企業は面接でITエンジニアのどこを見ているのか、準備のコツについても詳しく解説ITエンジニアの面接質問36選|各種回答例を紹介

最終更新日:2022年11月4日

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ITエンジニア職種はスキルがあれば職場が変わっても働きやすい特徴を持っており、キャリアアップを目的として転職するエンジニアも珍しくありません。より自分を高く評価し、スキルを活用して活躍できる職場で働きたいという心理は全てのエンジニアに共通したものでしょう。

しかしながら、転職活動における採用面接に不安があるため転職に踏み切れないというケースもよく耳にします。面接という特殊な環境において、自分の価値やスキルを上手く伝えるには多少なりともコツのようなものがあるのも事実です。

採用面接では、限られた時間の中で求職者の見極めが行われます。それゆえに、自分を効率的にアピールするためには、質問の裏にある意図を考えて回答することが大切です。また、あらかじめ想定される質問には答えを用意しておくことでスムーズな受け答えが可能となります。

本記事では、転職を検討中で面接に不安を抱えるエンジニアに向けて、ITエンジニア転職の面接でよく出る質問例をいくつかのカテゴリーに分け、質問の背景や回答例をご紹介します。面接でどの様なことを聞かれるか、面接官がどこを見ているのかを知り、面接の準備に役立ててください。

ITエンジニアの面接で企業が見ているポイント

エンジニアの転職面接では、どの職種に対しても聞かれる転職理由や志望動機のような定番の質問から、利用していた技術や携わったプロジェクトの概要など、エンジニアの業務内容に特化した質問をされることもあります。したがって、通常の面接対策だけではなく、エンジニア用の対策も同時にすることが必要です。

本記事では、エンジニアが転職面接でよく聞かれる36個の質問に対し、企業側の質問の意図と回答のコツについて解説していきます。具体的な事例に入る前に、企業は面接でどのような観点でエンジニアを見ているのかを確認しましょう。

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経験・スキル

経験と技術力はエンジニア採用において最も重視される内容といっても過言ではありません。

顧客折衝経験はあるのか、どのプログラミング言語ができるのか、担当していたサービスの規模はどれほどものもなのかなど、前職での経験を深掘っていくことで、事業との相性や、入社後に即戦力として活躍できるかなどを判断します。

エンジニアの転職面接では、面接官が開発現場の責任者であることが多く、求職者の経験・技術力に対して深く突っ込まれることがよくあります。自身のスキルを棚卸しし、念入りな準備が必要です。

関連記事:IT技術者(ITエンジニア)に必要なスキルとは?

キャリアの志向性

面接やその前段階の書類選考では、求職者のこれまでのキャリアに一貫性があるかがチェックのポイントとなります。

エンジニアの転職面接でも、転職理由や志望動機、時にはなぜ前職に入社したのかを聞かれることがあります。その理由は、今までの意思決定のプロセスを確認することで、求職者がどのような判断軸を持っているかを知りたいからです。

しっかりとしたキャリア・デザインがあることをアピールすることが、信頼向上に繋がります。

エンジニアの面接では、将来のキャリアパスについて聞かれることもあります。企業は求職者のキャリアの志向性を確認することで、会社の事業内容や方向性との相性を確認し、一緒に成長していけるのかを判断しています。

関連記事:エンジニア転職での自己分析の重要性 - キャリアプランを明確にする

ビジネスマナー

ITエンジニアも一種のビジネスパーソンであり、ビジネスの場で問題がない最低限のビジネスマナーを有していることが必要です。スキルを重視される職種とはいえ、ビジネスは相手がいないと成り立ちません。スキルを発揮する土台として、面接でのやり取りの中でビジネスマナーのチェックが行われています。

コミュニケーション能力

ITエンジニア職は常にコンピュータだけと向かい合って仕事をしているわけではありません。顧客やユーザー、システム開発プロジェクトのメンバー、システムの連携相手など多様な立場の相手とコミュニケーションをとりながら仕事をすすめます。このため、ITエンジニアにとってコミュニケーション能力は非常に重要視されるスキルです。明確な意思の疎通ができること、相手と良い関係を築きながら自分の意志も伝えられることなど、コミュニケーション能力は面接で必ず注目されているポイントです。

自社・配属先とのマッチ度合

転職先企業や配属先部署での業務内容、企業の風土や文化とあう人物であるかどうかも面接での確認事項の一つです。どんなに高いスキルを持っていたとしても、配属後に現場の空気に馴染めず活躍できなければ、エンジニアにとっても企業にとっても転職が成功したとは言い難いです。入社後に活躍できるかどうかも、面接で必ずチェックされているポイントといえます。

面接で聞かれる定番の質問例6選

以下では具体的な質問例を紹介します。前項であげた面接における企業の観点を念頭に置き、質問に備えましょう。

1.自己紹介をお願いします

面接の序盤でよく聞かれる質問で、「求職者が自社に貢献できる人材かどうか」を大まかに把握することが狙いです。

「ありのままの自分を知ってほしい」という気持ちが先走り、何でもかんでも詰め込んでしまうのはNGです。応募先の企業で活用できる経歴やスキルにポイントを絞って、簡潔に紹介します。

また、自己紹介は、求職者の第一印象を左右する問答でもあります。相手をまっすぐ見て、はっきりと落ち着いた口調で話すことも、忘れないようにしましょう。

関連記事:ITエンジニアの採用面接 - 自己紹介で見られるポイント【例文付き】

2.職務経歴についてお聞かせください

職務経歴で問われるのは「会社に貢献できる力量」です。経歴の一つひとつを時系列に沿って説明するやり方もありますが、今まで従事してきた業務経験のなかで、応募先の業務で戦力となる部分をピックアップして回答すると伝わりやすいでしょう。その際に、「売上目標120%達成」などの具体的な数字などを挙げると、説得力が増します。

3.前職へ入社した理由は何ですか?

前職へ入社した理由について尋ねることで企業が確認するのは、会社選びの際の「意思決定軸」です。前職にどのような理由で入社したのかを知ることにより、どのような判断軸で意思決定をする人なのかを把握したい意図があると考えられます。

回答の際には、今回の転職理由、志望動機との繋がりを意識しながら回答したほうが、説得力が増すでしょう。

4.前職を退職された理由は何でしょうか?

退職の理由が何であれ、「嫌だった」「上手く行かなかった」といったマイナス表現は、なるべく避けたいものです。採用担当者に「また同じ理由で辞めてしまうのではないか」という印象を与えかねません。

採用側は求職者の回答から、組織に対する適応力や将来へのビジョンなどを読み取ろうとします。そのため、「目指すキャリアを実現するため」「前職での経験をもっと活かせる職場を探すため」などのポジティブな理由を添えて、前職からの退職がさらなる飛躍や自己実現にとってプラスの選択であったことを伝えるようにしましょう。

5.弊社を志望された動機を教えてください

企業側の求める方向性と、求職者のキャリアプランがマッチしているかを見極める質問です。入社後の、ミスマッチによる離職を防ぎたいという意図があります。企業によっては「企業研究をしてきているか」という足切りの意味で質問をしているケースもあります。

回答としては、「転職で実現したいキャリアプランが、応募先の企業で実現できそうだから」ということを、妥当性のある理由とともに示せるとよいでしょう。

関連記事:採用面接で問われるITエンジニアの転職理由とは

6.自己PRをしてください

「自己PRをしてください」というのは、言い換えれば、「あなたの強みと、それを発揮できた場面を詳しく教えてください」ということになります。

回答の仕方としては、初めに「私の強みは○○です。」と結論から伝えるようにしましょう。そして、その強みを発揮できた具体的なエピソードを伝える流れで話すとスムーズです。なお、具体的な数字を交えて話すことができるとより内容が伝わります。

ITエンジニアの経験・スキル・技術に関する面接質問例17選

ITエンジニアの転職においては、多くの企業がスキルと経験を重要視しています。そのため、面接では以下のような技術に関する質問をされることが多いです。
 

  • ・どのようなプログラミング言語、フレームワーク、ツールなどをご経験されていますか?

    ・担当していたサービスの規模はどのくらいですか?

    ・以前のプロジェクトで担当していたポジション、業務は何ですか?

    ・リーダー経験はありますか?

    ・どのような開発の進め方を経験してこられましたか?

    ・弊社のサービスで改善したほうが良いと思うところはありますか?


以下では、代表的な技術に関する質問17選について、質問の裏に隠された企業の意図を解説していきます。

1.得意な業務は何ですか?

求職者の経験やスキルが、応募先の業務にどの程度マッチングするかを確認するための質問です。得意な業務を生かして、「今後どのような仕事につなげて行きたいのか」などの希望や情熱を積極的にアピールしましょう。

2.使用したことのある技術やツールを教えてください

応募企業の業務に対するマッチング度合いを判断し、同時に、周辺の技術・知識に対する関心度や精通度をはかるための質問です。ここで触れている技術とは、プログラミング言語やフレームワーク、開発環境などを含んだ意味合いです。業務で経験した技術に加え、普段どのような学習をしているかを伝えられるとベターでしょう。

応募先の企業で採用されている言語などの経験がない場合は、どのようにして補っていくのかを示せるようにしましょう。

3.その技術やツールを選んだ理由は何ですか?

前項の質問に加えてこの質問がされた場合、得意な技術領域や知識とスキルの深さを図る意図があることが多いです。技術に関する興味の持ち方、情報収集へのアンテナの張り方、場合によっては技術トレンドに対する先見性までが問われています。

「○○言語はXX(製品名)の開発で採用されており、今後も発展が見込まれると判断して選択しました。実際に○○言語はその後もYY(フレームワーク)やZZ(ライブラリ)がリリースされるなど活況を呈しており、同分野で大きなシェアを獲得しています。」など、具体的なキーワードを織り交ぜて説明しましょう。

なお注意事項として、質問者が技術部門の担当者など知識やスキルを持っている場合は問題なく情報が伝わります。そうでない場合には、話が伝わりやすいよう製品やフレームワークなどの有名な固有名詞を挟むといった工夫が必要なため注意しましょう。

4.これまでどのようなサービスを開発してきましたか?

これまでに携わった業務で扱ったシステムやサービスを、どれだけ一般化して捉えて説明できるかを問う質問です。形を持たないシステムやサービスを言語化して伝える必要があるため、どれだけシステムやサービスの本質を掴めているかという理解力と論理の構築力が試されます。

「製造業向け工程管理システム」、「動画コンテンツ配信サービス」など端的に表現してから、特徴、性能などの細部を説明すると話がまとめやすいです。

また、具体的な顧客名や企業の機密情報、システムの詳細や個人情報などには触れないよう注意しましょう。内容が良く伝わったとしてもコンプライアンスが問われることになってしまうためです。

5.開発において重要視していることは何ですか?

エンジニアとしての姿勢を問われている質問です。品質とコスト、納期の全てを達成し、ユーザーの視点からも良いシステム、サービスを構築することが理想ですが、その中でも何を重要視するかが回答にはあらわれるでしょう。

開発に対し深い意識を持たずに、ただ目の前の仕事をこなす姿勢の場合には回答が難しくなってしまうため、いかに開発に向き合っているかも問う質問とも言えます。

6.担当していたサービスの規模はどのくらいですか?

応募先の案件規模に相当する経験値があるかを判断します。また「大規模な負荷をさばいた経験があるか」をチェックしたいというケースもあります。そのため、回答にはできるだけ具体的な数値(サーバ台数、ユーザ数など)を盛り込むとよいでしょう。

7.担当したことのあるポジション、業務を教えてください

実際の業務で求職者に任せられる業務の範囲を把握することが目的です。

プロジェクトによって、業務の進め方はさまざま。これまで経験してきたチームの規模(単独/チームなど)、ポジション(リーダー/メンバーなど)、担当業務(設計から開発まで/単体テストのみなど)について、詳細に回答するようにしましょう。

8.リーダー経験はありますか?

チーム開発で活躍できる人材を募集している場合によく聞かれる質問です。リーダー経験は「一定のコミュニケーション力や課題解決力を備えている」という評価につながります。

経験がある方は、「○年○月の案件にて、メンバー○名のスケジュール管理・コードレビューを担当した」など、こちらも詳細に回答するようにしましょう。

9.どのような開発の進め方を経験してこられましたか?

応募企業でのプロジェクトの進め方にマッチするかをチェックする意図があります。アジャイル開発の現場では、仕様書などのドキュメントがないケースもあるため、そういった開発の進め方でも対応できるかどうかを示しましょう。

また、口頭ベースで開発を行うような現場でも、要件定義書や設計書といったドキュメント作成の経験は武器となりうるので、経験のある方はしっかりアピールするとよいでしょう。

10.これまでの経験は弊社でどう活かせると思いますか?

この質問では、入社後の業務内容への理解度を確認する意図があります。求職者本人が業務を正しく理解できていないと入社後のアンマッチに繋がるリスクが高いと考えています。

この質問に対しては、まず即戦力として貢献できそうな経験やスキルを挙げ、具体的にどのような業務でパフォーマンスを発揮できそうなのかを伝えるようにしましょう。

11.判断に迷った時はどう対処していますか?

額面通り問題に対峙したときの対処スキルを確認する質問です。ITエンジニアの仕事は課題解決の連続であり、課題解決スキルの高さを重要視していることが背景にあります。

判断に迷うシーンは技術的な知識、スキル、経験を総動員させる機会です。さらには、問題に対峙した場合の向き合い方にあらわれる自律性、粘り強さ、周囲の協力を得る協調性、情報収集と分析能力、ビジネスとして考えた場合の損得勘定などITエンジニアとしての総合力が試されます。

これまでに仕事上であったトラブルと対処した時のエピソードをからめて、「現象の確認と事例の調査を軸に判断基準を定めます。同時に上司にエスカレーションを挙げ、自己判断が可能かどうかという点に関しては他者の判断を仰ぎます。具体的には・・・。」と回答することで、経験とスキルに裏打ちされた対処能力と自己判断によるトラブルの回避までが意識できていることを伝えられます。

12.外部の方との折衝の経験はありますか?

外部折衝の経験、または、相応の折衝能力があるかを確認するための質問です。外部折衝に直接関わった経験がなくても、日々の業務には小さな「折衝」が意外と存在しています。例えば「現場リーダーと仕様調整をしたことがあります」など、なるべく近い経験を挙げておくことがポイントです。

13.外部の方と折衝する際に、意識していたことはありますか?

こちらは外部折衝の経験がある人に対してよく聞かれる質問であり、具体的にどのようなことを意識して顧客折衝をしてきたのかをこの質問で確認しています。それを知ることで、安心して顧客先とやりとりができそうか、顧客折衝においてパフォーマンスを発揮できそうか判断します。顧客との折衝があるポジションへの配置可否の判断基準となることが想定できます。

例えば、「私は顧客との折衝においては、顧客の目線に立ち、なるべく専門用語を使わずにわかりやすく説明することを心がけています」など、入社後に任される仕事を想定した回答をするようにしましょう。

14.周囲の人に助けてもらった経験はありますか?

業務上で課題が発生した際には、ITエンジニアは自己の努力で解決を図り、それでも上手くいかなければ周囲の助力を得て問題を解決します。自分で問題に対峙する姿勢と業務の効率を考えて周囲と連携する解決力の両方が必要とされるのです。

この質問では、自分で考える姿勢と問題発生時に抱え込んでしまう傾向がないかを確認しています。自律的に行動できることはもちろん必要なのですが、問題を一人で抱え込んでしまうタイプもビジネスにおいてはリスクとなります。

バランスをとりながら判断を行い、必要な場合には周囲の協力を素直に求めて問題を解決する周囲を巻き込む力も問われています。「XXに関するプログラムが動作せず、先輩に相談して解決に至った経験があります。自分で調査を行い2時間以上経っても解決の糸口が掴めなかったため、先輩に助力を頼みました。」など、以前に関わったプロジェクトでの経験を交えて回答すると話が伝わりやすくなります。

15.失敗した経験とそのリカバリー方法を教えてください

働いていれば誰にでも失敗した経験はあるものです。それを敢えて聞くのには二つの理由があります。

1つ目は、失敗経験を自己認知しているのかです。失敗を失敗であると自己認知できていないと、入社後にも大きなミスを犯してしまうリスクがあると考えてしまいます。

2つ目は、失敗経験を活かすことができているかです。失敗から学ぶことで成長できると多くの企業は思っており、失敗から何を学んだのかを知りたいと思っています。また、入社後にミスが起きてしまった場合でも、自分でリカバリー策を考えることができるかを見られています。

この質問に対しては、失敗したことを素直に話し、それをどうリカバリーしたかだけでなく、その経験は今にどう役立っているのかまで話せると良いでしょう。

16.これまでで最もうまく解決できた問題は何ですか?

他の質問でも確認されている問題の解決力を問うとともに、自分の仕事を振り返ることが出来ているかどうかが確認されている質問です。仕事での経験を一過性のものにせず、自分の身とするために見つめなおす機会を持てていることを示しましょう。

ITエンジニアに限らずビジネスパーソンは、チームやプロジェクト、ビジネスへの貢献を考えて、課題を成長につなげることが必要です。「XXXで起きた課題を○○によって解決しました。その後、XXXのような傾向を見つけた場合には、同じことが起きないか注意深く取り組めるようになりました。さらに、同じ問題で困る人がでないよう○○の手順をまとめて共有しています。」と、問題の解決とその後の成長を示せるように回答します。

17.弊社のサービスで改善すべき点があれば教えてください

こちらは、自社製品や自社サービスを開発するポジションへの転職時によく聞かれる質問であり、「そもそも製品やサービスのことを知っているか」を確認する意図があります。また、受け身で働くのではなく、自発的に考えてアイデアを出せる人なのかも見ています。企業によっては、実際に触ってみてどう思ったかの感想を聞かれる場合もあります。

したがって、もし無料版など個人でも利用可能なサービスであれば、一度はサービスに触れておきましょう。操作してみて感じたこと、自分ならどう改善するのか、準備が可能な質問です。

キャリア・スキルアップに関する面接の質問例3選

転職も含めて、ITエンジニアとしてのキャリアとそれに付随するスキルアップへの意識を確認する質問です。転職が成功した後もスキルを磨き、活躍し続けることを示す回答をしましょう。

1.最近、興味のある技術や、勉強していることは何ですか?

フォローしている技術の幅、最新技術に対する関心度・向学心の高さから、未経験の業務に対する順応性の高さを評価します。できれば、単に情報収集しているだけでなく、「どのような形で手を動かしているか」や具体的なアウトプットを示せるとベターです。

関連記事:新卒エンジニア必見!IT・Web系の技術勉強会&探せるサービスまとめ

2.キャリアプランをどのように考えていますか?

求職者のキャリアプランと応募企業の目指す方向が合っているか、などを確認する意図があります。応募先の企業でどのような経験やスキルを得たいのか、また、それを今後どう生かしていきたいのか、自身のキャリアプランを具体的に説明しましょう。「プログラマーとしての実務経験を積んで、コードライティング・スピード日本一を目指したい」など、しっかりした目標設定があると示すことが重要です。

3.どのようなエンジニアになりたいですか?

こちらの質問は入社後のキャリアプランを聞きたいのではなく、「エンジニアとして何を実現したいのか」を聞きたい時にされる質問であり、成長意欲があるのか、エンジニアとして働くことに誇りを持っているのかを確認しています。

ここでは、あくまでもエンジニアとしてゴールを何に置いているのかを具体的に伝えるようにしましょう。回答のポイントとしては、「○○と言われるようなエンジニア」といったように、客観的にどのような評価を受けたいのかを答えるとイメージが伝わりやすいでしょう。

ITエンジニアの素質に関する面接の質問例4選

特にITエンジニア未経験での転職において、質問されることが多いのが素質、素養に関する内容です。未経験であることは面接相手も認識しているため、ITエンジニアとして適性を持っているか、どの様に経験とスキルの不足を埋めるつもりなのか、具体的なプランと取り組みへの意気込みが確認されます。

1.どのようなときにモチベーションが下がりますか?

モチベーションについての質問は、転職後の仕事での役割、ポジションとモチベーションの源が一致することを確認する意図があります。モチベーションが下がる場合を聞いているのであれば、転職して仕事についた際の環境でどれだけモチベーションを保てるか、という点を確認されています。チームでの業務により協調性を求められるシーンや人間関係、仕事量などの要因と付き合っていける耐性も確認内容に含まれます。

また、モチベーションについての考察は、自己分析と自己管理が出来ていることとも関連が深いため、「複数の立場の人が集まって仕事を進める際に、それぞれの思惑を感じながら行動する必要を感じストレスを受けるためモチベーションが低下します。その際には、信頼できる人と会話することで安心感を得るなどモチベーション回復に努めています。」とモチベーションの維持・回復方法についても触れると回答をまとめやすいです。

2.やりがいを感じたときのエピソードはありますか?

こちらも仕事とモチベーションの関連性を確認する質問です。着任予定の業務にやりがいを感じることができ、モチベーションを保ちながら働ける適性を評価しています。

「問題の解決」、「関係者からの感謝の言葉」、「責任のある仕事」など、着任予定の業務でも感じられるやりがいがあるとよいです。

3.これまで人と対立や衝突をしたことはありますか?

組織での業務における振る舞いが確認されています。業務において他者と意見が合わないことは充分に起こり得ることで、特に珍しくはありません。その際に、どのように振舞えるかを確認している質問です。「あります」と回答する場合には、エピソードには軽く触れ、以降に記載する信念の部分を質問者に説明しましょう。

論理的に正しいと信じる主張を持っている場合には、対立とは言わないまでも強く主張することが必要な場合もあります。技術的には正しくともビジネスとしてとらえた場合には意見を曲げる必要があるケースもあります。状況の変化を見て柔軟に対応できることも必要です。

利害を比較しながら細かく判断を繰り返し、対立や衝突も恐れず自己主張が必要な場合には厭わない芯を持つことを主張できれば評価につながります。また、和を尊び多少のことであれば自分が一歩引いて対応するというスタンスの場合は、それをどの様に業務に役立てられるかに繋げましょう。

4.会社の方針と自分の考えが合わなかったことはありますか?

この質問は個人の意見よりも会社の考えを優先する合理性を確認しています。個人の主張と会社の方針が合わないこともあり得ることですが、その場合には組織の理論を優先し、自分を納得させることができる会社員としての素養が問われています。

高いスキルを持っていても、組織に貢献できないエンジニアは採用にはつながりません。例えば「FWの選定において、会社と方針があわなかったことがあります。しかし、新たな学習の機会と捉えて前向きに習得に向かいました。」と柔軟性を前向きに表現しましょう。

入社条件に関する面接の質問例3選

転職はエンジニアとしての理想を叶えるだけでなく、現実的な生活を支える手段としての面も持ちます。給与などセンシティブな内容も含みますが、就職という契約において企業と個人は対等な立場です。不当な要求でなければ遠慮せずに確認しておくべき内容といえます。

1.希望年収を教えてください

面接でほとんどと言っていいほど聞かれるのは希望年収についてです。企業はこの質問を通して、求職者が希望する金額が自社の採用予算と大きな乖離があるかを確認しているとともに、求職者が客観的に自身の市場価値を認識しているかどうかを判断しています。

この質問に対しては、現職の年収を伝えた上で、可能であればそれ以上の年収を希望することを伝えましょう。また、最後に「最終的には御社の規定に従います」と付け加え、謙虚な姿勢を見せると良い印象に繋がります。

回答例としては、「現職の年収額は◯◯です。年収について可能であれば同等以上の金額を希望致しますが、最終的には御社の規定に従います。」などが考えられます。

2.入社可能時期を教えてください

企業側にもいつまでには人材を補充したいという計画があるので、事業戦略を立てていく上でも、いつ入社できるのかは非常に重要です。

一方で、求職者の個人的な都合もありますので、「確実に入社できると考えられる時期」をまず伝えましょう。もし、「もっと早く入社できないか」という打診があった場合、実際に面している状況を伝えた上で、できる限り努力する姿勢を見せることが理想です。

3.他社の選考状況を教えてください

企業が面接でこの質問をする理由として、以下の2つがあります。

一つ目は、他社の選考状況を聞くことで、求職者の自社への志望度合を測るためです。二つ目は、転職軸にブレがないかを確認する目的があります。

例えば、「医療業界に貢献したいからです」と志望動機で話しているにも関わらず、他に受けている企業が金融系に強いSIerであったり、ECサイトを運営する企業であったりすると、「本当にこの人は医療業界に貢献したいという思いはあるのか」と疑われてしまいます。

この質問に回答するポイントは、面接企業への入社意欲を明確に示したうえで、企業選びの基準を盛り込んで回答することです。同時に受けている企業数が多い場合、全ての企業や選考に落ちた企業をあえて挙げる必要はありません。また面接官から聞かれない限り、「同業界の企業」、「〇〇系企業」という答え方に留めておいても問題ありません。

入社意欲をアピールできる逆質問例3選

ここまでは企業側が質問を行い、就職を希望するエンジニアが回答する形式について記載してきました。面接では企業がエンジニアに問う時間が大半ですが、コミュニケーションの流れが一方的になってしまうため、反対に「何か質問はございますか?」と質問を振ってくる機会も多々あります。また、質問の機会がつくられなくても、話に区切りがついたタイミングでエンジニア側から「こちらから質問してもよろしいでしょうか。」と切り出すことで、企業側への強い入社意欲をアピールすることが可能です。

本項では、逆質問の例について紹介します。

関連記事:エンジニア面接の逆質問15選|「何か質問ありますか?」をチャンスに変える!

1.先ほどお話されていた〇〇について詳しく伺えますか?

面接内の会話で興味を持った内容について、より深く掘り下げる逆質問です。掘り下げられるポイントを見つけられているということは、会話に注意を払い、内容が整理できているため、面接の時間を有意に使ったことが示せます。

また、相手の話題に対し反応を示すことで、会話のキャッチボールを成り立たせるコミュニケーションスキルのアピールにもつながっています。

2.もし内定を頂けた場合、どのような勉強をしたら良いですか?

面接や転職がゴールではなく、入社後の活躍を視野に入れて活動していることをアピールできる逆質問です。たゆまぬスキル向上への取り組みと今後の組織貢献への意欲を伝えることができます。

若干注意が必要な質問で、面接や企業の資料の中で今後学習すべき技術などに触れられている場合には、繰り返しとなるため控えましょう。

3.配属予定先の部署のメンバーの経験年数を教えてください

入社意欲の高さと、入社後の活躍までをリアリティを持って想定していることが伝わる逆質問です。社内の雰囲気を掴み、そこに溶け込むための準備をしていることを示せます。

踏み込み過ぎてメンバーの個人情報や企業の機密情報にあたる内容などには、触れないように配慮しましょう。

面接対策として準備しておくこと

ここまでエンジニアの転職面接でよく聞かれる質問について説明してきました。実際に面接準備を行う際に、どのように回答を作成していけば良いのか、そのコツをお伝えします。

関連記事:ITエンジニア・クリエイターの履歴書作成マニュアル【テンプレート付き】

漠然とした内容でなく、具体的に答えられるようにする

回答は可能な限り具体的に、エピソードも交えて作成することをおすすめします。

例えば、「リーダー経験はありますか?」という質問に対して、「あります。」だけでは、どれほどの経験があるのかが伝わりません。この場合は、プロジェクト体制や、自分自身の関わり方、マネージャーだった場合、マネジメントしているメンバーは何名いるかなど、リーダー業務としては何を行なっていたのかまで答えられるようにしておくと良いでしょう。

何度も声に出して準備した回答を読む

回答を書いただけでは、いざ本番になると何を話しているのかが分からないという事態に陥ったり、話に矛盾が生じたりしてしまうことがよくあります。そこで、実際に何度も声に出して予行練習をすることで、不自然な言い回しを事前に発見することができます。

また、文字として書くだけでは内容を忘れてしまうことがあるので、練習を重ねることで、自然と回答を覚えていくこともできます。

新卒採用ページも参考にする

会社のHPを見ても企業の理解があまり出来ないと感じた場合は、新卒採用ページや、就活サイトに記載されている情報を見ることで、新たな情報を得られる可能性があります。

新卒採用向けに作られたページは、社会人経験がない人向けに書かれているために、事業内容や業務内容を非常に分かりやすく説明していることがあります。また、社員インタビューが充実していることも多いため、会社の雰囲気を知るためにも、一度見ておくことをお勧めします。

まとめ

採用面接は、自分の職務能力が応募先の求める水準にどれだけマッチしているかをアピールする場です。採用担当者に「ぜひとも一緒に仕事がしたい!」という印象を与えるためには、思ったことをそのまま語るだけではなく、ある程度表現を工夫した伝え方が必要になります。面接官の質問の意図を正確に理解し、自分の魅力を最大限伝えられるような準備をしておきましょう。

できるだけ面接本番に近い状況で質問の受け答えができるよう、以上で紹介してきたような質問に対する回答が準備できたら、第三者にチェックしてもらうとよいでしょう。レバテックキャリアでも、効果的な回答法に関するアドバイスや模擬面接などを行っています。面接にあまり自信がない方は、お気軽にご相談ください。

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