ITエンジニアの転職なら押さえておきたい、業種別志望動機のポイントITエンジニアの受かる志望動機の書き方

最終更新日:2021年6月23日

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あらゆる仕事にITが活用されるようになった現在、ITエンジニアの勤務先は広がる一方といえるでしょう。例を挙げるとSIer、Web・モバイル、コンテンツ制作、ハードウェア、自社サービスなどその業種はさまざまです。したがって、ITエンジニアが転職活動をする際には業種によって大きく異なる特色を正確に捉え、自分が「なぜその会社を希望しているのか」が伝わるよう志望動機を書く必要があります。

そこで今回の記事では、エンジニアが志望動機を書く際に注意すべき点と、志望業種別の志望動機例をご紹介します。

1. 志望動機を書く前の準備

志望動機を書く前に、まず魅力的な志望動機を作るための準備を行うことが重要です。

志望企業が求める人物像の調査

エンジニアとしてどれだけスキルを持っていたとしても、志望企業が求めているスキル・経験やマインドについて触れられていなければ、魅力的な志望動機にはなりません。
 
相手が求めている人物像に自分が当てはまっていることを伝えるには、まずその企業が求める人物像の情報を集めておくことが重要です。
 
募集要項には求める条件が箇条書きになっているため、それを基にして企業の採用ページや求人広告から業種別の特徴・主要取引先・仕事環境・募集職種の役割・仕事の進め方・社内コミュニケーションのとり方などの周辺情報を肉付けしていくようにしましょう。また、その際にスキル・経験、マインドの2項目で分けて見ていくと人物像が把握しやすくなります。
 
こうすると、単に箇条書きの項目を理解する以上に求める人物像を明確化できるため、「何が求められているのか」を把握できた状態で志望動機が書けます。

キャリアの棚卸し

キャリアの棚卸しも準備段階において非常に重要なプロセスです。エンジニアとしての魅力を十分に伝えるには、キャリアの中から企業が求める人物像に合致するスキル・経験やマインドをピックアップし、志望動機に盛り込むことが重要です。
 
新卒当時から今まで、どんな仕事を経験してきたのかを時系列で書き出し、時系列にした情報に枠を3つ設け、仕事で身についたスキル・経験、どんなマインドで仕事に取り組んだか、それによって生まれた成果を項目ごとに分けて書きましょう。
 
その中から今回の職種に求められるスキル・経験、マインドが含まれている仕事に印をつけておくと、志望動機を書く際に活用できます。

本当にやりたいことの棚卸し

次に、自分が本当にやりたいことの棚卸しを行いましょう。先ほど時系列で過去の仕事を書き出しましたが、その仕事に取り組んだ当時のモチベーションは何かを書いていきましょう。特に新卒で就職したとき、転職経験があれば転職したときなど、仕事を選んだときに思っていたことを書き出すのが非常に重要です。
 
書き出しが終わったら、自身のモチベーションとなることの共通点を見つけましょう。最先端のものに携われる・ビッグプロジェクトに関われる・困っている人の「不」をなくすサービスが作れるなど、自分が本当にやりたいことにつながる共通点が見つかるはずです。
 
共通点を見つけられれば、仕事を通じて成し遂げたい目標も見えてきます。その目標と同じ方向性の仕事を選んで志望動機に書けば、その企業にマッチした人材だと思ってもらえる確率が上がるでしょう。

譲れない条件の抽出

最後に、譲れない条件は何かを改めて考える時間を設け、何があっても譲れない条件は優先することを決めておきましょう。譲れない条件がNGで、ほかがすべて好条件だから大丈夫だろうと考えて転職したとしても、働くうちにすれ違いが発生する可能性が高いです。 

2. 書き方で気をつけたい4つの注意点

志望動機を書く前の準備段階で行うべきことを確認した上で、志望動機を書く際に気をつけたい4つの注意点をご紹介します。

抽象的な理由は避け、具体例で説得力を持たせる

なぜ具体例が必要かというと、同じ業界ならどこにでも言えるようなことしか書いていない志望動機は、他社と同じ志望動機を使い回していると受け取られかねないからです。「社風に惹かれた」「経営方針に共感した」などの抽象的な理由では、志望度が高くないと判断されてしまうという場合もあります。

例えば「若手の社員が活躍できる社風に惹かれた」では志望動機として抽象的です。これを「これまで培ってきたスキルを活かして××という部分で貢献したいと思った」とすることで、どこに惹かれて何をしたいのか、どの部分で貢献できるのかを伝えられます。

「学びたい」より「実現したい」を伝え、企業で働くビジョンをアピール

向学心がある方だと、志望動機の欄に「~~を学びたいから」「~~のスキルを身に着けたいから」と書こうと考えるかもしれませんが、書き方・伝え方には注意したいところ。そういった志望動機を採用担当者が見た場合、「会社は学校ではない」という感想を抱くおそれもあります。

他にも、研修制度や教育体制について触れすぎるのもオススメしません。未経験の分野や新しい業務を行う場合、しっかりした教育が行われる環境で働きたいという気持ちはあるかもしれませんが、研修待ちの受け身の姿勢に受け取られかねません。

企業が社員研修やスキルアップ制度を設けているのは、社員の質を高めることで企業に利益をもたらすため。「学びたい」という姿勢だけでは、自身の成長だけが目的のように思われてしまいます。

むしろ、新しいことでもキャッチアップできることを示すために、「自分がどのようなスキルアップに努めているか」の裏付きとなる実績をアピールすることが求められます。その上で、「自分が成長する」で完結させず、その結果会社にどんな結果をもたらすのか、何を実現したいのかという視点でアピールするのがポイント。

「自分の持つスキルに加えて~~を学ぶことで、○○の業務を効率化したい」「~~のスキルを身に着けて○○の分野でも貢献したい」など、あくまで成果を出すための過程であるということを理解した上でのアピールであれば効果的です。

自身のスキルをアピールするために、良い職務経歴書を用意することも大事です。下記記事では、職務経歴書の書き方についてサンプル付きで詳しく解説しています。ぜひ合わせてお役立ちください!

関連記事:SE(システムエンジニア)職務経歴書の書き方(テンプレートあり)

「退職理由」をポジティブ変換し、マイナスイメージを残さない

自分の仕事に満足している状態で転職する人はほとんどいません。転職理由にネガティブな要素があるのは、ある意味当然のことです。しかし、それをそのまま書いてしまうことはNG。前職の愚痴はもちろんNGですが、退職した理由や転職を決めた理由に、後ろ向きな印象を持たれないようにしましょう。

志望動機を書くときに大切なのは、「ポジティブ変換」です。まずは、ネガティブな退職・転職理由を自分で受け入れ、整理し、その上でポジティブな表現へと変換してみましょう。

「前職ではできなかった」というマイナスポイントを「転職先で実現したい」に変換するなど、できるだけ前向きな言葉に変換して書くことで、書類でもポジティブな印象を与えることができます。

他にも、退職理由が「残業が多く、自分の時間が取れなかった」という理由だったとしても、「効率良く働きたい」「スキルアップのための時間を確保したい」というようにポジティブ変換は可能です。そこから一歩進んで、応募企業でどう活かしていきたいかにつなげられるとベターです。

悪く受け取られる恐れのある「条件面」を志望動機にするのはNG

応募企業を選ぶ際に、前職よりも好条件な年収や休暇、福利厚生が大きな要因となることは珍しくありません。しかし、それを正直に志望動機としてしまうのはNG。「条件さえよければどこでもいいのか?」「もっとよい条件の仕事が見つかれば辞めてしまうのか?」と、悪い印象を与えてしまうおそれもあります。

条件面の他の部分にも目を向け、その企業の業務内容の中に自分が興味を持てるところはないか、活躍できる領域はないかという部分を探してアピールにつなげることが大切です。

条件面というのは、会社から与えられる受動的な部分。志望動機にそれを書くのは、受け身なイメージにもつながってしまいます。自分が何を求めているのかではなく、「どうしたいのか」という能動的なアピールを心がけましょう。

3. 志望先によって全然違う!エンジニアの志望動機5選

次に、エンジニアの志望動機を5種類ご紹介します。自分に当てはまるものを選び、参考にしてみてください。

ケース①:SIerから自社開発へ

これまでは様々な企業から受注したシステム開発・構築、運用構築、保守を行ってきましたが、もっと1つの製品に深く携わり、多くの企業が変革していくところを目の当たりにしたいという思いを強く持つようになり、応募させていただきました。
 
中でも御社が力を入れていらっしゃる◯◯業界のシステム開発では◯年の経験を持っているため、その能力を活かして業界全体の生産性向上に寄与したいと考えております。運用構築や保守も担当した経験があるため、実運用で問題になりがちなポイントに留意した開発を行い、御社に貢献したいと考えております。

ケース②:SIerからSIerへ

私は新卒から〇〇で勤務し、主に△△業界の案件に従事してきました。非常にやりがいを持って仕事をしておりましたが、あらゆる製品を活用して顧客の変革にコミットしたいという思いを強く持つようになりました。
 
独立系SIerである御社での勤務では、幅広い製品知識や経験を求められることは覚悟しております。現在、独立系SIerに勤務されている方と数多く知り合い、必要になる知識の情報を収集し、独学で習得していっております。
 
これまでハードウェア・ソフトウェア・システム開発まで取り扱う企業で働いていた経験を活かし、それぞれの枠組みでどんなソリューションが提供できるのかを考えた上で、最適なプランをご提案できるSEとして御社に貢献したいと思っております。

ケース③:ユーザー系SIerから社内SE

これまで◯年間、◯◯でシステムの開発と導入までを担当しておりましたが、もっと深く一連の業務に関わり、自らの手で変革をデザインしたい、より運用面を意識した開発を行いたいという思いを強く持つようになりました。
 
今回の募集では経営陣・各事業部門と何をつくるべきかを検討し、ベンダーや開発パートナーとどのように作るかの折衝を行うため、これまでSIerとして勤務してきた経験と◯◯業界にずっと携わって業務改善してきた経験を活かして御社に貢献したいと思っております。

ケース④:社内SEから自社開発へ

自社システム開発よりももっと多くの企業に変化を与えたい→自社開発業務系システムの運用保守へ
 
これまで私は◯年間、社内SEとして働いてきました。社内でシステム開発によりさまざまな改革を成功させる中で、より多くの企業でこれを実現できたらという思いを抱くようになりました。御社はあらゆる企業が利用できるERPを開発されており、これから◯◯業界にも注力されていくと伺いました。◯◯業界の社内SEとして働いた経験と、より多くの企業の改革を実現したいという思いで御社に貢献したいと思っております。

ケース⑤:未経験からエンジニアを目指す場合

私は現在Webマーケティング業界の営業として、あらゆる業種のスコアを上げる方法として広告やSNSマーケティングをご提案しています。仕事を通じて、御社の製品を利用された顧客の業務が自動化し、人が注力すべき仕事に注力ができるようになったのを目の当たりにしました。

このように社会がよくなるイノベーションを起こしていることに感動を覚え、御社でエンジニアとして働きたいと考え、転職を決意いたしました。
 
現在はPythonとJavaの習得のため、プログラミングスクールに通って独学でプログラミングを行っております。実務経験はございませんが、Webマーケティングの営業として顧客の運用にまで気を配って提案をしてきたため、顧客が何を目指していてそれを実現するためには何が課題なのか、運用する際の想定課題などを捉える能力は磨いてきております。この経験を活かして、ぜひ御社に貢献したいと思っております。

4. エンジニアの転職で企業側が「志望動機」を見る視点

最後に、エンジニアを採用する際に企業側がどんな視点で志望動機を見ているか、3つの視点をご紹介します。

求められていることを把握できているか

まずは、企業側が求めているスキルやマインド、役割を理解できているかどうかが重要です。役割を理解している人なら、入社までにどんなことを勉強していけばいいのかを自分で判断し、スキルや知識をつけてきてくれるからです。また、企業の成長段階に応じて必要なエンジニアは違うため、成長段階で次の段階に到達するために何が必要かを理解しているかどうかが見られています。

それに役立つ実績があるか

採用は、今の人員で実現できないことを新たな人を採用して実現しようと考えて行うものです。つまり、実現に必要な実績を持っていない場合は、採用されないということです。実現したいこと、それに役立つ実績を志望動機に書かなければ、たとえその実績を持っていたとしても受かりませんので注意しましょう。

仕事を通じて何がしたいのか、それが自社と合致しているか

スキルについての記述はあっても、自分が何をしたいのかを書いていないと自社とのマッチング具合がわからないため、採用を控える可能性があります。企業側は自社と候補者のやりたいことがマッチしていれば、安心して採用できます。志望動機には自分のスキルをアピールするだけでなく、いかにその会社と自分のやりたいことが合致しているのかを書いておきましょう。

5. まとめ

ITエンジニアが転職するときに役立てられる、志望動機を書く際の注意点と例をご紹介しました。きちんと業種や企業によって異なる役割やスキル・経験などを把握した志望動機を書いて、自分の経験が正当に評価されるように取り組んでみてください。

ポイントを押さえた志望動機を書ければ、あなたの魅力が十分に伝わるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

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