

自分が担当するグループにおいて、タイムマネジメントがしっかりできていないと、開発が遅れてしまい他のSEやプロジェクトマネージャーに迷惑をかけてしまうことも考えられます。メンバーの様子を気にかけながら、進捗が遅れそうになったら都度報告を上げるといった段取り力や、時間への配慮が求められるのです。

2. SEに求められるスキル(職種別)

SEに求められるスキルをもう少し詳しく解説します。今回はSEのなかでも「アプリケーションエンジニア」「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「社内SE」「ブリッジSE」の5つの職種に分類してみました。

アプリケーションエンジニア

PCや業務系システムはもちろん、スマートフォンアプリの開発まで幅広く活躍しているアプリケーションエンジニアの仕事内容と必要とされるスキルを紹介します。

仕事内容

アプリケーションエンジニアとは、Webアプリや業務系アプリ、スマホアプリ、組込み系システムなどの開発を行う職種です。要件定義から開発、運用に至るまでの工程に沿って、さまざまなアプリケーションを開発します。数多くの開発言語があるため、JavaエンジニアやPHPエンジニアなど、「言語名+エンジニア」で呼ばれる事もあります。

必要なスキル

一口にアプリケーションといっても、さまざまな用途に対応したものがあり、求められる技術的なスキルも異なります。たとえば業務系アプリケーションの場合はCやC++などの言語が、スマートフォン向けアプリケーションの場合はSwiftやJavaなどが活用されます。

特にスマートフォンの登場以降、アプリケーション開発にはJavaやSwiftの需要が高まっており、これからアプリケーションエンジニアを目指す方にはおすすめのプログラミング言語です。

アプリケーションエンジニアについてより詳しく知りたい方は、ぜひ合わせて下記記事にご参照ください。
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サーバーエンジニア

ネットワーク構築に欠かせないサーバーエンジニアの仕事内容と必要なスキルを紹介します。

仕事内容

サーバーエンジニアとは、サーバーの設計や構築、運用・保守を担当する職種です。要件定義からシステム設計まで、仕事の流れはアプリケーションエンジニアと同様ですが、対象が「サーバー」という点で大きく異なります。
 
サーバーとは、クライアント(ユーザー)にサービスを提供する高機能なコンピューターのことです。メールやウェブサイト、ゲーム、業務系アプリなど、ほとんどのシステムはサーバー上で稼働しています。このようなシステムの土台となるサーバー環境を作るのがサーバーエンジニアです。

必要なスキル

サーバーにはサーバー用OSが組み込まれており、UnixやLinuxなどOSが代表的ですが、これらは専門的な知識がなければ正確に扱うことができません。また、机上の知識だけではなく、サーバーに障害が起こったり不正アクセスが疑われる場合には、緊急的な対応や原因を究明するために応用的な知識も要求されます。

サーバーエンジニアについてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください!
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ネットワークエンジニア

主に社内ネットワークなどのインフラを担うのがネットワークエンジニアです。サーバーエンジニアとは少し異なる仕事内容や必要なスキルについて紹介します。

仕事内容

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築、運用・保守を行うエンジニアです。サーバー上で稼働しているシステムとユーザーのPCが通信することで、ユーザーはPCを用いてシステムが利用できます。この通信を担っているのがネットワークであり、ネットワークの開発を担うのがネットワークエンジニアです。
 
ネットワークインフラを担う職種としては、データベースエンジニアやセキュリティエンジニアもありますが、ネットワークエンジニアやサーバーエンジニアが兼任している場合も多いです。

必要なスキル

ネットワークエンジニアは機器の選定や使用するサーバー・OS、セキュリティや冗長化といったさまざまなジャンルのスキルが要求されます。これらの知識を活かして初めてバランスの取れたネットワークが設計できるのです。また、サーバーエンジニアと同様にネットワーク障害の発生時や不正アクセスが疑われる際には緊急対応が求められることも多く、冷静な判断力や分析力も要求されます。

ネットワークエンジニアについてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください!
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社内SE

幅広い意味で使われる「社内SE」という職種は、企業によってもその定義はさまざまです。一般的な仕事内容や必要とされるスキルの一例を紹介します。

仕事内容

社内SEの主な仕事内容は、社内の情報システム部門や総務部門などにおいて、自社のシステム開発や保守運用を担うことが一般的です。直接的に開発を担うこともあれば、外部の開発ベンダーに依頼する際の要件定義に携わることもあります。

また、最近では社内のヘルプデスクのような担当とみなされることも多く、企業によって社内SEの定義はさまざまです。

必要なスキル

ネットワークエンジニアやアプリケーションエンジニアのように明確に役割が決まっている職種とは異なり、社内SEの業務は極めて幅広く、企業によって求められるスキルが異なる場合が多いです。

しかし、社内SEに共通して求められるスキルとしては、従業員とのコミュニケーションを図りながら正確に要望をヒアリングし、解決する力といえるでしょう。そのため、ヒューマンスキルが重視される傾向にあることは大きな特徴です。

社内SEについてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください!
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社内SEに必要なスキル

ブリッジSE

グローバル化する経済活動のなかで、ITシステム開発を海外のベンダーに依頼するケースが増えています。このような状況のなか、注目されているのがブリッジSEとよばれる職種です。

仕事内容

ブリッジSEとは、一言で表すと「日本企業と海外の開発ベンダーの橋渡しを担うエンジニア」のことです。

日本国内の人件費は高騰しており、ITシステムを構築する際に国内の企業ではコストが高く発注できない企業も少なくありません。そこで、東南アジア諸国をはじめとした海外のベンダーに開発を依頼する「オフショア開発」が注目されています。

当然のことながら言葉や文化の違いもあって依頼を躊躇する企業も多いため、両者をつなぐ橋渡し役としてブリッジSEが存在します。

必要なスキル

ブリッジSEには外国語のスキルは不可欠ですが、単に言葉が話せるだけではなく、各国の文化の違いを理解する力も必要です。

また、プログラマーやSEとは異なり自らコードを書くようなケースは稀ですが、技術的な内容を理解し正確に伝えるスキルも求められます。両者が話している内容を理解しないまま翻訳してしまうと、ときには誤った内容が相手側へ伝わってしまい、求める仕様とは全く異なるシステムが完成することもあります。
 

ブリッジSEについてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください!
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下記記事では、SEに必要なスキルを独学で身につけるための方法について詳しく紹介しています。気になる方はぜひご確認ください。
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3. SE転職に役立つスキルマップとは

自分自身の成長のため、または現在よりも好条件の待遇を求めて転職活動をするとき、役に立つのがスキルマップというツールです。スキルマップとは何なのか、なぜ転職活動においてスキルマップが有効なのか、その理由について詳しく解説します。

スキルマップを作成する目的

スキルマップとはその名の通り、さまざまなスキル項目を網羅的に分類し、自分自身のスキルレベルを分析するためのツールです。

日々の業務に取り組んでいく中で、なんとなく自分自身の強みと弱みを分かっている方も多いことでしょう。SEのなかでもプログラミングスキルは高いものの、ヒューマンスキルが伸びずに悩んでいる方も少なくありません。また、ITエンジニア以外の職種から転職してきた方は、反対にヒューマンスキルが得意でプログラミングスキルに苦手意識をもっている方もいます。

プログラミングスキルやヒューマンスキルと一口に言っても、それを細かく分解していくと、本当に自分が苦手な分野が分かってくるものです。自分のスキルをあらためて客観的に見直し、本当の強みと弱みを細かく分析するためにスキルマップを活用します。

SEがスキルマップを作成するメリット

SEの業務は要件定義やプログラミング、マネジメントなど多岐にわたります。当然のことながら、人によって得意分野と不得意な分野があり、優秀なSEを目指すうえでは不得意な分野を冷静に分析し、重点的に伸ばしていかなくてはなりません。

スキルマップによって自分自身のスキルが可視化されると、重点的に対策すべき弱みが正確に把握でき、やるべきことが見えてきてモチベーションの向上にもつながるでしょう。

また、SEの転職活動においても、自分の強みを具体的に説明できることで説得力が増し、面接官に対して良い印象を与えることもできます。

スキルマップの作り方

スキルマップは組織ごとにメンバーのスキルを把握する目的で使用されることが多いものですが、個人が自分自身のスキルを把握する場合でも基本的な作り方は同じです。

まず、ExcelやスプレッドシートなどにSEに求められるスキルを書き出し、それぞれの項目に対して自己評価の数字を入力します。自己評価の数字は5段階評価で入力するパターンが多いですが、簡易化するためには3段階や◯×で記載しても問題ありません。

作成時の注意点

スキルマップを作成するうえでもっとも重要なのが、定義するスキルの項目です。たとえば「コミュニケーションスキル」という項目を設けたとしても、社内でのコミュニケーションなのかクライアント先でのコミュニケーションなのか、それぞれ評価は異なってきます。さらに、社内コミュニケーションの中でも、部下や同僚に対してのコミュニケーションと、上司や先輩に対するコミュニケーションが存在します。

大分類・中分類・小分類というように、できるだけ具体的に項目を分類し、質問に対して直感的に評価が下せるような内容にすることを心がけてみましょう。

また、日々の業務や先輩SEなどの仕事ぶりを見て、自分では気付かなかったスキルが発見された場合には、都度スキルマップに書き足していくことも重要です。スキルマップは一度作成して終わりではなく、定期的に見直しながら自分を振り返ることが重要なのです。

SEへの転職や、SEとしての転職を目指す方のために、下記記事では職務経歴書の書き方を具体例とともに紹介しております。記事末にテンプレートもダウンロードできますので、ぜひご参照ください。
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4. SEのスキルアップ方法

SEのスキルアップにはさまざまな方法がありますが、なかでも代表的なのが資格を取得することです。資格は技術的なスキルや知識を身につけるために有効であることはもちろんですが、新たな知識を取り入れることでSEとしての自信につながり、それが行動として現れヒューマンスキルに反映されることもあります。

資格を活用する

SEに最適な資格にはいくつかの種類がありますが、なかでもおすすめの4つの資格について詳しく解説します。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はIPA(情報処理推進機構)が実施しているITエンジニア向け資格です。もっとも有名なIT資格でもあり、2019年度の受験者は約17万人。合格率は20〜25%程度と決して簡単ではありませんが、ITエンジニアの登竜門的な資格として知られています。

試験実施時期は毎年4月と10月の2回。SEに不可欠な基礎的なIT知識を試す問題が多く、未経験からSEを目指すのであればまずは取得しておきたい資格です。

あくまでもSEになるための入門資格であり、基本情報技術者試験に合格したからといって無条件にSEとして採用されることはありません。ただし、未経験から勉強をして基本情報技術者試験に合格することで自信がつき、その後のキャリアにおいてもひとつの成功体験として残るはずです。

※ 2020年に発生した新型コロナウィルス感染拡大により、試験スケジュールがイレギュラーになっています。具体的な変更箇所はIPAオフィシャルサイトにてご確認ください。
IPA情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験「スケジュール・手数料など」(2020年9月25日アクセス)

Linux技術者認定資格-LinuC

サーバーエンジニアやインフラエンジニアにおすすめなのがLinux技術者認定資格です。「LinuC」ともよばれ、サーバー向けOSのLinuxに関する知識を問う専門資格です。LinuC-1からLinuC-3までの資格が存在し、LPIC-1から順番に受験します。
 

  • ・LinuCレベル1

Linuxシステムの構築・運用・管理の基礎知識とスキルを認定する資格です。「101」と「102」の試験があり、2つの試験に合格することで認定されます。初心者の方はまずこの資格の取得を目指しましょう。
 

  • ・LinuCレベル2

ネットワークを含むLinuxシステムの構築・運用・管理に関する知識とスキルを認定する資格です。「201」と「202」の2つの試験に合格することで認定されます。
 

  • ・LinuCレベル3

レベル3は最高レベルの技術者として認定するもので、「300」「303」「304」の3つの試験に分かれています。Linuxだけでなく、WindowsやUnix、Sambaなどが混在した環境の構築、運用に関する知識とスキルが求められます。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、ネットワーク機器大手のシスコシステムズが実施しているベンダー試験です。
ネットワークやサーバ、インフラを構築するSEにとっては、Linux技術者認定資格と並んでメジャーな資格のひとつです。

基本的な知識を習得するCCNAをはじめ、プロフェッショナルレベルのCCNP、エキスパートレベルのCCIEといったようにレベルに応じた認定を行っています。

5. まとめ

一口にSEといっても、さまざまなジャンルのエンジニアが存在し、求められるスキルは大きく異なることがお分かりいただけたと思います。

やみくもに資格を取得するのではなく、まずはスキルマップなどを活用し自分自身を見つめ直してみましょう。もちろん、今回紹介した職種以外にも、IT業界にはさまざまなエンジニアが存在し、今後もテクノロジーの進化とともに新しい職種が生まれてくる可能性は高いです。

今後IT業界への就職を考えている方はもちろん、すでにIT業界で活躍しているものの、キャリアパスを考え直したい方も、今回紹介した内容をぜひ参考にしてみてください。

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