未経験でも転職可能!役立つスキルから資格、求人例まで詳しく紹介ネットワークエンジニアとは?仕事内容から年収まで詳しく解説

最終更新日:2020年11月12日

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社内ネットワークシステムなどの構築や運用を担当するネットワークエンジニアは、ITエンジニアのなかでも、高年収と言われている職種です。その一方て、ネットワーク開発の未経験者にとっては、普段の仕事内容がつかめず、目指すためにはどのようなスキルを身につければ良いかが分からないため、転職を諦めてしまうケースもあります。

この記事では、ネットワークエンジニアとはどのような職種なのか、その詳しい仕事内容や年収相場、将来性、キャリアパスについて解説します。

1. ネットワークエンジニアとは?

ネットワークエンジニアは、ネットワークインフラの企画や設計、運用、保守などの業務を担当するエンジニアです。ITエンジニアと聞くと、システム開発やアプリケーション開発を担うアプリケーションエンジニアを連想する人も多いが、ネットワークエンジニアはシステム開発ではなくインフラ部分を担っているため、両者は根本的に異なる存在です。

近年、多様で柔軟な働き方の実現を目指す「働き方改革」の実施や、新型コロナウイルス流行をうけた「新しい生活様式」の実践により、テレワークを積極的に導入する会社が増えています。社外での業務にも対応できるセキュアなネットワーク環境を構築・運用できるネットワークエンジニアが求められています。

2. ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアが対応する業務範囲は幅広いです。以下では、IPAが主催する「ネットワークスペシャリスト試験」のシラバス(※1)を参考に、ネットワークエンジニアの仕事内容について解説します。

ネットワークの要件定義

上流工程にあたる要件定義は、ネットワークエンジニアにとって特に重要な業務であり、顧客からの要望を正確にヒアリングし、現行ネットワークシステムを分析した上で行います。
 
主な業務内容としては、設計するネットワークシステムの範囲や拡張性、信頼性、性能などを定義し、運用管理に関わるバックアップ、障害対応を含めた仕様を決定することです。
 
ネットワークにおけるアドレス管理や機器の選定、ネットワークセキュリティに関する知識など幅広い知見も求められるため、主にPM(プロジェクトマネージャー)クラスの人材が要件定義を担うケースがほとんどです。
 
最近では、Wi-Fi環境でのネットワーク構築が求められることが多く、IoTを活用したネットワークシステムの需要も高まっており、BluetoothやZigbeeなどに代表される無線技術の知識も要求されます。

ネットワークの設計

設計段階では、要件定義書にまとめられた内容をもとに、ネットワークシステムを構成する技術や製品の特性、導入事例などを参考にしながら、ネットワークを形にするための設計を行います。導入に適している製品や技術であるのかを事前にテストするケースもあります。

新規ネットワークシステムの設計はもちろんですが、既存のネットワークシステムからのリプレイス業務を担当することもあります。その場合、事前に業務内容をヒアリングした上で、業務に支障が及ばないように移行計画を策定する必要があります。
 
ネットワークに導入する技術や製品などの要件が決まったら作業計画を立案し、ネットワークシステムの利用者やソフトウェアベンダなどの関係者および責任者へ設計レビューとして提案します。万が一ネットワークシステムに不具合が生じた場合、復旧作業についてもあわせて提案する必要があります。

ネットワークの構築

構築段階では、実際の作業に入る前のスケジュール策定と作業内容計画からスタートします。そのうえで、ネットワーク機器の設置や配線、ソフトウェアのインストール作業および各種設定作業などを進めていきます。
 
一連の構築作業を終えた後は、通信テストやネットワークの負荷テスト、セキュリティテストなどを行います。テストの結果を文書化して顧客側の担当者へ説明し、不合格と判断された場合には、具体的に不具合が起こっている箇所を特定し適切に改修する必要があります。

ネットワークの運用・保守

ネットワークの構築作業が問題なく完了した後は、保守・運用のフェーズに入ります。ネットワーク利用者からの問い合わせ対応はもちろん、不具合が発生した場合の原因究明および対処が主な業務となります。
 
そのほか、利用者側からの要望に応じて、ネットワークシステムのアップグレードを実施することや、バックアップデータの作成や復元といった問い合わせに対応することも仕事のうちです。
 
運用・保守はネットワークエンジニアの初歩的な業務として認識されていますが、技術的な知見が広く要求される重要な役割の一つです。
 
※1 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)発行「ネットワークスペシャリスト試験(レベル4)シラバス」(2020年7月8日アクセス)

3. ネットワークエンジニアの年収相場

ネットワークエンジニアを目指す上で気になるのが年収相場です。ネットワークエンジニアの求人は実務経験が重視される傾向にあります。未経験または実務経験が浅い場合は、資格をもっていたとしても運用や保守業務からスタートするのが一般的で、300〜400万円程度の年収が相場となっています。
 
一方で、年収1000万円以上クラスの案件を見てみると、ネットワークエンジニアとしての経験以外にも、Linux系OS、Windowsなどを扱うサーバーエンジニアの経験や、データベースエンジニア、クラウドシステムの運用経験など多岐に渡る実務経験が求められることが多いようです。

ネットワークエンジニアの求人例

今回は平均的な年収相場を知るためにも、レバテックキャリアに掲載されている求人情報をもとに、ネットワークエンジニアの求人例を紹介します。

【想定年収】
400~700万円
【業務内容】
ネットワークおよびサーバーの構築、運用・保守、ITインフラ全般に関わる業務
【求められるスキル・経験】
Ciscoネットワーク機器の設計経験者
CCNAおよびLPICなどの資格保有者
顧客に対する提案営業などの経験者

4. 未経験からネットワークエンジニアになるには

未経験からネットワークエンジニアとしてのキャリアをスタートする場合、はじめは運用・保守の業務を担当するケースがほとんどです。運用・保守の業務で経験を積んでから上流工程の担当者を目指します。

求められるマインド・スキル

ここでは、ネットワークエンジニアとしてのスタートラインに立つために、身につけるべきマインドセットとスキルを紹介します。

マインド

・技術への探究心
ネットワークエンジニアに限らず、ITエンジニアに共通して求められるマインドとして重要なのが、「技術への探究心」です。

IT業界は変化が目まぐるしい世界であり、数年前の技術や製品がすでに使えなくなっていることや、トレンドとは大きくかけ離れた存在になっていることが多くあります。ネットワークにまつわる技術に興味をもち、つねに疑問を抱いて自ら解決していく姿勢こそがネットワークエンジニアとして成長する肝と言えるでしょう。

・好奇心
組織を支えるシステムの構築者として、ネットワークエンジニアは自分の専門領域の対する強い探究心のみならず、広くアンテナを張り、自身の仕事に役立つヒントを積極的に拾い上げるマインドセットが必要です。また、他領域についての知識の貯蓄は他者理解につながるため、仕事を円滑に進める上でも役立ちます。 

スキル・知識

・基本的なネットワークエンジニアリング技術
技術的な知識として最低限身につけておきたいものとしては、ネットワーク階層やネットワークプロトコル、アドレス体系、符号化、データ伝送の仕組みなどの基本的なネットワークの知識です。CCNAなどネットワーク関連の資格試験などでは必ずといっていいほど登場する内容であるため、事前に勉強しておきましょう。

・最新のIT動向に関する知識
クラウドコンピューティングやエッジコンピューティングに関する知識、およびIoTやビッグデータ、AIなど最新のIT動向に関する知識も取り入れておいたほうが良いでしょう。実際の現場ではこれらのワードが頻繁に飛び交うことも多く、ネットワークの基礎知識だけではカバーできない領域でもあります。

・コミュニケーション能力
ネットワークエンジニアは要件ヒアリングや結果フィードバックを頻繁に行うため、コミュニケーション力が重要視される職種です。顧客の要望を適切に汲み取る能力や、難しい言葉を使用せずとも伝えたいことを明確かつ簡潔に伝えられるスキルは、ネットワークエンジニアを目指す上で意識的に鍛えるべき能力の一つと言えるでしょう。

役立つ資格

体系的に広くネットワークに関する知識とスキルを習得するには、資格を持つことはスキルの証明になる上で、スキルアップにもつながるはずです。

シスコ技術者認定資格
「シスコ技術者認定資格」は、ネットワーク機器大手のシスコシステムズが制定している資格です。技術レベルに応じて「CCENT」、
「CCNA」、「CCNP」、「CCIE」と複数のグレードに分かれており、自分のレベルに合わせて受験できるため、未経験者におすすめです。

もっとも難易度が低いのは「CCENT」ですが、ネットワークの知識がある程度備わっていることを証明するのであれば「CCNA」に挑戦することがおすすめです。

ネットワークスペシャリスト試験
ネットワークスペシャリスト試験は、IPAが認定するネットワーク分野の国家資格です。ITスキル標準のレベル4以上のネットワークエンジニアであることを示し、ネットワーク設計や要求仕様の作成、論理設計や物理設計、ネットワーク構築などに関する知識とスキルを体系的に学習できます。

ただし、合格率は平成30年度の試験では15.4%と低く、独学で合格することは非常に困難だと言われています。挑戦する場合、実務経験を5年程度積んでから受験することが望ましいでしょう。

情報処理安全確保支援士試験
情報処理安全確保支援士は「登録セキスペ」とも呼ばれ、セキュリティ分野における専門知識を有することを示す国家資格です。主にセキュリティ全般の知識が出題されますが、暗号や認証、PKI、IDS・IPSやWAF、プロトコルなどネットワークセキュリティの知識も含まれています。

平成30年の試験は合格率が17.7%と比較的難易度が高い資格です。年々情報セキュリティの重要性が増しているため、ネットワークセキュリティを担うネットワークエンジニアに必須の資格と言っても過言ではありません。

5. ネットワークエンジニアのキャリアパス

ここでは、未経験または実務経験が浅い状態から、ネットワークエンジニアとしてのキャリアパスを考えたとき、どのようなキャリアパスがあるのか解説します。

まずは上流工程の担当者を目指す

はじめのうちは保守・運用に携わることの多いネットワークエンジニアですが、直近の目標としては構築作業に携われるように努力してみましょう。上位資格にチャレンジしてみることが大事です。また、サーバーやセキュリティ関係のものなど、付随する資格の勉強をしてみるのもおすすめです。

客観的にスキルが把握できるような資格を持っておけば、上流工程にステップアップするチャンスも巡ってきやすくなるはずです。前節で紹介したシスコ技術者認定資格の「CCNA」、できれ「CCNP」以上の資格がスキルの証明として有効だといえるでしょう。

スペシャリストを目指す

スペシャリストとは特定分野における専門家のような存在を指し、ネットワークエンジニアのなかでも経験や実績が豊富なプロフェッショナルの人材です。上流工程に携われるようになったら、さまざまなネットワーク構築案件に携わり、多くの経験を積んでスペシャリストを目指しましょう。

はじめのうちは中小規模のネットワーク構築案件が中心になると思いますが、要件定義からネットワーク設計、構築までを一貫して対応できるようになると、大規模なシステム構築を手掛けるプロジェクトマネージャーへの道が見えてきます。
 
スペシャリストは技術的なスキルを極めた現場のプロであり、プロジェクトマネージャーは現場を統括するマネジメントの役割を担う人材と位置付けられます。個人の適性によって異なる場合もありますが、まずは現場を知る意味でもスペシャリストを目指し、その上でプロジェクトマネージャーの道に進めるか判断するのがおすすめです。

スペシャリストとして十分なスキルを有することを証明するための資格として、前節で紹介した「ネットワークスペシャリスト試験」に挑戦してみると良いでしょう。上位資格を持っていることで、次なるステップへの足がかりになることもあります。 

ゼネラリストを目指す

ネットワークエンジニアとして十分な経験とキャリアを積んだ後は、その経験を活かしてゼネラリストとしての道に進むのもおすすめです。ゼネラリストとは「幅広い知識や知見を有する人材」という意味をもち、専門家を意味するスペシャリストの次のステップともいえる存在です。

たとえば、ネットワークエンジニアとしての実務経験を活かして、コンサルティング業務などを担うことがゼネラリストの業務として挙げられます。単に顧客のリクエストや要望を形にするのではなく、顧客の本質的な課題を解決するためにプラスαの提案を行う役割を担います。そのためにはネットワークシステムの知識だけではなく、クラウドやIoT、セキュリティなど、関連性の高い幅広い知識が求められることになるでしょう。

フリーランスとして独立する

ネットワークエンジニアやゼネラリストとして十分な経験を積んだ後は、フリーランスとして独立する道も現実的なものになります。これまでは会社員として与えられたポジションや仕事に従事していれば良かったものが、フリーランスとして独立することによって自由に仕事を選べるようになり、働き方も自在にコントロールできます。

また、十分なスキルを身につけたうえでフリーランスとして独立すると、それまでの会社員としての年収より大幅な収入アップが期待できます。

6. まとめ

今回の記事では、ネットワークエンジニアの概要や仕事内容、仕事に役立つ資格、キャリアパスなどを解説しました。仕事の現場において必要不可欠なITインフラであるネットワークシステムは、ネットワークエンジニアなくして成立しないものといえるでしょう。

未経験からネットワークエンジニアになるには、幅広いスキルと知識を身につける必要があるため、短期間で上流工程を担当するネットワークエンジニアになることは少々難易度が高いかもしれません。まずはネットワークの基礎知識と監視ソフトの使い方を身につけ、運用・監視業務をこなすことから始めましょう。運用・監視業務を通して実務経験を積み、IPAやシスコシステムズが提供する資格制度を活用して不足スキルを補填し、高みを目指しましょう。

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