きついといわれることもあるネットワークエンジニアのやりがいは?資格や年収、キャリアパスなども紹介ネットワークエンジニアとは?どんな仕事かをわかりやすく解説

最終更新日:2021年12月1日

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ネットワークエンジニアとはどんな職種なのか、ネットワークエンジニアになるには何が必要かを知りたい方に向けた解説です。ネットワークエンジニアの仕事内容や必要なスキルなどの基本情報を掲載しています。是非、ご自身のキャリアを考える際の参考にしてください。転職のご相談もお受けいたします。

1. ネットワークエンジニアとは 

まずネットワークエンジニアの役割と、よく似た職種であるサーバーエンジニアとの違いを見ていきましょう。

ネットワークエンジニアの役割

ネットワークエンジニアは、社内やクライアント企業のネットワークの構築や運用、保守などの業務を担当するエンジニアです。システムエンジニアやアプリケーションエンジニアがシステムやソフトウェアの開発を担当しているのとは対照的に、ネットワークエンジニアはインフラを担当します。

サーバーエンジニアとの違い

サーバーエンジニアはサーバーの構築や運用、メンテナンスをするエンジニアのことです。サーバーとはネットワークに接続されて、何らかのサービスを提供しているコンピュータのことです。ネットワークエンジニアは、サーバーと別のコンピュータをネットワークで接続する仕事です。ネットワーク全体を見るのがネットワークエンジニアの仕事で、ネットワークに接続されているサーバーを見るのがサーバーエンジニアであるという違いがあります。

2. ネットワークエンジニアの仕事内容 

ネットワークエンジニアの仕事内容は非常に幅広いのですが、大きく以下の4つに分類できます。

ネットワーク設計

物理的にネットワークを構築する前に、要件を満たすようにネットワークの設計を行います。ネットワークに導入する技術や製品を選定して作業計画を立案し、ネットワークの利用者やクライアントなどの関係者や責任者にレビューを行います。ネットワーク構築後のメンテナンス方法などについても、この段階で固めておきます。

ネットワーク構築

次に設計された通りにネットワークを構築します。実際の作業に取り掛かる前に、スケジュールと作業内容計画をしっかりと決めておきます。その後でネットワーク機器の設置やケーブルの配線、サーバーへのソフトウェアのインストールと各種設定を進めます。

ネットワークが構築できたら、通信テストや負荷テスト、セキュリティテストなどを実施します。テスト結果を文書にまとめて顧客に提出して、要件を満たしているネットワークが構築できているか判断します。ここで不合格と判断された場合は、不具合を修正したりパフォーマンスを向上させたりするなどの改修も実施します。

ネットワーク運用

ネットワークが構築できたら、いよいよ運用の開始です。運用時にはネットワーク機器の設定や構成が求められることもあり、それに適切に対応するのもネットワークエンジニアの大切な仕事です。

ネットワーク保守

ネットワークの故障やトラブル発生時に、原因を特定して、機器の交換や調整などを行って、ネットワークが正常に動作するように保守することもネットワークエンジニアの仕事の一つです。

3. ネットワークエンジニアはきつい?

「ネットワークエンジニはきつい」という意見もあります。具体的にどのような点がネットワークエンジニアのきつさに結びついているのでしょうか。

企業によっては不規則な勤務体制になる可能性がある

ネットワークは24時間365日の稼働が前提となっていることが多く、特に日中の停止はできるだけ避けなければならないケースが多いです。そのためネットワーク機器の交換や、メンテナンスなどは深夜の作業になることがあります。また深夜のネットワーク監視業務を担当することもあるでしょう。このような事情から、企業によっては不規則な勤務体制にある可能性があります。

このように休日出勤や夜勤が発生する可能性があることが、ネットワークエンジニをきつい仕事だと思われている原因の一つといえるでしょう。

トラブルが発生したらすぐに対応しなければならない

ネットワークのトラブル発生時には、すぐに対応して復旧させなければなりません。たとえ深夜に発生したトラブルでも、すぐに現場に駆けつけて復旧させることもありますし、すぐに復旧できないトラブルでも完全に復旧させるまで長時間の作業になることもあります。何よりもネットワークのトラブル対応を優先させなければならないことも、ネットワークエンジニアのきつさの一因です。

4. ネットワークエンジニアのやりがい

きつさも感じられるネットワークエンジニアですが、この仕事ならではのやりがいもあります。

ITインフラを支える有意義な役割が担える

ネットワークはITインフラを支える重要な基盤であり、ネットワークエンジニアの業務はこの基盤を支える重要な仕事です。大規模なネットワーク構築では、長期間のプロジェクトになることもありますし、開発に関わるエンジニアの数も多くなります。ネットワークに接続される機器やサーバーの数も膨大になるでしょう。

多くのエンジニアと協力しながら構築したネットワークが完成して無事に運用開始出来た瞬間に得られる達成感は、ネットワークエンジニアにとって何ものにも代えがたいものです。

専門性が高い分野なのでスキルアップが実感しやすい

ネットワークエンジニアは、ネットワーク設計からネットワーク機器の選定や設定、セキュリティ技術など、さまざまな専門性の高いスキルが必要です。ネットワークには使いやすさや機能、負荷を分散させるしくみなど、さまざまなことが要求されるため、ネットワークエンジニアは、それらを考慮しながらうまくネットワークを構築しなければなりません。このような専門性の高い分野であるため、業務を通じてスキルアップを実感しやすいことは、ネットワークエンジニアの大きなやりがいです。

5. ネットワークエンジニアに向いている人

さまざまなスキルが求められるネットワークエンジニアですが、以下で紹介するような人が向いています。

ルーターやスイッチなど実機に触れるのが好きな人

ネットワークには欠かせない、ルーターやスイッチなどの実機に触れるのが好きな人は、ネットワークエンジニアに向いています。ルーターやスイッチを適切配置して、ネットワークケーブルを綺麗に配線できるスキルは実務でも役に立ちます。

忍耐力があり地道な作業が苦にならない人

ネットワークは常に安定して動作しているわけではありません。時には原因不明のトラブルで停止してしまい、長時間の検証と修正が必要なときもあるでしょう。そのような地道な作業が苦にならない忍耐力がある人は、ネットワークエンジニアに向いています。

新しい技術を学び続ける意欲がある人

ネットワークに関する技術は進化し続けますし、ルーターやスイッチなどの機器も新しいものが次々と登場しています。このような新しい技術を学び続ける意欲がなければ、ネットワークエンジニアとして働くのは難しいでしょう。例えばIoTやセキュリティの分野は、ネットワークエンジニアとも関連性が高く、毎日のように新しい話題が登場しています。

土日や深夜の作業が入っても大丈夫な人

ネットワークは24時間365日の稼働が前提のものが多く、時には土日や深夜の作業が必要となることもあります。そのような時間帯に作業が入っても大丈夫な人は、ネットワークエンジニアに向いているでしょう。

6. ネットワークエンジニアに必要な知識とスキル

ネットワークエンジニアに必要な知識とスキルには、以下のようなものがあります。

高度なネットワークの知識

ネットワークエンジニアにとって、高度なネットワークの知識は必要不可欠です。ネットワークの全体像を把握したうえで、実際にネットワーク機器やサーバーを接続して、物理的なネットワークを構築するためには、多くの実務経験を積み重ねて得た知識が何よりの武器となります。

セキュリティの知識

ネットワークを悪用したサイバー攻撃から企業や組織を守るためには、セキュリティの知識が欠かせません。サイバー攻撃の手口は巧妙かつ高度化しているため、ネットワークに対するセキュリティ対策はもはや必須と言って良いでしょう。セキュリティ業界の動向を日々チェックすることに加えて、ネットワークに導入しているソフトウェアのアップデート情報なども追いかけることが重要です。

ネットワーク機器を扱うスキル

ネットワークはルーターやスイッチなど、さまざまなネットワーク機器から構成されています。これらのネットワーク機器にはさまざまな種類がありますが、性能や機能、コストなどが異なります。構築しようとしているネットワークに相応しい機器を選定して、適切に設定するためのスキルもネットワークエンジニアには必要です。

論理的思考力

クライアントの要望をネットワークに組み込んだり、ネットワークに発生したトラブルの原因を突き止めたりするには、論理的思考力も必要です。「クライアントはなぜこのような要望を持つのか」「トラブルはなぜ発生したのか」このような課題に対して論理的に思考する力がなければ、思うような成果を上げることは難しいでしょう。

7. ネットワークエンジニアのスキル習得の勉強に役立つ資格

ネットワークエンジニアのスキル取得には、資格試験の勉強も役立ちます。ここでは国家試験とその他試験の2つに分けて解説します。

国家試験

まずは国家試験であるネットワークスペシャリスト試験から解説します。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが認定するネットワーク分野の国家資格です。ITスキル標準のレベル4以上のネットワークエンジニアであることを示し、ネットワーク設計や要求仕様の作成、論理設計や物理設計、ネットワーク構築などに関する知識とスキルを体系的に学習できます。独学でも合格を狙える難易度ですが、ネットワークエンジニアとしての実務経験があった方が有利でしょう。

その他の資格試験

国家試験以外の資格試験としては、以下の3つが役立ちます。

CCNA

CCNAは1年以上の実務経験者を想定した試験ですが、ネットワークに関する基礎的な問題も多く出題されるため、初学者でも十分合格が狙えます。シスコシステムズのホームページではトレーニングプログラムが公開されているほか、市販のテキストも多く販売されているため試験対策はしやすいでしょう。

CCNP

CCNPはCCNAの上位にあたる資格です。コア試験とコンセントレーション試験の2つに合格して初めて認定されます。CCNPは実務経験が3〜5年程度のネットワークエンジニアを想定しているため、初めて挑戦する方にとっては極めて難易度が高いといえるでしょう。

受験のために正式な条件は設定されておらず誰でも受験は可能ですが、まずはCCNAを取得してから挑戦してみるのがおすすめです。

LPIC

LPICは、Cisco技術者認定と並んでネットワークエンジニアにとっては定番の資格です。サーバー用OSとして知られているLinuxの管理者になるためのスキルを証明するものであり、レベルに応じて「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3種類が存在します。

8. ネットワークエンジニアになるには

IT系企業において、ネットワークシステムの「設計・構築・運用・監視」を担っています。新卒や未経験から就く方も少なくない業界で、はじめは運用・監視等の下流工程を担当し、後に構築から設計へと上流工程へスキルアップを図り、やっと一人前のネットワークエンジニアとして認められるかたちになります。豊富な知識・技術はもとより、コミュニケーション能力やプレゼン能力など幅広いスキルが要求される職種です。

9. ネットワークエンジニアのキャリアパス

ネットワークエンジニアのキャリアパスとして、ジェネラリストを目指す道か、スペシャリストを目指す道の2つが考えられます。

管理面に注力するジェネラリストになる道

ネットワークエンジニアとしての技術力に加えて、システム開発プロジェクトの管理面に注力するジェネラリストになる道があります。これはプロジェクトの進捗管理や、ほかのエンジニアのマネジメント、クライアントとのコミュニケーションなど、多種多様な業務を任される道です。

技術の専門性を高めたスペシャリストになる道

ネットワークエンジニアの技術の専門性を高め続けて、スペシャリストになる道もあります。例えばネットワークと特に関係の深いセキュリティの専門性を高める道などがあります。

10. ネットワークエンジニアの平均年収

ネットワークエンジニアの求人には、実務経験が重視される傾向があります。そのため未経験の方や実務経験の乏しい方の場合、運用や保守の仕事からのスタートが一般的となり、年収としては300~400万円程度です。

しかし実務経験が豊富な方や、ネットワーク以外の技術を保有している方になると、年収1000万円以上への求人に採用されることもあります。ネットワーク以外の技術とは具体的に、LinuxやWindowsなどのOSを扱うサーバーエンジニアとしての経験や、データベース、クラウド、セキュリティなどの技術です。

11. ネットワークエンジニアの将来性

IoTやクラウドの普及に伴い、ネットワーク技術に詳しいネットワークエンジニアの需要は、今後は高い状態を維持していくことが予想されます。特にネットワーク技術に加えて「セキュリティ」や「マネジメント」などスキルを持つネットワークエンジニアの求人は増加傾向です。

しかし見方を変えると、ネットワーク技術しか要求されない求人は減少傾向であることを示しています。ネットワークエンジニア全体の求人数は好調でも、それはプラスアルファのスキルを持つエンジニアを対象としているため、実務経験を積みながら、時代に合わせた新しい技術やスキルを磨いていかなければ、自分の希望する仕事や会社への就職は難しくなっていくでしょう。

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