企業側の視点や企業研究・分析、IT業界の転職市場についても解説しますITエンジニア向け志望動機の書き方を例文付きでご紹介!

最終更新日:2022年11月1日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

ITエンジニアへの転職活動を行うにあたって、書類選考や面接などのシーンで必ず問われるのが志望動機です。IT・Web業界での転職では一般的にスキル重視で選考を行います。しかし、スキルが全てではなく、特にIT業界未経験者や別のエンジニア職への転職など「スキルで差を付けづらい場合」においては、志望動機が書類選考や面接の鍵を握ります。

本記事では、特に初めての転職を目指すエンジニアに向けて、志望動機の書き方のコツをご紹介します。説得力のある志望動機の組み立て方や、ネガティブな転職理由をポジティブに変換する文章作成のコツ、エンジニアの中途採用ならではのポイントなどをお伝えします。職種や転職理由など様々なケースに向けた例文を用意しているため、参考としてください。志望動機の書き方や伝え方に悩んでいる方、必見です!

ITエンジニアの志望動機作成のポイント

志望動機を考えるにあたって、「何を書いていいのかサッパリわからない」という方もいるのではないでしょうか。特に何社も転職に向けて採用選考を受けるとなると「そこまで志望度は高くない」「他の受けたい会社との差別化ができない」といった企業が出てくるかもしれません。

本項では「何がなんだかサッパリ」という方に向けて、レバテックキャリアのキャリアアドバイザーが、求職者の方へ向けてアドバイスしている方法をお伝えします。

関連記事:採用面接で問われるITエンジニアの転職理由とは

自分の希望からキャリアプランを明確にする

志望動機の書き方のコツとして第一に挙げられるのが、最初にキャリアプランを明確にしておくことです。具体的には「自分はなぜこのタイミングで転職しようと思ったのか」、「転職を経て今後のキャリアをどうしていきたいのか」といった、自分の希望を明確化しておきます。

技術革新のスピードが早いIT業界で、予定したキャリアプラン通りに5年後や10年後も実際に活躍できているケースはそう多くありません。しかしその前提であっても、現時点でのキャリアプランを明確にさせておくことで、キャリアプランと応募先企業の企業理念や業務内容が合致する部分を志望動機にすることができ、説得力を持たせることが可能です。

転職活動の軸を作るという意味でも、まずは現時点でのキャリアプランを明確にすることが大切です。

関連記事:エンジニア転職での自己分析の重要性 - キャリアプランを明確にする

志望動機を「会社を辞めたい理由」から考えない

マイナスな動機で転職を考えることは珍しくありません。しかし、今の会社を辞めたい理由から志望動機を考えると、どうしてもネガティブな印象を与えるものになってしまいます。

転職・退職理由がどのようなものであっても、大切な軸は自身のキャリアです。「こうありたい」「こういうことをやりたい」という気持ちをベースとすれば、ぶれない志望動機になります。

嘘の志望理由は避ける

志望動機はポジティブであった方が好ましいですが、嘘の志望動機は避けるべきです。例えば、稼働時間の長さがネックとなり転職を考えたのに、志望動機を「早く成長したいので、バリバリ仕事をしていきたい」と偽って、残業時間の多い企業に就職したとしても、いずれは働き方のミスマッチからまた退職することになる可能性が高いでしょう。

あらかじめ「仕事と家庭を両立したいが、現状では難しい。貴社ではこういった働き方があるので志望した」と正直に伝えていれば、企業側にも納得感を持ってもらいやすく、お互いのミスマッチも避けられます。

未経験なら興味・関心・学習意欲を伝える

当然ながら、経験者と比べられると未経験の場合は実務経験やスキルにおいてはどうしても勝てないのが事実です。しかし、年功序列よりも実力主義の文化色が強いというのがITエンジニアの良いところでもあります。現時点でのスキルが未熟でも高いモチベーションや学習意欲を持ち続ければ(職種にもよりますが)数年で一人前のエンジニアになることが可能です。

そのため、IT業界そのものや応募先企業の業種、業務内容などについての興味・関心・意欲というモチベーションに繋がる要素は、未経験採用において企業側がかなり重視しているポイントです。

コミュニケーション能力をアピールする

前職に関わらず評価の対象となるのがコミュニケーション能力です。ITエンジニアはコンピュータに向かって仕事をする仕事と考えられがちですが、実際には利用者や顧客、プロジェクトメンバーなどの関係者と意思の疎通を図る必要があるため、コミュニケーション能力は非常に重視されます。また、キャリアを築いて行くうえで、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった立場を目指す場合にも、メンバーを率いるためにコミュニケーション能力は欠かせません。

志望動機にコミュニケーション能力を活かす内容を記載することで、長所のアピールと転職先のチームへの貢献についても伝えることができます。
 

面接時に掘り下げたいと思うような内容にする

書類選考の段階では文章のみで記載するため、伝わる情報も限られます。志望動機についても、書類に記載されているものはあまり重視せず、面接で再度志望動機を問う企業も少なくありません。

組み立て方のコツとしては、面接時に深掘りしたいと思わせる内容を記載しましょう。自分の方向性と企業とのマッチングを概要として示し、面接時のフックにするというイメージで書くと良いです。

面接時は書類に書いた志望動機を軸に、より深く掘り下げながら企業側とのすり合わせを行うことになります。

ちなみに、書類選考には主に履歴書と職務経歴書がありますが、志望動機が必要なのは履歴書だけであることがほとんどです。企業によっては志望動機書を求められることもありますが、基本的には履歴書に記載してあれば、他の書類に書かずとも問題ありません。

また、下記記事ではテンプレート付きで履歴書の書き方について詳しく解説しています。気になる方はぜひ合わせてご確認ください。

関連記事:
ITエンジニア・クリエイターの履歴書作成マニュアル【テンプレート付き】
ITエンジニアの採用面接 - 自己紹介で見られるポイント【例文付き】
ITエンジニアになるには?採用面接のポイントについても解説

ITエンジニアの転職で企業側が「志望動機」を見る視点

志望動機の書き方を考える上でまず気にするべきなのが、「実際に企業側はどういう視点でチェックしているのか」という点です。実は「ITエンジニアの中途採用」では、一般的に言われる企業側の視点と若干事情が異なる面もあります。

エンジニアになりたい理由(未経験の場合)

未経験採用は、いわゆる「ポテンシャル採用」と同義です。採用側の企業は応募者の現在の実務的なスキルにはさほど期待しておらず、「エンジニアとして、この人はどれだけのスピードでどれだけのレベルにまで成長できそうか」を見定めることになります。

そのポテンシャルの見極めの判断基準の一つが、「なぜエンジニアになろうと思ったか」という動機です。エンジニアになりたい理由から、企業は学習意欲や熱意を汲み取ろうとします。

関連記事:ITエンジニアのポテンシャル採用とは?プロが語る内定獲得のコツ4つ

どんなエンジニアになりたいか(キャリアの方向性)

ITエンジニアに限らず、面接でよく聞かれる質問の代表例の一つが「キャリアプラン」です。当然ですが就職・転職することがゴールではなく、企業としては3年~10年以上のスパンで活躍してほしいと考えています。

他の業界と比べるとIT・Web業界は技術の進化スピードや技術のトレンドのサイクルが早いため、「最初に思い描いていたITエンジニアのキャリアと違った」ということは往々にして起こります。そのため「どんなエンジニアになりたいか」という質問の主な意図としては、どれだけ実現性の高いキャリアプランかということは重視しておらず、どれだけ自分の将来に対して具体的にキャリアプランを描けているかを問うているのです。

関連記事:
ITエンジニアの面接質問23選 - 技術質問や希望年収などへの回答例
エンジニア面接の逆質問15選|「何か質問ありますか?」をチャンスに変える!

【志望動機の書き方】転職理由がネガティブな場合の例文4選

「志望動機はキャリアプランから考えるのがセオリー」とはいえ、実際にはネガティブなきっかけから転職を考えるというケースも少なくないはずです。本項では「労働時間が長い」「人間関係が良くない」「会社の将来が不安」などのネガティブな転職理由に基づいた場合にも、前向きな表現をした志望動機の例文をお伝えします。

1.労働時間の長さがネックの場合

「現職もやりたいことはできています。ですが、今は『○○』にも興味があり、技術を吸収していきたいのですが、仕事以外の時間が取れず勉強会にも参加することができていません。『●●』をはじめ、生産性向上に向けた取り組みに力を入れている貴社でなら、仕事と技術の習得を両立できると考え、志望いたしました」

2.会社の将来が不安な場合

「自分のキャリアプランとして、『○○』をやっていきたいと考えています。現在所属している会社でも実現は不可能ではありませんが、上司がやりたい方向性と自分の方向性とがミスマッチで、活動するのに時間がかかってしまいます。異動希望を出しましたが叶わなかったため、現状を維持するよりも新しいチャンスを掴んだほうがいいと思い、貴社を志望いたしました」

3.人間関係や会社の方向性に不満がある場合

「自分は『○○』をやっていきたいのですが、現職では事業を縮小していくという話があがっており、今後やりたいことができなくなる不安がありました。貴社の環境でなら、これまで培った『○○』の経験を活かせると考え、志望いたしました」

4.給与が低いといった労働条件に不満がある場合

「自分は『○○』をやっていきたいと考えており、現在の環境でもある程度実現できてはいます。一方で、家庭のことも大切にしたいという思いもあります。自分の年齢を考えると家族を養っていくためにも、やりたいことができるという軸だけでは仕事ができないとも考え、貴社を志望いたしました」

補足:年収については、スキルや経験年数と相場のバランスもあるため、難しい問題であるのも確かです。転職エージェントを利用して転職活動を行う場合は、エージェントと年収額のすり合わせを行い、条件面の交渉は任せることもできます。

レバテックキャリアでは、転職後の条件交渉はもちろん、「自分の市場価値を知りたいだけ」といったご相談も受け付けております。些細な疑問や悩みでもどうぞお気軽にご相談ください。

【志望動機の書き方】転職理由がポジティブな場合の例文3選

ポジティブな転職理由の場合、志望動機としてそのまま伝えても問題はありません。さらに、キャリアプランからの落とし込みをしっかり行うことで、より具体性のある志望動機を組み立てることができます。「自身のキャリアの方向性」と「会社の方向性」のマッチングを具体的に示すことで、なぜその会社を選んだのかという部分が伝わるような内容にしましょう。

キャリアを積む上で魅力的だと思った部分を示し、それに対して「○○という面で、貴社だとそれが可能だと思った」と締めれば、一貫性があり、マッチングをアピールできる志望動機になります。

1.自社サービスを持つ会社に転職したい場合

「現職の受託開発では、自分が開発に携わり納品したプロダクトが、ユーザーからどんな反応をもらっているかを知ることができませんでした。業務を行う中で、顧客の反応を見ながらサービスを作り変え、ブラッシュアップしていきたいという思いが高まっていったため、貴社を志望しました」

2.新しい技術を学びたい場合

「これまでは『○○』を使った開発しか経験してきませんでしたが、『●●』の領域がニーズとして高まっていることを感じており、そちらも技術的にカバーできるエンジニアになりたいと考えております。『●●』を使った事例をブログやセミナーで発信されているのを拝見し、貴社でなら自分のやりたいことを実現できると考え志望いたしました」

3.開発に専念したい場合

「現在所属している会社ではエンジニアのキャリアパスがマネジメント業務に寄ったものしかありません。自分としては技術力を高めていき、スペシャリストとしてのキャリアを歩んでいきたいと考えています。現在、貴社が技術開発に力を入れていると伺い、自分も貢献したいと思い志望いたしました」

【志望動機の書き方】未経験から目指す場合の例文4選

ここまでは主に現役エンジニア向けの志望動機の例文をご紹介してきましたが、ここからは切り口を変えて「エンジニア未経験」の人向けの例文をご紹介します。

未経験からITエンジニアを目指す場合は、その会社でなければならない理由以上に「なぜエンジニアになりたいと思ったのか」「どんなエンジニアになりたいのか」という部分をしっかりと伝えることを意識しましょう。

1.営業職からの転職の場合

「これまでの営業経験の中で、『よいサービス・製品は売れやすく、顧客の満足度も高い』という現実が分かり、自分自身の技術力をもってサービスや製品を生み出したいという気持ちが抑えきれず、エンジニア職への転職を決意しました。現在は○○について勉強しており、これまで培ったコミュニケーション能力も生かしてマネジメント力の高いエンジニアになりたいと思っています」

2.事務・企画職からの転職の場合

「これまでWebマーケティングの仕事に携わってきましたが、マーケティングの文脈で考えてきた既存サービスの改修や新しいサービスを自分で実装できないことに強いもどかしさを感じていました。そんな中で、御社の○○というサービスを拝見して強い興味を持ち、エンジニアとしてグロースに携わりたいと思い志望いたしました。エンジニアとしてキャリアアップするべく、現職で働きつつ独学で●●の資格を取るなどスキル向上に努めています」

3.新卒での就職活動の場合

「学生時代に様々なアプリケーションを利用してきた中で、自分もエンジニアとして世の中を支えるようなアプリケーションを生み出してみたいという思いが強くあります。貴社の『○○』という企業理念が自分の中のやりがいと繋がり、実力次第で新しいことにどんどんチャレンジしていける点に強い興味を持ち志望いたしました」

4.第二新卒での転職の場合

「現職に大きな不満はないのですが、業務でIT業界に携わる中で市場の成長性と将来性の高さを感じ、技術力でキャリアを築いていきたいという意向が強くなりエンジニアとしての転職活動を行っています。貴社の開発に使われている○○の言語については、現在オンライン学習サイトで習得中で、実務を通じて●●エンジニアとしてキャリアアップしていきたいと思っています」

企業研究・分析のコツ

エンジニアの中途採用では、必ずしも志望動機に「同業他社ではなく、応募先の企業を選んだ理由」を求められるわけではないとお伝えしました。とはいえ、納得のいく転職をするためには、十分な企業研究を行った上で応募先を選んだ方がいいのも事実です。

ここでは、レバテックキャリアのキャリアアドバイザーが推奨する企業研究・企業分析のコツをお伝えします。

キャリアプランを軸に企業を分析する

企業研究・企業分析の軸となるのも、やはりキャリアプランです。「どうありたい」「何をやりたい」を掘り上げていくと、自ずとやるべきことが見えてきます。

例えば、現在はエンジニアとして現場で開発をしていても、今後はプロジェクトリーダーやマネージャーとして成長していきたいという場合があります。この場合は、企業研究・企業分析では、応募先企業の「エンジニアに求められる役割」はどういったものかを確認しておきましょう。

見るべきポイントを明確にして企業のWebサイトを確認する

企業研究・企業分析をしようと思ったら、まずは企業のwebサイトや公式ブログを確認するのではないでしょうか。しかし、見るべきポイントを押さえず漠然と眺めているだけでは、必要な情報は見つかりません。

ITエンジニアの転職であれば、教育カリキュラムや勉強会といったエンジニアの成長を支える制度の有無など、企業がエンジニアリングにどの程度投資しているのかを企業の採用ページからチェックしてみましょう。

また、社員インタビューも実際の働き方を知るのに役立ちます。特に自分に近いキャリア・境遇の社員が活躍しているようでしたら、やりたいことを実現できる可能性が高まります。

そのほか、応募を検討している企業の社員が開催・参加している勉強会やセミナーがある場合、そこに参加して直接話を聞くというのも、現場の生の声を知るためにおすすめです。

企業側が求めるスキルセットや人物像を確認する

求人の募集要項をよく読み込み、企業側がどんなスキルや考えを持った人材を求めているのかを確認しましょう。せっかくの自分の強み・アピールポイントも、企業側の需要と一致しなければなかなか有利には働きません。

逆に言えば、未経験であっても企業側が求めているスキルに関連する経験や知識があるのであればチャンスは広がります。募集要項を満たしてないからと即座に諦めるのではなく、業務内容と必須要件、歓迎要件をよく読み込んで、まずは頭の中で良いのでアピールできるポイントがあるかどうかを考えてみることをおすすめします。

関連記事:IT技術者(ITエンジニア)に必要なスキルとは?

転職エージェントを活用する

前述したポイントを押さえることで、自分の方向性に合った企業かどうか傾向を分析することはできます。しかし、実際の現場を知らないとわからない情報もあります。さらに情報の深さや情報収集の効率化を目指すならば、転職エージェントを利用するという手段が選択肢の一つです。

転職エージェントは「応募を考えている企業では、どんな経歴の方が採用され、どんな活躍をしているのか」といった事例も把握しています。そういった事例を知ることができると、企業研究・企業分析に役立つだけでなく、志望動機の書き方を考える際にも有効です。

面接などで「エージェントから、こういうキャリア形成を歩んでいる方がいるということを聞き、自分のやりたいことが実現できると考えた」という話ができると、より筋の通った志望動機になります。

エンジニアの転職支援に特化しているレバテックキャリアでは、このようなエンジニアの転職事例を数多く保有しております。また、採用担当者や開発現場のPMから詳細なヒアリングを行い、使用言語や開発環境などのエンジニアなら気になる情報も収集しています。Webだけでは得られない、さまざまな企業の深い&生の情報を保有しておりますので、転職をお考えの方は、お気軽にご相談ください。

ITエンジニアの主な職種と志望動機例文

ここまで「ITエンジニア」とひと括りにして説明してきましたが、実際の求人のほとんどは「ITエンジニア」から、より細分化された職種で募集されています。職種によって仕事内容や求められるスキルも異なり、志望動機も変わってきます。本項では代表的な4つのITエンジニア職とそれぞれの場合の志望動機の例文を紹介します。

繰り返しになりますが職種ごとに業務内容が異なるため、自分のやりたいことやキャリアプランと応募する職種がリンクしているかは確認しておきましょう。

SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)はシステム開発全般に携わる仕事です。ここで言う「システム開発全般」とは、「要件定義」「設計」「開発」「テスト」「運用・保守」というシステム開発の一般的な工程を指します。

プログラマーと混合されがちですが、SEは実際にプログラミングを行うよりも上流工程の要件定義や設計がメインで、設計書の作成、プロジェクトメンバーの進捗や成果物の品質の管理、プログラマーへの設計書に基づいたプログラミングの依頼、プログラムの動作確認などが主な仕事内容となります。

関連記事:SEとは?仕事内容・スキル・年収などを解説

志望動機例文

「様々な業界のクライアントの課題をテクノロジーの力で解決に貢献する貴社の事業内容に興味を持ち、志望いたしました。多種多様な業務システムの開発に携わることによって、自分のSEとしてのスキルを磨くと同時にクライアントと貴社に貢献していきたい所存です。これまでに培った○○の能力を活かし、いち早く現場で活躍したいと思っています」

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、社内やクライアント企業のネットワークに関連する業務全般に携わる仕事です。具体的には、ネットワークの「設計」「構築」「保守・運用」という3つの業務内容に分担されることが多いです。

ネットワークにトラブルが起きるとITシステム全般へ影響を及ぼすことが多く、影響は非常に大きくなります。そのような事態を避けるべく、24時間365日障害なくネットワークが動き続けるよう作業・監視することも、ネットワークエンジニアの重要な役目です。そのため場合によっては、トラブル対応で深夜や休日に作業をしなければならない時もあります。

関連記事:ネットワークエンジニアとは?どんな仕事かをわかりやすく解説

志望動機例文

「1年前に大規模なネットワーク障害で業務が止まってしまったことがきっかけで、企業活動や人々の生活を裏から支えるネットワークエンジニアの重要性を強く認識し、興味を持つようになりました。貴社は公共系の案件が多いと伺い、社会的な影響力が高いという責任感とやりがいを持って活躍したいと思っています」

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、社内やクライアント企業のサーバーに関連する業務全般に携わる仕事です。ネットワークエンジニアと同じく、「設計」「構築」「保守・運用」に分けられ、こちらも24時間365日稼働させることが当たり前となっています。

未経験でこれらの職種に転職した場合、基本的には保守・運用からキャリアがスタートすることがほとんどです。実務をこなしながらネットワークやサーバーの知識を学び、徐々に設計や構築といった「上流工程」の業務を任せられるようになります。

関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?必要な知識とスキル、平均年収も解説

志望動機例文

「これまでIT通信機器のカスタマーサポートとしてOSやミドルウェアなどの知識を吸収してきた中で、より専門的なスキルを持ったエンジニアとしてキャリアアップしたいと考え、転職活動を行っています。運用・保守で実務経験を積みつつ、将来的にはクライアントのサーバーの設計や構築に携わりたいという自分のキャリアプランと貴社の求人内容が一致していたため、今回志望いたしました」

Web系エンジニア

Web系エンジニアは、Webで動作するアプリケーションやWebサイトの開発や運用に携わる仕事です。担当する領域によって、「フロントエンドエンジニア」「サーバーサイドエンジニア」「インフラエンジニア」といった職種に更に細分化されて求人が出されるケースが多いです。

市場拡大の著しいWebサービス業界では、toB、toC問わず様々なWebサービスが日々誕生し続けています。比較的柔軟な働き方が許されている傾向が強いですが、エンジニアとして一線に立ち続けるためには流行をキャッチし、新しい技術にチャレンジし続ける高い学習意欲が求められます。

関連記事:
フロントエンドエンジニアとは?スキルや年収、求人例も徹底解説
サーバーサイドエンジニアになるために必要な勉強
インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性を解説

志望動機例文

「大規模なWebサービスの開発や運用に携われるという貴社の求人に強い興味を持ち、志望いたしました。これまでコーダーとして様々なWebサイトの構築に携わり、HTMLやCSS、JavaScriptに関してのスキルは備えています。今後はフロントエンドエンジニアとして、現在勉強しているUI/UXのスキルを磨きながら貴社のWebサービスの成長に貢献したいと思っています」

IT業界の転職市場について

厚生労働省および独立行政法人 労働政策研究・研修機構の発表によると、新型コロナウイルスの影響により2020年に入ってから有効求人倍率は大幅に下落しました。徐々に回復傾向にはあるものの、2022年7月時点のデータでも2019年以前の水準には戻っていません。

依然として続くIT人材の不足

国内全体では有効求人倍率が落ち込むような厳しい状況下においても、IT業界は人材が不足しており求人数は上昇を続けています。弊社が2022年7月に調査した正社員転職・フリーランス市場調査では、IT業界の転職市場は衰えを見せないどころか、むしろ2020年4月を境に売り手市場の傾向が高まっています。

※2022年7月のITエンジニア・クリエイター正社員転職/フリーランス市場動向より引用

このデータはIT業界が慢性的な人手不足と言われる証左です。労働者人口の減少とIT・デジタル技術の企業活動への必要性が高まっているため、IT人材の高い需要は今後も続くとみられます。

高い求人倍率が続くIT業界ですが、そのような中でもここ数年でいくつか状況に変化が起きています。転職を行う際には、IT業界の転職市場におけるトレンドも確認しておきましょう。

IT業界への志望者が増加傾向

新型コロナウイルスによって多くの産業が大ダメージを受けた中、その影響を最小限に抑えられたのがIT業界です。その市場の成長性や、リモートワークなど働き方改革が他の業界よりも比較的進んでいるということから、IT業界に転職したいという人の数が増えています。

とは言え、現場からは「このような時期だからこそ即戦力が欲しい」という声も強く、即戦力となる人材を要望する企業が多いのも実情です。引き続き人手不足という状況が続いていることからも、IT業界未経験者の採用ハードルはあまり下がっていないことが伺えます。

求める人材の多様化

ここ数年での急速なデジタルシフトにより、AIやビッグデータ、クラウドなどのIT技術を多くの企業が取り入れるようになりました。これら技術の革新や普及によって何が変わったのかと言うと、これまで区分されてきた「上流工程」と「下流工程」の境目がなくなりつつあり、企業が求めるIT人材が多様化されているのです。

SE(システムエンジニア)を例に出すと、SE求人の中でも「アジャイル開発経験のあるSE」「ウォーターフォール型開発経験のあるSE」「スクラム開発経験のあるSE」「人材業の経験があるSE」というような形で、より細分化されている傾向が見えます。よって経験者転職の場合は、経験のある開発手法や業界についても事前に棚卸ししておくことをおすすめします。

関連記事:
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【2022最新版】ITエンジニアにおすすめの資格20選 - 難易度も解説

リモートワークへの理解を深める企業も増加中

IT業界の転職市場に見られる変化の一つとして、リモートワークへの理解を深める企業が増えていることもあげられます。

新型コロナ禍でも高い需要を維持したIT業界ですが、外出自粛により出勤ができず業務に支障をきたす企業も少なからずありました。セキュリティなどの課題はあるものの、リモートワークへの取り組みを行い、業務の運用可否を見極めた企業も少なくありません。

働き方の多様化の一環でもあり、常時リモートや週に数日勤務の一部をリモートにするなど求人条件面でも変化が見られます。クラウドサービスやビデオ会議、メッセージツールの活用などの施策を行い、可能な範囲でリモートでの業務に取り組む企業が増加しているのは間違いありません。高度な機密情報を扱う場合、サーバーのハードウェア操作を行う場合など全ての業務が対象となるわけではありませんが、IT業界での転職に選択肢が増えていると捉えることができます。

まとめ

ITエンジニアが転職する場合、まずスキルが重要視されます。しかし、未経験分野へ挑戦する場合やこれからエンジニアを目指す場合には、志望動機からこれからの成長を見極められるケースも多いです。

ITエンジニアに向けた転職の志望動機では、もちろん個人の事情にあわせて嘘偽りのない素直な意気込みを見せることも大切です。さらに、書き方のコツを抑えることで転職先に効果的にアピールすることができます。

志望動機を記載する間にまず行うべきなのは、キャリアプランをたてることです。キャリアプランに沿った志望動機を記述することで、転職に向けてぶれない主張を自分の中に形成できます。

転職に向かう事情は必ずしも前向きとは限りません。しかし、ネガティブな理由を持っている場合にも、前向きな言葉を選ぶことで印象を変えることができます。自分で記述した志望動機がネガティブな印象に感じた場合には、本文中の記載例などを参考に表現の修正を行ってみてください。

未経験からITエンジニアへの転職を目指す場合には、エンジニアになりたい理由や転職先を選んだ理由といった基本事項に加え、志望動機によりITへの興味・意欲が伝わるように記載しましょう。また、コミュニケーションスキルの高さはアピールポイントとすることが可能です。

志望動機の作成においては、企業Webサイトはもちろんのこと転職エージェントなどを用いて企業の研究を行うこともテクニックに含まれます。応募する職種や企業、部署と、そこで必要なスキルなどを知っていれば転職への取り組みの力の入れ方も伝わります。

需要が高まるIT人材の中でも、求められる人材は多様化しています。自分の価値をアピールできる志望動機を用意して転職活動に挑みましょう。

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