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キャリアコンサルタントが解説!知っているだけで大きく差がつく、転職活動のいろはWebエンジニアが転職活動を成功させる準備21のコツ

スマートフォンやタブレット端末などモバイル技術の進化により、近年、Webエンジニアの需要は高まっています。そんな上昇気流に乗り、転職を考えるWebエンジニアの方も多いでしょう。Webエンジニアの転職活動の明暗は、事前にしっかり準備ができるかどうかで決まります。仕事を続けながらの場合、不足なく転職活動の用意を整えるのは、そう簡単ではありません。

そこで今回は、Webエンジニアが転職活動を始める際の準備を抜かりなく行うコツを、レバテックキャリアのキャリアコンサルタント・西澤貫が解説。「初めてで何から手をつけていいか分からない」「転職活動が上手くいかない」など、転職活動を効率的かつスムーズに進めたいと願うWebエンジニアは、ぜひチェックしてください

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西澤 貫(にしざわ とおる)

キャリアコンサルタント国家資格を保有するレバテックキャリアのアドバイザー。大手人材会社を経て、レバレジーズ(現レバテック)入社。前職ではWeb・通信業界を中心に、エンジニアから事務職まで幅広い職種の転職を支援。現在は年間300人超のエンジニアと面談を行い、前職時代を含め延べ2,000人以上の転職支援実績を持つ。
 


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止まらないWebエンジニアの需要増。即戦力からポテンシャル人材も対象に

─まずは、最近のWebエンジニアの転職事情について伺います。Webエンジニアの売り手市場は、続いているんでしょうか?

そうですね。Webエンジニアの求人は増え続けています。厚生労働省が2015年7月に発表した有効求人倍率は1.21ですが、Webエンジニアに限って言えば、3~4倍はあるという手応えです。かつて企業は、中途採用のWebエンジニアに即戦力を求めるケースが多かったのですが、最近は、ポテンシャル人材やIT業界以外の他業界からの転職組も対象にする傾向があります。

─その理由は何でしょうか?

やはり人材不足ですね。ポテンシャルが一定レベルに達している人材なら採用し、自社に整備した育成システムでWebエンジニアとして育て上げ、現場に送り出す。そうした企業が目立ちますね。

─Webエンジニアと言っても、職域は広いですよね。最近、企業から人気があるのはどんなWebエンジニアですか?

アドテク関連の人材は、引き続きニーズが高いですね。あと、最近ホットなのがFintechの分野です。スタートアップが続々と立ち上がっていたり、大手銀行が参入したりと、今後Fintech関連の技術を持つWebエンジニアは、引く手あまたとなるでしょう。

言語でいうと、アドテクではもともとJavaが書ける人材への需要が大きかったですが、最近はScalaがそれを追い越す形となっています。分析系だと、Pythonが挙げられます。いっぽうのFintechでは、リーディングカンパニーで使われているのがJavaやRubyなので、それらの使用経験があるエンジニアは人気です。

例えば、金融機関の利用履歴を吸い上げて表示する技術が話題の家計簿アプリを手がける企業では、サーバサイドをRubyで書いているため、Rubyエンジニアを積極的に採用しています。

─転職を希望するWebエンジニアには、どんな方が多いですか?

年齢でいうと、かつては20代が中心だったのですが、最近は30歳、35歳手前など、節目の年齢を前に転職を考えられるエンジニアの方が目立ちます。特に35歳前の転職希望者が増えていて、その背景としては35歳以降には求められるスキルや経験値が高くなり、ポテンシャルでのWebエンジニアとしての採用は難しくなるだろうという判断があるようです。

キャリアの傾向としては、受託でWeb制作を請け負う企業から、事業会社側へのシフトを希望される方がすごく多いですね。あとは、SIerからWeb業界に転身したいという方も目立ちます。それらは、ここ数年のエンジニアの転職トレンドです。

また、事業会社に勤めていらっしゃる方でも、大規模のサービスに携わっているために新しい技術を試す機会がなかなか持てないという理由から、スタートアップへ転職したいという方もいらっしゃいます。今後はもう少し技術優先の環境やエンジニアドリブンの環境で挑戦することを望んでいらっしゃるわけです。

反対に、年収や待遇面にこだわる求職者の方は、少しずつ減ってきている印象です。年収を下げてでも、Webエンジニアとしてやりたいことができる、使いたい技術が使える会社への転職を希望される方もいらっしゃいます。


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Webエンジニアが転職活動を成功させる準備21のコツ

STEP 0. 転職活動の流れと準備にかける時間を把握する

─まずはざっくりした転職活動の流れと、準備にどれくらい時間をかけるべきなのか、教えていただけますか?

Webエンジニアの転職の流れについては、情報収集をしたり成果物をまとめたり、必要な書類を作成したりと、準備を約2~3週間かけて行い、そこからはどういう手段で転職活動をするかによって異なります。

求人サイトを利用するなら、サイトに登録後、そこから企業へ直接応募して、書類選考、面接と進んでいきます。また、エージェントを使う場合には、まずカウンセリングを受けていただき、ご紹介した求人のなかから応募、書類選考、面接の流れとなります。

─準備期間を2~3週間とされた理由を伺えますか?

転職を希望されるWebエンジニアのなかには、まだ成果物をまとめていないという方も多くいらっしゃいます。例えばGitにコードを上げたり、勉強会に出席してポイントや感想をまとめて公開したりと、そうしたアピール材料を用意するのに、2~3週間はかかることが多いためです。

─なるほど。準備には、もっと時間をかけても良いものでしょうか?

個人的には、準備はできるだけ短期間で集中して終らせたほうがいいと思います。時間をかけて準備をすると集中力が切れますし、みなさん現職に就きながら転職活動をされることが多いので、モチベーションが落ちてきてしまうんですよね。

また、求人は生き物なので、転職を希望するエンジニアの年齢やタイミングなどの要素もあいまって、時間が経つに連れどんどんチャンスが少なくなっていきます。ですから「思い立ったが吉日」とばかりに、勢いで仕上げてしまうことをお勧めしています。

 


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STEP 1. 転職目的を整理する

─では、Webエンジニアが転職活動を始める前の準備として行うことについて伺っていきます。やはり、転職目的は明らかにしないといけないのでしょうか?

はい。企業は採用を行ううえで、応募者が「過去にどんな仕事を手がけてきたのか?」「その企業でどういう仕事をやりたいのか?」「何を大切にしているのか?」という点を判断材料にしています。

大手では比較的オペレーションの体制が整っている場合が多いので、それらに漠然とした部分があってもポテンシャル重視で選考が進むケースもありますが、少人数のチームで業務を行い、社員一人ひとりが与える影響の大きいスタートアップやベンチャーでは異なります。

仕事の進め方や考え方、どれだけ強い目的意識を持ってその企業に飛び込もうとしているのか、という点についてしっかり確認する傾向があります。それらに答えるために、転職の目的を整理しておく必要があるのです。

─転職の目的や理由をまとめるのは、なかなか大変です。上手く行う方法はありますか?

まずは、先に職務経歴書を書いてみてください。後でブラッシュアップができるので精度は気にせず、新卒から現在まで、具体的にどんな仕事をどのような環境で行ってきたのか、なぜその技術を選択したのか、どのように設計したのか、などをざっと書き出してください。書き出すことで、ご自分が『できること』が可視化され、頭のなかが整理されていきます。そして、『やりたいこと』を考えるようにしてください。

すると、『できること』と『やりたいこと』の間にギャップがあること、『やりたいこと』をするために何が足りないのかを割り出すことができます。それが転職の目的であり、今後転職先で成し遂げるべき最初の目標になります。それが分かると、自然と転職理由や転職活動で大切にすべきことについても、まとまってくるはずです。

あとは、時間軸で考えることも有効です。Webエンジニアの転職希望者の方には、大きな目標はあるものの、それをマイルストーンに落とし込んでいくようなやり方をご存知ではない方も、少なくはありません。例えば「3年以内、5年以内にはこういうことをやっていたい」など、ご自分のビジョンを時間軸に沿って細分化し、書き出してください。そうすることで転職の目的や理由が割り出せることがあります。

全体的に、準備としてその作業をきちんとできている方は内定が出るタイミングも早く、内定獲得の確率も高い傾向にあります。

Webエンジニアが転職活動を成功させる準備のコツ

1.準備は勢いのあるうちに2~3週間で集中して行う
2.転職の目的探しに困ったら、まずはざっくりと職歴書を書いて『できること』と『やりたいこと』とのギャップを割り出す
3.転職の目的探しには、時間軸で考えることも有効。『3年後、5年後に自分が何をやりたいのか』を考える

 


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STEP 2. 転職活動を行う方法を考える

─Webエンジニアが転職活動を行うためには、具体的にどういう方法がありますか?

以前は求人サイトかエージェントを使うのが主流でしたが、最近、Webエンジニアで増えているのは、ダイレクトリクルーティングサービスを利用したり、社員紹介(リファラルリクルーティング)の制度を利用するケースですね。

─それぞれの転職方法を使うメリット・デメリットを教えていただけますか?

各転職方法を使う、メリット・デメリット

・求人サイト
求人サイトを活用するメリットは、さまざまな求人を広告や記事の形態でチェックできること。反面、良い情報ばかりが掲載されているため、実際の現場状況などを把握しづらいことが難点です。企業側としては、通期や複数名で採用したい場合などによく用いる方法なので、ピンポイントで「この企業のこの事業をやりたい」という要望に叶うWebエンジニアの求人は、比較的少ない傾向があります。

・ダイレクトリクルーティングサービス
ダイレクトリクルーティング(ソーシャルリクルーティング)では、エージェントなどを介しないで活動を行うため、企業と転職希望者との距離が近く、例えばカジュアル面談などの場で気軽に企業のカルチャーや雰囲気を知ることができるのは、大きなメリットです。ですから、自立志向性が強い方には向いているでしょう。ただし面接の対策を立てづらかったり、条件交渉については、基本的には転職者自身が行う必要があります。

・エージェント
私たちのようなエージェントをご利用いただく場合、転職の目的や理由がフワッとしていても、コーディネーターがヒントを提供してリードさせていただいたり、相談相手を務めさせていただき、転職準備をお手伝いできることが、転職希望者の方にとっては大きなメリットになります。志望企業の求人や面接の傾向を事前にお伝えしたり、面接が苦手な方にはアピールの仕方などの対策を立てさせていただいたりと、お申し込みから転職先決定まで、しっかりサポートします。

反対に、非公開の求人についてはご登録いただかないと確認いただけないので、その分、登録のお手間がかかります。

─レバテックキャリアでは、具体的にどんな対策をしていますか?

必ずさせていただくことが2つあります。まず、これまでのノウハウや過去にその企業を受けられた方の情報などを参考に、事前にメールで通りやすい人材の傾向や企業が面接で見ているポイント、過去の質問内容など、テクニカルな話を含めてお送りしています。また、面接にどのレイヤーの担当者が立ち会うのかもお知らせし、当日はどの辺りをメインに話せばいいのかを見極める材料としていただいています。

あとは、各社の営業担当から転職希望者の方へ、事前に連絡を差し上げるようにしています。そして場合によっては対面で、予めお送りしていたメールの内容に加えて、その企業で働くやりがいなどプラスαの情報もお伝えし、実際に面接でどんな話をするのか、「それはもうちょっとこういうニュアンスに変えていったほうが良いかも知れませんね」などと、具体的なQ&A対策なども含めて行っています。

─それぞれの転職方法は、どういうタイプのエンジニアさんに向いてると思いますか?

求人サイトは、視覚から企業の雰囲気を掴んで、多くの求人から比較・検討したい方に向いていると感じています。そしてダイレクトリクルーティングやリファラルは、フリーランスから正社員になりたい方などに向いているでしょう。フリーの方は、横のつながりが強い傾向がありますからね。

あとは、事前に志望企業や業界について詳しい情報を入手したいと思われる方は、エージェントを利用するのがスマートです。現職があるためご自分で求人情報を検索したり、企業や業界の情報を調べたりする準備の時間がなかなか取れない場合など、エージェントをご活用いただくメリットは大きいと思います。

─良いエージェントの選び方を教えてください。

大前提として、まず求人の数が多いこと。そしてWebの業界にどれだけ豊富な知識を持っているかということは、重要な判断基準です。扱う求人数が少ないと選択肢が限られてしまいますし、そうなった場合やはり、コーディネーターが少ない求人の中から当てはめるという事態が発生するリスクが高まるからです。

あとは、ぜひカウンセリングに行ってみていただきたいですね。希望条件を聞く時に、Webエンジニアの方に対して「こういうのも向いてますね」などと、新しい気づきをくれるエージェントは、転職活動で利用する価値があるエージェントだと思います。

─Web業界に対して知識を持っているエージェントかどうかを、一回や二回会っただけで見分けるのは難しいと思うんですが…。

ご自分の職務経歴書への質問内容で測るのも手ですね。どんなシステムをどういう工程を踏んで、どの言語を使って開発していたのかなどといったことは、大抵のエージェントが聞くんです。でも、もう一歩踏み込んで、例えば技術の構成や技術選定の理由についての話を振ってみる。

例えば「負荷分散をしていましたか?」という質問への回答に対して、技術的なアプローチの手段まで尋ねてくるエージェントは、Webエンジニアに対しての知識が深いでしょうね。僕もそこにはすごく気をつけていますし、職務経歴のヒアリングは、もっとも時間をかける業務の1つですね。

─レバテックキャリアを利用するメリットを伺えますか。

レバテックでは現在、SESも含めて4,150社以上の企業との取引実績があり、それらの現場で稼働するエンジニアの方々から日々、生の声が上ってくるので、情報の鮮度が非常に高いんですね。

人事担当者と現場のエンジニアとでは、感じ方や考え方にどうしても開きが出てきてしまいます。そんななか、現場からの新鮮な情報を活かしてアドバイスをさせていただけることは、レバテックキャリアの確かな強みですし、転職規模者の方々にとって大きなメリットだと言えるでしょう。

※SES…システムエンジニアリングサービスの略。ソフトやシステムなどの開発・運用に用いられる委託契約の一種。特定業務への技術者の労働の提供をする契約

Webエンジニアが転職活動を成功させる準備のコツ

4.求人サイトは、視覚から企業の雰囲気を掴み、多くの求人から比較・検討したい人向け
5.ダイレクトリクルーティングやリファラルは、フリーランスから正社員になりたい人にグッド
6.事前に志望企業や業界について詳しい情報を入手したいと思う人は、エージェントを利用するのがスマート
7.良いエージェントの見分け方は、まずは求人の数が多いこと。次にカウンセリングなどで新しい気づきをくれるかどうか
8.Web業界に知識があるエージェントかどうかを見分けるには、職歴書への質問内容で測るといい。また、技術の構成や選定理由の話について来れるかもポイント


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STEP 3.キャリア・スキルの棚卸し

─そもそも、なぜスキルやキャリアの棚卸しをしておく必要があるのでしょうか?

ご自分の技術的な強みやビジョンを事前にまとめておかないと、職務経歴書をきちんと書けないですよね。あとは面接で、手がけてきた仕事内容や役割について質問された時、しっかり棚卸しできているWebエンジニアの方とそうでない方とでは、明らかに受け答えの様子が違ってきます。無論、前者のほうには余裕があります。

最近では、面接で「携わってきたシステムの構成図を書いてみて下さい」というお題が出ることもあります。ペンを渡されて、ホワイトボードなどに簡単に書き出すよう指示を受けるわけです。

─それは、面食らう方もいらっしゃるでしょうね。

はい、中には。Webサービスをアジャイルの少人数体制のチームで開発し、設計の段階からスピーディーに回していたりすると、その辺りの視点や感覚を持っている方が多いんですが、SIなどでウォーターフォールでの開発がメインだと、例えばシステムの目的や全体像、その中で自分がどんな役割を担っていたのかなどについて、しっかり把握できていない方もいらっしゃるんですよね。

また、企業側も入社後の可能性を探りながら質問してくるので、しっかり準備をして棚卸しした情報を面接で伝えることで、場合によっては入社後により相応しい環境、チャレンジのフィールドを与えてもらえる可能性があります。

あとは、複数の転職経験をお持ちのエンジニアであれば、どういった軸でこれまでの選択をされてきたのか、それが現職や転職先でどのようにつながっていくのか、キャリアパスを裏付ける材料が見つかります。

お仕事をされていると、なかなか普段、ご自分を振り返る機会を持てないですよね。ですから、結果的に転職をしなかったとしても、棚卸しをすることでPDCAを回すきっかけになって、成長にはつながるはずです。

─棚卸しすべきことを、教えていただけますか?

「どんなサービスやシステムについての仕事をしてきたのか」は当然必要ですし、できればそれが誰を対象として、何を成し遂げるためのものなのか、という点も押さえていただきたいですね。

あとは構成図の話で触れたように、システムの全体像であったり、システム構成や言語選択の理由などについても把握しておいてください。例えば、すごく拡張性のあるサービスなので○○という言語をチョイスしただとか、スピード感を持ってリリースしないといけないサービスだったので、☓☓の言語を選定しただとか。そうした背景が肝心です。

ご自分が手がけてきた開発環境やフレームワーク、ミドルウェアも大切です。さらにバージョン管理のツールだったり、最近多いのがChefやJenkinsのようなCIツールですね。そうした職務経歴書に書かないようなことって、スルーしがちですよね。でも、Webエンジニアとして当たり前だと捉えがちなことを細かく思い出して、棚卸しすることが必要なんです。

あと、エンジニアには意外と忘れがちな方が多いのですが、ご自分がどういう成果を残してきたかということも、棚卸ししてください。

─成果というと?詳しく伺えますか?

例えばプロジェクトの中でどういう動きをしていたのか、などですね。定量的なものは挙げていただきやすいと思うんですが、数字では表せない定性的な内容も、忘れずに押さえていただきたい。業務の可視化ができていないとか、無駄な作業が多いなどといった課題に対して、ご自分がどういうスタンスでどんな手段やツールを用いて解決されてきたのか。そうした働きに対して、周りから得られた評価も重要です。

─評価はどのように表現すればいいですか?上司やお客さんに褒められた、というだけではきっとダメですよね(笑)。

そうですね。例えばあるプロジェクトに入る時に、以前の動きが評価されてバイネームで指名をされましたとか、客先から「必ずあなたに来て欲しいんです」と言われたとか、そういうケースがあれば挙げていただくといいでしょう。

─キャリアやスキルの棚卸しは、みなさんスムーズにされてますか?それとも苦労されてますか?

9割以上の方は苦労されている感じです。その理由はやはり、やり慣れていないことだと思われます。一部には、インプットとアウトプットを日常的に繰り返されているようなエンジニアさんもいらっしゃって、そういった方々はスムーズにこなされているようです。

しかし、大半の方は棚卸しの手段も進め方も、よくわからないという方が目立ちます。特に、何回か面接を経験されるまでは、一体どういう情報が企業にとって有益なのか、手探り状態の部分もあることでしょう。

Webエンジニアが転職活動を成功させる準備のコツ

9.複数の転職経験がある場合、スキルなどを棚卸しすることで、キャリアパスを裏付ける材料が見つかる
10.棚卸しでは、これまで「どんなサービスやシステムについての仕事をしてきたのか」を始め、その対象者や目的も押さえる
11.さらに、システムの全体像や構成、言語選択の理由などについても把握しておく
12.開発環境やフレームワーク、ミドルウェアも大切。バージョン管理ツールやCIツールについても、忘れずに押さえておく
13.残してきた成果も、棚卸しする。数字では表せない定性的な成果も重要

 


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STEP 4.情報収集をする

─転職活動を成功させるうえで、情報収集は重要だと思います。なかでもWebエンジニアが転職する場合には、事前にどのような情報を集めておくといいでしょうか?

まずは興味がある業界についての情報は押さえるようにしましょう。例えば業界のトレンドやよく用いられている技術、どういうエンジニアが向いているのか、業界シェアなど、できるだけ把握しておきたいところです。

次に、応募企業についてを始め、同社で提供しているサービスの特徴、類似サービスについて、サービスの開発環境や運営体制などについても情報を集めておきたいところです。

─どんなに良い人材でも、情報収集ができていないと選考から漏れてしまいますよね。

そうですね。最近、支援させていただいた方の中に、デザイナーからUnityでゲーム開発を行うWebエンジニアへの転身を希望されていた方がいらっしゃって、“何を準備すればいいか分からない。何から手をつけたらいいですか?”と言われたことがあったんです。まずその方には、ひたすらUnityの勉強会に出席していただきたいとアドバイスをしました。

─え?そこから始まるんですか?

はい。すでにUnityを扱っている方の関心事や着眼点、出席者にはどういう企業の方が多いのかなどについて、知っていただくことが目的でした。そこからイメージを膨らませていき、具体的に必要な技術を様々なメディアやサービスなどを使って、1つずつ学んでいってもらいました。結局、その方はゲーム会社のUnityエンジニアとして採用が決まりました。

─勉強会に出ることで、多くの情報を収集できるんですね。

もちろん人によるとは思いますが、勉強会に参加すると、自然と横のつながりができてくるという方も多いようです。それで、以前よりずっと色々な情報が入ってくるようになったり、アンテナの感度も上がっていったりするわけです。その方にはお会いするたび、Unityについての情報量が増えていっているという手応えをひしひしと感じました。

上場していない企業の経営状態や現場の状況、職場の雰囲気など、なかには入手しにくい情報もあると思うんですが…。

技術環境については公開している企業もありますが、実際の現場環境や労働時間など、そうした内情は転職希望者個人のお力だと、どうしてもキャッチしづらい傾向があると思います。

エージェントを使っていただくとそれらを把握しやすくなりますし、最近だと選考要素を含まないカジュアル面談などで、例えば企業の文化や風土のようなソフト面をはじめ、実際にサービスへの取り組みや環境など、なかなかWeb上では拾えないことを直接、企業の採用担当者に聞いていただくということも可能です。

─Webエンジニアの方が情報収集を行うために、おすすめのサービスやメディアはありますか?

例えば勉強会なら、他社ですがdots.やATNDのようなサービスを使って、面白そうな集まりを見つけてみる。これはすごくオススメですね。もちろん、レバテックで開催しているヒカ☆ラボも良いですよ。

あと、自宅でできるので便利なのが、オンラインのプログラミング学習サイトですね。例えばドットインストールは動画1本あたりの長さが3分なので手軽に利用できますし、お会いした方のなかではschooさんの利用者も多かったですね。

また、SlideShareも人気です。公開されている有名なエンジニアの資料などから、最先端の事例や技術についての情報をチェックされているようです。

Webエンジニアが転職活動を成功させる準備のコツ

14.まず集めるべき情報は、興味がある業界のトレンドやよく使われている技術、どういうエンジニアが向いているのか、業界シェアなど
15.次に志望企業について、同社で提供するサービスの特徴や類似サービス、開発環境や運営体制などについての情報を集める
16.情報収集の手段としては、勉強会に出席して横のつながりを作ったり、エージェントを使うと効果的
17.さらに、ドットインストールやschooのようなオンラインプログラミング学習サイト、SlideShareなどのサービスを活用する
18.エージェントを使うと、実際の現場環境や労働時間など、Webでは入手できない情報をキャッチできる

 


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STEP 5. 心構えをする

─転職活動を行う前の心構えについて教えてください。

強い気持ちを持つことが、とても大切です。100社受けても1社受けても、入社できるのは1社だけです。もしなかなか受からなくても、どうか落ち込まないようにしてください。あとは、知らないのに知った風になる、思っているだけ、夢見ているだけ、という姿勢は転職ではNGです。実はそういう方って多いんですよね。まずはアクションを起こしていただきたいですね。

─そこでいうアクションとは例えば?

エージェントを訪ねてみるのも1つの手ですが、僕は転職自体を迷っているWebエンジニアの方には、まずは1社、行きたい業界の企業の採用面接を受けてみることをおすすめしています。

─いきなり面接ですか?

はい。書類選考を通過する必要はありますが、企業を訪ねて採用担当者と話をしたり、人事担当者からその企業についての情報を得たり、ご自分の経歴やスキルについてのフィードバックをもらったり。転職にはいたらなかったとしても、必ずご自分の糧にはなるはずですよ。

Webエンジニアが転職活動を成功させる準備のコツ

19.100社受けても入社できるのは1社だけ。なかなか受からなくても落ち込まない
20.知らないのに知った風になる、思っているだけ夢見ているだけはNG。アクションを起こす
21.転職自体を迷っていたら、面接を受けてみるのも手。経歴やスキルについてフィードバックを得られる

転職は可能性を広げるチャンス。複数回の転職もプラスに働くから、まず行動を!

─転職をしたいと思っている、または転職活動を行っているけどなかなかうまく行かないというWebエンジニアの方に、ひと言メッセージをお願いします。

これから転職活動を始めようと考えていらっしゃる方には、まずは動いていただきたいですね。転職でしか得られない新しい可能性を広げるチャンスが必ずあると思いますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいです。

Webエンジニアにとって、転職を重ねることは決して悪いことではないと考えています。Webエンジニアという職種はさまざまな働き方をできる職業ですし、転職をすることについてネガティブな印象を持つ必要はありません。

転職活動がなかなかうまく行ってない方については、もう一度ちゃんとした準備ができているかや、自身の強みが整理できているかなど、初心に戻って準備をし直していただくことをお勧めします。そうすればきっと、活路を見いだせるはずです。
 


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まとめ

1.準備は勢いのあるうちに2~3週間で集中して行う
2.転職の目的探しに困ったら、まずはざっくりと職歴書を書いて『できること』と『やりたいこと』とのギャップを割り出す
3.転職の目的探しには、時間軸で考えることも有効。『3年後、5年後に自分が何をやりたいのか』を考える
4.求人サイトは、視覚から企業の雰囲気を掴み、多くの求人から比較・検討したい人向け
5.ダイレクトリクルーティングやリファラルは、フリーランスから正社員になりたい人にグッド
6.事前に志望企業や業界について詳しい情報を入手したいと思う人は、エージェントを利用するのがスマート
7.良いエージェントの見分け方は、まずは求人の数が多いこと。次にカウンセリングなどで新しい気づきをくれるかどうか
8.Web業界に知識があるエージェントかどうかを見分けるには、職歴書への質問内容で測るといい。また、技術の構成や選定理由の話について来れるかもポイント
9.複数の転職経験がある場合、スキルなどを棚卸しすることで、キャリアパスを裏付ける材料が見つかる
10.棚卸しでは、これまで「どんなサービスやシステムについての仕事をしてきたのか」を始め、その対象者や目的も押さえる
11.さらに、システムの全体像や構成、言語選択の理由などについても把握しておく
12.開発環境やフレームワーク、ミドルウェアも大切。バージョン管理ツールやCIツールについても、忘れずに押さえておく
13.残してきた成果も、棚卸しする。数字では表せない定性的な成果も重要
14.まず集めるべき情報は、興味がある業界のトレンドやよく使われている技術、どういうエンジニアが向いているのか、業界シェアなど
15.次に志望企業について、同社で提供するサービスの特徴や類似サービス、開発環境や運営体制などについての情報を集める
16.情報収集の手段としては、勉強会に出席して横のつながりを作ったり、エージェントを使うと効果的
17.さらに、ドットインストールやschooのようなオンラインプログラミング学習サイト、SlideShareなどのサービスを活用する
18.エージェントを使うと、実際の現場環境や労働時間など、Webでは入手できない情報をキャッチできる
19.100社受けても入社できるのは1社だけ。なかなか受からなくても落ち込まない
20.知らないのに知った風になる、思っているだけ夢見ているだけはNG。アクションを起こす
21.転職自体を迷っていたら、面接を受けてみるのも手。経歴やスキルについてフィードバックを得られる

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