未経験のハードルをどう超えるか?人手不足が加速するシステムエンジニア転職でキャリアアップを目指すシステムエンジニアへの転職は未経験でも可能!条件・方法を解説

最終更新日:2020年10月27日

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システムエンジニアは、IT業界においてシステム開発・運用・保守などを担う職種です。IT人材不足が深刻化する日本において、将来有望な職種のひとつといえるでしょう。ここでは、システムエンジニアの仕事内容や将来性、年収例、未経験から転職するための方法などを紹介します。

1. システムエンジニアの仕事内容

まず、システムエンジニアの仕事内容を簡単に紹介します。システムエンジニアはITシステム開発において、次のような仕事を担当します。

ヒアリング(要求分析)

ヒアリングは、顧客の要求や業務課題を引き出す工程です。事前に顧客のビジネスモデルや業務プロセスを理解したうえでヒアリングを行います。ただし、要求や課題を明確に認識していない顧客も多いため、顧客とともにこれらの輪郭をはっきりさせる作業とも言えるでしょう。ヒアリングの結果は「要求定義書」と呼ばれるドキュメントにまとめることもあります。

要件定義

要件定義は、要求定義(もしくは要求定義書)をもとに、実現すべきITシステムの大枠を決定する工程です。具体的には「システムの概要」「システム導入の目的」「導入後の業務フロー」「機能要件と非機能要件」などを決定します。機能要件とは「顧客要求から導き出された機能」、非機能要件とは「顧客要求を満たすために必要な“機能以外の”事柄」です。非機能要件の主な項目としては、処理性能や効率性、保守運用サービスの内容などがあります。

基本設計

基本設計は、ITシステムを機能単位に分割し、それぞれの役割・動作・機能同士の連携仕様などを決定する工程です。帳票レイアウトや入力画面の設計、顧客の目に見えない部分の処理設計、機能間をつなぐIF設計などが該当します。

PGへの指示とチェック

基本設計書をもとにPG(プログラマー)へ「詳細設計」や「コーディング」の指示を出します。また、詳細設計やコーディング後のチェック、テストシナリオ作成、テスト実施の指示なども担当します。

テスト実施

システムエンジニアが担当するテスト工程としては、基本設計に対応する「結合テスト」、要件定義に対応する「システムテスト」、顧客目線で顧客を交えて行う「UAT(ユーザー受け入れテスト)」などがあります。

一定以上の経験を持つシステムエンジニアであれば、ヒアリング・要件定義から参画します。しかし、経験が浅い場合は、基本設計~PGへの指示が主な仕事になることもあるでしょう。

2. システムエンジニアの需要と年収

次に、システムエンジニアの需要と年収について解説します。

システムエンジニアの需要

IPAが公開している「IT人材白書(2020年版)」(※)によれば、ユーザー企業におけるIT人材の不足感は、ここ5年で拡大傾向にあります。特に「大幅に不足している」と回答した企業が2015年比で1.5倍以上に増加しており、不足感は徐々に強まっていると言えるでしょう。

また、IT人材の獲得方法としては「中途採用」が多くの割合を占めています。具体的には、中小企業の4割弱、大企業の6割弱が「中途採用」に頼ったIT人材採用を進めており、新卒採用以上に活発な市場であることがわかります。業界や業態を問わずIT活用が一般化している今、システムエンジニアの需要は高まっていくと言えるでしょう。

※参考:IPA「IT人材白書(2020年版)」

システムエンジニアの年収

厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査」(※)を参考にしながら、システムエンジニアの平均年収を紹介します。システムエンジニアの平均年収は「企業規模10人以上の場合で約570万円」です。

※参考:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

企業規模10人以上の企業に属するシステムエンジニア

月給約38万円
賞与その他特別給与 約113万円
合計約569万円

ただし、これは経験年数やポジションを考慮していないため、実際の数値とはやや乖離があります。経験1~3年程度のジュニアレベルであれば、「400万~450万円」程度がボリュームゾーンになるでしょう。一方、経験3~5年以上の中堅~シニアレベルになると、500~800万程度が現実に近い値かもしれません。

システムエンジニアの求人例
  • ・製造業の情報システム開発

【想定年収】400~800万円
【業務内容】生産管理システムや物流管理システムの構築および保守
【求められるスキル・経験】製造業のシステム開発に関連する業務の経験、ロジスティクス関連システムの構築、保守経験
 

  • ・自治体向けソリューションの開発

【想定年収】400~600万円
【業務内容】自社開発の業務アプリの導入支援、開発など
【求められるスキル・経験】システム開発経験3年以上、VB.NET、ASP.NET経験者は歓迎

高年収を提示されるシステムエンジニアは、「フルスタック型(プログラミング、DB、ネットワークなど一通り技術分野を単独でカバーできる人材)」「マネジメント型」「先端技術型(AI、機械学習など先端技術に特化した人材)」のいずれかに該当する傾向があります。未経験の場合は、まずは実務経験とコアスキルの蓄積に注力しながら、上記3つのうちいずれかを目指す方法がおすすめです。

3. 未経験からシステムエンジニアを目指す方法

最後に、未経験からシステムエンジニアを目指す方法について解説します。「システムエンジニア業務の経験が無い場合」と「IT業界での実務経験がない場合」でアプローチが異なることに注意してください。

システムエンジニア業務が未経験の場合

IT業界で何らかの経験があるものの、システムエンジニアとしての経験を持たない場合は、不足しているスキルを補うことが先決です。例えば、プログラマーとしての業務経験がある場合は「ヒアリング」スキルを重点的に補強したいところです。また、運用・保守チームのメンバー経験がある場合は「設計」スキルを身に着けていきましょう。さらに、中途採用の場合は正社員採用にこだわらず、派遣やSESなどを活用して実務経験と勤務実績を積むことも大切です。正社員としての転職を目指すための「助走期間」と考えてください。

また、可能であれば資格取得も並行していきましょう。基本情報技術者や応用情報技術者の取得も視野にいれつつ、勉強を進めてみてください。ちなみに、これ以上のレベルは、分野ごとに細分化・高度化した「ITスキル標準レベル4」に該当します。このレベルは資格取得に一定以上の実務経験が必要になるため、余裕があれば着手するというイメージで良いでしょう。

IT業界での実務経験がない場合

いわゆる「完全未経験」の状態です。この状態から直接システムエンジニアを目指すのは現実的ではありません。まずは、プログラマーやテスター、オペレーターなどの入門職種を目指し、1~2年の実務経験を積んだ後にシステムエンジニアへの転職を目指す方法がおすすめです。目安となる資格としては、「ITパスポート」「基本情報技術者」、その他有力ベンダーの認定資格(オラクルDB系やプログラミング言語の認定資格)があります。
 

取得を目指したい資格

システムエンジニアは、資格が必要な職種ではありません。しかし、未経験者の場合は実務経験によって能力をアピールすることができないため、その代替手段として資格を活用することができます。独学で資格を取得すれば、知識や適性の証明になるわけです。また、試験対策を進める中で情報処理技術の基礎知識や、プログラム・ネットワーク・データベースなど分野ごとの基礎知識も身に付けることができます。

4. まとめ

システムエンジニアは、IT業界において開発・運用・保守の中核を担います。IT人材の不足が深刻化する日本において、将来有望な職種のひとつです。システムエンジニアは未経験でも目指せるものの、IT業界での実務経験や、技術職としての開発経験が無い場合は、それなりの工夫が必要になります。特に、年齢や前職での経験、個人の適性によって対策が異なるため、自己分析をしっかり行ったうえで転職活動を行いましょう。
 

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