要件定義や設計、開発、テストなどSEの詳細な仕事内容から、必要な知識・スキル、平均年収まで解説SE(システムエンジニア)の仕事内容

最終更新日:2020年1月24日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

SE(システムエンジニア)は、システム開発のプロジェクトで要件定義や設計、開発、運用・保守などを行う職種です。

システムの発注者である顧客へのヒアリングや仕様説明なども担当するため、開発に関するスキルのみならずヒューマンスキルやプロジェクトマネジメントスキルも求められます。

SEになるには、まずはプログラマーとして数年以上の経験を積んだ後、キャリアップしてSEになる流れが一般的です。この記事では、SEの仕事内容や必要なスキル、年収について解説します。

1. SE(システムエンジニア)の仕事内容

まず、SEの仕事内容を解説します。

要件定義

顧客のシステムに対する要望をヒアリングして、要件定義書にまとめる工程です。要件には以下の4種類があり、SEは以下のすべてに関する要件定義を行います。

・業務要件…システム化の対象となる業務を定義します。例えば、出張交通費の管理をシステム化したいという要望があった場合、交通費を申請・承認する業務、仮払い業務、清算業務など、どこまでの業務を対象にシステムを構築するのかを決定します。
 
・機能要件…業務要件で抽出した業務から、システムに必要な機能を定義します。例えば交通費を申請・承認する業務では、申請書を提出する機能、提出された申請書を承認する機能、といったように一つひとつ漏れなく定義していきます。
 
・データ要件…システムが扱うデータの種類を定義します。上記の例で言えば、交通費を申請する社員の氏名、交通費、交通機関などが該当します。
 
・非機能要件…システムの性能や可用性などについて定義します。具体的には、システムがリクエストを受けてレスポンスを返すまでの時間や、障害回復までにかかる時間などを定義します。

システム設計

システム設計とはその名のとおりシステムの設計を行う工程で、大きく基本設計、詳細設計の2つに分かれています。

基本設計では要件定義書をもとに、冗長化や負荷分散などを考慮しながらハードウェアの構成(使用する機器の種類や台数など)を設計したり、開発するソフトウェアの画面構成や機能の詳細、データベースなどを設計したりします。
 
詳細設計とは、システムの内部構造(ソースコードの構造)を設計する工程を言い、クラスやメソッドと呼ばれるソースコードの部品の数やそれぞれの関係、処理の流れなどを設計します。企業によってはプログラマーが担当することもあります。

開発

開発は、コーディングを行う工程を指し、一般的には基本設計書と詳細設計書をもとにプログラマーが担当します。多くの場合SEは、プログラマーへの作業指示や質問の回答、進捗管理、作成されたコードのレビューなどを担当します。

テスト

テストとは、ソフトウェアが設計書通りに動作するか検証し、品質を評価する工程を指します。主に単体テスト、結合テスト、総合テストなどに分類することができ、一般的には単体テストはプログラマーが担当し、結合テストおよび総合テストはSEが担当します。
 
結合テストおよび総合テストでは、SEはテスト計画の立案やテスト内容の検討、検証方法の検討、テストの実施(若手プログラマーが担当する場合もある)、バグ管理などを行います。

運用・保守

運用・保守とは、開発したシステムが継続的かつ安定的に動作しつづけるように、メンテナンスや障害対応を行う工程です。システム監視方法や障害対応方法を設計し、その内容について顧客と合意した上で運用・保守業務を行います。

2. SEに必要な知識とスキル

ここでは、SEに求められるスキルをIPA(情報処理推進機構)が提供しているITスキル標準(※)をベースに解説します。ITスキル標準とは、エンジニア職ごとに求められるスキルとそのレベルを定義したものです。

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、リーダーシップ、コミュニケーション力、ネゴシエーション力(交渉力)の3つに分類されます。SEは顧客と接する機会が多いことからネゴシエーション力が必要ですし、プログラマーに指示を出す立場であるためリーダーシップも求められます。また、システム開発はチームで行うため、コミュニケーションスキルも重要です。

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントとは、予算管理、品質管理、人員管理、進捗管理、リスク管理、課題管理などに分類できます。SEはプログラマーを率いてチームで開発を行うため、SEが担当する工程において進捗管理や人員管理などの業務を担います。具体的には、プロジェクトが計画通り進行しているか確認し、遅れが発生している場合にはプロジェクトマネージャーに相談して人員を増やすといった調整を行います。

ソフトウェア開発手法の知識

システム開発にはウォーターフォール型やアジャイル型などさまざまな開発手法があり、構築するシステムの特性によってどのような開発手法を取り入れるか決める必要があります。そのため、SEには各システムに対して最適な開発手法を選択するための知識が求められます。

テクノロジー全般の知識とスキル

システムを開発するには、テクノロジーに関する幅広い知識とスキルが必要です。テクノロジー全般とは、大きく以下に分類されます。

・コンピューターシステム(ハードウェア、基本ソフトウェア、システム構成など)
・データベース(基本構造、言語、バックアップなど)
・ネットワーク(通信プロトコル、伝送制御、通信機器など)
・インターネット技術(Web、メール、暗号化など)
・プログラミング言語(C、C++、Javaなど)

これらのテクノロジースキルは、システム開発を行う上での基盤となります。

※参考:IPA「ITスキル標準V3」

3. SEの年収

最後に、SEの年収について解説します。経済産業省のデータ(※)によると、SEが含まれる職種の平均年収は以下となっており、高い給与水準であることが分かります。
 
・SE・プログラマ(顧客向けシステムの開発・実装):593.7万円
・SE・プログラマ(ソフトウェア製品の開発・実装):568.5万円
・SE・プログラマ(組込みソフトウェアの開発・実装)603.9万円
 
特に、リーダー経験やプロジェクトマネジメント経験があるとより高い年収を得やすい傾向があります。
 
※参考:経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」

4. まとめ

この記事では、システムエンジニアの仕事内容や必要なスキル、年収を解説しました。SEはシステム開発を支える重要な職種であり、要件定義から運用・保守まで多くの工程に携わります。
 
また、開発するシステムは業務システムやスマホアプリ、Webサイト、組込みシステムなどと幅広く、それぞれの領域に強みを持ったSEがいます。そのため、SEを目指す際はどのようなシステムの開発に携わりたいのか明確化した上で就職活動を行う必要があります。ただし、SEになるにはプログラマーとしての実務経験を経てキャリアアップする流れが一般的ですので、まずはプログラマーを目指すとよいでしょう。

ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

転職支援サービスに申し込む

また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

「個別相談会」に申し込む

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

社内SEの求人・転職一覧