ITエンジニアの需要や将来性、未経験からITエンジニアになるためのポイントについて、未経験者・経ITエンジニアになるには?採用面接のポイントについても解説

最終更新日:2022年8月18日

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ITエンジニアとは、情報技術を用いる技術者全般を指します。情報技術は、我々の生活に欠かせない技術であり、これらを取り扱う技術者も様々な職種に分類されます。本記事では、ITエンジニアの業務内容や求められるスキルをまとめました。また、これからITエンジニアを目指す未経験者・経験者向けに、ITエンジニアの需要や将来性、キャリアプラン、採用面接でのポイントについても解説していきます。

ITエンジニアの業務内容と求められるスキルとは

ITエンジニアは、情報技術を用いる技術者全般を指し、さらに細かく職種が分かれます。例えば、プログラマーやSE(システムエンジニア)、インフラエンジニア、ITコンサルタントなどはITエンジニアに含まれます。それぞれの職種の業務内容とスキルについて詳しく見ていきましょう。

SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)は、クライアントへヒアリングを行い、要求に沿ったシステム開発を行う職種です。高いコミュニケーション能力のほか、システム開発を行うため、プログラミングスキルも必要とされます。システム開発の上流工程から下流工程まで幅広く携わることから、求められるスキルの範囲も幅広いのが特徴です。

社内SE

社内SEは、SE(システムエンジニア)と同様、クライアントへのヒアリングを基に、要求に沿ったシステム開発を行います。しかし、ステークホルダーが社内に限定されていることが大きな違いです。求められるスキルも、システムエンジニアと同様に、システム開発の上流工程から下流工程まで幅広く求められるでしょう。

プログラマー

プログラマーは、SE(システムエンジニア)が作成した詳細設計に基づきプログラムを作成します。作成後はプログラムのテストを実施し、バグがないかを確認します。バグが発見された場合は原因の調査と修正を行いシステムを完成させます。

主に、システム開発の下流工程に携わることから、詳細設計に基づいた実装を行うためのプログラミングスキルや、テストスキルが求められます。

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、情報システムや情報ネットワークを常に監視し、攻撃や不正なアクセスから守り、攻撃等に対応する業務に携わります。セキュリティ面で強固な情報システムを企画・設計したり、不正アクセス等を検知して防衛するシステムを設計・実装したり、セキュリティ上問題がないかを監査したりなど、業務内容はさまざまです。

システム導入後、安全に運用するためのセキュリティに関するスキルが求められます。

インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計・開発するエンジニアで、基盤システムエンジニアとも呼ばれます。サーバーを設置・設定してOS(オペレーティングシステム)等をインストールし、ストレージ(記憶装置)やネットワークを設定するのが主な業務ですが、最近ではクラウド上にバーチャルでシステムを構築することも多くなっており、ハードウェアにまったく触れずに設計・開発を行う場合もあります。

Web︎エンジニア

Webエンジニアは、WebサイトやWebアプリケーション開発を行うエンジニアです。担当領域によって、サーバーサイドエンジニアとフロントエンドエンジニアに分けられます。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、サーバー側で動作するプログラムの開発やデータ処理を行います。プログラミングスキルはもちろんですが、データ処理に携わることも多いため、データベースに関連する知識も求められるでしょう。

フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアは、インタフェース側で動作するプログラムの開発に携わるエンジニアです。サーバーサイドエンジニアと同様に、プログラミングスキルが必須となるほか、よりインタフェース側に携わることから、UI/UXの知識や設計スキルが求められるでしょう。

WebサイトやWebアプリケーション開発においてサーバーサイドエンジニアとフロントエンドエンジニアは、協力しながら開発を進めることもあれば、両者を兼任することもあります。

アプリケーションエンジニア

アプリケーションエンジニアは、アプリケーションを開発するエンジニアです。Webサービスだけではなく、スマートフォンアプリケーションや、組み込み・IoTなどの開発も含まれます。そのため、開発対象範囲によって求められるスキルが異なります。例えば、スマートフォンアプリケーションを開発する場合、iOSやAndroidそれぞれのアプリケーション開発スキルが必要となるでしょう。

最近では、React Native、Flutterなどのクロスプラットフォーム開発フレームワークを用いることで、iOS、Androidなどの異なるプラットフォームで動作するアプリケーションを一度に開発出来るようになりましたので、今後はクロスプラットフォームに対応した開発スキルも必要になるでしょう。

テストエンジニア

テストエンジニアは、開発途中のプログラムが正常に動作するかを検証します。テストの実施だけではなく、テストの計画や設計を行うことも含まれるため、テスト設計のスキルが欠かせません。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客のIT戦略に関する提案・助言をする職種です。顧客のIT投資において、大局的な観点から、経営戦略の策定(目標やビジョンの策定)に関してコンサルティングを行います。具体的には、顧客の情報化に関して、課題の整理や分析、またその解決法を検討します。他のITエンジニアの職種に比べて、よりビジネスサイドの知識やスキルが求められます。

ITエンジニアの需要と将来性について

ITエンジニアの需要は年々増加傾向にあります。経済産業省より2019年3月に発表された「IT人材需給に関する調査」によると、2018年のIT人材の需要を基準に、IT人材需要の伸びを約2〜5%として試算した場合、2030年には約45万人のIT人材不足になるという調査結果が出ています。

しかし、AIやIoTやビッグデータ活用などのデジタル技術の進展に伴い、求められるスキルも日々変化しています。これらのIT人材の需要が拡大し、IT人材の需要構造が変化すると予想されます。そのため、IT人材の需要構造の変化にあわせたスキルの獲得にも目を向ける必要があるでしょう。

ITエンジニアのキャリアプランについて

続いて、ITエンジニアのキャリアプランの例を紹介します。これまで解説してきた通り、ITエンジニアは細かい職種に分けられます。そして、それぞれの職種によってキャリアプランも変わってきます。

マネジメントや経営に近いポジションを目指す場合

プログラマー → SEや社内SE → プロジェクトマネージャー → ITコンサルタント

ITエンジニアのキャリアを、プログラマーとして開始した場合、開発工程の下流工程に携わることになります。自身のキャリア志向が、より上流工程に携わりたいという考えに一致するのであれば、上流から下流工程まで業務領域が幅広くなるSEや社内SEへのキャリアアップが考えられます。

さらに、ビジネス領域への興味関心が高い場合には、プロジェクトの工程管理など、プロジェクト全体を管理するプロジェクトマネージャーを経て、ITコンサルタントを目指す道も考えられます。

 

技術的なスキルを特化させていく場合

パターン1

プログラマー → アプリケーションエンジニアやサーバーサイドエンジニアやインフラエンジニア

プログラマーとしてプログラミング経験を積んだ後に、自身の志向に合わせた領域のスキルに特化した職種に進んでいくキャリアプランが考えられます。

例えば、Webのアプリケーションだけではなく、スマートフォンアプリの開発スキルを磨きたい場合、アプリケーションエンジニアとしてマルチプラットフォームに対応できるアプリケーション開発スキルを磨くのも良いでしょう。

パターン2

プログラマー → インフラエンジニア → セキュリティエンジニア

これは、プログラマーとしてプログラミング経験を積んだ後、インフラ領域への関心が強まった場合のキャリアプランです。

インフラエンジニアの業務経験を積む中で、情報システムのセキュリティインシデント発生を防止するなどのセキュリティへの関心が強まった場合には、セキュリティエンジニアになることも考えられるでしょう。

セキュリティの知識だけでなく、インフラ構築技術やシステム監視や障害対応の経験など、インフラエンジニアに求められるスキルや経験は必須であるため、インフラエンジニアを経てから、セキュリティエンジニアを目指すというキャリアプランです。

パターン3

テストエンジニア(テスト実施担当者) → テストコードを書けるテストエンジニア → QCリーダー

テストエンジニアは、成果物の品質管理(QC)や品質保証(QA)を行う役割を担います。専任のQA/QCエンジニアのポジションの募集をしている企業もあります。

テスト実施担当者から、テストコードを書けるテストエンジニアへのステップアップ、そしてQCのリーダーや統括を担うようなキャリアプランが考えられるでしょう。

未経験からITエンジニアになるには

未経験からITエンジニアになるには、まずはITスキルを身につける必要があります。これは、高校生や大学生、30代の社会人経験者など、年齢の違いは関係ありません。現在では、オンラインスクールやアプリ、動画などさまざまな方法で誰でもプログラミングを学ぶことが可能です。

インフラに関する知識についても、クラウドサービスを活用すれば気軽に学べます。また、多くの場合、ITエンジニアは他のメンバーと協力しながら開発を進めていくため、チーム開発の考え方を学んでおくのも良いでしょう。

プログラミングスキルを身につける

プログラミングスキルは、役割に応じて、細かく分類されます。例えば、Webアプリケーションのサーバーサイドやフロントエンド、スマートフォンアプリケーションの作成スキルなどです。

プログラミングスキル習得方法は多様化しており、オンラインスクールやWebアプリケーション、書籍などさまざまな手段があります。これらの中から、自分自身が学びやすい方法を選びましょう。

インフラスキルを身につける

インフラスキルは、主にインフラエンジニアに求められるスキルですが、ITエンジニアとして身につけておくべき内容も含まれます。サーバーやネットワーク、クラウドに関する知識のほか、セキュリティの知識やインフラ設計スキルなどが挙げられます。

スキルを身につけるには、サーバー構築の経験を積む必要がありますが、クラウド型のサーバー構築は、オンプレミス型のサーバー構築と比較して、取り組みやすいでしょう。また、知識習得には、オンラインスクールや学習系のアプリケーション、技術書を用いるのも良いでしょう。

チーム開発の考え方を身につける

ITエンジニアは、一人で開発を行うケースは稀であり、複数人でのチーム開発を行うのが基本です。そのため、チーム開発の考え方を身につけておくことで、より円滑に開発を進められるでしょう。

例えば、ウォーターフォール開発、アジャイル開発の特徴やそれぞれのメリット・デメリットなどを把握しておくと役立ちます。チーム開発は実践により身につけるのが一番ですが、動画や書籍を用いた独学も効果的です。

ソフトウェア開発に必要な知識を体系的に身につける

ITエンジニアは、ソフトウェア開発を行う職種であるため、ソフトウェア開発の体系的な知識が不可欠です。知識を身につける方法の一つとして、独立行政法人 情報処理推進機構が行っている基本情報処理技術者の資格取得が挙げられます。

試験の出題範囲は、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系に分類されます。ITエンジニアを目指す場合、情報に関する基礎理論、アルゴリズム、コンピュータシステムの知識、データベース、ネットワーク、セキュリティ、システム開発技術などが含まれるテクノロジ系の出題内容を網羅するところから始めると良いでしょう。

関連記事:【2022最新版】ITエンジニアにおすすめの資格20選 - 難易度も解説

経験者・未経験者向け|採用面接のポイント

続いて、ITエンジニアの採用面接のポイントについて、未経験者向けと経験者向けに分けて解説していきます。

【未経験者向け】なぜITエンジニアになりたいのかを明確にする

まずは、なぜITエンジニアになりたいのか、転職理由(就職理由)を明確にしましょう。未経験の場合は、数ある選択肢のなかから、なぜITエンジニアを目指すのか、またIT技術を用いて何を実現したいのかを伝えることが大切です。また、中途採用による転職でITエンジニアにジョブチェンジしようと考えている場合は、なぜ方向転換に踏み切ったのかを明確にしましょう。

【経験者向け】これまでのエンジニア経験をどのように活かすのかを明確にする

エンジニア経験者がITエンジニアを目指す場合、それまでのエンジニア経験をどのように活かせるのかをアピールするべきです。また、これまでの経験のなかで面白いと感じた仕事、自身の得意分野、興味のある技術なども明確にしておきます。

【未経験者・経験者共通】今後の自身の自己研鑽方法を明確にする

ITエンジニアは、受け身にならずに最新の技術トレンドを積極的に学び続けなければなりません。未経験者であれば、普段からどのように技術力を高めようとしているのか、実務経験のなさをどのようなことでカバーしようとしているのかを示すことが大切です。

中途採用であれば、採用担当者は、即戦力となるエンジニアを求めています。そのため、これまでのエンジニア経験から方向転換する場合であっても、自走していけるかどうかを判断される可能性は高いでしょう。

【未経験者・経験者問わず】キャリアプランを明確にする

ジョブチェンジをする理由とともに、どのようなITエンジニアになりたいのか、今後のキャリアプランを明確にすることが重要です。自身の携われる開発工程を広げていくのか、特定のスキルに特化した人材になっていくのかなど、キャリアプランは人それぞれです。

どの選択が正しいということはありません。転職理由とキャリアプランに矛盾がないか、採用担当者から見て妥当な内容であると判断できるかがポイントとなるでしょう。

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