学ぶべきプログラミング言語やおすすめ資格などを解説サーバーサイドエンジニアとは?仕事内容や勉強方法を紹介

最終更新日:2022年7月25日

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Webアプリケーションの開発においては、ブラウザ画面などユーザーから見える部分を開発する「フロントエンド」と、データベース処理などユーザーの目に見えない処理を開発する「サーバーサイド」に分かれています。後者のサーバーサイドエンジニアは、その名のとおりサーバー処理に関する開発を担当するエンジニアであり、プログラミング以外にも幅広いスキルを身につける必要があるでしょう。

未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方のために、仕事内容から勉強すべき知識とスキル、役立つ資格について解説します。

1. サーバーサイドエンジニアとは

サーバーサイドエンジニアとは名前の通り、サーバー側のデータ管理を担当するエンジニアです。サーバーの処理で必要なプログラム開発や、運用保守を行うのが主な仕事です。サーバサイドエンジニアとよく似た職種にバックエンドエンジニアもありますが、サーバーサイドエンジニアと大きな相違点はありません。

会社によっては明確に分類されているケースもありますが、バックエンドエンジニアよりも広い範囲を取り扱うエンジニアとされるケースが多いです。

サーバーサイドとは

サーバーサイドは主にサーバー側の処理を指しますが、サーバーといってもデータベースサーバーやWebサーバー、アプリケーションサーバー、ファイルサーバーなどさまざまな種類が存在します。利用するサーバーの種類によっては、サーバーサイドエンジニアに求められるスキルも変わることでしょう。

近年ではオンプレミスでのサーバー構築ではなくクラウドサービスを利用するケースが多くなり、AWSやMicrosoft Azureといったクラウドサーバーについての知識も必要です。

サーバーサイドエンジニアの仕事内容

システム開発は上流工程から要件定義、設計、開発、テスト、運用保守という工程があり、この中でサーバーサイドエンジニアは主に設計からテストを担当します。システム開発といっても家電の制御の組み込み開発や業務システム開発もありますが、サーバーサイドエンジニアは主にWebアプリケーションの開発に従事するケースがほとんどです。代表的な機能としては、会員登録や検索、データ更新、自動メール配信機といった機能があります。

2. サーバーサイドエンジニアが勉強すべき知識とスキル

サーバーサイドエンジニアにとって必要となる、勉強すべき知識とスキルについて解説します。

プログラミング言語

Webアプリケーションを開発するためには、プログラミング言語の習得が必須です。Web開発のサーバーサイドで使用される代表的な言語には、PHPや Ruby、Python、Javaなどがあります。これらすべての習得が必要というわけではなく、どの言語が必要になるかは会社や案件によって異なります。

しかし実際には1つだけの言語でなく、システムに応じて最適な言語を選択できるよう複数の言語を習得するエンジニアが多いでしょう。プログラミングの概念は多くの言語で共通する部分が多くあるので、1つの言語を習得すればほかの言語も比較的習得しやすいともいえます。

PHP

PHPはWeb開発で広く使われる言語であり、サーバーサイドのプログラミング言語としては有名です。実行速度が速くソースコードのままサーバー上で動作することができ、軽量なプログラミング言語であることからさまざまなサービスで使用されています。難易度は比較的易しいので、これからどのプログラミング言語を学習しようか悩んでいる人にはおすすめです。

Ruby

国産のプログラミング言語であるRubyも、サーバーサイドでは広く利用されています。Rubyはコーディングのしやすさに加えてソースコードの可読性も高く、Ruby on Railsと呼ばれるフレームワークを利用することで高性能な機能も作りやすいことが特徴です。PHPと同様に比較的学習しやすいので、初心者でも取り掛かりやすいプログラミング言語といえるでしょう。

Python

Pythonは主にAIの開発で採用されるプログラミング言語ですが、Webのサーバーサイドにも利用されています。AIに特化した言語なので機械学習やディープラーニングはもちろん、顧客のデータ分析にも活用が可能です。習得するための難易度は高いですが、いま注目が集まっており需要がある言語です。プログラミングの基礎を習得している人なら案件の選択肢が広がるチャンスですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

Java

Javaはあらゆるシステム開発で利用されている、汎用性や実用性が高いプログラミング言語です。サーバー関連だけではなく業務系のシステムでも利用され、サーバー以外の開発にも携わりたいと考えている人は習得することでキャリアチェンジも容易でしょう。習得するための難易度はやや高めなので、プログラミング未経験の人にとってはハードルが少し高いかもしれません。

C#

C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、C++やJavaと同じオブジェクト指向が採用されています。文法はJavaに酷似している部分もあり、C#の経験があれば少し学習するだけでJavaも扱えるようになるのが特徴です。Windows向けのアプリケーションや、マイクロソフト製品との連携した開発には向いているでしょう。

統合開発環境(IDE)のVisual Studioを使うことで、フォームやボタン、テキストボックスを張り付けながらの開発もできます。簡単で綺麗なGUIアプリケーションを作成したいプログラミング初心者にはおすすめです。

フレームワークを扱うスキル

最近のWeb開発現場においては、フレームワークを用いた開発が主流になっています。フレームワークには開発に必要な機能が一通り揃っており、それらを活用することでイチから作ることなく効率的な開発を可能にします。

代表的なフレームワークには、Rubyの「Ruby on Rails」やPHPの「Laravel」などがあります。実際の求人には特定のフレームワーク知識が必須となっている場合もあるので、言語ごとの代表的なフレームワークは習得しておくと良いでしょう。

データベースの知識とスキル

ほとんどのWebアプリケーションでは、何らかのデータベースと連携をしています。例えばECサイトであれば顧客情報や商品情報など、必要となる情報がデータベースに格納されているケースがほとんどです。

サーバーサイド開発においてはデータベースから情報を抽出したり、データベース情報を更新したりといった処理が発生します。これらの処理を実装するには、データベースの知識とSQLと呼ばれる操作言語スキルも必須なのです。

Webに関する固有技術の知識

Web開発ではユーザー認証やクッキーを用いたセッション管理はもちろん、インターネット上でデータを転送するためのプロトコルなどを扱います。OSやブラウザに関する仕様、ファイル転送、表示する画像や動画など、サーバーサイドエンジニアはサーバーに限らずWebに関する固有技術の知識も知識を身につける必要があるでしょう。

Linuxの知識とスキル

Linuxに関する知識とスキルは必ずしも必要ではありませんが、開発案件によっては求められるケースもあるでしょう。例えばRubyの場合ならPC上に仮想環境を作ったり、Linuxをインストールして開発環境を構築したりします。もしもLinuxの知識がまったくなければ、開発環境すら構築することができません。学習して損をすることはないので、時間に余力があれば学んでおくほうがよいでしょう。

プロトコルについての知識

Web開発ではインターネット上での画像やテキストなど、データ転送に必要な通信プロトコルを扱います。サーバーサイドエンジニアを目指すならHTTP通信などの基本的な知識や、プロトコルに関する理解も勉強しておきましょう。実際の開発現場においても、仕様の理解や障害対応といった場合に役立つことは間違いありません。

関連記事:サーバーサイドエンジニアに必要なスキル

3. サーバーサイドエンジニアを目指すための勉強のポイント

あらゆるWebアプリケーション開発で求められるサーバーサイドエンジニアを目指すために、必要なスキルや勉強方法について解説します。

フロントエンドの基礎を身につける

フロントエンドはサーバーサイドとは対照的に、ユーザーが直接見る画面のデザインやWebページの構成を担当します。Webアプリケーションの開発スキルだけでなく、フロントエンドの開発スキルを身に付けることで、サーバーからフロント側にデータの受け渡す処理も作成できます。

フロントエンド言語にもいくつかの種類がありますが、HTML、CSS、JavaScriptはWebページの構成では必須なので、基礎だけでも覚えておきましょう。

アプリ開発を実際に行う

アプリケーション開発を実際に行うことをおすすめする理由は、システム開発の手法や工程といった全体が理解できるためです。自分で構築したサーバーが正しく動作するかの確認や、サーバーサイドの処理を通じてフロント側の仕組みを理解することにもつながります。

サーバーサイドエンジニアとして開発の実務を経験すると、フロントとサーバー両方を理解できるようになり、開発現場で重宝される人材になることは間違いありません。

資格の取得を目指して勉強する

IT資格の取得を目指して勉強することは、知識やスキルの保有を客観的に証明することに繋がります。就職や転職、フリーランスの案件獲得にも役立つので、サーバーサイドエンジニアを目指す初心者の方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。特に独学の場合はモチベーションを維持するために、資格取得を目標に学習してもよいかもしれません。

関連記事:未経験からサーバーサイドエンジニアを目指す方法

4. サーバーサイドエンジニアが取得すべき資格

サーバーサイドエンジニアとしてスキルを証明するには、資格を取得することが有効です。取得しておきたい言語ごとの資格や、ITに関する国家資格について解説します。

プログラミング言語の資格

プログラミング言語の資格では、特定言語のスキルレベルを証明します。すべての言語において資格制度があるわけではありませんが、多くの言語ではレベルごとに分かれた資格が用意されています。

PHP技術者認定試験

PHP技術者認定試験には初級、上級、認定ウィザードという3つのレベルがあります。初級は未経験者向けで、PHPプログラミングの基礎力を測る試験です。出題範囲は変数の操作をはじめ、配列操作や関数、データベースへの接続操作など基本的な内容です。

次の上級(準上級)を取得すれば、マニュアルを参照しながらPHPプログラミングを行えるスキルを有するものとみなされます。最後の認定ウィザードは当試験における、最も高位に位置付けられています。認定審査にあたっては匿名でコードや論文を公開し、法人関係者および資格合格者が投票を実施します。多くの票を獲得し、なおかつ条件を満たした場合のみ認定されるルールです。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元であるOracle社が提供するベンダー資格です。Bronze、Silver、Goldの3段階にレベル分けされており、入門者から開発初級者、上級者までをカバーしています。Bronzeは日本国内のみですが、SilverとGoldは国際資格なので知名度があります。

※Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 7 認定資格を保有している場合は、移行試験 Upgrade to Java SE 8 Programmer (1Z0-810-JPN)に合格すれば、Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 8 認定資格にアップグレードできます。

Ruby技術者認定試験

Ruby技術者認定試験は開発者のまつもとゆきひろ氏が理事長として就任している、非営利団体Ruby Associationが主催している試験です。Ruby技術者として必要な知識や能力を証明する資格で、SilverとGoldの2つのレベルで試験が実施されています。

Webサービスやアプリ開発の分野で需要がある言語ですが、ほかの言語と比較して難易度は易しいとも言われています。未経験者向けのスクールも多く、学習コストも低いのでRubyから勉強を始める初心者も多いのではないでしょうか。

国家資格

ITエンジニアを対象とした国家資格には、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運営する制度があります。言語スキルを証明するものではなく、ソフトウェア工学やハードウェア、ネットワーク、経営戦略、法務などあらゆる領域の知識を証明するものです。4段階のレベルごとに設定され、「基本情報技術者試験」と呼ばれる資格がもっとも基礎的な資格です。まずはこの資格から取得するとよいでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験はITエンジニアが理解しておきたい、基本的な知識を体系的に学べる資格で、IT業界への登竜門とも呼ばれる試験です。

情報処理以外の企業経営やマネジメントの知識も出題されるので、エンジニアとしてキャリアアップを見据えた知識も身に着けられるでしょう。合格率は平均25%前後を推移しており、レベル2に該当します。

応用情報技術者試験

応用情報技術者試験は高度なIT人材として認定するための資格で、出題範囲は基本情報技術者と同等ですが、合格するためにはより深い知識が必要となります。合格率は平均20%前後の難関資格であり、基本情報技術者試験の上位試験(レベル3)に位置付けられています。基本情報技術者試験の合格者が、さらにステップアップを目指して受験するケースも多いようです。

システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験は企業における情報システム戦略を理解し、業務モデル全体を検討できる能力が問われる試験です。システムアーキテクトは「ITシステムの設計者」という意味で、システム化の対象となる業務内容の分析、要件定義や基本設計など設計の基礎を作れる人材を目標とします。またシステムエンジニアが詳細設計する際に、設計のルール作りなども行っています。最難関資格である高度区分試験(レベル4)のひとつであり、合格率は約13%前後とかなりの狭き門です。

エンベデッドシステムスペシャリスト試験

エンベデッドシステムスペシャリスト試験は、IoTなど組込みシステム開発に関する幅広い知識やスキルが求められます。最適な組込みシステム開発の基盤構築や、組込みシステムの設計・構築・製造を行うエンジニアを対象としています。スマート家電やドローンなどが普及したことで、エンジニアの対応すべきシステム領域が急速に拡大しています。

そこでエンベデッドシステムスペシャリスト試験という存在が注目を集めるようになりました。こちらも最難関資格である高度区分試験(レベル4)のひとつとされており、将来的に組み込みエンジニアのキャリアも視野に入れているのであれば取っておいて損はない資格です。

5. 効率的な勉強方法

サーバーサイドエンジニアはプログラム言語にとどまらず、データベースやサーバーOS、フロントエンドなど必要な学習は多岐にわたります。これらを効率的に学習するために「スクール」「学習サイト」「書籍」を包括的に活用しましょう。

スクール

スクールではカリキュラムに沿った学習だけでなく、講師が疑問点に答えてくれるなどの厚いサポートも特徴です。言語によっては資格取得までをサポートしているスクールもあるでしょう。コストはかかりますがプログラミング未経験者や初心者にとって、効率的に知識とスキルを習得できるでしょう。RubyやPHP、Javaなどが学べる、代表的なスクールをいくつかご紹介します。

TECH CAMP(https://tech-camp.in/)
TECH ACADEMY(https://techacademy.jp/)
レバテックカレッジ(https://rookie.levtech.jp/college/)

学習サイト

最近では動画やオンライン授業など、気軽に始められるプログラミング学習サイトも人気を集めています。サポート面ではスクールと比べて劣る部分もありますが、学習コストを抑えて勉強できるという大きなメリットがあります。代表的な学習サイトとしては、ドットインストールやProgate(プロゲート)などが有名です。いずれも学習ロードマップがすでに用意されており、体系的に受講しながらポートフォリオを作成することも可能です。

ドットインストール(https://dotinstall.com/)
Progate(https://prog-8.com/)

書籍

プログラミングに関する書籍は多数販売されているので、学習コストを最小に抑えられます。ただし完全に独学となるため、プログラミング初心者にとってはハードルが高いかもしれません。スクールや学習サイトを併用しながら、必要に応じて知識を補填すると良いでしょう。初心者向けの代表的な書籍をいくつか紹介します。

「ちゃんと使える力を身につけるWebとプログラミングのきほんのきほん」(大澤文孝、マイナビ)
「これからはじめるプログラミング基礎の基礎」(谷尻 かおり、技術評論社)
「プログラミング入門講座――基本と思考法と重要事項がきちんと学べる授業」(米田 昌悟、SBクリエイティブ)

6. まとめ

サーバーサイドエンジニアの仕事内容から、勉強すべき知識とスキル、役立つ資格の勉強方法などを解説しました。Webアプリケーション開発において求められる知識とスキルは広範囲ですが、最近は学習方法も多岐にわたり、環境構築も容易になりました。サーバーサイドエンジニアを目指すための勉強をする際は、ぜひ参考にしてみてください。

7. サーバーサイドエンジニアに関するQ&Aはこちら

Q1. サーバーサイドエンジニアの仕事内容は?

サーバーサイドエンジニアの仕事内容は、主にWebアプリケーションの開発において設計・開発・テストの工程を担当します。サーバーの処理で必要なプログラム開発や、運用保守なども行います。

Q2. サーバーサイドエンジニアにおすすめの開発言語は?

Web開発のサーバーサイドでよく使用される言語には、PHPや Ruby、Python、Javaなどが挙げられます。システムに応じて最適な言語を選択できるよう、複数の言語を習得することが望ましいです。

Q3. サーバーサイドエンジニアが習得すべきフレームワークは?

Rubyの「Ruby on Rails」やPHPの「Laravel」などがあります。特定のフレームワーク経験が必須の求人もあるため、代表的なフレームワークは習得しておくとよいでしょう。

Q4. サーバーサイドエンジニアが取得すべき資格は?

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験といった国家資格のほかに、PHPやJavaなどの開発言語に応じたベンダー資格も推奨されます。

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