ネットワークエンジニアに求められるスキルや年収、現在の需要についてネットワークエンジニアの転職で知っておきたいこと

最終更新日:2020年10月19日

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コンピュータやスマートフォンなどさまざまな機器がインターネットでつながる現代は、ネットワークを管理するネットワークエンジニアの役割がとても重要になっています。さらに、今後コンピュータ以外の家電などすべてのものがインターネットにつながるIoTが推進されようとしている中、その重要性はさらに増すことは間違いありません。

そこでこの記事では、ネットワークエンジニアの転職市場の状況、年収例、必要なスキル、将来ネットワークエンジニアとして生き残って行くためのポイントについて解説します。ぜひこの記事を参考にしてください。

1. ネットワークエンジニアの需要状況

ここではネットワークエンジニアの需要状況について解説します。

現在、IT業界の求人は、IT関連の投資が積極的に行われていることや、労働力人口の減少に伴う人材不足に伴い非常に好調な状態を維持しています。加えて、AIやIoT、フィンテックなどの将来的な技術も研究や採用が行われ始めるなど、今後ともこの好調な状態は続いていくことが予想されます。

そういった中、ネットワークエンジニアについてはどうでしょうか。端的に言うと、ネットワークエンジニアの求人も多い状況にあると言えます。その理由は、以下のようにいくつか考えられます。

・IoTやクラウドなどネットワークが重要な要素を占める技術の活用が広がっている
・Webサービスなど、インターネットを介した利用が急速に広がっている など


このように、ネットワーク技術が利用されている分野が急速に拡大していることにより、需要は高い状態にあります。また、具体的なそれぞれの求人の特徴としては「セキュリティなどの分野へのキャリアアップ」「マネジメントへのステップアップ」など将来を見据えた求人が多くなっています。

これは、逆に言うと単純にネットワークエンジニアとしてだけの求人というのは、スキルアップを見据えたものに比べると少なくなるということを意味します。全体の求人数としては好調であると言えますが、やはり時代に合わせてスキルや技術を磨いていかないとなかなか希望通りの仕事や待遇を得ることは難しいでしょう。

2. ネットワークエンジニアの年収例

ネットワークエンジニアがスキルを活かして転職をする場合、年収はだいたいどれくらいになるのでしょうか。ここでは、レバテックキャリアを利用して転職に成功した方の実績を参考に、インフラエンジニアの年収について解説します。

経済産業省の統計結果

経済産業省が平成29年に公表した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、ネットワークエンジニアの年収はスキルレベルによって変わることがわかります。例えば、「IT保守」では592.2万円、「IT運用管理」では608.6万円、IT技術スペシャリストでは758.2万円とスキルレベルによって大きく変わることがわかります。企業のシステム部門では、「インフラエンジニア」というポジションの中にネットワークエンジニアも含まれるケースも多くあります。

※出典:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査」P6より(2018-7-12)

エンジニア未経験

知識を一切持たない未経験でもネットワークエンジニアのポジションで採用されるケースがあります。社内の研修制度が整っている企業では、新卒〜第二新卒程度の年齢であれば経験がなくても採用するケースがあります。これらは年収280万円〜320万円での採用がほとんどです。

年収300万円〜400万円

・経験年数や年齢層
運用保守を中心に経験してきた人はだいたいこれくらいの年収ゾーンとなります。運用保守業務は、やはりエンジニアポジションより年収が低くなる傾向にあります。この年収ゾーンで採用される年齢は20代〜30歳未満が中心です。

・求められるスキル
運用保守担当者としての経験が求められます。ネットワーク設計の経験は必須ではありません。

年収400万円〜500万円

・経験年数や年齢層
運用保守担当者からレベルアップして、設計や構築まで携われるスキルを持っていると400万円〜500万円程度の年収となります。この年収ゾーンで採用されるには、資格の取得や数年以上の設計・構築経験が必要です。一人で設計から構築までできる人材であれば年収450万円以上も期待できます。この年収ゾーンで採用される年齢は20代後半〜30代前半が中心です。

・求められるスキル
ネットワークの設計、構築スキルが求められます。企業によってはCCNAなどの資格取得が必要なケースもあります。

年収500万円以上

・経験年数や年齢層
ネットワークに強いSIerであれば500万円以上で採用されることもありますが、ネットワークスキル単体では500万円以上の採用は少ないといえるでしょう。500万円以上を目指すのであれば、OSやサーバー、クラウドなどインフラ関連のスキルを身につける必要があります。また、当然ながらリーダーシップやマネジメント力などチーム全体をまとめてプロジェクトを遂行する能力が求められます。この年収ゾーンで採用される年齢は30歳以上の方が多いでしょう。

3. ネットワークエンジニアがスキルアップ転職を成功させるには

ネットワークエンジニアは、ネットワークに強みを持ったIT企業に行かないかぎりネットワークスキルのみでは高い報酬が期待できません。ここでは、ネットワークエンジニア がスキルアップ転職するために必要なスキルについて解説します。

ネットワークエンジニアが高条件で採用されるには、ネットワーク以外のインフラスキルが求められます。特に、企業のシステム部門では、幅広いインフラスキルが求められます。具体的には、以下のような内容です。

・OSなど基盤系の知識とスキル
・サーバーの知識とスキル(クラウド含む)
・データベースの知識とスキル
・セキュリティの知識とスキル


近年は、特にセキュリティの知識とスキルが重視される傾向があります。また、エンジニア共通ですが高いポジションを狙うにはプロジェクトマネジメントスキルが必須となる場合が多いです。これらのスキルも合わせて磨くと良いでしょう。

4. ネットワークエンジニアが将来生き残っていくためには

ネットワークエンジニアは、ネットワークスキルだけでは高い評価を得ることが難しいと前述しました。では、将来ネットワークエンジニアとして生き残って行くためにはどうしたら良いのでしょうか?

IT業界では分野ごとに分業が進む中、さまざまな専門家によるチームが複数組み合わさって一つの仕事をすることが一般的となっています。ネットワークの領域でもサーバーやデータベースなど他の要素とうまく連携して優れたパフォーマンスを示すことが求められます。また、WEBサービスの拡大に伴いセキュリティスキルのニーズも高まっています。

ネットワークエンジニアとして将来生き残っていくためには、特に以下のポイントが重要です。

・クラウドやIoTなど最新のインフラ関係のスキルを身につけること
(ネットワーク単体のエンジニアは高い年収が難しいため)
・セキュリティのスキルを身につけること
・業界の動向の流れを読み解くこと(トレンドのキャッチアップ)


セキュリティのスキルは、今後もっとも不足するエンジニア領域とも言われています。ネットワークも関係する領域ですので、ひとつのキャリアとしてセキュリティエンジニアを目指すプランも良いでしょう。

5. まとめ

この記事では、ネットワークエンジニアの転職市場の状況、年収例、必要なスキル、将来生き残って行くためのポイントについて解説しました。

ネットワークエンジニアは、インフラ関係の幅広いスキルを身につけることで価値の高い人材へとステップアップできます。資格制度やスクールなど教育サービスも充実していますので、この機会にスキルの幅を広げてみてはいかがでしょうか。

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