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転職の検討タイミング、メリット・デメリット、転職市場状況、経歴書の書き方、面接ノウハウまで網羅【徹底解説】ITエンジニア転職の全ノウハウ

IT業界は慢性的な人手不足に陥っており、転職市場ではたくさんの企業が人材を確保しようと採用戦略を巡らせています。その一方で、ITエンジニアの中にも年収アップやキャリアアップ、より充実した福利厚生など、さまざまな理由から転職を検討している方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ITエンジニアが転職を検討すべきタイミングから転職のメリット・デメリット、現在の転職市場の状況や転職ノウハウまで、転職活動を行う上で知っておくべき情報を徹底解説します。

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1. エンジニアはどのような時に転職を検討すべきか

まず、エンジニアが転職を検討すべきタイミングについて解説します。転職をしたい理由として、以下に紹介する内容に当てはまるのであれば、転職を検討するタイミングである可能性が高いです。 

キャリアアップしたい

職場で割り当てられるポジションは、必ずしも能力に見合った適切な配置であるとは限りません。マネジメントを行う人間の裁量にもよりますし、年齢や所属企業の評価制度などにもよります。
 
改善の見込みがあれば良いですが、明らかにキャリアップの道が開かれていない場合や、先輩社員を見ても成功事例が見当たらない場合は、キャリアアップを視野に入れた転職を検討しても良いでしょう。よくある例としては、ジョブチェンジ制度がないため希望している職務に就けない、年功序列のため上位の役職が空かないとキャリアアップが見込めないなどです。

年収をアップさせたい

勤めている企業の評価制度によりますが、勤続年数が上がっても年収が上がらないという意見はよくあります。固定残業やみなし残業など給与面で不満を抱えている人もいるでしょう。そのような場合は、求人サイトなどで自分の年齢や経験に近い募集を見て客観的に自分の市場価値が適切か判断してみましょう。市場の平均と比較して、明らかに悪い待遇で働いている場合は転職することで年収アップする可能性が高いです。

ライフワークバランスを向上させたい

営業担当者による安易な低単価受注や無理な工数設定により、長時間労働に陥るという開発は少なくありません。慢性的に体調を壊したり精神に不調が現れたりしているのなら要注意です。環境改善が見込めないなら、身を守るためにも転職を検討するべきです。

人間関係が良好な会社へ行きたい

ネガティブな転職理由のトップに該当するのが、人間関係を理由とした転職です。自分の好きな仕事に就けたとしても、人間関係が上手くいっていないと軋轢が生じ、場合によっては健康を損ないかねません。仕事をするには体が資本となりますから、より良い環境を求めるなら職場を見直しても良いでしょう。

業績の良い会社へ行きたい

ビジネスは利益を出すために行っているものですから、企業の業績は自社の状況を客観的に把握するために非常に重要な評価指標です。
 
業績が悪いと賞与の削減などで年収が下がったり、新しい技術の勉強や資格取得への支援などの福利厚生がなくなったりする可能性があります。その他にも、サービス残業やメンバーの離脱によるリソース不足などデメリットがたくさん挙げられます。
 
会社の将来性に対する不安や、業績の良い会社で働きたいという思いを抱えているなら転職を検討しても良いのではないでしょうか。

2. エンジニア転職のメリット・デメリット

転職には、メリットもあればデメリットも存在します。ここでは、エンジニア転職における良い点・悪い点を解説します。

2-1. 転職のメリット

・年収アップの可能性
幅広い技術領域の経験やAIなど市場価値が高いスキルを身につけていれば、現在よりも年収がアップする可能性があります。

・職域やスキルの幅が広がる
同じ言語を使用する案件であっても、担当する職域や開発内容は企業によってさまざまです。今の仕事に物足りなさを感じている方は、転職することで職域やスキルを広げやすくなるでしょう。

・新しいことにチャレンジできる
ルーティンワークが増えてくると、勤続年数が長くなってもなかなか新しいことにチャレンジする機会に恵まれない場合もあります。異動制度や、スキルアップ支援制度が充実している企業、社内プロジェクトが活発な企業などに転職することにより、成長の機会を得られる可能性があります。

・環境をリセットできる
転職することで人間関係や人事制度、給与面、稼働時間などの環境をリセットする事ができます。環境面の実態は転職前に求人票や転職エージェントを通して確認することができますので、現職よりも良い環境を手に入れられる可能性があります。

・ライフワークバランスの向上
長時間勤務の常態化や子育て、介護などライフステージの変化などにより、ライフワークバランスの改善を求めるエンジニアも多いかと思います。改善できるかは会社の制度や文化によりますので、自分が望む働き方ができる会社に転職することでライフワークバランスの向上が見込めるでしょう。 

2-2. 転職のデメリット

・転職先がなかなか見つからない場合もある
スキルや経験、年齢にもよりますが、自分が思っていた市場価値と現実が乖離している場合に陥りやすい状況です。特に、ネガティブな転職理由は応募先企業から評価を得にくいので注意が必要です。企業側は、周囲への影響や問題解決能力を考慮し、ポジティブな人を採用したいというのが実情です。

・入社してみないとわからないこともある
いくら転職市場を精査してから転職しても、人間関係や職場環境、取り組む案件の詳細など、実際に入社してみないとわからない部分は必ずあります。イメージと齟齬が発生しないよう、事前に人間関係や制度、入社後の配属先、携わる業務などを確認して少しでも多くリスクヘッジしておくことが重要です。
 
・以前より収入が下がる場合がある
転職市場における人材の価値は企業からのニーズによるため、低く評価されてしまえば年収が下がってしまいます。また、給与テーブルは企業によって異なるため、個人の評価が良くても転職によって年収が下がるケースもあります。よくある例では、大手企業からスタートアップに転職するケースなどです。あらかじめ市場調査をして、客観的に自分の価値を見積もることである程度対策はできます。

・事前に知らされていた求人条件と相違が生じる場合がある
転職におけるトラブルで多いのが求人条件との相違によるものです。求人媒体に掲載されている情報から得られる情報には限りがありますので、面接で制度や勤務時間・業務内容などについてはできるだけ確認しておくことが重要です。

・人間関係の構築や入社した会社の文化へ適応する必要がある
転職は環境をリセットすることができる反面、新しい会社での人間関係の構築や業務スタイルへ適応していくことが求められます。新しい環境への順応はそれなりに力がいることを覚悟しておいた方が良いでしょう。

3. エンジニアの転職市場状況

人手不足が叫ばれるIT業界ですが、実際の状況はどうなのでしょうか。
ここでは、エンジニアの転職市場状況を政府の統計データなどをもとに解説します。

内閣府のデータから見るエンジニアの需要

内閣府が平成30年3月に発表した「人手不足感の高まりについて」では、2017年のエンジニア職の有効求人倍率は以下の通り非常に高く、他の職種と比較しても人手不足であると示しています。

・インターネット専門職:5.8倍
・組込・制御ソフトウエア開発エンジニア:4.6倍
・SE:3.3倍
・金融専門職:0.8倍
・制作・編集・ライター:0.7倍
・オフィスワーク事務職:0.5倍

 
参照:内閣府「人手不足感の高まりについて」p13より

経済産業省のデータから見るエンジニアの需要

経済産業省が平成28年6月に発表した「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2018年時点で約24万人のエンジニアが不足し、少子高齢化による労働力人口の減少で2030年には最大で79万人不足すると予測しています。2019年をピークに、入職者が定年などによる退職者数を下回るため、人材不足が今後より加速する見込みとなっています。
 
参考:経済産業省「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」p7より
 
このように、業界全体としては労働力の不足が市場成長のボトルネックとなっていますが、エンジニアの立場からみるとかなりの売り手市場であるといえます。もちろん、技術力やヒューマンスキルが求められますから誰もが簡単に転職できるとは言えませんが、転職しやすい状況であることは確かです。次の章からは、転職を成功させるための具体的なノウハウについて詳しく解説します。

4. エンジニア転職の流れ

まずは、転職成功の確度を上げるための基本的なプロセスを解説します。

プロセス1:転職の目的を明確にする

自分が何のために転職するのかをまず明確にします。なんとなく今の職場をやめたいから、といった漠然とした理由で転職活動を行うと、採用担当者にもその考えは伝わってしまいます。転職活動の緻密なプランを立てるには、明確な目標設定が必要不可欠です。 

プロセス2:自分のスキルや経験の棚卸しをする

慌ただしく日々の実務に取り組んでいると、自分が持っているスキルや経験の全体像が分からなくなりがちです。転職活動をするのなら、まず一度時間を作って自分自身のキャリアすべてを俯瞰して、スキルや経験を整理します。できれば紙に書きだしたりExcelでまとめたりするのが良いでしょう。

プロセス3:転職市場をリサーチする

どのような企業が、どのような人材を求めているのか転職市場をリサーチします。
上記で棚卸した自分のスキルや経歴、そして転職の目的を踏まえて、応募すべき企業をピックアップしてゆきます。

プロセス4:応募書類を作成する

応募先が決まったら書類作成です。書類選考を通過しないと面接にはたどり着けませんので、自分自身をセールスするつもりで時間と手間をかけて、ベストな応募書類を作成することがポイントです。汎用的なものを作成するのではなく、きめ細かく訴求できるように応募先企業によって内容を調整することをお薦めします。

・プロセス4:面接対策をする

採用担当者と対面する面接は、転職活動において採否を分ける最も重要なプロセスです。
何の準備もなしに挑むのではなく、どのような質問が来ても困らないように企業研究を行ったり、スピーチ練習をしたりするなど十分に対策してから望みましょう。面接で聞かれるポイントはある程度決まっています。後述していますので参考にしてください。 

・プロセス5:内定が決まったら入社の準備をする

内定が決まったら、各種手続きや引き継ぎのための職務の棚卸、引き継ぎ作業など、新しい就業先への入社準備を行います。入念に準備を行うことで、不慣れな新しい環境により早く適応できるようにするのが目的です。前職の在籍中に転職活動を行ったのなら、引継ぎや挨拶など必要なプロセスを踏んで円満退社を目指しましょう。

5. 転職先の選び方

 ここでは転職先の選び方を解説します。エンジニアの転職先は、大きく以下の5つに分類することができます。

大手SI企業(外資系を含む)

基本的にSI案件は、大手IT企業が受注して、要件定義や基本設計を行った後、開発以降の工程は外部の開発会社に依頼することが多いです。いわゆる元請けですので、利益の確保ができており、労働時間や報酬、福利厚生などが整っています。また、数千万円から数億円規模の比較的規模の大きい案件の上流工程に携われるという面も魅力です。自社プロダクトの部門に配属されれば、製品の企画から携わることも可能です。

中小SI企業

中小IT企業は自社開発を行う企業もありますが、大手IT企業から依頼された案件の開発工程を担当したり、人的リソースの支援を行ったりするケースが多いでしょう。特定の技術領域に強みを持っている企業も多くありますので、技術志向の人やプログラミングをメインに行いたい人には向いている環境と言えます。

インターネット企業

インターネット企業とは、インターネット広告やEコマースなど、インターネット関連のサービスを提供する企業を言います。このような企業は、自社製品の開発やお客様のシステム開発、運用保守まで幅広くエンジニアが携わる業務があります。
 
また、洗練されたオフィスで、かつ福利厚生や年収など採用条件が優れている企業が多いため転職先として人気の業界です。AIやIoT、AR・VRなど、最先端の技術を使った開発も活発ですので、このような環境で働きたい人に向いています。

ベンチャー企業

機械学習やディープラーニングを用いたサービスなど、まだ世の中にない新しいITサービスを開発するベンチャー企業も転職先の選択肢となります。このような企業は、大手企業のように福利厚生が整っている企業は少ないですが、先進的な社風や制度、おしゃれなオフィスなどが特徴です。
 
意思決定のスピードも速く、個人に与えられる裁量も大きい傾向にあるため、若手や勤続が浅い社員でも、やりがいや責任感のある仕事に取り組むことができるのがメリットです。
待遇面は企業によりますが、成果を出せば高い報酬が得られたり、上級職を狙いやすかったりするのもベンチャー企業特有の特徴でしょう。ただし、人事制度が整っていない企業もありますので、応募する際にはよく調べることが重要です。

事業会社のシステム部門(社内SE)

社内SEは、大手SI企業やインターネット企業に勤務するよりは年収は低くなりがちですが、所属先企業に腰を据えて働くことができ、ライフワークバランスも比較的とりやすい傾向にあります。企業によっては、プログラミングスキルからサーバースキル、ネットワークスキルまでゼネラリスト的な要素が求められたり、企画やベンダーコントロールに携わったりするなど、エンジニアとは異なったスキルが必要な場合もあります。企業によっては、要件定義よりさらに上の工程であるIT企画から携われることもあります。

6. 転職活動の際に役立つサービス

ここでは、ITエンジニアが転職する際に役立つ代表的なサービスについて、メリット・デメリットを踏まえて解説します。

転職エージェント

転職エージェントは、会員登録すると専任のアドバイザーがついて転職活動におけるさまざまなサポートを行ってくれるサービスです。報酬は採用をする企業が支払うため、求職者は無料で利用することができる点が大きなメリットです。求人トレンド情報の提供や、今後のキャリアにまつわる相談、応募書類作成のアドバイスや添削、面接対策まで手厚いサービスを受けることができます。
 
デメリットとしては、担当するアドバイザーの力量や人柄によって結果が大きく左右されるため、良く精査して申し込む必要がある点です。

転職サイト

インターネットを活用した求人情報提供サービスです。ウェブサイト上で求人情報を閲覧したり、転職サイトを通じて求人に直接応募したりできます。企業によっては紙面での書類送付を求められる場合もありますが、基本的に面接に至るまでの過程をオンラインで完結できる手軽さがメリットです。アドバイザーからのサポートが受けられるサービスもありますので、転職検討段階から活用することができます。

転職イベント

人材を募集している企業が集まる、いわゆる合同説明会です。予約を必要とせず、たくさんの企業の採用担当者と気軽に話ができるという特徴があります。
 
通常、企業側の採用担当者と話をするには書類選考を通過する必要がありますが、転職イベントではその必要はありません。興味がある程度の企業にも話を聞いて回れるのもひとつのメリットです。しかし転職イベントの場で採用が決まるケースは少なく、情報収集的な意味合いが強いサービスであることは認識しておきましょう。

7. エンジニアの職務経歴書の書き方

ここでは、エンジニアの職務経歴書の書き方を解説します。ITエンジニアの転職活動は、スキルや実績をなるべくマッチングさせるため、職務経歴書の書き方は工夫する必要があります。以下は特に重要となる書くべき項目です。

経験した業界を明記する

採用担当者が知りたいのは自社の開発案件に近い経験があるかどうかなので、取り組んできた業界について明確に記す必要があります。特に、金融系IT企業や事業会社は業界の経験を重視する傾向があります。アピールするというよりは、正確に記載することが重要です。

経験した案件の概要(目的や開発システムの内容など)を明記する

職務経歴書の開発経歴には、

・どのような規模のプロジェクトか
・どのような内容のプロジェクトか
・プロジェクトの期間

 
をわかりやすく記載する必要があります。書類に初めて目を通す採用担当者に内容が伝わるよう、具体的かつ簡潔に記載し、読みやすいように表組みを使用するなど、見せ方も工夫すると良いでしょう。

経験した案件でのポジション(自分の役割)を明記する

どのようなポジションで業務に携わってきたかも、採用担当者が知りたい重要な情報です。
採用担当者は、自社で想定しているポジションに応募者が合うか判断します。よって、以下の項目を必ず明記しましょう。

・担当した業務や役割
・工夫した点や成果

 
開発スキルだけではなく、プロジェクトの管理を行ったり業務改善を行ったりしたことがあれば、立派なアピールになります。

保有するテクニカルスキルと開発環境を明記する

OS・開発言語・フレームワーク・工程などを項目ごとにスキルレベルと使用期間をセットにしてまとめます。採用担当者がスキルレベルを判断できるよう、開発した機能内容などを具体的に書くと良いでしょう。また、資格を保有しているのであれば、資格名と取得年度を明記します。Oracle資格など、知識とスキル体系がバージョンアップされていく資格は、どのバージョンか採用担当者は見ますので明記しておきましょう。
 
職務経歴書の書き方についてはこちらの記事でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
>>SE(システムエンジニア)の職務経歴書の書き方(テンプレート付)

8. エンジニア転職を成功させるための面接ノウハウ

ここでは、エンジニア転職における面接ノウハウについて解説します。面接を突破するには、採用担当者が知りたい情報を的確に回答することが鍵となります。一般的なエンジニアの面接時に聞かれるポイントを踏まえて説明します。

8-1. 面接で質問される主な内容

・志望意欲(やる気)
志望動機や意気込みは面接でよく質問される項目です。志望動機や意気込みから、自社が期待する人材であるかを確認したいからです。特に、若手社員の採用の場合では、社員の自発性が今後の成長に大きく寄与することから志望動機を重視する傾向にあるようです。

・職務経歴
エンジニアに限らず、中途採用の面接で職務経歴は必ず説明を求められます。これまで取り組んできたことや、結果を出すために工夫したことや努力したことを素直にPRすると良いでしょう。

・得意な言語や開発環境、強み
採用担当者は、自社と転職希望者のスキルや開発環境、得意分野などができるだけマッチする人材を採用したいと考えています。齟齬が無いように正確に伝えることが、結果的に満足度の高い転職の実現につながっていきます。

・経験した開発内容の詳細
言語や環境について自社にマッチングする人材であると判断された場合に、更にマッチングの精度を高めるために説明を求められる場合が多いです。どのようなプロジェクトに、どのようなポジションで参加して、どのような開発を行ったのか要点を説明できるようにしておくと良いでしょう。

・失敗体験
あまり説明したくない項目かもしれませんが、企業が失敗体験を確認する場合は、失敗した場合にどう対処するのか、もしくは失敗を繰り返さないためにどういう取り組みをするのかという点を知りたいと考えています。論理的かつ前向きな回答ができるように準備しておきましょう。

・転職理由
どこの企業も必ず確認する項目です。たとえ本音がネガティブな転職希望理由であったとしても、そのまま伝えては採用に有利に働くことはありません。嘘をつく必要はありませんが、キャリアアップなどのポジティブな理由に昇華させましょう。

・今後のキャリアプラン
今後のキャリアプランについても面接前に必ず整理しておきましょう。採用担当者が応募者のキャリアプランと自社の組織計画の適合性を判断するために重視する情報ですので、聞かれた時に分かりやすく説明できるよう準備しておくことが肝要です。

8-2. 面接官がIT技術力以外で見ているポイント

・プレゼンテーション力の有無
エンジニア職であれば、セミナー登壇やスピーチをするのではないのですから、営業職のように流暢に話せる必要はありません。細かい仕様を調整しながら開発を進めてゆくエンジニアは、必要なポイントを上手くまとめて、わかりやすく伝えらえる能力を持っているかを確認される場合があります。セールスエンジニアなどの技術営業職であればかなり重視されます。

・技術志向性の高さ
エンジニアは技術職です。特にIT業界においては日々目覚ましく進化してゆく技術に対応する必要があるため、技術探求心を持っている人材であることは重要です。単に「興味があります」といった回答をするのではなく、セミナーや技術的コミュニティに参加しているなど、普段から技術を追求するために行っている方法を具体的に伝えることが大切です。

・忍耐力の高さ
要件定義など、まだ見えていないお客様の要件を引き出すような難しい仕事や、緊急度が高い障害対応など、多少の負荷がかかる仕事でも耐えうる忍耐力を持っている人材であるかを確認される場合があります。企業は一度入社した社員には長く働いてもらいたいと考えていますから、少々の困難では折れない忍耐力がある人材を企業が欲しがるのは必然です。

・責任感の有無
プロジェクトはコストと工数を見積もって、スケジュールに従って進めてゆくものですから、責任感を持って取り組める人材であることは大前提です。

9. まとめ

 この記事では、ITエンジニアが転職を検討すべきタイミングから転職のメリット・デメリット、転職市場の状況や転職ノウハウまで、転職活動を始める前に知っておくべき情報を解説しました。
 
解説したように、転職活動におけるノウハウは多岐に渡り、一人ですべてを準備することは困難といえます。近年のエンジニアの転職では、エージェントやアドバイザーなどからの支援を受けられるサービスを利用することが一般的です。専門家に客観的な視点で支援してもらうことで、転職の成功確率は上がるでしょう。
 
レバテックキャリアはITエンジニア・Webクリエイター専門で転職支援を行っていますので、転職を検討している方はぜひ一度ご相談にお越しください。

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執筆者プロフィール
株式会社アイティベル 代表取締役 野崎 晋平(のざき しんぺい)

1985年生まれ。大学卒業後は東証一部上場のSI企業や小売企業のシステム部門で、多数の基幹システムやECサイト、各種業務システムの設計・開発・導入を担当。プロジェクト管理や要件定義、予算管理等の経験も持つ。2015年に独立し、現在はITサービス領域の記事制作やメディア運営、ITプロジェクト支援のための人材サービスなど、幅広く事業を展開している。

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