未経験からエンジニアへの転職は可能!おすすめ職種や目指し方

最終更新日:2024年7月16日

エンジニアの転職市場において、「新しい技術を使って開発をしたいから」「ほかの業界に興味があるから」という動機で未経験の領域に転職を志すエンジニアの方がしばしばいます。

一口にIT業界といっても、IT関連の企業にはさまざまな会社があり、多くの職種もあります。その中でどのような会社でどんな役割のエンジニアとして働きたいのか、目指すジャンルをはっきりさせておくことが大切です。

転職を考えているエンジニアに向けて、エンジニア職種の概要や未経験人材でも歓迎する企業側の事情を解説します。

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この記事のまとめ

  • エンジニアと一言でいっても、その職種はさまざまである
  • 未経験からエンジニアへ転職する場合、自身の目的を明確に定めることが必要
  • 未経験から転職する場合はポートフォリオ作成などの準備が大切

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未経験からでもエンジニアに転職できる理由

エンジニアは未経験から転職しやすい職種といわれています。不安に思う方は多いですが、現在エンジニアの需要が増加しており、未経験からの転職を実現している人は多いでしょう。ここでは、なぜ転職しやすいといわれているのか詳しく説明しています。知っておくことで転職する際に気をつけておくべきことや着目すべき点が見えてくるでしょう。

IT業界は人材不足で未経験の人も歓迎していることが多い

DX白書2023によると、日本国内の事業会社のIT人材は不足傾向にあるとされています。2022年に実施した調査ではDXを推進する人材の「量」の確保について、アンケートに答えた企業の83.5%が「大幅に不足している」または「やや不足している」と回答しています。

また、「質」の確保についても同様に、86.1%の企業が不足を感じており、量的にも質的にもIT人材が不足していることが分かるでしょう。そしてこの数字は年々増加傾向にあります。

IT人材が不足していることから、未経験の人も歓迎している企業が多いです。未経験者を採用し、自社で育てて、後の貢献に期待するといった形になります。いわゆるポテンシャル採用に該当するでしょう。

関連記事:高卒・未経験でもエンジニアになれる?目指し方や年収を解説

特にSIerでは未経験エンジニアの求人が多い

Sler業界では、人材不足が深刻化しており、未経験者を採用して育成する企業が増えています。そのため、新入社員向けの教育プログラムや研修を充実させている企業も多く、未経験でも短期間で必要なスキルを身につけることができるといえるでしょう。

また、Sler企業ではさまざまな規模や業種のプロジェクトがあるため、未経験者でも参加しやすい小規模なプロジェクトから始めることが可能です。

これらの理由から、Slerでは未経験者向けの求人が多く出されているといえるでしょう。

未経験可はスキル不問ではない点に注意が必要

エンジニアは未経験からでもなりやすい職業の1つです。しかし、エンジニアの知識がまったくない状態で入社することは厳しいでしょう。なぜなら、エンジニアの求人に記載されている未経験可というのは、ある程度の知識やスキルを保有している人へ向けていることが多いからです。そのため、未経験でエンジニアへ転職するには一定の知識やスキルを身につけることをおすすめします。

入社できても希望どおりの仕事ができないケースもある

未経験可の求人へ応募して、入社できたとしても企業が担当してほしいと考えている業務と、本人が希望している業務内容にギャップが生まれる可能性があります。未経験でまだ実務経験がないため、入社後は最初から高度な業務を任せられることは少ないでしょう。まずは基本的な業務や、サポート的な役割を担当することになります。

最初のうちは、希望通りの仕事ができなかったとしても、自己学習を続け、必要なスキルを身につける努力を続けることをおすすめします。

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未経験からエンジニアになるための6ステップ

未経験可の求人だからといって、何もしなくても良いわけではありません。未経験からエンジニアへ転職を成功させるためには、目的を明確にしたり、スキルを磨いたりと準備が必要です。これらがしっかりしていると面接などの際アピールできます。

ここからは未経験からエンジニアを目指す方がやるべき準備を6つ紹介します。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

関連記事:IT技術者(ITエンジニア)に必要なスキルとは?

ステップ1.やりたいことを明確にし、どの職種を目指すか決める

エンジニアといってもフロントエンドエンジニア、バッグエンドエンジニア、インフラエンジニアなど職種は多岐に渡ります。自分が何をしたいのか、どの領域に興味があるのかを明確にして、目的の職種を目指しましょう。

ステップ2.どのプログラミング言語を学ぶか決める

目指す職種に応じて、必要なプログラミング言語は異なります。たとえばフロントエンドエンジニアならJavaScript、バッグエンドエンジニアならPythonやJavaなどです。また、フロントエンドでもReactやVue.jsのように複数の選択肢がある可能性があります。複数の選択肢がある場合はトレンドやコミュニティの活発さ、学習のしやすさなどを基に判断すると良いでしょう。

ステップ3.プログラミング知識を身につける

学習すべきプログラミング言語を決めたら、その言語の基本文法を学びましょう。また、基本文法だけでなく、どの言語にも共通する基本的な概念や考え方の理解も大切です。

プログラミングの知識を身につける場合は、実際に自分で記述しましょう。基本的な知識を学ぶ方法について詳しく紹介します。

書籍や学習サイトで独学で身につける

人気のプログラミング言語は書籍や学習サイトが充実しているため、独学でも習得可能です。

ただし、書籍を購入する場合は情報が古くないか確認する必要があります。たとえば、Pythonを学習したい際にPython2の文法を学習すると、求める挙動にならない場合があるでしょう。新しい環境と古いコードでは正常に動かないので注意が必要です。

また、まったくプログラミングに触れたことがない方はProgateドットインストールの無料会員となってコーディングの基本を学ぶと良いでしょう。自分のペースで学習を進めることができ、教材も豊富なため自分の学習スタイルに合った方法で学べます。

プログラミングスクールを活用する

予算に余裕のある方は、プログラミングスクールを活用すると良いでしょう。プログラミングスクールを活用すると情報が正しいことが担保されており、躓いた際もすぐに質問できるため効率的に学習できます。また、プログラミングスクールの講師は元エンジニアや現役エンジニアが多いため、カリキュラム外の貴重な話が聞ける場合もあるでしょう。

資格取得を目指しながら学ぶ

各プログラミング言語の協会が展開している資格習得を目指すと、知識を体系的に学べるため、おすすめです。また、未経験の場合でも一定の知識を有している証明になるため、未経験者は資格を取得するメリットが大きいといえます。体系的に学びつつ、知識の証明もできるので、資格に挑戦してみましょう。

関連記事:ITエンジニアにおすすめの資格30選!分野別に難易度も解説

ステップ4.ポートフォリオを作成する

自分で何が作成できるのか、これまでどのような経験を積んできたかを証明するためにポートフォリオの作成は最適です。フロントエンドエンジニアを目指す場合は実際にWebサービスを開発したり、バッグエンドエンジニアの場合は簡単なデスクトップアプリを開発したりすると良いでしょう。

実務で行うことを意識して、オリジナルのポートフォリオサイトを作成できると効果的です。

ステップ5.未経験OKの求人を探し、応募する

IT人材は不足している企業が多いため、未経験でも応募可能な求人は複数あります。未経験から転職する場合は未経験OKであったり、ポテンシャル採用を行っている企業に応募していきましょう。プログラミング経験がなくとも、コミュニケーションスキルや学習意欲などでポテンシャル採用される場合があります。

ステップ6.転職エージェントの活用もおすすめ

転職エージェントは自分の条件に一致した企業の紹介だけでなく、書類作成や面接でのアドバイスなど転職のサポートをしてくれます。また、Webに公開されていない情報を共有してくれるため、転職をスムーズに進めたい方は転職エージェントを活用しましょう。

ただし、転職エージェントの意見を鵜呑みにするのではなく、1つの意見として自身で判断しましょう。

関連記事:転職エージェントに履歴書を提出する理由とは?作成のポイントも解説

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未経験でも転職しやすいエンジニアの職種8選

エンジニアの職種の中には、未経験からでも転職しやすい職業が存在します。では、どのような職種があるのでしょうか。知っておくと、未経験であることに自信がなくても自分に合った職種への転職活動を行うことができるでしょう。基礎的なスキルと熱意があれば、高度な専門知識がなくてもスタートできるのが特徴です。ここでは8つの職種を挙げて具体的に紹介しています。

関連記事:ITエンジニアの将来性が高い理由は?需要の高い分野やキャリアパスも紹介

1.プログラマー

プログラマーとは、プログラミング言語を用いてさまざまなシステムやアプリケーションを作る人のことです。

たとえば、LINEなどのスマホアプリはすべてプログラミングにより作られていて、プログラマーの仕事の成果物といえます。
また、パソコンのアプリケーションやWi-Fiなどの通信技術にもプログラミングが活用されています。プログラマーの仕事は非常に広範囲にわたっています。

システム開発プロジェクトでのプログラマーの仕事はシステムエンジニアが作成した設計書を元にプログラムを開発することです。また、テストを行ってバグを発見し不具合を修正していくこともプログラマーの仕事です。

2.インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、ITエンジニアの中でも主にITインフラの構築を行うエンジニアのことです。

そもそも「インフラ」とは、インフラストラクチャー(Infrastructure)の略称で、社会や日々の生活を下で支える基盤のことをいいます。
具体的には、電気やガス、水道、通信回線など、それがないと社会が成り立たないという存在です。

IT分野の中でインフラというと、サーバーやネットワークデータベースなどを指します。これらIT基盤の設計や構築、運用を担当するのがインフラエンジニアです。

インフラエンジニアと呼ばれる職種の範囲は幅広く、担当領域によって「サーバーエンジニア」、「ネットワークエンジニア」、「データベースエンジニア」などに分かれます。

3.ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計、構築、運用・保守などを担当するエンジニアです。共通の技術的知識やスキルを共有していることや協力してプロジェクトを遂行するなどの理由で、インフラエンジニアの一種であるといわれています。また、ネットワーク設計、ネットワーク機器の設定や管理、ネットワークトラブルの解決などが主な業務です。

具体的な仕事内容は、LANやWAN、ルーターやスイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器の構築や設定、ネットワークのセキュリティ対策、トラブルシューティングなどです。

ネットワークエンジニアは、企業や公共機関、インターネットサービスプロバイダなどの情報システム部門に所属することが多く、幅広い業種において需要があります。

4.フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアはWeb開発でユーザーが直接触る部分を作るエンジニアのことです。

ユーザーに直接目に見える部分を担当するため、ユーザーの使いやすさを考慮してUIやUXの実装を行います。UI(User Interface)とは、ユーザーとシステムの接点のことです。UXとは、User Experienceの略で、ユーザーがサービスを使うことで得られる体験です。

5.サーバサイドエンジニア

フロントエンドエンジニアに対し、ユーザーの目に触れない業務ロジックやデータベース周りの処理を扱うのがサーバーサイドエンジニアです。サーバー側で行う処理の設計や実装を担当するエンジニアのことを指します。

たとえば、通販サイトの注文機能を考えましょう。商品検索画面や注文画面はユーザーの目に触れますが、実際にデータベースを検索している機能や注文情報をデータベースに登録しているサーバー側の機能は利用者には見えません。

このような内部的な裏方の処理を担当するのがサーバーサイドエンジニアです。裏方という意味でバックエンドエンジニアといわれることもあります。

6.テストエンジニア

テストエンジニアとは、サービスやシステムのテストを行うエンジニアのことをいいます。ソフトウェアや製品が、仕様書の通りに動作するか、不具合やエラーなどが発生しないかを実際に検証することが仕事です。

初心者でも比較的挑戦しやすいエンジニアで、未経験の方でもITスキルを学びながら経験を積めます。エンジニアを目指す方は実際のプログラムや品質担保の視点を学んで、実際にコーディングする際に役立てられるでしょう。

7.Webエンジニア

Webエンジニアとは、Webサイトやアプリケーション、モバイルサイトなどの設計や開発をしたり、安定した稼働が行えるように運用や保守にも携わる職種です。クライアントが求めているシステムやサービスを聞き取り、設計しWebサイトを制作していきます。未経験から目指すのであれば、マーケティングやデザインなど、幅広い知識の習得が必要でしょう。

8.社内SE

社内SEは、自社のシステム開発や管理、社内のヘルプデスク業務などを行う職種です。自社内のIT環境のほとんどを担っているケースが多いでしょう。日々の定例業務はもちろんですが、思いがけないトラブルや突発的な業務にも対応しなくてはならない存在です。

近年では、新型コロナウィルスの影響でリモートワークに対応する企業が増えました。そうした企業ではIT環境を整えるため社内SEを増やす動きがあり、未経験者でも採用しています。社内の業務や基幹システム、ITインフラの知識を保有していると採用されやすいでしょう。

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エンジニアからのキャリアパス例

エンジニアは、専門的な技術や経験を活かしてさまざまなキャリアパスを歩むことができるでしょう。キャリアパスには、スキルの向上を目指すものから、管理職などに進むものまで幅広い選択肢があります。どんな職種があるのか知っておくことで、自身が進みたい目標を決めることができるでしょう。ここでは、「システムエンジニア」「プロジェクトリーダー」「データベースエンジニア」の3つを紹介します。

SE(システムエンジニア)

システムエンジニアとは、システム開発工程の「要件定義」や「基本設計」、「詳細設計」などの上流工程を担当するエンジニアのことです。

顧客企業の担当者にヒアリングしてシステムの要件を要件定義書にまとめたり、システムの設計書を作成したりします。

システム開発プロジェクトの中では、予算管理や進捗管理などの管理業務も業務の1つです。ただし、会社やプロジェクトによってはシステムエンジニアの仕事内容は異なります。

テスト工程や運用保守を担うエンジニアもシステムエンジニアと呼ばれることがあり、IT関連の技術者全般という意味で使われることもあります。

プログラマーを経ていれば目指しやすい職種なので、未経験から数年後にSEになるケースが多いでしょう。

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーとは、システム開発プロジェクトにおいて開発現場のチームを統括するリーダーのことです。

プロジェクトリーダーはプロジェクトマネージャーのもと、チームの責任者としてプロジェクトの推進を行います。具体的にはクライアントの要件の確認、開発計画の作成、進捗管理、品質管理、メンバーの育成や指導など、仕事内容は多岐にわたります。

ITに関する知識を始めマネジメントスキルやコミュニケーションスキルなど幅広いスキルと経験が求められます。

プロジェクトリーダーは未経験からいきなり目指せる職種ではありません。現場経験を積んだ人がプロジェクトリーダーになるからです。しかし、未経験からプログラマーやSEとして経験を積み、その後プロジェクトリーダーを目指すルートは現実的といえます。

データベースエンジニア

データベースエンジニアは、データベースの設計から開発、運用や保守、管理を行うエンジニアのことをいいます。データベースにデータを保存したり、すぐに取り出すことができるようにシステムの管理を行うことが業務の1つです。

また、外部からの攻撃から守れるような強いセキュリティの構築も行います。設計や構築後も、クライアントがデータベースを有効に活用できるようサポートすることも必要な役目でしょう。

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未経験で転職する前に知っておきたいエンジニアの実情

エンジニアへ転職する前に実情をおさえておかないと、思わぬギャップで仕事が続かない場合があります。たとえば、「入社後すぐコード記述は任されにくい」「未経験でも業界知識はあったほうが良い」などの要素です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。転職後にそうならないためには、事前に面接などで質問するのも良いでしょう。

未経験の場合、入社してすぐにコードを書く仕事は任されにくい

未経験の場合、エンジニアに転職できてもすぐにコードを書かせてもらえるケースは少ないといえます。まずはソフトウェア開発の流れなどの基礎知識やチーム開発に必須なバージョン管理システムの使い方などを学ぶ機会を設けている企業が多いです。これらの知識を身につけてから徐々にコードを記述する機会を与えてもらえます。

なかには人員不足でブラックな企業もある

未経験でもエンジニアを採用したい企業には、人員不足でブラックな企業も多いです。これらの企業では長時間労働が常態化していたり、休日数が少なかったりすることがあるため注意が必要といえます。転職する際には年間休日数や企業の評判、労働条件を確認しましょう。

ポートフォリオが重視される

未経験から転職する場合にポートフォリオを準備しておくと、書類選考で採用される可能性が高まります。ポートフォリオは自身のスキルや知識の証明になるからです。未経験でも成果を上げられるスキルと学習意欲、成長度合いの高さは、エンジニアに必要な要素ですポテンシャルのある人材と認めてもらうことができるでしょう。未経験の場合は特にポートフォリオを準備していくことがおすすめです。

未経験でも業界知識は必須

エンジニアとして活躍したい場合は、未経験でも業界の知識が必須です。業界のトレンドや最新技術、リーディングカンパニーの動向は押さえておきましょう。これらを押さえておくことで、熱意や姿勢をアピールでき、学習姿勢からポテンシャル採用の可能性が高まります。

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未経験でのエンジニアへの転職で失敗したと感じるとき

エンジニアへの転職は、未経験からでもチャレンジ可能な職業ですが、転職先で多くの困難に直面することもあります。失敗したと感じることもあるでしょう。どんな失敗があるのか知っておくと、転職後に後悔することを回避できる可能性があるでしょう。ここでは、具体的にどのような場合に失敗したと感じるのか、原因などを具体的に紹介します。

多忙のわりに薄給であったとき

エンジニアは多忙なわりに薄給な場合があります。特にSES業界と呼ばれる業界は多重請負構造になっていて、下請け企業に在籍するエンジニアの給与は低めに設定されているといわれています。近年は労働環境が見直されてはいるものの、多重請負で元請けに近い企業のエンジニアのほうが給与が高く、下請けになるほど低めな構造は変わっていません。

前職よりも年収が低いとき

せっかくエンジニアになったのに、前職よりも年収が低くなってしまうケースもあるでしょう。エンジニアの年収はスキルによって幅が大きいです。さらに、所属する企業によって給与設定も大きく違います。

このような状況を改善するためには、スキルを身につけて、年収の高い企業に転職することや、フリーランスになるなどが良いでしょう。

やりたい業務とは別の作業を任されているとき

エンジニアとしてのスキルが低いうちは、雑務ばかり任される可能性もあります。これは実務経験を積むための一環であることが多く、基礎的な知識やスキルを身に付つけるために必要なステップであると考えましょう。

しかし、スキルを身につけることでプログラミングや設計を任せてもらえる企業なら良いですが、企業自体が雑務ばかり請け負っている可能性もあります。
このような場合は、最低限のスキルが身についたら積極的に転職するのがおすすめです。そもそもこのような企業に入社しないように事前にリサーチしておくことも重要でしょう。

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エンジニア転職を成功させる求人の見極め方

エンジニア転職を成功させるためには、求人を見極めることが大切です。自分の希望内容と照らし合わせ、合っているか確認することがおすすめです。適切な求人を選ぶことで、自身の成長や職場での満足度を高めることに繋がるでしょう。ここでは、具体的に求人のどんな内容を確認すれば見極めることができるのか、代表的なものを紹介します。

研修制度はしっかりしているか

未経験からエンジニアとして転職する場合、研修制度がしっかりしている企業を選んだほうが良いです。いきなり現場に入って実践的にスキルアップしていくことも可能ですが、研修制度があったほうがスキルアップはよりスムーズでしょう。

求人情報を調べるときや面接時に、研修制度の内容や期間、カリキュラムなどを詳しく確認するのがおすすめです。また、社内のメンター制度やOJT(On-the-Job Training)など、実践的な学びの場があるかどうかも確認すると良いでしょう。

通年採用の求人を過剰に出していないか

エンジニアは人手不足なので、常に求人はあります。求職者としては安心できる要素ではありますが、「同じ企業が何ヶ月も同じ求人を出している」場合は気をつけましょう。

通年求人を過剰に出している場合、すぐに人が辞めるか採用ができていない可能性があります。絶対に避けた方が良いわけではありませんが、何らかの問題点がある可能性もあるため、注意しておくのがおすすめです。

平均年齢が不当に低くないか

エンジニアという職業自体、若手が中心です。しかし、平均年齢が極端に低い場合は、長くIT業界で事業を行っているのにベテランが残っていないなど社員の定着率が低いと考えられます。定着率が低いから絶対にNGというわけではありませんが、平均年齢がバランスよく分布している職場の方がさまざまな技術や経験を持つ人が集まっているため学ぶ機会が増えるでしょう。

求人情報を確認するときや面接時に、社員の平均年齢や離職率などを確認することをおすすめします。

求人内容が具体的かどうか

具体的な業務内容が明確であれば、自分のスキルや経験に合致しているかどうかを判断しやすいです。求人情報に書かれていない情報は、面接時にしっかり質問して確認しましょう。具体的な求人内容は、企業の職務内容の明確さを示すものです。しっかり確認しておけば転職後のミスマッチを防ぐことができます。

幅広い職務経験が積めるか

今後エンジニアとしてキャリアを築くためには、さまざまな経験を積むことが大切です。たとえば、さまざまな業界のシステムに関与できる、複数の技術の経験を積める、マネジメントも担当できる場合を指します。幅広い経験を積むことで、新しいプログラミング言語の習得しやすくなる、課題解決力が上がり、必要なマネジメントを理解できる可能性が上がるといえるでしょう。

働き方はどうか

エンジニアとして転職する場合、働き方を考えるのも重要といえます。たとえば固定時間制、フレックス制、裁量労働制のどれを採用しているのか、年間休日数はどのくらいか、リモートワークを採用しているかなどです。これらの要素を確認することで、転職後のワークライフバランスが分かります。

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未経験からのエンジニア転職で成功する人の特徴

未経験からのエンジニア転職で成功する人には共通する特徴があります。成功者の特徴を確認して意識することで転職の成功率が上がるでしょう。未経験からのエンジニア転職で成功する人の特徴には、「新しいことを学び続ける向上心がある」「困難があってもやり遂げる忍耐力と問題解決力がある」「モノ作りが好き」の3つが挙げられます。以下で詳しく見ていきましょう。

新しいことを学び続ける向上心がある

エンジニアの扱うITスキルは常に進化し続けているため、日々新しい技術やツールが生まれています。そのため、エンジニアとして活躍するには新しいことを学び続ける向上心が必要で、面接で意欲をアピールできると成功しやすいです。

また、エンジニア転職時の面接では「最近気になっている新技術を2つ挙げて」など勉強の姿勢を探られる場合があります。

面接の対応策として勉強することも大切ですが、面接のためにアピールするだけでなく、実際に学習をし続けられる方は日々変わっていくITスキルに対応することができるためエンジニアに向いているといえるでしょう。

困難があってもやり遂げる忍耐力と問題解決力がある

エンジニアはゼロからシステムやサービスを構築する場合が多いため、困難な課題に直面しやすいです。たとえば、コードが期待通りに動かない、予期せぬ挙動の原因が分からないなどを指します。このような場面に遭遇した場合、忍耐力と問題解決力が試されるでしょう。

正しいアプローチや仮説を立てることで効率的に解決しなければなりません。エンジニアに転職する場合は自身がどのように考えて、どう解決してきたかのエピソードを準備しておくことが大切です。

モノ作りが好き

エンジニアの主な仕事はモノ作りです。ソフトウェアやサービスを開発することはモノ作りと共通している部分が多いため、アイデアを形にすることが好きな方に向いています。これまで何かに没頭して制作した経験がある方はアピールしてみましょう。

自身が取り組んだプロジェクトや実際に作ったもの、学んできた技術を盛り込んだポートフォリオを作成することで自分の強みや興味を効果的に伝えることができるといえます。そのために、経験などの棚卸をしておきましょう。必ず考えた意図などを確認しておくことが大切です。

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未経験者を歓迎している実際の求人例

未経験者を歓迎しているエンジニアの求人にはどのような内容があるのでしょうか。未経験者を歓迎している求人情報をチェックすれば、未経験でも必要なスキルや知識の幅を知ることができます。

また、業務内容も知ることで、自身ができる業務なのか、希望通りの内容かなど入社後のイメージをしやすくなるでしょう。ここでは、実際にレバテックキャリアにて掲載されている未経験者歓迎の求人例を紹介します。

未経験歓迎のサーバーサイドエンジニアの求人例

以下は、未経験者歓迎のサーバーサイドエンジニアの求人例です。

【想定年収】
400~450万円

【主な業務内容】
オープン系、Web系の各種ソフトウェア開発のプロジェクトです。
最初はプログラミングなどがメインとなり、経験に応じて要件定義から設計/評価まで一連の工程に携わることが可能です。自社内請負部隊への配属案件です。

【求められるスキル・経験】
<経験>
・特になし
<マインド>
・特になし

未経験歓迎のパッケージエンジニアの求人例

以下は、未経験歓迎のパッケージエンジニアの求人例です。

【想定年収】
350~450万円

【主な業務内容】
Oracle ERP Cloud、EBSやJDEのERPパッケージ導入を中心に、業務コンサルティングや上流工程の提案からFit&GAP、導入をメインに担当いただきます。
企業活動の中枢を担うERPパッケージの導入や業務コンサルティングを通して、業務効率化などの経営支援に携わる業務です。
プライム案件なども担当いただくポジションです。研修やOJTを通してステップを踏んで、上記業務を目指していただきます。

【求められるスキル・経験】
<経験>
・正社員としての就業経験(職種問わず)1年以上

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未経験でのエンジニア転職に関するよくある質問

未経験でエンジニアを目指す方や興味を持つ方の中には、エンジニア転職における男女の差や転職経路などが気になる方が多いようです。知っておくことで、未経験でもエンジニアとしてスタートを切りやすくなるでしょう。ここでは未経験でのエンジニア転職に関するよくある質問に答えています。似たような疑問を持つ方は参考にしてみてください。

Q1. 未経験でのエンジニア転職に男女の差はある?

IT業界の男女比は、女性より男性のほうが圧倒的に多いです。しかし、女性に不利であるとは一概にはいえません。なぜなら、IT業界では男女差は関係なく実力が全てで、転職についても男女の差はないからです。現在のIT業界は人手不足のため、未経験の女性でも活躍や成長が期待できると採用の可能性は高いでしょう。

Q2. 40代未経験でもエンジニアとして転職できる?

結論からいうと、40代未経験からエンジニアへの転職は非常に難しいですが、不可能ではありません。転職が難しい理由は、年齢的に伸びしろが少なく新しい技術についていけなくなることが考えられます。ただし、エンジニア経験がなくても管理職やシステム営業の経験を活かすことで採用される確率は上がるでしょう。

Q3. エンジニアへの転職経路は?

エンジニアの転職経路は、エージェント経由が多いです。エージェントは求職者の希望やスキルを汲み取って最適な求人を紹介します。
自分で求人サイトで探すよりも、プロの客観的な視点があったほうが転職が成功する可能性は高いでしょう。無料で利用できるので、エージェントは積極的に活用するのがおすすめです。

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まとめ

未経験からエンジニアへの転職を目指す方に向けて、IT業界が未経験者を歓迎している理由や、ITエンジニアの職種にはどんなものがあるかを解説しました。

ITエンジニアは自らの努力や実力次第で進路を切り開いていける職業です。未経験でも門戸は開かれているのでぜひ挑戦してみてください。

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この記事の監修

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