国内企業の6割がクラウド活用で堅調な需要!クラウドエンジニアに転身するためにやるべきことは? クラウドエンジニアの需要と将来性は?キャリアパスも含めて解説

最終更新日:2021年1月15日

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近年、クラウドファーストやクラウドネイティブの流れを受け、クラウドエンジニアの需要が拡大しています。今後、クラウド活用が当たり前になる中で、クラウドエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。ここでは、クラウドエンジニアの需要や将来性、キャリアパスなどについて解説しています。

1. クラウドエンジニアの需要

はじめに、クラウドエンジニアの需要について解説します。
企業が用いるITシステムは、オンプレミスからクラウドへの移行が進んでいます。総務省が公表しているデータ(※1)によると、クラウドシステムを事業に使用している企業は、全体の6割近くに達しています。

また、クラウド活用の理由としては、「資産、保守体制を持つ必要がない」が1位です。クラウドシステムの強みであるランニングコストの低さが評価されていると推測できます。「場所に縛られない利活用」「安定運用や可用性」といった理由も述べられており、場所やコストに対する制限の小ささがメリットとなっているようです。

さらに、JUAS(一社 日本情報システム・ユーザー協会)の調査によると、ITシステムに対する運用保守費の伸びが、開発費の伸びに比べて小さいことが明らかになっています。具体的には開発費が前年比13%程度増、保守運用費が4%増であり、運用保守よりも開発への投資意欲が高いことがわかりました。このことから、クラウドの割合を増やしつつ、運用保守費を抑制しようという企業側の施策が見えてきます。今後は、既存のシステムが徐々にクラウドへ移行していくことでしょう。

こうした流れを受け、既存のITエンジニアへクラウド対応を求めたり、クラウドエンジニアを新規採用したりと、人材面でもクラウド移行が進むと考えられます。

※1 参考:総務省「令和元年版 情報通信白書 企業におけるクラウドサービスの利用動向」
※2 参考:一社 日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査」

2. クラウドエンジニアの将来性

次に、クラウドエンジニアの将来性について解説します。冒頭でも触れたように、クラウドエンジニアの将来性は高いです。その背景には、以下のような理由が存在します。

クラウドファースト、クラウドネイティブの浸透

ここ数年で「クラウドファースト」「クラウドネイティブ」という言葉を目にする機会が増えました。ともにクラウド時代を象徴する言葉ですが、その意味には次のような違いがあります。

クラウドファースト

クラウドファーストとは、「ITシステムの開発・運用において、クラウド利用を最優先に考えること」です。クラウド前提のシステムならば、インスタンス能力の増減やストレージ追加などが容易に行えるうえに、企業側はハードウェアを調達する必要がありませんキャパシティプランニングに労力をかけず、極めて小さなイニシャルコストでシステムを構築できることから、スモールスタートに適しています。

クラウドネイティブ

クラウドネイティブとは、「クラウドの利点を余すところなく活用する」という考え方です。クラウドネイティブは、インフラ部分だけではなく、その上で動作するアプリケーションについてもクラウドへの最適化を進めます。クラウドネイティブを構成する技術としては、「コンテナ」「マイクロサービス」「宣言型API」などがあります。

近年、クラウドファースト(クラウドを基盤としたシステム構築)を前提としつつ、クラウドネイティブ(コンテナ技術や宣言型APIの活用によるアプリケーション開発など)へと移行する流れが活発です。また、リモートワーク環境の急速な浸透により、クラウド利用がさらに一般化すると考えらえます。

2020年時点でクラウドエンジニアの年収が増加傾向にあることを加味すると、クラウドエンジニアの将来性は高いと言えるでしょう。

3. クラウドエンジニアになるためにやるべきこと

クラウドエンジニアになるために必要なスキル・資格は次の通りです。なお、ここでは従来のインフラエンジニア(ネットワーク、サーバーエンジニアなど)がクラウドエンジニアに転身することを想定しています。

クラウドエンジニアになるために身に着けたいスキル

ネットワーク仮想化に関するスキル

クラウド環境ではネットワークも仮想化されるため、SDN(ソフトウェアで定義されたネットワーク)やNFV(ネットワークの機能を仮想化)に対応できるスキルが求められます。

コンテナ関連のスキル

コンピュータのリソースを「コンテナエンジン」というプロセスによって管理し、アプリケーションの実行環境を構築する技術です。代表的なコンテナエンジンとしては「Docker」などがあります。

CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)に関する知識

CI/CDは、アプリケーション開発に自動を取り入れ、提供頻度を高める手法の総称です。CI/CDでは、開発・テスト・デリバリーに自動化と監視を導入し、アプリケーションを実際の運用環境にリリースする頻度を上げていきます。

DevOpsに関する知識

DevOpsとは、開発側と運用側のシームレスな連携・協調によって、システム開発・運用の効率を高めていく活動のことです。DevOpsの構成要素としては「ビルド・デプロイの自動化」「チャットツールの活用」「コンテナなどインフラ自動化についての知識」などがあります。一般的には、自動化を前提とした開発・運用体制を指す言葉として使われることが多いでしょう。

マイクロサービスに関する知識

マイクロサービスとは、API連携を用いたシステム開発手法のひとつです。複数の小さなサービスをAPIで接続し、より大きなサービスを構築します。例えばWebサービスならば「ログイン認証」「アクセス許可」「製品データ転送」といった各処理をマイクロサービスとして構築し、状況に応じてつなぎ合わせることで、柔軟性の高いシステムを構築していきます。マイクロサービスはクラウドの柔軟性と親和性が高いことから、近年急速に普及している考え方です。

Infrastructure as Codeに対応可能なスキル

Infrastructure as Codeとは、ITインフラの構成をソースコードとして記述し、インフラの設定変更や再構築を自動的に行う仕組みです。ビジネス要件の変化に素早く対応できるように、インフラ構成を動的に変更し、なおかつ複数の「バージョン」として管理できることがInfrastructure as Codeのメリットです。クラウドが登場する以前は、インフラエンジニアにプログラミングスキルが求められるケースはそれほど多くありませんでした。しかし今後は、Infrastructure as Codeに対応できる言語(PythonやRubyなど)を習得しておきたいところです。

資格取得

クラウドエンジニアになるためのステップとして、資格取得も視野に入れておきましょう。特に、大手クラウドプラットフォームベンダーが提供する以下3つの資格がおすすめです。
 

クラウドエンジニアになるためのステップ

従来型のインフラエンジニアは、実装(構築)・運用保守フェーズに関わる機会が多いです。一方、クラウドエンジニアは、より上流の設計フェーズから参画することが多いという特徴があります。したがって、まずは要件定義や設計フェーズなどの「上流工程」に携わるポジションを目指していきましょう。オンプレミスからクラウドへの移行プロジェクトなどに参画することで、きっかけがつかみやすいかもしれません。

また、社内SEからクラウドエンジニアを目指す方法もあります。社内SEは、上流工程を担当する機会が多いため、「クラウドプラットフォームを採用している企業の社内SEに着任し、クラウド環境の上流設計を経験する」というキャリアパスを描くことができます。

4. まとめ

近年のクラウドファースト、クラウドネイティブの流れをうけ、クラウドエンジニアの需要も拡大しています。クラウドエンジニアには、従来のインフラエンジニアに必要なスキルに加え、主に仮想化やクラウド関連のスキルが求められます。スキルアップを重ねながら、転職活動をすすめるべきでしょう。

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