ブリッジSEと一般的なSEの違い、求められるスキル、スキルの磨き方を解説ブリッジSEに求められるスキルとは

最終更新日:2020年11月11日

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ブリッジSEは、グローバルな開発プロジェクトやオフショア開発において、言語の壁が障害とならないように調整や説明、管理を行う職種です。システム開発にかかるコスト低減と人手不足対策、海外進出など、企業が海外の人材を活用するケースが増えています。また、海外から日本へのオフショア開発も増加傾向にあり、ブリッジSEは必要不可欠な人材として重宝されています。この記事では、ブリッジSEの役割や求められるスキルなどを解説します。

1. ブリッジSEと一般的なSEの違い

まず、ブリッジSEの仕事内容について解説します。ブリッジSEは、一般的なSEとは異なる業務を任されることが大半です。

一般的なSEが担う業務

SEは、一般的に以下のような業務を担当します。

・要件定義
顧客から提示された業務要件を受け、システム化範囲や機能概要などシステムの大枠を定義する。

・基本設計
要件定義を受け、システムに必要な機能やシステム構造などをより具体的に設計する。

・詳細設計
基本設計をもとに、機能ごとの具体的な内部処理方法や実装方法を設計する。

ブリッジSEが担う業務

一方ブリッジSEは、次のような業務を任されることが多いでしょう。

・発注側と受注側の橋渡し業務
オフショア先の国に赴任し、実際の開発プロジェクトに「発注側の人員」として参画します。言葉や文化の違いが開発作業に与える影響を最小限にするため、エンジニアとして仕様の説明や成果物のチェックなど設計内容や進捗、課題を相手国に過不足なく伝えることが求められるため、幅広い開発知識が求められます。一般的にはSEの業務を経験してから目指す人が多いでしょう。

・オフショア先の進捗管理や課題管理などの管理業務
ブリッジSEは、エンジニアとしての役割だけではなく、プロジェクト内の情報格差を埋めつつプロジェクトをスムーズに運営することも期待されます。したがって、SEよりもTL(チームリーダー)やPL(プロジェクトリーダー)に近い働きを求められることも少なくありません。オフショア先で、開発指揮やプロジェクト運営にあたるブリッジSEも数多く存在しています。

2. ブリッジSEに求められるスキル・経験

次に、ブリッジSEに求められるスキルや経験について解説します。

スキル

・OSやミドルウェア、SDKなど開発プロジェクトで使用される技術に対する理解
・プログラミング言語の知識・コーディングスキル
・設計スキル
・語学力(英語およびオフショア先の母語、公用語など)
・コミュニケーションスキル(特に説明力)
・マネジメントスキル
・プレゼンテーションスキル

経験

・開発プロジェクトに参画した経験
・TL、PL、PMなどマネジメント経験
・顧客折衝経験

この中でも、特に重要なのが「コミュニケーションスキル」です。ここで言うコミュニケーションスキルとは、「説明力」と言い換えても良いでしょう。

オフショア開発では、コミュニケーション不全が、成果物の品質低下や開発コスト増大に直結します。たとえば、仕様や要件をブリッジSEが理解できない場合、開発スタッフもこれらを把握することができません。また、たとえ理解できたとしても、開発スタッフへのスムーズな展開ができなければ、工程に遅延が発生します。
 
オフショア開発は「日本人同士の会議時間に比べ、1.5倍の時間がかかる」といった話も一般的です。ブリッジSEとして評価されるためは、こういったリスクを軽減する力を磨くことが大切です。

3. ブリッジSEとしてのスキルの磨き方

最後に、ブリッジSEとしてのスキルを磨く方法を紹介します。これまで述べたように、ブリッジSEには技術力とともに、「語学力」「説明力」「マネジメントスキル」が必須です。これらを磨く方法としては、以下のようなものがあります。

語学力向上のためにできること

ブリッジSEは、オフショア先で通じる言葉に精通している必要があります。語学力は証明する必要があるため、資格取得などを活用すると良いでしょう。近年のオフショア開発ではベトナム語または英語のスキルを求められるケースが多いです。主な資格を紹介します。

実用ベトナム語検定試験
2019年時点で、オフショア開発の需要はベトナムに集中しています。かつて、オフショア先として高いシェアがあった国は中国でした。しかし、中国の経済発展に伴う人件費高騰の影響を受け、人件費が安いベトナムをはじめとした東南アジア諸国に比重が傾いています。特にベトナムは、IT人材が豊富で人件費が安いことから、オフショア先に選定されるケースが多い状況です。

実用ベトナム語検定は、難易度や習熟度に応じて6段階の級が設けられています。ブリッジSEを目指すならば、2級以上を目標にすると良いでしょう。

TOEIC® LISTENING AND READING TEST

英語能力の検定試験としては、歴史・認知度ともに高い試験です。英語圏から日本へのオフショア開発では、当然ながら一定以上の英語力を求められます。求人で具体的に「TOEIC○○点以上」といった条件が提示されることもあるため、対策しておくに越したことはないでしょう。オフショア先がアジア圏であっても英語スキルのみしか求められない場合もあります。

※TOEICはエデュケーショナル・テスティング・サービス(ETS)の登録商標です。このウェブサイトはETSの検討を受けまたその承認を得たものではありません。

説明力強化のためにできること

言語も文化も異なる開発スタッフに対し、いかにスムーズかつ的確な「説明」ができるかは、ブリッジSEの腕の見せ所と言えます。説明力を意識的に鍛えておけば、オフショア開発やグローバルプロジェクトで「認識の齟齬」や「仕様と成果物のズレ」が発生するリスクを減らせるでしょう。説明スキルは体系化されていますのでセミナーなどを活用すると良いでしょう。

日本能率協会 説明力向上セミナー
日本能率協会の説明力向上セミナーは、相手に意図した内容を伝えるための「基本」と「型」を学べるよう、プログラムが組まれています。

【セミナー内容の一例】
オープニングとクロージングで聴かせる、動かす話
相手の納得につなげる本論
相互にフィードバック、動画によるセルフチェック
良い点、要改善点の整理

プロジェクトマネジメントスキル強化のためにできること

ブリッジSEはTLやPLに近い働きを求められる事が多いため、案件によってはプロジェクトマネジメントスキルが必要になる場合があります。プロジェクトマネジメントスキルは、実務経験に加え、下記のような資格取得でも磨くことができます。

PMP
PMI(米国プロジェクトマネジメント協会)が主催するプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。同分野の資格としては最も認知度が高く、グローバルな環境でも知識・スキルの証明として活用できます。

プロジェクトマネージャ試験
経済産業省所管の独立行政法人「IPA(情報処理推進機構)」が主催する試験です。国家資格であり国内では知名度・信頼度が高い資格ですが、優先度的にはグローバル資格であるPMPの方が高いでしょう。 

4. まとめ

この記事では、ブリッジSEの役割や求められるスキルについて解説してきました。国内外でIT人材の交流が活発になっており、ブリッジSEへの需要は続いています。ただし、SEスキルに加えて語学スキル・マネジメントスキルが求められるため、ハードルがやや高い職種であるとも言えます。また、ブリッジSEを目指すには、「海外拠点がある企業へ就職する」か「オフショア開発を導入している企業へ就職する」必要があります。スキルを身につけつつ、このような企業を探してみると良いでしょう。

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