ネットワークエンジニアの仕事内容や資格、勉強に役立つWebサイトを紹介ネットワークエンジニアに必要な勉強とその方法

最終更新日:2020年11月5日

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ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計、構築、運用などを通じて、企業のITインフラを支える職種です。これまでのネットワークエンジニアの勉強内容といえば、ルーティングやスイッチの知識・技術を身に付けるなどが挙げられます。

しかし今後は、既存の技術を身につけつつ、クラウド化に対応できるスキルなど、幅広く勉強することが重要です。この記事では、ネットワークエンジニアに必要な勉強、求められる知識やスキル、その方法を解説しています。

1. ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容は大きく分けて「ネットワーク設計」、「ネットワーク構築」、「ネットワーク運用・保守」の3つに分類されます。では、これらの仕事に従事するためにはどのようなスキルや知識が要求されるのでしょうか。

ネットワークエンジニアの仕事に必要なスキル・知識

ネットワークエンジニアに求められる具体的なスキルや知識を紹介します。

TCP/IP全般の基礎知識

TCP/IPとは、ネットワーク通信において使用される通信プロトコルです。実際は複数のプロトコル(IP、ICMP、TCP/UDP、SMTP、Telnet、ssh、http等)で成り立っていますが、TCP/IPが一般的な名称になっています。TCP/IPにおける4つの階層モデルは、後述するOSI参照モデルと紐づけて覚えておきたいところです。

OSI参照モデルの知識

OSI参照モデルは、ネットワークにおける通信機能を7つの階層構造に分割したものです。OSI参照モデルは階層によって必要になる技術が異なります。たとえば、第1層(物理層)では電流の波形やリピータ、ハブ、ケーブルの知識、第2層(データリンク層)ではMACアドレスやスイッチングハブの知識が重要になってきます。ネットワークエンジニアであれば、特に第1層から第4層までの機能を理解しておくことが重要です。

クラウド化に対応できるスキル

クラウドサービスの普及で、ネットワークの運用保守の作業量は減っていく傾向にあります。その一方で、ネットワーク仮想化(SDN)と、それを支える技術(Open Flow)が頻繁に使われるようになっています。したがって、SDNやOpen Flowに対応するスキルが必要になるでしょう。

特にプログラミングスキル(Ruby、Java、Pythonなど)は、クラウド化が進むこれからの時代を生きるネットワークエンジニアは身につけておいた方がよいでしょう。また、仮想化技術を考慮した企画力・設計力も重要です。

2. ネットワークエンジニアにおすすめの勉強方法

未経験からネットワークエンジニアを目指すのであれば、本や学習サイトを活用した独学や、勉強会への参加、動画サイトなどを活用する方法があります。

ネットワークエンジニアになるために必須となる資格はありませんが、スキルを客観的に評価する意味でも資格は取得しておいたほうが転職の際には有利に働くことでしょう。また、学習した内容を整理したり、体系的に効率よくネットワークの知識を身につけるためにも資格試験は有効な勉強方法のひとつといえます。

なるべくコストをかけずに勉強するのであれば、本や学習サイトの活用がおすすめです。ただし、本のなかでも掲載してある情報が限定的であったり、分かりづらいと感じるものもあります。そのため、自分にとって読みやすい、理解しやすい1冊を探し出すことも重要なポイントといえるでしょう。

独学での学習では集中できなかったり、そもそも書いてある内容が理解しづらい場合にはITスクールに通ったり動画サイトを観たりして学ぶ方法もあります。本を読みながら進めるよりも効率的に学習でき、短時間で知識を身につけたい方には最適な方法といえるでしょう。

ネットワーク エンジニアの勉強におすすめの書籍

ここからは、ネットワークエンジニアになるための勉強に最適な本をいくつか紹介します。

『 [改訂新版] 3分間ネットワーク基礎講座』(網野 衛二、技術評論社)

その名の通り1回あたり3分の単位で講座が学べる本です。ネットワークの基礎やTCP/IPの概要を勉強しようとしたものの、あまりにも難解で挫折してしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。そのような方でも、1回あたり3分という短時間で簡潔に理解できるようにスラスラと読み進めていくことができます。

たとえば毎日の通勤・通学時間を利用して、日々の習慣化とすれば自然にネットワークの基礎知識を身につけることができます。1回読んだだけでは理解しきれなかった内容も、繰り返し読むことで理解できるようになるはずです。

日々の仕事が忙しく、まとまった勉強時間を確保することが難しい方でも、通勤時間や寝る前の時間などを利用できます。

『ネットワーク超入門講座 第4版』(三上 信男、SBクリエイティブ)

ネットワークエンジニアにとって特に重要な「LAN」や「WAN」の概要、スイッチやルータといった分野ごとに基本的な知識を得られる1冊です。また、第一章の部分では「ネットワークの全体像」が詳しく解説されているため、それぞれの分野がネットワークでどのような役割を果たしているのか、体系的に学ぶこともできます。

ネットワークの入門書としては決定版ともいえる本で、累計7万部もの販売実績を誇るベストセラーです。ネットワークエンジニアになった後でも、基礎的な知識をいつでも確認できるため、まさに必携の1冊といえるでしょう。

『マスタリングTCP/IP 入門編』(竹下 隆史・村山 公保・荒井 透・苅田 幸雄、オーム社)

TCP/IPの基本を身につけるための定番ともいえるのが、この『マスタリングTCP/IP 入門編』です。1994年に初版が登場して以降、2020年10月現在第6版まで販売されており、ネットワーク入門書としては超ロングセラーともいえる存在となっています。

ページ数は384にもおよびボリュームがあり、テキストとイラストとのバランスも良く理解しやすい内容となっています。「入門編」という名の通り、ネットワークの基礎を学びたい方には必携の1冊ではありますが、ネットワークエンジニアとして駆け出しの方にとっても知識を定着させるために常備しておくと安心です。

また、ネットワークの分野は特に時代に合わせた知識や新しい技術要素が求められるものですが、この『マスタリングTCP/IP 入門編』は改訂版が出るたびにアップデートされているため、つねに最新の動向や知識を身につけるうえでも効果的な本です。

『インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門』(みやた ひろし、SBクリエイティブ)

クラウドサービスが主流となりつつある現在、従来のオンプレミス型のサーバーを運用する企業も徐々に減ってきています。しかし、ネットワークエンジニアにとってオンプレミス型のサーバーやネットワークの知識は基礎となるもので、切っても切り離せないもの。クラウドに移行するための仮想化も、サーバーサイドの知識がなければ実現できません。

『インフラ/ネットワークエンジニアのためのネットワーク技術&設計入門』は、ネットワークエンジニアにとっての基礎的なサーバーシステムのネットワークを一から学べる本です。累計2万部もの販売実績を誇り、VLAN設計からアドレス設計、仮想化にいたるまで、実際の構成事例をもとに詳しく解説されています。

ネットワークエンジニアの勉強におすすめの学習サイト

次に、ネットワークの基礎を学べるおすすめの学習サイトを3つご紹介します。

3分間ネットワーキング

おすすめの書籍として紹介した『 [改訂新版] 3分間ネットワーク基礎講座』のもととなっているのが、この「3分間ネットワーキング」という学習サイトです。その名の通り、1回あたり3分程度で読み切れる講座で構成されていることが特徴です。「インター博士」、「ネット助手」、「おねーさん」という3人の人物のが登場し、会話調でスラスラと読み進めていくことができます。

講座は全81回の基礎的な内容と、補講や構築、特別講座などのコンテンツも用意されており、いずれも無料で学ぶことができます。本ではなくスマホやPCで手軽に勉強したい方にとっては、おすすめの学習サイトといえるでしょう。

ネットワークエンジニアとして

「ネットワークエンジニアとして」は、Cisco技術者認定やLinuCなどのネットワーク関連資格の対策や、ネットワークエンジニアの具体的な仕事内容などを詳しく解説しているサイトです。

ネットワークの基礎を学びたい方に対しては、「Network Study」というコンテンツがおすすめで、初級者から中級者に応じて技術要素別に詳しく解説しています。「3分間ネットワーキング」と同様に2002年から開設されたサイトで、極めてシンプルな構成でコンテンツも分かりやすく網羅されています。もちろん、いずれのコンテンツも完全無料で閲覧できます。

勉強会に参加してネットワークエンジニアの勉強をする方法

独学で勉強していると、どうしても理解できない部分が出てくることがあります。自分自身の周りに質問できる人がいない場合は、勉強会に参加して知識を吸収する方法もおすすめです。

Connpass

ConnpassはITエンジニアを対象とした勉強会の情報を提供しているサイトです。特定のプログラミング言語に特化した勉強会や、セキュリティ、クラウドなど、一定のテーマごとに開催される勉強会の情報が掲載されています。

勉強会は特定の会場で開催されるものと、オンライン上で開催されるものが存在し、特に最近では新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインでの案件が増えています。勉強会の案件によっては無料のものと有料のものがあるため、申し込み前には必ず確認しておきましょう。

TECHPLAY

TECHPLAYもCompassと同様、さまざまな勉強会やイベント、ハッカソンなどの開催情報を提供しているサイトです。ネットワーク関連の勉強会やイベントはもちろんですが、機械学習やビッグデータの分析といった分野まで幅広く網羅されています。

ネットワークエンジニアにとって関連性の高いものとしては、AWS関連の勉強会やイベントが特に注目されているようです。ネットワークエンジニアとしてステップアップを目指したい方、最新のテクノロジー動向を知っておきたい方にもおすすめです。

勉強動画サイトでオンライン授業を聞くことも可能

「ITスクールは費用が高額なので、もう少しコストを抑えたい」という方におすすめなのが、動画を活用したサイトでオンライン授業を受講する方法です。

Udemy 「ネットワークとセキュリティコース」

Udemyは一般的なビジネススキルや自己啓発、IT系のスキル開発などに役立つ研修コンテンツを提供しているサイトです。講座の数は10万以上におよび、ネットワークエンジニアを目指す方には「ネットワークとセキュリティコース」のコンテンツがおすすめです。

初歩的な内容から専門的な内容のコンテンツまで充実しており、その人のレベルに合わせて学習することができます。

Schoo「ネットワーク入門  Cisco Networking Academy -CCNA ITN」

Schooは月額980円で5,000本以上の授業が見放題で利用できるオンライン学習サービスです。「ネットワーク入門 Cisco Networking Academy -CCNA ITN-」は、CCNAの取得にも役立つネットワークの基礎知識を体系的に学ぶことができます。

3. 資格取得を目指して効率的に学び、スキル証明も手に入れる

漠然と「ネットワークのスキルを身につけたい」と考えて勉強するよりも、資格を取得するなどの明確な目標があったほうがモチベーションを維持しやすく、効率的に学ぶこともできます。そこで、ネットワークエンジニアを目指すうえでおすすめの資格をいくつか紹介しましょう。

CCT(入門者向け)

未経験からネットワークエンジニアとして採用された場合、いきなりシステム開発に直接的に関わるケースは稀であり、ほとんどが保守・運用の担当からスタートします。このときに役立つのが、CCT(Cisco Certified Technician)認定とよばれる資格です。

シスコシステムズ社のネットワーク機器のメンテナンスやサポートに必要なスキルを有していることを証明します。

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CCNA(入門者~中級者向け、実務レベル)

ネットワークエンジニア向けの資格としてぜひ取得しておきたいのがCCNAです。前述したCCTは保守・運用の担当者を想定しているのに対し、CCNAはネットワークシステムの設計や開発を担う実務レベルを想定しています。

ネットワークエンジニアとして未経験であっても、独学でCCNAを取得した実績があれば採用時にも一定の評価を得られる可能性があります。

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CCNP Enterprise(中~上級者向け)

CCNAの上位資格と位置づけられているのが、CCNA Enterpriseです。3〜5年程度のネットワークエンジニアとしての実務経験を積んだ方を想定していますが、受験するにあたって特に必須条件はありません。

試験範囲はネットワークの基礎的な内容はもちろん、仮想化やセキュリティ、ワイヤレス、企業内インフラの構築など広範囲で、コア試験とコンセントレーション試験の2つの試験に合格する必要があります。

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ネットワークスペシャリスト(上級者向け)

ネットワークスペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施している国家試験です。その名の通り、ネットワークの分野において極めて専門的な知識を有していることを認定する試験で、システムの要件定義や開発などにおいて中心的な役割を果たす人材を対象としています。

試験は午前が多肢選択式問題、午後は記述式問題が出題され、2019年度の合格率はわずか14.4%と難易度が高い資格です。

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LPIC

LPICは、Cisco技術者認定と並んでネットワークエンジニアにとっては定番の資格です。サーバー用OSとして知られているLinuxの管理者になるためのスキルを証明するものであり、レベルに応じて「LPIC-1」「LPIC-2」「LPIC-3」の3種類が存在します。

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4. まとめ

ネットワークエンジニアを募集している求人情報を見ると、その多くが実務経験者を対象としており、未経験から目指すにはハードルが高く難しいと考えてしまいがちです。しかし、今回紹介してきたように、さまざまな方法で勉強をしてスキルを身につければ、それまでの努力やポテンシャルが評価され、採用に結びつく可能性も十分あります。

これまでIT業界で働いたことがなく、予備知識が一切ない方にとっては、ネットワークの分野は難しい内容に感じられるかもしれません。しかし、自分に合った学習方法を見つけることで効率的にスキルを身につけることができるため、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

5. ネットワークエンジニアについてのFAQはこちら

Q1. ネットワークエンジニアの仕事内容について教えて下さい。

大まかにネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク運用・保守の3つに分けられます。詳細は「ネットワークエンジニアとは?仕事内容から年収まで詳しく解説」も参照してみてください。

Q2. ネットワークエンジニアの仕事に必要なスキル・知識について教えて下さい。

TCP/IP全般の基礎知識やOSI参照モデルの知識のほか、設計スキルやクラウド化に対応するためのスキルが求められます。

Q3. ネットワークエンジニアにおすすめの勉強方法はありますか?

書籍やスクールの活用に寄って知識を身に着け、資格の取得によって客観的にスキルを証明することがおすすめです。

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