未経験からブリッジSEを目指す方法!求められるスキルとは

最終更新日:2024年7月10日

ブリッジSEは、複数拠点間で実施されるシステム開発プロジェクトにおいて、チーム間をつなぐ役割を果たすITエンジニア職です。オフショア開発の場合は、日本国内の発注・設計側と海外の開発部隊の間をつなぎます。

国内と海外など複数ヶ所での作業を行う場合、言語や文化などが異なるメンバー間のコミュニケーションを支援してスムーズにプロジェクトを推進させる必要があります。そのため、この役割にあたるブリッジSEには、ITスキルだけではなく、語学や折衝、説明力などのヒューマンスキルが求められるでしょう。

本記事では、ブリッジSEを検討している方に向けて、未経験から目指す方法や必要なスキルの習得方法について解説します。

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この記事のまとめ

  • 未経験からでもブリッジSEになることは可能だが、IT業界や海外マネジメント未経験だとスキルを身につける必要がある
  • 語学、技術、マネジメントなどのスキルを身につけた上で、未経験可の求人に応募することが成功へのルート
  • 今後はオフショア開発やニアショア開発がより増加していくと考えられるため、ブリッジSEの需要もより伸びていく

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ブリッジSEとは

ブリッジSEとは、名前の通り「橋渡し」を意味します。文化、言語などの違いから発生するギャップを埋め、チーム間の橋となり、スムーズにシステム開発プロジェクトを推進することがミッションです。

近年、国内でのシステム開発要望を受け、国内で上流工程を行い、コストが低い海外で開発やテストなどを行うオフショア開発を採用するシステム開発プロジェクトが増えています。また、国内都市部と地方などで、コストの違いを利用して開発するニアショア開発が利用されることもあります。

これらのシステム開発では、発注・設計側と開発側など複数のチームで業務を分割して行います。このような複数のチームが1つのシステム開発プロジェクトに存在し、なおかつ物理的な距離が離れている場合、チーム間の連携にはコミュニケーションギャップが発生しやすいです。

言語や文化、習慣などのバックボーンの違いは、プロジェクトの目的、ゴールが一致しないことにもつながりかねません。プロジェクト全体で意識の統一を図れていない場合には、納期遅延やコスト増大、ソフトウェアの品質低下といった問題が発生し得ます。

このギャップを埋め、システム開発プロジェクトを成功に導く役割を果たすのがブリッジSEです。

関連記事:ブリッジSEとは?仕事内容や役割、必要なスキルを紹介

ブリッジSEの仕事内容


ブリッジSEの主な業務内容として下記が挙げられます。なお、厳密にブリッジSEとその他のITエンジニア職種が分けられているわけではありません。上流工程は国内で、開発は海外で行われるようなプロジェクトでは、上流工程に関わったエンジニアが開発工程以降ではブリッジSEの業務に就くような場合もあります。そのため、プロジェクトによって担当する仕事内容が変わるケースも珍しくありません。

現地スタッフへのプロジェクト説明

「発注・設計側」と「開発側」の意思統一を図る上で必須となるのが、開発側の現地スタッフへのプロジェクト説明です。プロジェクトの背景やクライアント、開発対象のシステムの用途や役割、要求される品質と納期などを、発注・設計側と開発側で共通の認識がもてるように説明します。

主に発注・設計側の立場から開発側へ向けて、プロジェクトに求められている要点を伝えます。言語、文化、習慣、価値観などの違いから、発注・設計側と開発側では仕事に対する意識が大きく違う場合もあるでしょう。このギャップを埋めて、求められる品質と納期の認識を両者の間で合致させることがブリッジSEが果たす役割の一つです。

設計書の作成・翻訳

設計書は発注・設計側が作りますが、オフショアやニアショアの場合は、開発側の人員に伝わる粒度、品質で記載する必要があります。設計書の作成はもとより、設計書の品質の均質化などもブリッジSEが行う業務です。さらに詳細な説明が必要な場合は、翻訳が必要でしょう。

設計書は、開発工程に入ったのち開発側で修正を行うケースなどもあり、納品物としての体裁を整えるための翻訳や文章の修正もブリッジSEの仕事に含まれます。

開発の進捗や品質の管理

開発側の進捗を注視し、状況をまとめて、発注・設計側に伝えることもブリッジSEの重要な職務です。遅延や品質低下といったリスクの予兆を早い段階で察知し、アラートをあげ、プロジェクトマネージャーらと対策を検討します。

スケジュールとあわせて設計書やプログラムなどアウトプットの品質にも目を配る必要があります。アウトプットの品質が一定のレベルに達しているか、担当者個人間での差異がないかなど、ソフトウェアの品質を確保することもブリッジSEの重要な役割の1つです。

納品物のチェック

開発やテスト工程のアウトプットとなる設計書、プログラム、テスト仕様書、成績書などの納品物のチェックもブリッジSEの職務です。プログラムの動作はもちろんのこと、日本国内で使用する場合は文言やメッセージなどの日本語のチェックといったローカライズも必要となります。

さらに開発側から受け取った納品物を、発注・設計側からクライアントへの最終的な納品物とする場合には、ドキュメントとしての体裁のチェックや適切な日本語への修正など品質の向上にも努めます

ブリッジSEが関わるオフショア開発とは

オフショア開発とは、企業が海外にあるソフトウェア開発会社や外注先に対して、自社の開発業務を委託することです。国境を超えたソフトウェア開発アウトソーシングともいえます。

オフショア開発は、主に人件費の削減やグローバルな人材の活用、スピーディーな開発などを目的として行われます。海外の企業や外注先には、高い技術力や多様なビジネススキル、グローバルなビジネス視野を持った人材がいる場合もあり、コスト削減だけでなく品質向上につながる可能性もあるでしょう。

しかし、オフショア開発には言語や文化の違い、コミュニケーションの困難さ、時差など、さまざまな課題が存在します。そのような状況下で成功するためには、適切なリスク管理やコミュニケーション、プロジェクトマネジメントなどができるブリッジSEが求められます

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未経験からブリッジSEに転職できるのか?

ブリッジSEは一般的なエンジニアとは異なり、IT業界の中でも特殊な職種です。そのため、未経験といってもどのような未経験を指すのかはケースバイケースでしょう。マネジメント未経験、IT業界未経験、エンジニア未経験、など複数のパターンが考えられます。ここでは、エンジニア未経験かそうでないかで区分して解説します。

エンジニア未経験の場合

ブリッジSEには「ITエンジニアとしての経験」「語学力(もしくは外国語を扱ったコミュニケーション経験)」などが求められます。この2つのうち、より重要なのは「ITエンジニアとしての経験」です。もしITエンジニアの経験がないのであれば、いきなりブリッジSEに転職するのはかなり難しいでしょう。

エンジニア経験者の場合

たとえブリッジSEとして働いた経験がなくても、日本国内でグローバルプロジェクトなどの経験があれば、転職できる可能性は高まるでしょう。ただし、一定以上の語学力は求められます。そのため、技術力以外の部分を重点的に対策していく必要があります。また、まずはグローバルプロジェクトを抱えている日本企業にSEとして転職し、そこから社内異動でブリッジSEを狙うのも1つの方法です。

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ITエンジニア未経験からブリッジSEを目指す3ステップ

ITエンジニア未経験からブリッジSEを目指すステップを紹介します。ITエンジニア未経験でもブリッジSEになることは可能ですが、簡単ではありません。なぜなら業界経験者が求められる場合が多いからです。未経験から目指すには経験不足を補うための準備が必要となります。

また、ブリッジSEになるにはITエンジニアに必要なスキルに加えて、外国語でコミュニケーションができるレベルの語学力が必須になるため、難易度は高いといえます。焦らずに段階を踏みながら目指すのが望ましいでしょう。

step1. ITスキルや知識を身につける

まずは、一般的にITエンジニアに求められる基礎的なスキルや知識を身につける必要があります。具体的には、プログラミング言語やデータベース、ネットワークなどの基礎知識です。また、ITエンジニアが使用するツールやフレームワーク、開発環境なども勉強する必要があります。

これらの知識を身につけるためには、オンラインの学習サイトや書籍などを活用するのがおすすめです。また、ITエンジニアとして働く人たちのブログやYouTubeチャンネルなどを見ることで、実践的なスキルや知識を身につけられます。

step2. ポートフォリオを作ったり実力を試したりする

次に、学んだスキルや知識を活かして、ポートフォリオを作るのが重要です。具体的には、GitHubなどのプログラミングのコード共有サイトに自分のコードを公開すると良いです。

また、IT系のコンテストやハッカソンに参加すれば、スキルや知識を試せるため自分の実力を高められます。ブリッジSEの技術力は人によって異なりますが、業界未経験者は特に、直接的に手を動かしてプログラムを書くスキルを身につけたほうがブリッジSEとしての市場価値が上がります。

step3. 未経験可の求人を探す

未経験可の求人を探しましょう。ブリッジSEの需要は高まっているため、未経験可の求人も増えています。未経験者でも挑戦できるプロジェクトを用意している企業や、研修制度など社内の制度が整っている企業は、経験がない場合でもブリッジSEとしてスタートしやすいです。

研修内容は多くの場合、プログラミング言語の基礎、開発ツールの使い方、フレームワークの導入方法など、必要なスキルや知識が盛り込まれています。

希望するような業務で未経験可のブリッジSEの求人が見つからない場合もあるでしょう。その際は、ITエンジニア職種で数年経験を積み、その後ブリッジSEに転職するルートがあります。

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ブリッジSEに求められるスキル

ブリッジSEに求められるスキルは幅広いです。一般的なITエンジニアに求められる技術的スキルだけでは足りず、ブリッジSEにはさらにヒューマンスキルや異国の人と関わる上で大切となる要素もあります。マネジメントやコミュニケーションがメイン業務ですが、自分でもある程度手を動かして開発できるスキルは持っていると良いです。語学力は当然必須でしょう。

要件定義・基本設計に関するスキル

求められるスキル感はポジションや企業によってケースバイケースですが、目安は上流工程の経験1年以上です。具体的には「1人で要件定義・基本設計を遂行できる」レベルです。ブリッジSEは1つのプロジェクトに複数名配置されるわけではありません。そのため、顧客の要求をクリアしているかなどの判断や開発スタッフへの指示出しを1人で行う必要があります。

マネジメントスキル

ブリッジSEにはマネジメントスキルが必須です。ブリッジSEは直接手を動かして開発に着手する作業よりも、国内外のエンジニア、プログラマーを取りまとめる業務が中心だからです。事務的なマネジメントもあれば、コミュニケーションを介してのマネジメントもあります。

ブリッジSEは特に価値観や文化が異なるメンバーのマネジメントも担当します。そのため、プロジェクトマネージャーなどの経験を経てマネジメントに慣れている方にとっても新鮮に感じる業務が多いでしょう。

語学力

ブリッジSEは国外のエンジニア、プログラマーとコミュニケーションを取る機会が多いため、語学スキルが求められます。具体的には、英語や中国語のスキルがあると便利です。中国は人件費が上がっていることからオフショア開発がやや減っている見解もありますが、市場が大きいので中国語の需要は継続するでしょう。コミュニケーションの取り方は、直接的な会話と文章でのやり取りの両方があります。

つまり、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングのすべてのスキルが求められます。日本人は比較的リーディングやライティングにスキルが偏りがちですが、ブリッジSEは会話も求められます。

関連記事:ブリッジSEが中国語を使えることで得られるメリット

異国文化への理解

ブリッジSEは事務的にプロジェクトを進めるだけでなく、やり取りする国の文化を理解する必要があります。異文化理解はサービスを考える上でも、仕事をする上でも重要です。サービスについては、対象となる国の文化に合わせることで利益拡大につながります。

仕事については、たとえば時間や労働に関する考え方が文化によって異なります。歩み寄る意識はもちろん、ときには日本のビジネス文化を伝えてルールとして守ってもらうことなども必要でしょう。

そのほかのスキル・経験

品質管理スキルと1年以上の上流工程経験のほかにも、下記のようなスキル・経験が求められる傾向にあります。

  • ・開発プロジェクトで使用される技術に対する理解

    ・プログラミング言語の知識/コーディングスキル

    ・マネジメントスキル

    ・チームリーダー、プロジェクトリーダー/マネジャーとしての経験

    ・顧客折衝の経験

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ブリッジSEに必要なスキルを身につける方法

ブリッジSEに必要なスキルを身につける方法は複数あります。スクールに通ったり、資格取得を目指したりするなどが一般的な方法です。ただし、必要スキル自体が複数あるので、どのスキルを優先的に身につけるかによっても選択すべき方法は変わってくるでしょう。身につけたいスキルごとに適切な方法を選択するのが望ましいです。ここではスクールと資格取得について具体的に紹介します。

スクールに通う

ITスキルを優先的に身につけたい場合、スクールに通う選択肢が挙げられます。ブリッジSEにプログラミングスキルは必須ではありませんが、スキルがあったほうが明らかに有利です。

独学ではつまずきがちなITスキルの学習も、エンジニア養成スクールを活用すれば効率的に習得できます。スクールでは、体系的にまとめられた学習内容や講師による疑問のフォローにより学習を効率化しています。また、ほかの生徒がいることが励みになりモチベーションを維持しやすいメリットも得られるでしょう。

レバテックカレッジ

レバテックキャリアの姉妹サービスレバテックカレッジは、現役大学生/大学院生を対象としたプログラミングスクールです。未経験の方も、企業の新卒採用で評価される実践的なスキルを3ヶ月間で習得でき、 修了後はエンジニア新卒市場の知識が豊富なキャリアのプロが内定獲得までサポートします。

資格取得を目指しながら学ぶ

資格取得はブリッジSEにとって、体系的な技術知識の習得とスキルの基礎固めとして役立ちます。システムの仕組みや各構成要素(ソースコード、DB、ネットワーク)などの技術に関する知識、システム開発方式やプロジェクトマネジメントといったプロジェクト推進のための知識・スキルを学べます。さらに、資格を取得することで能力の証明もできる点が大きなメリットです。

ブリッジSEの仕事に役立つ資格として、下記が挙げられます。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営し、経済産業省によって認定される情報技術者向けの国家資格です。資格の取得によりITエンジニアとしてエントリレベルの知識・スキルを有することを示せます。また、取得のための学習によって情報処理分野の幅広い知識を身につけることが可能です。

TOEIC

TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は英語によるコミュニケーションスキル、およびビジネススキルを検定する試験です。世界160ヶ国で実施されており、英語能力に関する資格の中でもグローバルスタンダードとして普及しています。オフィスや日常生活で役立つコミュニケーションスキルを重要視しており、リスニングやスピーキングも試験に含みます。また、合否ではなくスコア形式で評価することも特長です。

PMP®

PMP®はPMIによって運営されるプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。IT分野に限らず、幅広い業界でプロジェクトマネジメントに関わる資格として認知されています。

ブリッジSEは発注・設計側の立場に立ってプロジェクト推進を行うため、プロジェクトマネジメントスキルも重要視されるスキルの1つです。プロジェクトマネジメントスキルの保有を示せる有用な資格といえるでしょう。

プロジェクトマネージャ試験

プロジェクトマネージャ試験は独立行政法人情報処理推進機構の運営するプロジェクトマネージャー向けの試験です。情報処理技術者試験の中でも、最高難易度といわれる上級技術者試験のうちの1つです。ITシステム開発におけるプロジェクトマネジメントの実務経験と知識が問われる内容となっており、本資格を保有するとブリッジSEとして活躍できる高いマネジメントスキルを示すことができます。

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ブリッジSEの需要と将来性

ブリッジSEには現状需要があり、将来的にはさらに需要は伸びていくと考えられます。開発のグローバル化が進んでいて、多国籍メンバーで開発を行う場合マネジメントを行う人材は必須だからです。経験を積むと同時に業務のノウハウやスキルを蓄積していけると、ブリッジSEとしての市場価値をより高められるでしょう。ここでは需要と将来性についてより細かく見ていきます。

ブリッジSEの需要

2019年の経済産業省の- IT 人材需給に関する調査 -によると、2030年時点で最大で79万人のIT人材が不足すると予測されています。その後、2022年時点の調査結果としてIPAが発表したDX白書2023では、IT人材は年々増加しているものの、それ以上に市場規模が拡大しているため結果的に人材不足が進行しています。

企業はITによる業務変革を求め続けており、IT技術者の需要は増加するばかりです。一方で、IT人材の供給不足においては、日本の労働人口の減少が根底にあります。この構造から、日本の企業ではIT技術者は継続的に求められていますが、国内の人材では補えない状況が続くことが想定されます。

人材不足の解決策の1つがオフショアによるIT技術者の確保です。海外で人気の職種であるITエンジニアには優秀な人材が集まっており、日本より物価が安い国では優秀なエンジニアを低コストで雇える可能性があります。IT業界では以前からオフショア開発を進めていて、より良い形を模索している状況です。国内で獲得できない技術者の確保が国外に向かう傾向は今後も継続するでしょう。

ブリッジSEの将来性

ブリッジSEはIT業界の状況を視野に入れて行動すれば将来性を高められる職種です。

日本国内の企業からすればオフショアもニアショアもコストメリットを求めての施策です。IT技術者の育成状況や各国の賃金など世界的な状況により、開発リソースを求める先が変わることが予測されます。

日本の企業がオフショアを行う相手だった国は、中国からインドやベトナムに比重が移りつつあるのがその例です。オフショア先の国が変わると、ブリッジSEに必要とされる外国語スキルも替わり得ます。外国語スキルについては、状況を見ながら習得、習熟する必要があるでしょう。

一方でオフショアやニアショアにおけるノウハウなどは、相手に関わらず利用できるものも多くあります。ブリッジSEの仕事におけるノウハウや手順などを蓄積していくと、今後も継続した活躍が望めます

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ブリッジSEの平均年収

2024年5月24日時点でレバテックキャリアに掲載されている求人をもとにブリッジSEの年収を算出しました。ブリッジSEの平均年収は680万円程度です。サンプル数が多くないため、あくまで参考として捉えるのが望ましいですが、マネジメント業務に携わるため、ブリッジSEは比較的高年収な職種といえます。

またブリッジSEの求人例を、レバテックキャリアから抜粋して紹介します。「未経験可」の求人ではありませんが、転職時の参考にしてみてください。

ブリッジSEの求人例

【オフショア開発を活用したWebアプリ開発のブリッジSE】
SaaSプロダクトにおけるベトナム子会社でのオフショア開発を活用した新機能追加、パフォーマンス向上、技術的改善や刷新などWebアプリケーション開発

<想定年収>
512~929万円

<業務内容>
・ベトナム子会社に対する開発管理業務(設計書、ソースコードなどの成果物のレビュー、要件定義書の説明、進捗確認など)
・ベトナム子会社の課題解決、技術向上などのサポート
・ベトナム子会社へのノウハウ共有、関係強化のための現地への出張

<必要なスキル、経験>
・Web開発の経験(言語不問)
・日本語およびベトナム語のビジネスレベル(N2相当以上)の語学力

【フィリピンを拠点としたオフショア開発に携わるBrSE】
国内のクライアントとの打ち合わせや英語によるオフショアへの指示、進捗管理

<想定年収>
500~800万円

<業務内容>
・フィリピン側への指示書の作成、翻訳
・成果物の品質管理
・タスクの指示出し、進捗管理
・フィリピンのメンバーのマネジメント
・リソース管理、見積/請求の対応 など

<必要なスキル、経験>
・BrSEとしての業務経験
・Web開発の経験(言語不問)
・ビジネスレベルの英語力

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ブリッジSEに関するよくある質問

ブリッジSEはIT業界の中でも特殊な職業なので、何を強みとするかや働き方など選択肢が豊富です。そのブリッジSEに関するよくある質問と回答を紹介します。多く寄せられる質問の中から3つをピックアップしたので、同じような疑問がある方はぜひ参考にしてください。特に、未経験からブリッジSEを目指す場合には知っておくと良い内容ばかりなので目を通してみてください。

Q1. ブリッジSEの将来性は?

システム開発はグローバル化しています。またリモートワークの普及によって日本国内でも遠隔地の人がプロジェクトに参画する機会が増えています。結果的に、今後オフショア開発やニアショア開発が増えていくことは確実でしょう。それに伴いブリッジSEの需要もより一層伸びていくと考えられます。

Q2. BrSEの読み方は?

BrSEの読み方は、ブリッジSEと同じく「ブリッジエスイー」です。ちなみに、ブリッジSEはbridge system engineerの略です。表記が異なるだけで、まったく同じと考えて間違いありません。BrSEは日本ではあまり見かけない表記ですが、英語で情報収集すると見かけることも多いでしょう。

Q3. ブリッジSEに必要なスキルを教えてください

ブリッジSEには、要件定義、設計、マネジメント、プログラミングスキルに加え語学力などが必要です。外国語は英語や中国語などを使用するケースが多いです。すべてのスキルが必須というわけではありませんが、スキルの幅を広げることでクライアントからも開発メンバーからも信頼されるブリッジSEになれるでしょう。

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まとめ

未経験からでもブリッジSEを目指すことは可能です。しかし、ブリッジSEに求められるスキルは幅広く、基本的には業界経験者向けの募集が多いでしょう。そのため、未経験からブリッジSEを目指す場合、自分でスキルを身につけていく必要があります。

語学力はもちろん、自分で手を動かして開発できる技術力、プロジェクトマネジメントのスキルなどが該当します。自分でスキル習得した上で、未経験可の求人に応募するのが良いでしょう。

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この記事の監修

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