データベースエンジニアの仕事内容と、今後活躍できる分野も解説しますデータベースエンジニアの将来性と主なキャリアパス

最終更新日:2022年5月24日

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近年、データベースはパッケージングされ、より利用しやすくなってきました。その影響から、データベースの設計、構築および運用を主業務とした従来のデータベースエンジニアの需要は減少しつつあるといわれています。

しかし、データベース技術が不要となっているわけではありません。データサイエンス、上流工程、マネジメントなどデータベース技術プラスアルファのスキルを習得したエンジニアには引き続き需要が見込まれており、将来性があるといわれています。

1. データベースエンジニアの将来性

AI関連技術の浸透によって、ビッグデータを管理するような大規模データベースの設計・開発から携われるデータベースエンジニアの需要は高まっており、将来性は高いと言えるでしょう。しかし一方で、データベースの運用保守・管理を専門的な仕事とするデータベースエンジニアの募集は減少傾向にあるのも事実です。

IT技術の浸透は進んでおり、クラウドやAI、ビッグデータ、DXという用語が流行するようになっても、データベースがなくなることはありません。あらゆるITシステムのバックエンドにはデータベースが存在しています。クラウド中心の時代となっても、データベースがシステムの裏側には必要なことは変わっていないのです。さらにはビッグデータ、AIといった先端技術もデータベースという技術が支えています。

その一方でデータベースはシステムに導入する際にパッケージングされて利用しやすくなり、専門のエンジニアでなくても扱いやすくなってきたことから、企業がデータベース専門のエンジニアを抱える必要性はなくなりつつあります。

つまり、データベース専門のエンジニアの仕事は現段階減少傾向にありますが、データベースおよびその周辺の技術に知識があるエンジニアそのものには将来性がある状況となっているのです。データベースエンジニアは、データベース関連に限らず周辺のプログラミング等のITスキル・知識を身に着けることで、現在保有するデータベースエンジニアとしてのスキルや知識を活かしながら需要に応えることができます。

また、データベースエンジニアとしてデータベースを専門とするエンジニアは、DBの設計、構築が発生する大規模プロジェクトなどで今後も必要となることが予測されます。高いスキルを持った限られたデータベースエンジニアのみが、現状と同じようなデータベースエンジニアとして残っていくのかもしれません。

データベースエンジニアの需要現状

2021年10月6日時点で、レバテックキャリアにてデータベースエンジニア職の求人を検索すると、85件の転職・求人情報が該当します。非常に多い数とはいえませんが、技術を持ったスペシャリストに対しては一定の需要が存在している状況です。

特にデータベースエンジニアの中でも、PMやPLといったポジションの仕事や上流工程への対応が求められる案件が多いようです。また、大規模データを扱うシステム、データの抽出と分析スキルといった条件のある案件など高い技術力が求められている傾向があります。
データベースエンジニアの需要」では、データベースエンジニアの需要と将来性、現在データベースエンジニア活躍している業界と今後も需要が見込まれる場についても解説しています。今後もデータベースエンジニアとして活躍できる場を知りたい方はぜひご参照ください。

2. データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアの主な仕事内容は、データベースのシステム設計や構築、保守・運用、管理などセキュリティ対策を行います。仕事内容の違いから、以下の3種類に分類されることがあります。まず1つ目が、クライアントにとって最適なデータベースの開発・設計を行う「ソフトウェアエンジニア」です。2つ目はデータベースシステムが動作するインフラの構築・管理を行う「ハードウェアエンジニア」。3つ目データベースの運用・管理などを行う「運用系エンジニア」です。
それぞれの詳しい仕事内容については「データベースエンジニアとは」にて詳しく解説しています。また、「データベースエンジニアの仕事内容|必要なスキルと知識、学習方法も解説」では「設計・開発」「管理」「保守運用」といった段階別に紹介していますので、データベースエンジニアの詳しい仕事内容について確認したい方は、ぜひご一読ください。

3. 今後のデータベースエンジニアに求められるスキル・知識

先述のようにデータベースの設計・構築および運用・保守、管理を主な業務とする従来のデータベースエンジニアの需要は減少傾向にあることから、将来性が危ぶまれています。ただし、データベースエンジニアの将来性がまったくないわけではありません。むしろ、近年求められ始めているデータサイエンススキル・知識を身につけることで、市場価値を大きく高めることができるでしょう。

データサイエンススキル

世界的に需要が高まっている職種の1つにデータサイエンティストがあります。データサイエンティストとは、企業内に蓄積されているさまざまなデータ(購買履歴やVOCなど)を分析して、新規サービスの立案や既存サービスの改善提案を行う職種です。従来のデータベースエンジニアはデータベースの設計、構築などがメインでしたが、データサイエンティストはデータを収集し、分析、活用することが求められる役割です。

データサイエンティストの具体的な業務としては、PythonやRといった言語を使ってデータ解析モデルを構築する、データを収集、抽出してデータレイクを作り統計スキルを応用して分析するといった業務が存在します。プログラミングスキルやSQL、データベースを扱うスキルが求められるため、データベースエンジニアから目指しやすい職種といえます。

データベースエンジニアとデータサイエンティストであれば技術スキルが重複している部分も多く、習得コストも少なくて済みます。もちろんそれに加えて、ビジネス企画スキルや統計学の知識などは身につける必要がありますが、これらはデータサイエンティスト向けの講座や書籍から習得することが可能です。

データを分析、活用した経営課題へのコンサルティングスキル

経営層がシステム部門に求める役割も変わりつつあります。従来、システム部門はシステムの設計から開発、運用を行い業務の効率化を推し進めることが主な業務でした。しかし、クラウドの時代になりシステムの調達や運用労力が低くなりつつあります。

そして、IT技術を用いたDXの推進が企業の課題となっている状況では、システム部門のメンバーにはIT技術と業務を組み合わせて新たな価値を生み出す働きも求められています。その鍵を握るのが、データ分析をベースとした企画や改善提案です。データを有効に活用し、ビジネスに生かすための企画、方策を立てることが出来るようになれば、コンサルティング方面の業務にもつながっています。

セキュリティに関する知識とスキル

データベースエンジニアは、セキュリティ対策をセキュリティ性などを設計書に落とし込んだ設計書を作成したり、実装したデータベースのセキュリティ対策をしたりするため、セキュリティの知識も求められます。データの暗号化やSQLインジェクション、セキュリティ性を担保するためのプログラミング技術の知識も必要です。

将来性のあるデータベースエンジニアを目指すにあたって、必要なスキルに関しては「データベースエンジニア転職で成功するには?必要なスキルや年収を解説」でも詳しく解説しています。データベースエンジニアとして生き残りたい、という方はぜひ一度ご覧ください。

また、スキルの証明として資格を取得するのもおすすめです。データベースエンジニアが持っていると良い資格については「未経験からデータベースエンジニアを目指す方法」にて紹介しています。

4. データベースエンジニアの平均年収

2021年10月6日時点で、レバテックキャリアに登録されているデータベースエンジニアの求人・転職情報から30件を抽出し、年収の最小値と最大値の中間値の平均を算出すると、データベースエンジニアの年収は459~755万円と試算できました。これらの求人・転職情報では条件として上流工程のスキル、データ分析のスキル、マネジメントのスキルなどデータベース技術などが求められることに注意が必要です。今後も需要のある データベースエンジニアとして、将来性のある仕事を続けるには、プラスアルファのスキルが必要だといえるでしょう。

上記の平均年収に近い求人例として、以下のような案件例があります。

【業界】
◆IT・通信/サービス(IT支援)

【業務内容】
クライアントの情報システム部門をサポートして、下記業務を実施
・IT企画の提案/構築/運用コンサルティング
・外部ベンダーの選定、調整/ベンダーコントロールなど

【求められるスキル・経験】
・IT業界での実務歴3年以上
・PL経験1年以上
・MS-Officeでのドキュメント作成
・DBMSエラーの解析

【想定年収】
◆500~650万円

【福利厚生】
◆健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 住宅手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 有給休暇

【勤務地】
◆東京都

5. 今後データベースエンジニアが活躍できる分野

今後も将来性が見込まれ、データベースエンジニアが活躍できる分野について記載しています。

データベースソフトメーカーでソフトウェア開発に携わる

OracleSQL ServerPostgreSQLMySQLといった代表的なものをはじめ、多くのデータベースソフトウェアがITシステムには利用されています。これらのソフトウェアは、トレンドに沿って機能のアップデートをし続ける必要があります。

データベースソフトメーカーではデータベースソフトウェアの開発者として、高度なデータベーススキルを持つエンジニアが求められており、データベースエンジニアの活躍できる企業です。データベースエンジニアとしてデータベースの設計、構築を行ってきた経験、データベースの構造に関する高い知識、NoSqlやWebデータベースなどのデータベースに関する新たな技術のキャッチアップ能力を活かすことのできる分野となります。

SIerでデータベース構築に携わる

パッケージングされたデータベースが増えているとはいえ、大規模なシステム開発においては、データベースの性能、効率を高めるためにデータベースの設計・構築を行う案件も多々あります。

特に、メジャーなSIerでは金融系や官公庁系などの大規模システム案件を扱っていることも多く、データベースエンジニアの活躍の場があります。大規模なシステム開発においては、データベースエンジニアもチームを組んでの業務が必要となるため、プロジェクトマネジメントスキルも必要となってくる分野です。

SIerでデータサイエンス基盤の構築に携わる

SIerをはじめITベンチャーなどの企業は、データサイエンス基盤に注視し、その構築も担っています。データサイエンス基盤は、IoTやWebシステム等の外部のシステムからデータを収集、蓄積して、整理、分析するための仕組みです。

ビッグデータやAIによる機械学習にも利用される環境であり、データサイエンス領域の開発力が強いSIerなどのIT企業も、データベースエンジニアの将来性が見込めます。

事業会社でエンジニアとしてデータベースの運用や管理を担当する

データベース専門のエンジニアとしてのポジションは少ないですが、インフラなどほかの領域も扱うことができれば、一般企業の情報システム部門でエンジニアとして働く選択肢もあります。データベースエンジニアとしてのスキルを活かしてシステムの運用、管理を効率的に行えれば、エンジニアとして付加価値を提供できます。

また、情報システム部門ではデータの取り扱いは必須であり、大企業になればなるほどDX等でその有効活用を実施、検討しています。システム企画やIT戦略の立案といった上流業務にもつながってくるため、データ分析スキルを身につけることで活躍の場が広がり、将来性も期待できるでしょう。

コンサル企業または事業会社でデータサイエンティストにキャリアチェンジする

データを収集、蓄積、整理して分析することで、有用な傾向をデータから見出し、企業にビジネス上の価値をもたらすデータサイエンティストは、現在注目の集まっている職種です。ほかの職種にキャリアチェンジすることになりますが、データベースエンジニアとしての素地を活かし、データサイエンスに関するスキルを習得することで、データサイエンティストとして活躍するのも一つの方法です。

経営的な視点から戦略を立て、データを効率的に分析することでビジネスに知見をもたらすデータサイエンティスト。2021年10月6日時点でレバテックキャリアにて職種データサイエンティストを条件として検索すると、258件とデータベースエンジニアよりも転職・求人情報が多くあり、将来性も見込める分野です。

6. データベースエンジニアの経験を活かしたキャリアパス

データベースエンジニアとしての経験、スキルを活かして目指すことのできるキャリアパスについて記載します。

プロジェクトマネージャー

システム開発現場での経験を積んでいるデータベースエンジニアならば、プロジェクトの責任者であるプロジェクトマネージャーも目指したいキャリアパスの1つです。プロジェクトマネージャーを目指す場合は、プロジェクトリーダーとしてチーム単位で成果を作り上げた経験が必要となります。

また、プロジェクトの計画から設計、開発、リリースといった各フェーズで行うべき業務を熟知し、プロジェクトマネジメントスキルを身に着けることも必須の条件です。さらにはシステム開発プロジェクトでは最終的には利益の達成などの目標が定められており、ビジネスとしてシステム開発を捉える視点も企業のプロジェクトマネージャーには求められます。

プロジェクトマネージャーの将来性が気になる、という方は「プロジェクトマネージャーの転職市場状況について」で詳しく解説しておりますので、こちらを参考にしてみてください。

データベースコンサルタント

データベースエンジニアとして得たデータベースに関する知見を活かし、データベースコンサルタントを目指すキャリアパスもあります。

顧客のデータベースを利用した業務および環境の最適化を提示するデータベースコンサルタントは、多数のデータベースソフトウェアに関する知見、データベース運用の経験、クラウド環境を利用したデータベースの活用などのインフラ寄りの知識も必要となる、データベースのスペシャリストの中でも上位の職種です。

データベースコンサルタントを目指す場合は、相当な技術的スキルが必要とされること、一般的ではないため狭き門であることには注意が必要です。

データサイエンティスト

データの収集、整理、分析によりビジネスに有用な知見を見出すデータサイエンティスト。データを使って企業の経営戦略を提案する大きな責務を持つ職種です。ビッグデータおよびデータ分析スキル、ビジネスでのデータの活用を行うスキルなどが必要です。

データベースエンジニアとしての知見に加えて、さらなるスキル、知識の習得が必要となりますが、データベースに関わる職種として将来性が見込まれる分野ですので、キャリアパスの選択肢の1つと考えられます。

データサイエンティストに求められるスキル」や「データサイエンティストの定義、仕事内容、スキル、転職する方法を解説」ではデータサイエンティストについて詳しく解説していますので、こちらも御覧ください。

フリーランスになる

フリーランスとして働くエンジニア増えている近年では、データベースエンジニアのフリーランスも増えてきているようです。フリーランスではスキルや実績次第では今以上の給料が期待できる一方で、案件が獲得できないとその分給料が下がってしまったり、確定申告などの業務を全て自分で行う必要があったりと会社員にはない苦労もあります。

フリーランスとして働く際は、フリーランス専用のエージェントサイトに登録することが効率的です。エージェントに登録すると、仕事の空きのないよう案件を紹介してくもらえるので、自分で営業をせずに済むためおすすめです。

データベースエンジニアのキャリアパス」でもデータベースエンジニアの代表的なキャリアパスなどを紹介していますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

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