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ITエンジニアの面接で企業が見ているポイント
エンジニアの転職面接では、どの職種においても聞かれるのが、転職理由や志望動機のような定番の質問と、利用していた技術や携わったプロジェクトの概要などのエンジニアの業務内容に特化した質問です。したがって、定番の質問への対策と同様にエンジニアの業務内容に特化した質問への対策も必要となります。
本記事では、エンジニアが転職面接でよく聞かれる42個の質問に対し、企業側の質問の意図と回答のコツについて解説します。具体的な事例に入る前に、企業は面接でどのような観点でエンジニアを見ているのかを確認しましょう。
関連記事:ITエンジニアになるには?未経験からの目指し方や面接のポイントも解説
経験・スキル
経験と技術力はエンジニア採用において最も重視される内容といっても過言ではありません。
「顧客折衝経験はあるのか」「どのプログラミング言語ができるのか」「担当していたサービスの規模はどれほどものもなのか」など前職での経験やスキルについて深掘ることで、事業との相性や入社後に即戦力として活躍できるかなどを判断します。
エンジニアの転職面接では、面接官に開発現場の責任者が含まれることが多く、求職者の経験・技術力に対して詳細に聞かれることがよくあります。自身のスキルを棚卸しし、念入りな準備が必要です。
関連記事:IT技術者(ITエンジニア)に必要なスキルとは?
キャリアの志向性
面接やその前段階の書類選考では、求職者のこれまでのキャリアに一貫性があるかがチェックのポイントとなります。
エンジニアの転職面接でも、転職理由や志望動機、ときには「なぜ前職に入社したのか」を聞かれることがあります。その理由は、今までの意思決定のプロセスを確認することで、求職者がどのような判断軸を持っているかを知りたいからです。
しっかりとしたキャリア設計があることをアピールすると、信頼向上に繋がります。
エンジニアの面接では、将来のキャリアパスについて聞かれることもよくあります。企業は求職者のキャリアの志向性を確認することで、会社の事業内容や方向性との相性を確認し、一緒に成長していけるのかを判断しています。
関連記事:エンジニアの転職で欠かせない自己分析のやり方とは
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ビジネスマナー
ITエンジニアも一種のビジネスパーソンであるため、最低限のビジネスマナーが必要です。スキルを重視される職種とはいえ、ビジネスは相手がいないと成り立ちません。スキルを発揮する土台として、面接でのやり取りの中でビジネスマナーのチェックが行われています。
コミュニケーション能力
ITエンジニア職は、常にコンピュータだけと向かい合って仕事をしているわけではありません。顧客やユーザー、システム開発プロジェクトのメンバー、システムの連携相手など多様な立場の相手とコミュニケーションをとりながら仕事を進めます。このため、ITエンジニアにとってコミュニケーション能力は非常に重要視されるスキルです。明確な意思の疎通ができること、相手と良い関係を築きながら自分の意志も伝えられることなど、コミュニケーション能力は面接で必ず注目されているポイントです。
自社・配属先とのマッチ度
転職先企業や配属先部署、配属予定のプロジェクトでの業務内容、企業の風土や文化とあう人物であるかどうかも面接での確認事項の一つです。どんなに高いスキルを持っていたとしても、配属後に現場の空気に馴染めず活躍できなければ、エンジニアにとっても企業にとっても転職が成功したとは言い難いです。入社後に活躍できるかどうかも、面接で必ずチェックされているポイントといえます。
継続力
企業は、採用した人材には長く活躍してほしいと考えています。
採用にはコストがかかっており、採用後には教育などのコストも必要ですので、コストに対する対価が欲しいというのも一つの理由です。しかし、より大きな理由として、人材採用を企業の成長につながる施策として実施していることが挙げられます。企業の成長を目的として考えた場合、転職者には採用後、長く活躍して企業の成長に多く貢献できる人材を求めるのは当然のことといえるでしょう。
想定していた環境と違ったため転職後すぐに辞めてしまうような状況は、転職者にとっても企業にとっても避けたいところです。転職者が長く貢献できる継続力のある人材かどうかは、企業が重視するポイントの一つです。
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エンジニア面接で聞かれる定番の質問例7選
以下ではエンジニアの面接でよく聞かれる具体的な質問例を紹介します。エンジニアに限らず転職の面接の定番ともいえる質問です。前項であげた面接における企業の観点を念頭に置き、質問に備えましょう。
1.自己紹介をお願いします
面接の序盤でよく聞かれる質問で、「求職者が自社に貢献できる人材かどうか」を大まかに把握することが狙いです。
「ありのままの自分を知ってほしい」という気持ちが先走り、何でもかんでも詰め込んでしまうのはNGです。応募先の企業で活用できる経歴やスキルにポイントを絞って、簡潔に紹介します。
また、自己紹介は、求職者の第一印象を左右する問答でもあります。相手をまっすぐ見て、はっきりと落ち着いた口調で話すことも、忘れないようにしましょう。
関連記事:ITエンジニアの採用面接 - 自己紹介で見られるポイント【例文付き】
2.職務経歴についてお聞かせください
職務経歴で問われるのは「会社に貢献できる力量」です。経歴の一つひとつを時系列に沿って説明するやり方もありますが、今まで従事してきた業務経験のなかで、応募先の業務で戦力となる部分をピックアップして回答すると伝わりやすいでしょう。その際に、「売上目標120%達成」などの具体的な数字などを挙げると、説得力が増します。
関連記事:SE(システムエンジニア)の職務経歴書テンプレート|職種別の書き方のポイントも紹介
3.前職へ入社した理由は何ですか?
前職へ入社した理由について尋ねることで企業が確認するのは、会社選びの際の「意思決定軸」です。前職にどのような理由で入社したのかを知ることにより、どのような判断軸で意思決定をする人なのかを把握したい意図があると考えられます。
回答の際には、今回の転職理由、志望動機との繋がりを意識しながら回答したほうが、説得力が増すでしょう。
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4.前職を退職された理由は何でしょうか?
退職の理由が何であれ、「嫌だった」「上手く行かなかった」といったマイナス表現は、なるべく避けたいものです。採用担当者に「また同じ理由で辞めてしまうのではないか」という印象を与えかねません。
採用側は求職者の回答から、組織に対する適応力や将来へのビジョンなどを読み取ろうとします。そのため、「目指すキャリアを実現するため」「前職での経験をもっと活かせる職場を探すため」などのポジティブな理由を添えて、前職からの退職がさらなる飛躍や自己実現にとってプラスの選択であったことを伝えるようにしましょう。
5.弊社を志望された動機を教えてください
企業側の求める方向性と、求職者のキャリアプランがマッチしているかを見極める質問です。入社後の、ミスマッチによる離職を防ぎたいという意図があります。企業によっては「企業研究をしてきているか」という足切りの意味で質問をしているケースもあります。
回答としては、「転職で実現したいキャリアプランが、応募先の企業で実現できそうだから」ということを、妥当性のある理由とともに示せるとよいでしょう。
関連記事:エンジニアの転職理由とは|面接で使える例文とポイントを解説
6.自己PRをしてください
「自己PRをしてください」というのは、言い換えれば、あなたの強みと、それを発揮できた場面を詳しく教えてくださいということになります。
回答の仕方としては、初めに「私の強みは○○です。」と結論から伝えるようにしましょう。そして、その強みを発揮できた具体的なエピソードを伝える流れで話すとスムーズです。なお、具体的な数字を交えて話すことができるとより内容が伝わります。
7.会社選びの軸があれば教えてください
会社選びの軸について聞かれている場合には、問われているのは自己のキャリアプランに明確な方針が置かれていることの確認と、中長期的に物事に取り組めるかどうかです。プランに沿って面接先企業を選んでいることを伝える準備をしておきましょう。志望動機と整合性がとれた回答が必要となります。
併願企業がある場合は、面接先の企業をキャリアプランに沿って志望した説明と矛盾しないように選択理由を用意しておいてください。
また、キャリアプランと中長期的なものごとへの取り組みに加えて、転職活動への向き合い方もみていることがあります。場当たり的に転職をしているのではなく、論理的に考えたうえで転職活動を行っていることを伝えておきましょう。
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ITエンジニアの経験・スキル・技術に関する面接質問例18選
ITエンジニアの転職においては、多くの企業がスキルと経験を重要視しています。そのため、面接では以下のような技術に関する質問をされることが多いです。
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・どのようなプログラミング言語、フレームワーク、ツールなどをご経験されていますか?・担当していたサービスの規模はどのくらいですか?
・以前のプロジェクトで担当していたポジション、業務は何ですか?
・リーダー経験はありますか?
・どのような開発の進め方を経験してこられましたか?
・弊社のサービスで改善したほうが良いと思うところはありますか?
以下では、代表的な技術に関する質問18選について、質問の裏に隠された企業の意図を解説していきます。
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1.得意な業務は何ですか?
求職者の経験やスキルが、応募先の業務にどの程度マッチングするかを確認するための質問です。得意な業務を生かして、「今後どのような仕事につなげて行きたいのか」などの希望や情熱を積極的にアピールしましょう。
2.使用したことのある技術やツールを教えてください
応募企業の業務に対するマッチング度合いを判断し、同時に、周辺の技術・知識に対する関心度や精通度をはかるための質問です。ここで触れている技術とは、プログラミング言語やフレームワーク、開発環境などを含んだ意味合いです。業務で経験した技術に加え、普段どのような学習をしているかを伝えられるとベターでしょう。
応募先の企業で採用されている言語などの経験がない場合は、どのようにして補っていくのかを示せるようにしましょう。
3.その技術やツールを選んだ理由は何ですか?
前項の質問に加えてこの質問がされた場合、得意な技術領域や知識とスキルの深さを図る意図があることが多いです。技術に関する興味の持ち方、情報収集へのアンテナの張り方、場合によっては技術トレンドに対する先見性までが問われています。
「○○言語はXX(製品名)の開発で採用されており、今後も発展が見込まれると判断して選択しました。実際に○○言語はその後もYY(フレームワーク)やZZ(ライブラリ)がリリースされるなど活況を呈しており、同分野で大きなシェアを獲得しています。」など、具体的なキーワードを織り交ぜて説明しましょう。
なお注意事項として、質問者が技術部門の担当者など知識やスキルを持っている場合は問題なく情報が伝わります。そうでない場合には、話が伝わりやすいよう製品やフレームワークなどの有名な固有名詞を挟むといった工夫が必要なため注意しましょう。
4.これまでどのようなサービスを開発してきましたか?
これまでに携わった業務で扱ったシステムやサービスを、どれだけ一般化して捉えて説明できるかを問う質問です。形を持たないシステムやサービスを言語化して伝える必要があるため、どれだけシステムやサービスの本質を掴めているかという理解力と論理の構築力が試されます。
「製造業向け工程管理システム」「動画コンテンツ配信サービス」など端的に表現してから、特徴、性能などの細部を説明すると話がまとめやすいです。
また、具体的な顧客名や企業の機密情報、システムの詳細や個人情報などには触れないよう注意しましょう。内容が良く伝わったとしてもコンプライアンスが問われることになってしまうためです。
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5.開発において重要視していることは何ですか?
エンジニアとしての姿勢を問われている質問です。品質とコスト、納期の全てを達成し、ユーザーの視点からも良いシステム、サービスを構築することが理想ですが、その中でも何を重要視するかが回答にはあらわれるでしょう。
開発に対し深い意識を持たずに、ただ目の前の仕事をこなす姿勢の場合には回答が難しくなってしまうため、いかに開発に向き合っているかも問う質問とも言えます。
6.担当していたサービスの規模はどのくらいですか?
応募先の案件規模に相当する経験値があるかを判断します。また「大規模な負荷をさばいた経験があるか」をチェックしたいというケースもあります。そのため、回答にはできるだけ具体的な数値(サーバ台数、ユーザ数など)を盛り込むとよいでしょう。
7.担当したことのあるポジション、業務を教えてください
実際の業務で求職者に任せられる業務の範囲を把握することが目的です。
プロジェクトによって、業務の進め方はさまざま。これまで経験してきたチームの規模(単独/チームなど)、ポジション(リーダー/メンバーなど)、担当業務(設計から開発まで/単体テストのみなど)について、詳細に回答するようにしましょう。
8.リーダー経験はありますか?
チーム開発で活躍できる人材を募集している場合によく聞かれる質問です。リーダー経験は「一定のコミュニケーション力や課題解決力を備えている」という評価につながります。
経験がある方は、「○年○月の案件にて、メンバー○名のスケジュール管理・コードレビューを担当した」など、こちらも詳細に回答するようにしましょう。
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9.どのような開発の進め方を経験してこられましたか?
応募企業でのプロジェクトの進め方にマッチするかをチェックする意図があります。アジャイル開発の現場では、仕様書などのドキュメントがないケースもあるため、そういった開発の進め方でも対応できるかどうかを示しましょう。
また、口頭ベースで開発を行うような現場でも、要件定義書や設計書といったドキュメント作成の経験は武器となりうるので、経験のある方はしっかりアピールするとよいでしょう。
10.今までの経験は弊社でどう活かせると思いますか?
この質問では、入社後の業務内容への理解度を確認する意図があります。求職者本人が業務を正しく理解できていないと入社後のアンマッチに繋がるリスクが高いと考えています。
この質問に対しては、まず即戦力として貢献できそうな経験やスキルを挙げ、具体的にどのような業務でパフォーマンスを発揮できそうなのかを伝えるようにしましょう。
11.判断に迷ったときはどう対処していましたか?
額面通り問題に対峙したときの対処スキルを確認する質問です。ITエンジニアの仕事は課題解決の連続であり、課題解決スキルの高さを重要視していることが背景にあります。
判断に迷うシーンは技術的な知識、スキル、経験を総動員させる機会です。さらには、問題に対峙した場合の向き合い方にあらわれる自律性、粘り強さ、周囲の協力を得る協調性、情報収集と分析能力、ビジネスとして考えた場合の損得勘定などITエンジニアとしての総合力が試されます。
これまでに仕事上であったトラブルと対処したときのエピソードをからめて、「現象の確認と事例の調査を軸に判断基準を定めます。同時に上司にエスカレーションを挙げ、自己判断が可能かどうかという点に関しては他者の判断を仰ぎます。具体的には・・・。」と回答することで、経験とスキルに裏打ちされた対処能力と自己判断によるトラブルの回避までが意識できていることを伝えられます。
12.外部の方との折衝の経験はありますか?
外部折衝の経験、または、相応の折衝能力があるかを確認するための質問です。外部折衝に直接関わった経験がなくても、日々の業務には小さな「折衝」が意外と存在しています。例えば「現場リーダーと仕様調整をしたことがあります」など、なるべく近い経験を挙げておくことがポイントです。
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13.外部の方と折衝する際に、意識していたことはありますか?
こちらは外部折衝の経験がある人に対してよく聞かれる質問であり、具体的にどのようなことを意識して顧客折衝をしてきたのかをこの質問で確認しています。それを知ることで、安心して顧客先とやりとりができそうか、顧客折衝においてパフォーマンスを発揮できそうか判断します。顧客との折衝があるポジションへの配置可否の判断基準となることが想定できます。
例えば、「私は顧客との折衝においては、顧客の目線に立ち、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく説明することを心がけています」など、入社後に任される仕事を想定した回答をするようにしましょう。
14.周囲の人に助けてもらった経験はありますか?
業務上で課題が発生した際には、ITエンジニアは自己の努力で解決を図り、それでも上手くいかなければ周囲の助力を得て問題を解決します。自分で問題に対峙する姿勢と業務の効率を考えて周囲と連携する解決力の両方が必要とされるのです。
この質問では、自分で考える姿勢と問題発生時に抱え込んでしまう傾向がないかを確認しています。自律的に行動できることはもちろん必要なのですが、問題を一人で抱え込んでしまうタイプもビジネスにおいてはリスクとなります。
バランスをとりながら判断を行い、必要な場合には周囲の協力を素直に求めて問題を解決する周囲を巻き込む力も問われています。「XXに関するプログラムが動作せず、先輩に相談して解決に至った経験があります。自分で調査を行い2時間以上経っても解決の糸口が掴めなかったため、先輩に助力を頼みました。」など、以前に関わったプロジェクトでの経験を交えて回答すると話が伝わりやすくなります。
15.失敗した経験とそのリカバリー方法を教えてください
働いていれば誰にでも失敗した経験はあるものです。それを敢えて聞くのには二つの理由があります。
1つ目は、失敗経験を自己認知しているのかです。失敗を失敗であると自己認知できていないと、入社後にも大きなミスを犯してしまうリスクがあると考えてしまいます。
2つ目は、失敗経験を活かすことができているかです。失敗から学ぶことで成長できると多くの企業は思っており、失敗から何を学んだのかを知りたいと思っています。また、入社後にミスが起きてしまった場合でも、自分でリカバリー策を考えることができるかを見られています。
この質問に対しては、失敗したことを素直に話し、それをどうリカバリーしたかだけでなく、その経験は今にどう役立っているのかまで話せると良いでしょう。
16.これまでで最もうまく解決できた問題は何ですか?
ほかの質問でも確認されている問題の解決力を問うとともに、自分の仕事を振り返ることが出来ているかどうかが確認されている質問です。仕事での経験を一過性のものにせず、自分の身とするために見つめなおす機会を持てていることを示しましょう。
ITエンジニアに限らずビジネスパーソンは、チームやプロジェクト、ビジネスへの貢献を考えて、課題を成長につなげることが必要です。「XXXで起きた課題を○○によって解決しました。その後、XXXのような傾向を見つけた場合には、同じことが起きないか注意深く取り組めるようになりました。さらに、同じ問題で困る人がでないよう○○の手順をまとめて共有しています。」と、問題の解決とその後の成長を示せるように回答します。
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17.弊社のサービスで改善すべき点があれば教えてください
こちらは、自社製品や自社サービスを開発するポジションへの転職時によく聞かれる質問であり、「そもそも製品やサービスのことを知っているか」を確認する意図があります。また、受け身で働くのではなく、自発的に考えてアイデアを出せる人なのかも見ています。企業によっては、実際に触ってみてどう思ったかの感想を聞かれる場合もあります。
したがって、もし無料版など個人でも利用可能なサービスであれば、一度はサービスに触れておきましょう。操作してみて感じたこと、自分ならどう改善するのか、準備が可能な質問です。
18.最も裁量を与えられた経験を教えてください
最も裁量を与えられた経験は、前職または現職での職場からの評価を確認する意図があります。職場での評価は、新たな職場に移った後にもどの程度の仕事を任せられるかという判断基準として利用されると想定できます。さらに裁量や権限を与えられた際の経験について質問を深掘りすることで、意思決定のプロセスや能動的な行動ができるかどうかも確認する場合が多いです。
自分の職務の振り返り・棚卸しを行い、経験についてをまとめて質問に備えます。その経験をした際の行動について、今の自分ならばどのように判断するか、どのような取り組みをするかという補足ができれば、その時点からの成長を伝える機会としても利用できます。
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キャリア・スキルアップに関するエンジニア面接の質問例4選
転職も含めて、ITエンジニアとしてのキャリアとそれに付随するスキルアップへの意識を確認する質問です。転職が成功した後もスキルを磨き、活躍し続けることを示す回答をしましょう。
1.最近興味のある技術や、勉強していることは何ですか?
フォローしている技術の幅、最新技術に対する関心度・向学心の高さから、未経験の業務に対する順応性の高さを評価します。できれば、単に情報収集しているだけでなく、「どのような形で手を動かしているか」や具体的なアウトプットを示せるとベターです。
関連記事:新卒エンジニア必見!IT・Web系の技術勉強会&探せるサービスまとめ
2.キャリアプランをどのように考えていますか?
求職者のキャリアプランと応募企業の目指す方向が合っているか、などを確認する意図があります。応募先の企業でどのような経験やスキルを得たいのか、また、それを今後どう生かしていきたいのか、自身のキャリアプランを具体的に説明しましょう。「プログラマーとしての実務経験を積んで、コードライティング・スピード日本一を目指したい」など、しっかりした目標設定があると示すことが重要です。
3.どのようなエンジニアになりたいですか?
こちらの質問は入社後のキャリアプランを聞きたいのではなく、エンジニアとして何を実現したいのかを聞きたいときにされる質問であり、成長意欲があるのか、エンジニアとして働くことに誇りを持っているのかを確認しています。
ここでは、あくまでもエンジニアとしてゴールを何に置いているのかを具体的に伝えるようにしましょう。回答のポイントとしては、「○○と言われるようなエンジニア」といったように、客観的にどのような評価を受けたいのかを答えるとイメージが伝わりやすいでしょう。
4.IT知識や情報のキャッチアップ方法を教えてください
この質問では、いくつかの意図が想定できます。
一つは、ITスキル向上に対して転職者が本当に真摯に取り組んでいるかという確認です。面接で「IT知識、情報のキャッチアップをしていますか」と聞かれた場合、ほとんどのエンジニアは「しています」と回答します。そこでキャッチアップ方法にまで踏み込むことで、実際にどれだけ取り組みを行っているか実感を持って確認を行っているのです。
ほかには、自己学習によるスキル向上がどれだけできるかを確認する意図もあります。企業はエンジニアのスキル向上のためのバックアップをしてくれますが、自己学習によって成長できるほうが評価は高まります。キャッチアップした情報に対し、自己のスキルへ繋げられているかをチェックしているといえます。
さらには、技術に対する興味、トレンドへの対応などをチェックしたい意図もあるでしょう。
この質問に対しては、IT知識、情報のキャッチアップにおけるインプット元を整理して備えておきます。さらに、インプットに対しどのようにアクションしているかを答えられればなおよいでしょう。
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ITエンジニアの素質に関する面接の質問例4選
特にITエンジニア未経験での転職において、質問されることが多いのが素質、素養に関する内容です。未経験であることは面接相手も認識しているため、ITエンジニアとして適性を持っているか、どのように経験とスキルの不足を埋めるつもりなのか、具体的なプランと取り組みへの意気込みが確認されます。
1.どのようなときにモチベーションが下がりますか?
モチベーションについての質問は、転職後の仕事での役割、ポジションとモチベーションの源が一致することを確認する意図があります。モチベーションが下がる場合を聞いているのであれば、転職して仕事についた際の環境でどれだけモチベーションを保てるか、という点を確認されています。チームでの業務により協調性を求められるシーンや人間関係、仕事量などの要因と付き合っていける耐性も確認内容に含まれます。
また、モチベーションについての考察は、自己分析と自己管理が出来ていることとも関連が深いため、「複数の立場の人が集まって仕事を進める際に、それぞれの思惑を感じながら行動する必要を感じストレスを受けるためモチベーションが低下します。その際には、信頼できる人と会話することで安心感を得るなどモチベーション回復に努めています。」とモチベーションの維持・回復方法についても触れると回答をまとめやすいです。
2.やりがいを感じたときのエピソードはありますか?
こちらも仕事とモチベーションの関連性を確認する質問です。着任予定の業務にやりがいを感じることができ、モチベーションを保ちながら働ける適性を評価しています。
「問題の解決」、「関係者からの感謝の言葉」、「責任のある仕事」など、着任予定の業務でも感じられるやりがいがあるとよいです。
3.これまで人と対立や衝突をしたことはありますか?
組織での業務における振る舞いが確認されています。業務において他者と意見が合わないことは充分に起こり得ることで、特に珍しくはありません。その際に、どのように振舞えるかを確認している質問です。「あります」と回答する場合には、エピソードには軽く触れ、以降に記載する信念の部分を質問者に説明しましょう。
論理的に正しいと信じる主張を持っている場合には、対立とは言わないまでも強く主張することが必要な場合もあります。技術的には正しくともビジネスとしてとらえた場合には意見を曲げる必要があるケースもあります。状況の変化を見て柔軟に対応できることも必要です。
利害を比較しながら細かく判断を繰り返し、対立や衝突も恐れず自己主張が必要な場合には厭わない芯を持つことを主張できれば評価につながります。また、和を尊び多少のことであれば自分が一歩引いて対応するというスタンスの場合は、それをどのように業務に役立てられるかに繋げましょう。
4.会社の方針と自分の考えが合わなかったことはありますか?
この質問は個人の意見よりも会社の考えを優先する合理性を確認しています。個人の主張と会社の方針が合わないこともあり得ることですが、その場合には組織の理論を優先し、自分を納得させることができる会社員としての素養が問われています。
高いスキルを持っていても、組織に貢献できないエンジニアは採用にはつながりません。例えば「FWの選定において、会社と方針があわなかったことがあります。しかし、新たな学習の機会と捉えて前向きに習得に向かいました。」と柔軟性を前向きに表現しましょう。
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入社条件に関するエンジニア面接の質問例3選
転職はエンジニアとしての理想を叶えるだけでなく、現実的な生活を支える手段としての面も持ちます。給与などセンシティブな内容も含みますが、就職という契約において企業と個人は対等な立場です。不当な要求でなければ遠慮せずに確認しておくべき内容といえます。
1.希望年収を教えてください
面接でほとんどと言っていいほど聞かれるのは希望年収についてです。企業はこの質問を通して、求職者が希望する金額が自社の採用予算と大きな乖離があるかを確認しているとともに、求職者が客観的に自身の市場価値を認識しているかどうかを判断しています。
この質問に対しては、現職の年収を伝えた上で、可能であればそれ以上の年収を希望することを伝えましょう。また、最後に「最終的には御社の規定に従います」と付け加え、謙虚な姿勢を見せると良い印象に繋がります。
回答例としては、「現職の年収額は◯◯です。年収について可能であれば同等以上の金額を希望致しますが、最終的には御社の規定に従います。」などが考えられます。
2.入社可能時期を教えてください
企業側にもいつまでには人材を補充したいという計画があるので、事業戦略を立てていく上でも、いつ入社できるのかは非常に重要です。
一方で、求職者の個人的な都合もありますので、「確実に入社できると考えられる時期」をまず伝えましょう。もし、「もっと早く入社できないか」という打診があった場合、実際に面している状況を伝えた上で、できる限り努力する姿勢を見せることが理想です。
3.他社の選考状況を教えてください
企業が面接でこの質問をする理由として、以下の2つがあります。
一つ目は、他社の選考状況を聞くことで、求職者の自社への志望度合を測るためです。二つ目は、転職軸にブレがないかを確認する目的があります。
例えば、「医療業界に貢献したいからです」と志望動機で話しているにも関わらず、ほかに受けている企業が金融系に強いSIerであったり、ECサイトを運営する企業であったりすると、「本当にこの人は医療業界に貢献したいという思いはあるのか」と疑われてしまいます。
この質問に回答するポイントは、面接企業への入社意欲を明確に示した上で、企業選びの基準を盛り込んで回答することです。同時に受けている企業数が多い場合、全ての企業や選考に落ちた企業をあえて挙げる必要はありません。また面接官から聞かれない限り、「同業界の企業」、「〇〇系企業」という答え方に留めておいても問題ありません。
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新卒・未経験でエンジニアに転職する人の面接質問例3選
エンジニアの面接の中でも、新卒・未経験から目指す場合によくされる質問を3つ集めました。これまでのエンジニアとしての経験の代わりに、なぜエンジニアになりたいのか、エンジニアとなった場合の自分の強みなどに焦点があたった質問となります。面接に挑む人のポテンシャルを確認する意図が強いため、これから成長するという前向きな意気込みを込めてアピールしましょう。
1.エンジニアになりたいと思った理由は何ですか?
エンジニアという職種を選んだ前向きな理由を確認する意図のある質問です。
エンジニアはスキル習得が必要な仕事です。企業によるバックアップはあっても、本人がスキル習得に前向きに取り組めなければ活躍するエンジニアにはなれません。前向きな興味をITやエンジニアの職務に対して持っていることを伝えることがポイントとなります。
些細なことでもよいので、ITに興味を持った原点、自分の経歴の中での関わりかたなどのエピソードを用意しておきましょう。
2.これまでの仕事・アルバイトで学んだことを教えてください
この質問では、これまでの仕事やアルバイトにおいて前向きに取り組んだ経験があるかどうかが問われています。エンジニア以前にビジネスパーソンとして活躍できるマインドを持っていることを確認しており、就職後の活躍に期待できる人材かどうかの判断基準の一つとして利用します。
一般的な内容でも良いので、経験による成長、学びなどを棚卸ししておきましょう。エンジニアの仕事を想定し、これまでの仕事・アルバイトの経験をいかすストーリーを考えておければ、好印象につなげることができます。
3.エンジニアになるために勉強していることを教えてください
未経験者の学習状況を確認する質問は、今後成長できる人材であるかどうかを見極める意図があります。
未経験のため現状の知識やスキルは高くないことは認識されていますが、その後成長できるかどうかは本人の努力によるものが大きいです。周囲の未経験以外のエンジニアと並ぶためには、エンジニアになる前から勉強を始めている意欲は少なくとも必要とされます。
また、学習状況からはITスキルの向上具合がある程度分かるため、ポテンシャルを測る意図もあります。
もちろん、実際に何らかの学習を行いスキル習得に励んでいることが必要です。可能であれば、書籍やコンテンツを読んでいる、見ているというインプットだけでなく、プログラミングなどを行いアウトプットをしている学習状況が伝えられれば評価につながります。
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入社意欲をアピールできるエンジニアの逆質問例3選
ここまでは企業側が質問を行い、就職を希望するエンジニアが回答する形式について記載してきました。面接では企業がエンジニアに問う時間が大半ですが、コミュニケーションの流れが一方的になってしまうため、反対に「何か質問はございますか?」と質問を振ってくる機会も多々あります。また、質問の機会がつくられなくても、話に区切りがついたタイミングでエンジニア側から「こちらから質問してもよろしいでしょうか。」と切り出すことで、企業側への強い入社意欲をアピールすることが可能です。
本項では、逆質問の例について紹介します。
関連記事:エンジニア面接の逆質問29選|パターン別逆質問例をご紹介します
1.先ほどお話されていた〇〇について詳しく伺えますか?
面接内の会話で興味を持った内容について、より深く掘り下げる逆質問です。掘り下げられるポイントを見つけられているということは、会話に注意を払い、内容が整理できているため、面接の時間を有意に使ったことが示せます。
また、相手の話題に対し反応を示すことで、会話のキャッチボールを成り立たせるコミュニケーションスキルのアピールにもつながっています。
2.もし内定を頂けた場合、どのような勉強をしたら良いですか?
面接や転職がゴールではなく、入社後の活躍を視野に入れて活動していることをアピールできる逆質問です。たゆまぬスキル向上への取り組みと今後の組織貢献への意欲を伝えることができます。
若干注意が必要な質問で、面接や企業の資料の中で今後学習すべき技術などに触れられている場合には、繰り返しとなるため控えましょう。
3.配属予定先の部署のメンバーの経験年数を教えてください
入社意欲の高さと、入社後の活躍までをリアリティを持って想定していることが伝わる逆質問です。社内の雰囲気を掴み、そこに溶け込むための準備をしていることを示せます。
踏み込み過ぎてメンバーの個人情報や企業の機密情報にあたる内容などには、触れないように配慮しましょう。
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エンジニア面接の対策として準備しておくこと
ここまでエンジニアの転職面接でよく聞かれる質問について説明してきました。実際に面接準備を行う際に、どのように回答を作成していけば良いのか、そのコツをお伝えします。質問以外の準備についても確認しておきましょう。
関連記事:ITエンジニア・クリエイターの履歴書作成マニュアル【テンプレート付き】
漠然とした内容でなく、具体的に答えられるようにする
回答は可能な限り具体的に、エピソードも交えて作成することをおすすめします。
例えば、「リーダー経験はありますか?」という質問に対して、「あります。」だけでは、どれほどの経験があるのかが伝わりません。この場合は、プロジェクト体制や、自分自身の関わり方、マネージャーだった場合、マネジメントしているメンバーは何名いるかなど、リーダー業務としては何を行なっていたのかまで答えられるようにしておくと良いでしょう。
何度も声に出して準備した回答を読む
回答を書いただけでは、いざ本番になると何を話しているのかが分からないという事態に陥ったり、話に矛盾が生じたりしてしまうことがよくあります。そこで、実際に何度も声に出して予行練習をすることで、不自然な言い回しを事前に発見することができます。
また、文字として書くだけでは内容を忘れてしまうことがあるので、練習を重ねることで、自然と回答を覚えていくこともできます。
新卒採用ページも参考にする
会社のHPを見ても企業の理解があまりできないと感じた場合は、新卒採用ページや、就活サイトに記載されている情報を見ることで、新たな情報を得られる可能性があります。
新卒採用向けに作られたページは、社会人経験がない人向けに書かれているために、事業内容や業務内容を非常に分かりやすく説明していることがあります。また、社員インタビューが充実していることも多いため、会社の雰囲気を知るためにも、一度見ておくことをおすすめします。
服装や髪型などの身だしなみを整えておく
IT系の企業では、社外とのやり取りが少ないポジションのエンジニアは外見にはこだわらず、服装や髪型などは自由としている場合も少なくありません。エンジニアがリラックスして仕事に取り組める環境作りの一環であったり、クライアントに対して堅苦しくない雰囲気を作り上げる目的などがあります。
しかしながら、エンジニアもビジネスパーソンのため、かしこまった席には服装や髪型も含めて社会人として節度のある態度が求められます。また、ビジネスパーソンであるのならば一緒に仕事をするメンバーやクライアントが気持ちよく仕事ができる環境を提供することにも意識が必要です。服装や髪型などの身だしなみは清潔感がでるよう整えてください。
面接時の服装はスーツが無難
面接において「服装自由」「私服可」といった指定をみることもありますが、なんでも良いという意味合いではありません。最低でもオフィスカジュアル程度の身だしなみが必要です。企業の雰囲気をどれだけ理解しているかが見られている場合もあります。
どのような服装で面接に向かうべきか悩むようであれば、スーツを選ぶのが無難です。また、オンラインでの面接の場合も同様です。
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気をつけるべきエンジニア面接のマナー
エンジニア面接を受ける際のマナーとして気をつけるべきポイントは以下になります。
身だしなみ
身だしなみは訪問面接でもWeb面接でも意識するポイントです。服にしわがないか、髪型に清潔感があるか、かばんなどの持ち物に汚れや破損などがないかを最低限意識しましょう。またエンジニア面接では、私服での面接がOKの場合も多くあります。そういった企業にスーツで行く必要はありませんが、私服OKだからといって派手な格好やラフすぎる格好だと印象が悪くなります。そのためオフィルカジュアルを意識した社会人として相応しい格好をするよう心がけましょう。
遅刻、早すぎる到着や準備
遅刻や早すぎる到着も気をつけるべきポイントです。初めて企業に行く際は迷ってしまったり、またWeb面接の場合でも慣れないアプリの使用などで手間取って、遅れてしまうケースがあります。もし遅れてしまいそうな場合には、企業への連絡を必ずしましょう。連絡無しに遅刻は相手への印象がとても悪くなります。そのため企業までの道のりを事前確認しておくことや公共交通機関の遅れを考慮した時間の設定をしたり、Web面接の場合は事前に使用するアプリを使ってみるなど、遅刻しないような準備を心がけましょう。
また、早すぎる到着や準備もマナー違反になります。多くの場合、面接時間に合わせて会議室や面接官の日程を抑えています。そのため早く到着しても面接時間が早まることはほとんどありません。むしろ待っている場所がなかったり、Web面接の場合は別の面接が行われているなど、相手方に迷惑になることもあります。そのため早く到着した場合は近くで時間を潰したりし、早くても10分前くらいに訪問するようにしましょう。
挨拶
挨拶は基本ですが、面接の際は強く意識することが大切です。相手にあいさつをされたら必ず返す、自分からあいさつをすることを意識しましょう。面接が始まる際には「よろしくお願いします」、自分が話し始める際には「本日はお時間をいただきましてありがとうございます」などはビジネスマナーとして当たり前のため、面接でも欠かさないようにしましょう。
丁寧な言葉遣い
面接では丁寧な言葉遣いを意識しましょう。特に普段から「まじ」や「やばい」などのラフな言葉遣いをしている場合は要注意です。普段の言葉遣いが面接の緊張で突発的に出てしまうこともあります。もし出てしまった場合は、素直に「不適切な言葉を使ってしまい、失礼いたしました」と訂正しましょう。
姿勢
背筋を伸ばすなど姿勢についても強く意識しましょう。特に普段からひじをついたり貧乏ゆすりしたり、体が傾いていたりすると面接中にもやってしまいがちです。 癖になっている場合は、特に背筋を伸ばして顔を上げ、笑顔で話すことを強く意識しましょう。
これらは訪問面接でもWeb面接でも共通するマナーです。意識することで面接官への印象がよくなり、より内定に近づけるでしょう。
ただし、訪問面接とWeb面接で気をつけるべきマナーが変わるポイントもあるため、その点について以下で解説します。
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訪問面接の場合
訪問面接の際、気をつけるべきこととして、相手の顔を見ることが挙げられます。
自分が話す際、相手が話しているときにはできるだけ相手の顔を見るようにしましょう。顔を見るといっても、ずっと離さずにいる必要はありません。話の区切りや、相手から質問されたタイミングで視線を合わせられるようにしましょう。顔を見て話すのが苦手な人は、顔をあげて、相手の額や鼻先に集中することで顔全体や目を見るよりも緊張しないこともあります。
Web面接の場合
Web面接の際に、マナーとして気をつけるべきポイントは以下になります。
身だしなみ
身だしなみは訪問時でも気をつけるポイントですが、Web面接の場合は「カメラに映っている部分だけ意識すれば良い」と思われがちです。しかし、緊張による行動やハプニングで本来見えないと思っていた部分まで見えてしまうこともあります。そのためWeb面接の場合も訪問面接のときと同様、見えない部分にも気を配るようにしましょう。
背景や周囲の音
Web面接の場合、面接を受ける自室なども様子も映るため、散らかっていると面接官への悪印象に繋がります。そのため背景としてカメラに映る部分は、なるべくきれいに片付けておきましょう。可能であれば白壁などシンプルな背景になる場所がおすすめです。
散らかっているからといって「バーチャル背景」機能の利用は避けましょう。バーチャル背景を使って面接に参加することはマナー違反となります。もしバーチャル背景を使わなければならない理由があれば、面接の冒頭で伝えるようにしましょう。
また、周囲の音にも意識が必要です。周囲の音が大きいと相手方の声が聞こえなかったり、自分の発言が相手方に正しく伝わらなかったりして、コミュニケーションが取りづらいです。そのため同居人がいる場合には面接時間のあいだは静かにしてもらったり、外からの音がうるさい場合には静かな部屋に移動したりするなどの対策をしましょう。もし、どうしてもうるさくなってしまう場合には、面接の冒頭で伝えたり、また訪問面接に切り替えられないか企業側に相談するのもおすすめです。
意識してあいづちを打ち、声を張る
Web面接の場合、直接話しているよりも聞き手の反応が分かりづらくなります。そのため対面での面接よりも相槌や挨拶を強く意識することが大切です。
また自分が話す際に声が小さいと、対面のとき以上に聞こえづらくなってしまいます。そのため声を大きくすることや、マイクの位置を意識して話すことも大切です。
聞こえなかったときは聞き直す
Web面接の場合、一時的に通信が途切れたり、雑音が入ったりすることはよくあります。そのため聞こえなかった場合は「申し訳ないのですが、音声が途切れてしまったのでもう一度お願いできますでしょうか」と必ず聞き返しましょう。聞き返すことで、相手への印象が悪くなることはありません。むしろ聞こえないまま進めた結果、認識の齟齬が生まれてしまい、コミュニケーションが上手く取れなくなる場合もあるため、聞き返した上で認識の齟齬なく面接を進めることが大切です。
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エンジニアの面接に関するよくある質問
エンジニアとして就業するための面接に関するよくある質問と回答をまとめました。ケースバイケースですが、大まかな雰囲気をお伝えします。
Q1. エンジニアの面接時間はどのくらいですか?
30分から1時間程度の場合が多いです。挨拶、自己紹介と職務履歴についての質疑応答から始まり、志望動機や前職からの転職理由について、エンジニア職種からの転職の場合にはスキルに関するより深掘りした質問、最後に企業側への逆質問という流れで進められるケースが一般的です。
Q2. エンジニアの面接は何回くらいありますか?
2~3回のケースが多いです。例として、2回面接を行う場合に、最初の面接で人事担当者とエンジニア部門の担当者が同席し、最終面接が役員によるものというパターンがあげられます。また、人事担当者とエンジニア部門担当者の面接を分け、3回の面接を実施するパターンなどもよくある形です。
Q3. IT企業のエンジニア面接でよく聞かれることは何ですか?
定番の質問として、下記が挙げられます。聞かれることが多いため、回答を準備しておきましょう。
・自己紹介をお願いします
・職務経歴についてお聞かせください
・前職へ入社した理由は何ですか?
・前職を退職された理由は何でしょうか?
・弊社を志望された動機を教えてください
・自己PRをしてください
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まとめ
採用面接は、自分の職務能力が応募先の求める水準にどれだけマッチしているかをアピールする場です。採用担当者に「ぜひとも一緒に仕事がしたい!」という印象を与えるためには、思ったことをそのまま語るだけではなく、ある程度表現を工夫した伝え方が必要になります。面接官の質問の意図を正確に理解し、自分の魅力を最大限伝えられるような準備をしておきましょう。
できるだけ面接本番に近い状況で質問の受け答えができるよう、以上で紹介してきたような質問に対する回答が準備できたら、第三者にチェックしてもらうと良いでしょう。レバテックキャリアでも、効果的な回答法に関するアドバイスや模擬面接などを行っています。面接にあまり自信がない方は、お気軽にご相談ください。
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