社内システム部門の予算管理から企画立案、システムの開発や運用・保守まで幅広い業務を担当社内SEの仕事内容|SEとの違いや必要なスキル、役立つ資格も解説

最終更新日:2020年9月18日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

社内SEとは、自社システムの開発・運用・保守およびIT資産の管理などを行うSEです。システム開発などITプロジェクトの企画の段階から携わり、長期に渡って運用・保守を行います。ほかにも、予算管理やヘルプデスク等の業務を行います。

この記事では、社内SEの仕事内容を中心に、必要なスキルと取得しておくと役立つ資格、今後のキャリアパスについて解説します。

1. 社内SEの仕事内容

まず、社内SEの仕事内容について解説します。
社内SEの仕事内容は非常に幅広いため、企業によって業務内容や業務範囲が異なる傾向にあります。社内SEとして就職・転職を検討する際は仕事内容を確認し、自身が希望する業務かどうかを判断するようにしましょう。

システム部門の予算作成・管理

自社のシステム部門の予算作成および管理を行います。通常、社内でシステムを開発する場合は、年間または期末ごとの予算を作成します。外部に開発業務を委託するケースでは、プロジェクト費用の見積もりを概算した上で予算を立案します。また、作成した予算と実際に発生したコストを比較し、コストの超過がある場合には是正措置をとるなどの予算管理を行うこともあります。

企画

経営戦略やIT戦略に基づき、経営課題を解決するシステムの企画を立案します。業務分析を行い、システム化の範囲やスケジュール、予算などを算出した上で、決裁者に提案を行います。情報システムは企業の利益につなげることが目的なので、システム化の目的と期待される効果を明確にすることが大切です。

システム開発

社内SEとしてシステム開発する場合の流れは、基本的にSIerなどのIT企業で行うケースと同様の流れとなります。具体的には、システムの設計、開発、テストといった工程から成り立ちます。システム部門の人員が多くない企業では、システム開発をすべて外注することも少なくありません。また、AIを使った開発など高度な技術力を必要とするシステム開発も外注するケースが多くなります。外注するケースでは、社内SEは進捗管理や品質管理といったベンダーマネジメント業務を担当します。

システムの運用・保守

社内システムが障害なく継続的に稼働できるよう運用、保守を行います。サーバーやネットワークを監視し、問題が生じた場合には応急対応の後、恒久対応などを実施します。 ビジネスロジックの変更や社員から要望があった場合はシステムの改善・修正といった保守作業を行います。また、ミドルウェアやハードウェアのメーカーサポートを受けられるよう、利用期限を管理し必要に応じて買い換えやアップデート業務を担当することもあります。

ヘルプデスク(問い合わせ対応)

社内システムや複合機、Office製品の使い方などの問い合わせに対応します。 その他、PC のセットアップ、 OS のインストール、メールの設定など、社員が IT 機器を快適に利用できるようサポートするのも社内SEの仕事です。

セキュリティ対策

企業のシステムには個人情報など重要な情報が多く蓄積されているため、セキュリティ対策を行うことが必要不可欠です。社内SEは、セキュリティソフトの導入やパスワード管理、定期的なセキュリティ診断サービスの利用を通して、社内のセキュリティを担保します。

2. 社内SEとシステムエンジニア(SE)の違い

次に、社内SEとSE(システムエンジニア)の違いを解説します。

職種の定義

一般的に社内SEは、事業会社に所属して社内システムの開発や運用、保守を行うSEを指し、SEはSIerに所属しクライアントのシステム開発や運用、保守を担うSEを指します。また、自社パッケージ製品があるSIerに所属しているSEは、クライアントのシステム開発だけでなく自社サービスの開発を行うこともあります。

業務範囲の違い

社内SEは、企業にもよりますがひとりの社内SEがソフトウェア開発からサーバー構築などのインフラ作業を担当するなど、兼業となるケースが多いでしょう。
一方、SIerに所属するSEは、明確に業務範囲が定められている事が多く、ソフトウェア開発からサーバー構築まで担当するといったケースは少数です。

業務に携わる期間の違い

社内SEは、自社システムの運用・保守に携わるため、長期的に同じシステムに関わることになります。
一方、SIerに所属するSEは、開発が終わると異なる顧客の案件に配属されるため、短ければ数ヶ月で顧客も勤務地も変わるといった事が珍しくありません。

3.社内SEに必要なスキル

続いて、社内SEに必要なスキルについて解説します。社内SEに求められるスキルは非常に幅広く、分業か兼業かによっても身につけるべきスキルは変わってきます。ここでは需要の高いスキルに絞って説明しますので、携わりたい業務範囲を見極めた上で不足しているスキルを補いましょう。

予算管理に関するスキル

社内SEの中でもリーダー職以上に求められるスキルですが、予算管理に関するスキルが必要です。具体的には、B/S、P/L、C/Sなどの財務諸表を理解していることが大前提で、その上で費用科目と資産科目に分けて予算管理を行います。

企画に関するスキル

社内システムの企画を行うには、対象となる業務の調査・分析を行う必要があり、業務知識が求められます。また、社員から課題をヒアリングするコミュニケーションスキルが必要です。投資対効果の算出やプロジェクトの進め方の立案、企画書の作成なども行うため、ITコンサルタントに近いスキルが求められるでしょう。一般的には、リーダー職になると業務課題の解決方法の立案を任されるようになります。また、ITコーディネーター試験などを活用してスキルを補っても良いでしょう。

システムの開発・運用・保守に関するスキル

システムを開発するには、設計、プログラミング、テストのスキルが必要です。運用・保守では、システム監視ツールやセキュリティソフトを扱うスキル、インフラやネットワークの運用・保守スキルが必要になります。

ヘルプデスクに関するスキル

自社システムを操作するスキルが必要です。また、社員からの問い合わせに対応するため、Windows OSやOffice製品、グループウェアなどを扱うスキルも必要です。ユーザーとして使い方を熟知しているだけでなく、アカウント管理など管理者機能も熟知している必要があります。

4. 社内SEに求められるスキルの習得に役立つ資格

ここでは、社内SEのスキル習得に役立つ資格を紹介します。

企画スキルの習得に役立つ資格

ITストラテジスト試験
高度情報処理技術者試験の一つであり、経営戦略に基づいてIT戦略の策定やプロジェクト化する知識を問う試験です。自社の戦略に基づいてIT企画を作成する際に役立ちます。難易度の高い資格になりますので、リーダー職以上の経験を積んだ後の受験が望ましいでしょう。

ITコーディネーター
経済産業省が推奨する資格であり、IT戦略やIT企画などのスキルを体系的に学ぶ事ができます。

開発・運用・保守スキルの習得に役立つ資格

基本情報技術者試験
システム開発理論だけでなく、コンピューターやネットワーク、サーバーの構造といった技術知識やプロジェクトマネジメント、セキュリティなどシステムエンジニアに求められるスキルが体系的に出題される試験です。SEの登竜門的な資格であり、社内SEであれば取得しておきたい資格です。

ITサービスマネージャ試験
高品質なITサービスを安定的に提供するための知識を問う試験です。 システムの運用・保守において、障害対応や継続的な改善を行う際に役立ちます。

その他、シスコ技術者認定やオラクルマスター、Linucといったベンダー資格も役立つでしょう。

ヘルプデスクのスキル習得に役立つ資格

マイクロソフトオフィススペシャリスト
マイクロソフトのOffice製品のスキルを証明する資格です。
エンジニアであれば、資格を活用しなくてもOffice製品のスキル習得は容易でしょう。必要に応じて活用してみてください。

5. 社内SEのキャリアパス

次に、社内SEのキャリアパスを紹介します。ここでは、社内SEとして転職する以外のキャリアパスについて言及します。

マネージャーとしてキャリアアップする/転職する

マネジメントスキルを身につけて、マネージャー職へキャリアアップするキャリアパスです。企業によってはシステム部門のマネージャー職がない企業も多いため、マネージャー職がある企業である事が前提です。プロジェクトマネジメントスキルやIT戦略、IT企画スキルを身につけると良いでしょう。

他のエンジニア職へ転職する

社内SEは、ネットワークやデータベース、サーバーなどさまざまな領域のITを扱うため、インフラエンジニアなど他のエンジニア職へジョブチェンジしやすい職種です。
特定領域の技術力を高めるためにシェアの高いベンダー資格などでスキルを補うと良いでしょう。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、ITを活用して企業の経営課題を解決する専門家です。社内SEはITスキルだけでなく、業務知識やプロジェクトマネジメントスキルなども業務を通して身につけやすいため、ITコンサルタントを目指しやすい職種です。IT戦略の立案や企画などの実務経験を積むと良いでしょう。

6. まとめ

この記事では、社内SEの仕事内容や必要なスキル、役立つ資格、キャリアパスについて解説しました。本文でも解説したように、社内SEの仕事は多岐に渡り、企業によって仕事内容が異なります。よって、どのような業務に携わりたいか明確にした上で働く会社を選びましょう。

ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

転職支援サービスに申し込む

また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

「個別相談会」に申し込む

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

社内SEの求人・転職一覧