SE(システムエンジニア)の概要から就職・転職後のキャリアパスまでわかりやすくご紹介SEとは?仕事内容・スキル・年収などを解説

最終更新日:2020年8月28日

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IT産業の市場拡大に伴い、SE(システムエンジニア)の需要が年々高まっています。2020年版小・中学生の「将来就きたい仕事」に関する調査でも、男子中学生の将来なりたい職業1位に選ばれ、若い世代の中でも高い人気を誇っています(※1)。このように注目度の高い職種ということもあり、SEに興味を持っている方も多いのではないでしょうか?

この記事では、SEの概要や分野別の種類、仕事内容、必要なスキル、年収や需要状況などについて解説します。

※1 アデコ株式会社「全国の小中学生900人を対象にした「将来就きたい仕事」に関する調査(2020年8月24日アクセス)

1. SEとは

「SE(システムエンジニア)」という言葉は聞いたことがあっても、そもそもどのような仕事を担う職種なのか、詳しいことまでは分からない方も多いのではないでしょうか。SE(システムエンジニア)とは、言葉のとおりシステム開発全般に携わる職種です。その仕事内容は多岐にわたるため、後ほどの「SE(システムエンジニア)の仕事内容」にて詳しく解説します。
 

ここでは、誤解されがちなプログラマーとの違いや、近年耳にすることの多くなった「社内SE」との関係性について詳しく解説します。

プログラマーとの違い

プログラマーは、システム開発におけるプログラミングを専門に行う職種です。顧客と接する機会は少なく、SEが作成した設計書に沿ってプログラミングを行います。

一般的な傾向として、最初はプログラマーとして経験を積み、その後、SEとしてステップアップしていきます。SEとプログラマーの関係でよく例えられるのが、建築士と大工です。建築士は家の設計を行い、大工は設計図を元に家を建てます。同じように、SEはシステムの設計を行い、プログラマーは設計書に従いにシステムを実装します。

社内SEとの関係性とは

一般的なSEはシステム開発の設計を担う職種であるのに対し、社内SEはさらに広い範囲の業務を担う人材を指すケースが多いです。企業のバックオフィス業務が抱えている課題は多く、一般的にはそれらの中でどのような課題を解決したいのかを具体化し、SEと相談しながら要件定義を行っていきます。

たとえば「残業時間が多く長時間労働が蔓延している」という経営課題があった場合、業務効率化にどのようなツールが求められるのかを検討したり、勤怠管理システムを刷新して残業時間が全社員に可視化できるような仕組みも必要でしょう。

しかし、システム開発会社のSEはあくまでも社外の人間であり、必要とされるシステム開発の方向性が決まらない限りは対応できません。一方で、社内SEはその名の通り社内の人間であるため、会社の課題を当事者としてどのように解決するのかも含めてさまざまな提案を行います。いわば社内のコンサルティングのような役割も担いながら、専門的なスキルを生かしてシステム開発に取り組んでいく人材でもあるのです。

下記記事では、ヘルプデスクやITコンサルタントとの違いも解説していますので、気になる方はぜひ確認してみてください。

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2. SE(システムエンジニア)の仕事内容

ここでは、SEの具体的な仕事内容について解説します。SEは以下の開発工程に沿って仕事を進めていきます。

要件定義

最初に顧客(自社サービスを開発する場合は関係部署)にヒアリングを行い、顧客がどのようなシステムを求めているかを明確にする工程を要件定義と言います。要件定義では、顧客企業の課題や実現したい事をヒアリングし、システムでどのように解決するかを検討します。

そして、必要な機能や要件を洗い出し「要件定義書」としてまとめます。要件定義書には、業務処理手順、システムの操作法、利用するデータ、障害発生時の対応など細かく記載していきます。要件定義で顧客の要望を正確に汲み取れないと、開発を一からやり直す場合もあるため、大変重要な工程です。

設計

要件定義書に基づいて、システムの設計を行います。設計は「基本設計」と「詳細設計」に分かれます。基本設計では、システムのあるべき姿をイメージしながら、画面の表示や操作方法、帳票の仕様やデータの入出力等の大枠を決めていきます。詳細設計では、基本設計で定めた仕様をプログラムの観点でより詳細に設計していきます。

開発

プログラマーが詳細設計書に従って、プログラミングを行います。チームで定めたプログラミング作法やコーディング基準に則ってコードを書いていきます。コードを作成した後はコードレビューやデバッグを行います。SEは、プログラマーから提起される課題解決方法を検討するなどサポート役として従事します。

テスト

設計書通りにシステムが正しく動作するか確認し、システムの品質を評価します。テストには、単体テスト、結合テスト、総合テストと複数の種類があります。

単体テストはモジュール単位で行うテスト、結合テストはモジュールを結合して行うテスト、総合テストは完成したシステムを利用して問題なく稼働するか確認するテストです。単体テスト、結合テストはプログラマーやテストエンジニアが担当し、総合テストはSEが担当する場合が多いでしょう。また、品質管理もSEの仕事です。

運用・保守

システムは開発すれば終わりではありません。開発した後、正常に稼働しているか確認したり、システムの改善を行ったりします。システムの利用に必要な作業を「運用」と呼び、機能を追加したり改修を行ったりすることを「保守」と呼びます。運用・保守もSEの大切な仕事です。

SEの仕事内容についてより具体的に知りたい方はぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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3. SE(システムエンジニア)の種類

一口にSEと言っても、専門とする分野によってさまざまなSEが存在します。ここでは専門分野別のSEの概要について説明していきます。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、アプリケーション(ソフトウェア)の開発を担当します。一般的にSEとは、アプリケーションエンジニアを指しています。冒頭で説明したシステム開発プロセスに沿って、ソフトウェアの開発を行う職種です。

アプリケーションエンジニアは、さらに「Web系」、「スマホアプリ系」、「基幹系」、「組み込み系」に分かれます。
 

  • ・Web系

Web系は主にWebアプリケーションの開発に携わります。SNSやECサイトなどインターネット上で利用できるものが代表的なWebアプリケーションです。


  • ・スマホアプリ系

スマホアプリ系は、その名のとおりスマートホンやタブレット上で動作するアプリケーションを開発します。


  • ・基幹系

基幹系は、在庫管理、生産管理など業務システムに用いられるアプリケーションの開発を行います。


  • ・組み込み系

組み込み系は、家電や携帯電話などの機器などに組み込まれるシステムの開発を行うエンジニアです。

このように、アプリケーションエンジニアと言っても領域が分かれているのです。アプリケーションエンジニアの仕事内容や目指す方法など気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバーの設計や構築、監視、運用を専門とするエンジニアです。

ほとんどのシステムは、サーバーもインフラに含まれるので、インフラエンジニアと呼ばれることもあります。サーバーは、アプリケーションやデータベースを格納したり、ネットワークと通信したりするため、アプリケーションエンジニアやネットワークエンジニア、データベースエンジニアとともに業務を進めることもあります。

サーバーエンジニアの仕事内容や目指す方法など気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、社内ネットワークやネットワークセキュリティを専門とするエンジニアです。ネットワークはインフラに含まれるので、インフラエンジニアと呼ばれることもあります。

ネットワーク機器を用いてパソコンをつなぎ、データを相互にやり取りできるネットワークを構築します。ファイアウォールで不正侵入を防ぐなど、セキュリティ対策も行います。ネットワークや通信に関する知識に加え、ルーターやスイッチなど機器の設定に関する知識も必要となります。

ネットワークエンジニアの職種概要や、仕事内容、目指す方法など気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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データベースエンジニア

情報システムの要となるデータベースの設計、チューニング等を行います。具体的には、OracleやMySQL等のデータベース製品を使った設計、データのバックアップやアクセス権の管理といった業務に携ります。データベースの基礎だけでなく、製品ごとに異なる知識が求められる専門性の高い職種です。また、近年ビッグデータの重要性が増しており、データベースに関する高い技術や知識を持つエンジニアの価値はより高まっていくことが予想されます。

データベースエンジニアの仕事内容や必要なスキル、未経験からの目指し方など気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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サポートエンジニア

クライアントに対してITシステムの技術的なサポートを行うエンジニアです。電話やメールで問い合わせに答えたり、顧客先に出向いて技術サポートしたりすることもあります。ITや製品に関する知識に加え、コミュニケーション力が重要な職種です。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、ITの専門知識を活かして営業をサポートするエンジニアです。営業とともにクライアント先に出向き、顧客の課題をヒアリングや専門的な技術情報の説明などを担います。

セールスエンジニアの仕事内容や必要なスキル、未経験からの目指し方など気になる方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。

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4. SE(システムエンジニア)に求められるスキル

SEの仕事内容は多岐にわたるため、求められるスキルも多様です。以下では、ハードスキルとソフトスキルに分けて、SEに求められるスキルを解説していきます。ハードスキルとは知識や技術を使いこなす能力のことで、ソフトスキルとはコミュニケーションなど人間関係のスキルを指します。

ハードスキル

SEとして仕事をするには、ITに関する幅広い知識が必要です。IT知識・スキルは「テクノロジー系」「マネジメント系」「ストラテジ系」の3つに大別することができます。

テクノロジー系

テクノロジー系は、アルゴリズム等の基礎理論、ハードウェアおよびソフトウェアに加え、データベース、ネットワーク、セキュリティといった知識・技術です。また、各開発工程に関する知識もテクノロジー系に分類されます。

マネジメント系

マネジメント系は、プロジェクトマネジメントに関する知識・スキルなどです。プロジェクトマネジメントとは、各工程の作業を円滑に遂行する手法のことで、体系化された知識として「PMBOK」というものがあります。

PMBOKには、コストマネジメント、品質マネジメント、人的資源マネジメントといった10の知識エリアがあり、分厚い書籍になるほど情報量が多いフレームワークです。

ストラテジ系

ストラテジ系は、企画や分析スキル、業務知識といったものです。顧客の求めるシステムを開発するには、顧客の業務について知り、業務を分析する必要があります。例えば、会計システムを開発する際、会計に関する知識がなければシステムを設計することは難しいでしょう。

ソフトスキル

SEにはITに関するスキルだけでなく、ソフトスキルも求められます。

プロジェクトは一人で行うものではなく、チームで進めていくものです。そのため、チームのメンバーと円滑に仕事を行うためのコミュニケーションスキルが必要になります。また、要件定義ではヒアリング力が、企画提案時にはプレゼンテーションスキルが求められますし、さらにはチームを引っ張る場面ではリーダーシップ力を発揮する必要があるでしょう。

このように、SEはITに関する知識や技術だけでなく、ビジネスパーソンとして必要なソフトスキルを磨くことも大切です。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションスキルは同じ職場で働くプログラマーやデザイナーなどとの連携のために不可欠であると同時に、クライアントとの打ち合わせやヒアリングの際にも重要な要素となります。

十分なコミュニケーションスキルが身についていないと、顧客が伝えたい内容を正確に理解できず、全く異なる要件定義書を作ってしまう可能性もあるでしょう。要件定義が遅れれば遅れるほど納期も逼迫し、現場で働くプログラマーやデザイナーなどに大きな負担をかけることになります。クライアントの伝えようとしている真意を汲み取り、それを言葉や文章にできるコミュニケーションスキルはSEにとっては極めて重要な要素なのです。

また、現場で働くプログラマーやデザイナーとも連携がとれていないと、作業の進捗が正確に把握できず、プロジェクトに支障をきたすこともあります。コミュニケーションが苦手なプログラマーやデザイナーもいますが、SE自ら積極的に声を掛け、気軽にコミュニケーションが取れて意思疎通がしやすい環境を作ることも重要な仕事のひとつなのです。

協調性

システム開発の現場はは一見すると個人がそれぞれ自分のペースで作業をしているように思われがちですが、実際にはチームワークが求められる現場でもあるのです。

システム開発はモジュールごとに設計担当者を割り当てていたり、コーディングのミスやバグを他の担当者が修正するケースも少なくありません。もし自分一人だけが分かるような設計をしていると、後でそのプログラムを見た人が分かりづらく、修正にも膨大な時間を要してしまいます。

また、SEとして複数の担当者を取りまとめて効率的にプロジェクトを進めるためにも、積極的に強力したくなるような協調性が求められます。あまりにも傲慢で自分のミスを認めないような人がSEにいると、現場の担当者はモチベーションが低下しプロジェクトそのものが停滞することもあるのです。

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5. SE(システムエンジニア)の仕事に役立つ資格

資格制度を活用した学習は、体系的に必要な知識・スキルを身につけられるのがメリットです。ここでは、代表的な資格を紹介します。

基本情報技術者試験

IPAが行っている情報処理技術者試験の一つで、国家資格です。ITに関する知識が網羅的にカバーされており、SEを目指す上で登竜門的な試験です。上位資格として、「応用情報技術者試験」や、さらに上位の「高度情報処理試験(領域別に複数試験が存在)」などがあります。

基本情報技術者試験はプログラマーの多くが目指す試験でもあり、最低限のプログラミングスキルやIT関連の専門知識を有していることを証明できます。未経験からSEを目指すのであれば、その第一歩として基本情報技術者試験の合格に向けて勉強してみましょう。

ORACLE MASTER

オラクル社が主催するデータベースの試験です。オラクルのデータベース製品は、リレーショナルデータベース業界のディファクト・スタンダードであり、この試験の勉強をすることでデータベースの基礎知識・スキルだけでなく業界標準のデータベースを扱えるようになります。

ただし、基本情報技術者試験とは異なり、机上の勉強だけでは合格することは非常に難しい試験です。Oracle製品の価格は極めて高額ですが、1ヶ月無料で利用できる体験版が提供されているため、これを活用して集中的に勉強することがおすすめです。

シスコ技術者認定

ネットワーク製品大手のシスコが提供する資格制度です。エントリー、アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパートとレベル別に資格が分かれており段階的に学習しやすい環境が整っています。

特にネットワークエンジニアのSEを目指している方にとっては必須ともいえる資格です。未経験から目指すのであれば、まずはエントリー、アソシエイトレベルが合格できるように勉強してみましょう。プロフェッショナル、エキスパートレベルの資格となると実務経験を積みながら目指す方が多いです。

マイクロソフト認定資格

マイクロソフト認定資格は正式名称「マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)」ともよばれ、システム開発や管理者にとって専門的なスキルを有していることを証明する資格です。誤解されがちな資格として「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」がありますが、これはOffice製品を扱うスキルを問うものであり、MCPとは別物です。

MCPには「サーバー」「デスクトップ」「アプリケーション」「データベース」「デベロッパー」のカテゴリが存在し、「アソシエイト」「エキスパート」「デベロッパー」「スペシャリスト」の4レベルに分けられます。事前に特定の資格を保有していないと取得できない資格も存在するため、段階的に上位資格を目指す必要があります。

Linux技術者認定資格

Linux技術者認定資格は「LinuC」と「LPIC」という2つの種類が存在し、いずれもLinuxに関するスキルを問う資格です。そもそもLinuxとはサーバー向けに利用されることの多いOSのひとつで、WindowsやMacOSといった市販のOSに比べて極めて自由度の高いものです。しかし、自由度が高いということはセキュリティリスクが高まることの裏返しでもあり、専門的なスキルも要求されるのです。

Linux技術者認定資格である「LinuC」と「LPIC」の違いは、「LinuC」が日本国内向け、「LPIC」が世界共通の基準となっていること。どちらが優れているというものではなく、「LinuC」も「LPIC」も保有していればLinuxの専門的なスキルを有していることが証明されます。特にサーバーエンジニアやネットワークエンジニアとしてのSEを目指す方にはおすすめの資格といえるでしょう。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験とは、情報システムの構造を設計する際に全体の最適化を担う方に最適な資格です。具体的には情報システムに求められる要件を分析し取りまとめたり、最適な保守・運用計画を検討したりと、まさにSEの本質ともいえるスキルを問う資格といえます。

特にシステム開発の上流工程を担う人にとってはスキルの証明となり、SEとして実務経験を積んだうえで転職する際などに高い効力を発揮するはずです。一般的な情報システム開発だけではなく、組込みシステムやIoTを活用したシステム開発のスキルも問われるため、SEとして幅広い業界を見てみたい方にとってもおすすめの資格です。

6. SE(システムエンジニア)に必要な知識を身につける勉強法

続いて、SEに必要なハードスキルの身につけ方について紹介します。これまで説明したように、SEになるためには多くの知識やスキルを身につける必要があります。限られた時間の中で効率よく知識を習得するために、書籍や資格、スクールなどを有効活用しましょう。

書籍を活用する

書籍での学習はもっとも費用を抑えた学習方法と言えるでしょう。基礎レベルの書籍も多いので、自分のレベルに合わせて書籍を選択しましょう。ここでは、基礎レベルの書籍を紹介します。


  • ・初心者におすすめの勉強本

『SEの基本』(山田 隆太、日本実業出版社)
SEの仕事内容や必要なスキルなどがまとめてあります。コミュニケーション等のソフトスキルについて多くの解説があります。

Webサービスを利用する

プログラミング学習ではWebサービスを利用することができます。SEはプログラミングを行わないことが多いと解説しましたが、プログラミングスキルは設計を担当する上で必須です。無料から学習することができるサービスがほとんどなので、まずは試しに使ってみることをおすすめします。

代表的なWebサービスとしては「Progate」と「ドットインストール」があります。Progateはスマホアプリとしても提供されており、プログラミングの基礎を効率的に学ぶ際には最適。1つのカリキュラムが数分〜10分程度で終わるようになっているため、通勤時間や就寝前のわずかな時間も有効に活用できます。ドットインストールはProgateに比べてコンテンツのボリュームも多く、C言語やC++などのプログラミング言語にも対応しています。

過去に書籍を購入してみたものの途中で挫折してしまった方や、まずは無料で手軽に勉強する方法を試してみたいという方にはWebサービスの活用が最適といえるでしょう。

スクールに通う

スクールの良いところは、学びやすいよう体系化されたコンテンツで学習できるだけでなく、疑問点を専門家に直接聞けるなどのサポートを受けられることです。以下のスクールでは、先ほど紹介した資格取得のための講座などを提供しています。

SEになるための勉強法についてより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。
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SE(システムエンジニア)になるには?独学の方法や役立つ資格を解説

また、SEへの転職を検討する際に、職務経歴書の準備も必要不可欠ですね。下記記事では職務経歴書を書くポイントについて紹介していますので、ぜひご参照ください。
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7. SE(システムエンジニア)のキャリアパス

SEはプログラマーの次のステップとして目指す方が多いですが、SEとして経験を積んだ後はどのようなキャリアパスが考えられるのでしょうか。SEとして経験を積んできた方は、システム開発にかかわる基本的なスキルやマネジメントスキルも身についているため、さまざまなキャリアパスに進むことができます。

たとえばシステム開発の現場に近いところで経験を積みたい場合は「ITスペシャリスト」として活躍できるほか、マネジメントが得意でさらなる上流を目指すのであれば「プロジェクトマネージャー」になる道もあるでしょう。さらには、会社を独立してフリーランスのエンジニアとして生きていく道もあります。

しかし、どの道を選ぶにしてもIT業界のエンジニアとして生き残っていくのであれば、つねに新しいテクノロジーや業界動向に目を向けておかなければなりません。特にこれからの時代は、AIやIoT、ビッグデータ関連のニーズが急速に高まってくるはずです。ビッグデータの解析にはデータサイエンティストの人材が不可欠であるほか、AIのシステム開発にはAIエンジニアの需要も拡大するでしょう。

これまで培ってきた経験やスキルにあぐらをかいて勉強をやめるのではなく、つねに探究心をもって市場価値の高い人材を目指すことが極めて重要なポイントといえます。

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8. SE(システムエンジニア)の年収情報

経済産業省が発表した調査(※2)では、IT業界の職種別の平均年収は以下となっています。

 
  • 高度SE・ITエンジニア(基板設計担当・ITアーキテクト):778.2万円

    SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装):593.7万円

    SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装):568.5万円

    SE・プログラマ(組み込みソフトウェアの開発・実装):603.9万円


ただし、一口にSEといっても、企業規模や開発言語、開発案件によっても年収にばらつきがあります。同じような条件で募集していても、企業によって大幅に年収の差があるケースも多く、転職先を探す際には十分吟味して選ぶ必要があります。

SE(システムエンジニア)の求人例

SEのなかでも一般的なアプリケーション開発を担うエンジニアの例をもとに、年収や業務内容、スキルなどを紹介します。

【想定年収】

  • ・400~1,000万円

【業務内容】

  • ・開発チームのマネジメント業務

    ・開発案件の設計、試験および保守業務

    ・社内システムの要件定義、追加開発および効果検証

【求められるスキル・経験】

  • ・MySQLなどのRDBMSを用いたWebアプリケーションの開発経験

    ・Java、C#、JavaScript、Python などのスキル

    ・顧客および社内でのコミュニケーション能力

    ・新しいテクノロジーへの興味・関心

    ・開発を楽しみ、柔軟に対応できる力
     

開発するアプリケーションによっても求められるプログラミング言語のスキルは異なり、たとえばウェブアプリケーション開発の案件となるとHTMLやCSS、PHPといったスキルが必須となります。

また、AIやビッグデータの需要の高まりを受け、PythonやSQLに関連したスキルが求められる求人案件も増えているため、未経験からSEを目指すのであれば自分自身の武器としてスキルを身につけておくのもおすすめです。

※2 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(平成29年8月21日)」p.6より。(2020年8月24日アクセス)

9. システムエンジニアの将来性について

情報システムやネットワーク、さらには情報デバイスなどに使用される組込みシステムまで、私たちが日常生活を送るうえでIT関連のテクノロジーは欠かせないものとなりました。

そもそもSEという職業は数十年前まで一般的なものではなく、需要も限定的でした。しかし、とりわけ2000年代に入ってから、パソコンやインターネット、そしてスマートフォンが爆発的に普及してからはSEの需要は一気に増大し、IT業界を志望する学生も増えてきています。

AIによってエンジニアの業務は大幅に効率化され、やがてSEという職業はなくなるのではないかといった声もあります。しかし、既存で運用している情報システムを根本的に見直し、新しいシステムに移行するのは極めて手間がかかり、難易度も高いもの。そのような背景を考えても、SEという職業の重要性はさらに増していき、社会インフラを支える存在になると考えられます。

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SEの需要と将来性について

10. まとめ

この記事では、SEの概要や分野別の種類、仕事内容、必要なスキル、年収や需要状況について解説しました。SEは幅広い知識・スキルが求められますが、ものづくりに携わる職種としてやりがいを感じる人が多いようです。また、需要が高く、かつ平均年収も高い傾向にありますので、将来性がある職種と言えるのではないでしょうか。この機会にSEを目指してみてはいかがでしょうか。

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