インフラエンジニアの仕事内容をわかりやすく解説!役立つ資格やスキルとは

最終更新日:2024年3月12日

インフラエンジニアとは、サーバーやネットワークといった情報システムに必要なITインフラの企画・設計、構築、運用・保守に携わるエンジニアです。近年はオンプレミスだけでなくクラウドサービスの利用も含めたインフラ構築が可能なインフラエンジニアが求められています。

この記事では、インフラエンジニアへのキャリアチェンジを考えているSEに向けて、インフラエンジニアの仕事内容や必要なスキル、役立つ資格について解説します。

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この記事のまとめ

  • インフラエンジニアはITインフラの設計、構築、運用、保守などを行うエンジニアの総称である
  • インフラエンジニアは、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニアなどに細分化できる
  • インフラエンジニアはスキル習得と同時に資格を取得することで、スキルアップと同時に評価アップにつながる

インフラエンジニアの仕事内容

インフラエンジニアの仕事の流れ


ネットワークエンジニアはネットワークを、サーバーエンジニアはサーバーを専門的に担当するのに対し、インフラエンジニアはネットワークやサーバー、ミドルウェアなど幅広い領域を担当します。そのため、他エンジニア職でキャリアを積んでからインフラエンジニアを目指す人も少なくありません。具体的には、以下の仕事などを担当します。

要件定義

要件定義とは、社内やクライアントからの要望のヒアリング、課題解決の提案などを指します。プロジェクトが発足する際の最初の工程で、要件定義がうまくできているかどうかによってその後の工程に大きく影響してきます。プロジェクト全体を考えて要件定義ができるインフラエンジニアは重宝されるでしょう。

ネットワークの設計、構築、運用、保守

必要なネットワークスペックの算出や、システムの要求を満たす機器やサービスの導入・構築を行います。具体的にはルーターやスイッチ、ファイアウォール、ロードバランサなどの機器の設置やケーブリング、コンフィグ作業などが必要です。

ネットワークの設計および構築は正常なインフラ構築のためには不可欠で、適切に設計しないとネットワークがダウンしやすくなることも考えられます。そのため、インフラエンジニアのなかでも経験豊富な人材が担当する仕事のひとつです。

ハードウェアの調達、設置、設定、運用、保守

ラックへのサーバーのマウント作業や、ディスクの追加やパーティション設定、他機器とのケーブリング、UPSなどの非常用電源の設置を行います。

必要な機器の選定も重要な仕事のひとつで、求められる要件を正確に把握したうえでそれらを満たす機器を選ぶ必要があります。

OSの設定、運用、保守

ハードウェアへのOSのインストールや更新作業だけでなく、リモート接続設定や自動更新、ログ関連の設定などを行います。サーバーOSではWindowsとLinuxが多いため、これらのOSの操作知識は必須です。サーバー仮想化に関する知識や技術も求められます。

ミドルウェアのインストール、設定、構築、運用、保守

ミドルウェア領域では、MySQL、PostgreSQL、Oracleなどのデータベースソフトの需要が高く、SQLの知識も必要になることがあります。必要に応じてウェブサーバーやメールサーバー、DNSサーバーなどの目的に対応したミドルウェアや、セキュリティ証明書などのインストール・設定作業も行います。

障害対応

社内ネットワークが繋がらなくなった、サイバー攻撃の被害を受けたなど、突発的なトラブルや障害に対応するのもインフラエンジニアの仕事のひとつです。運用や保守の担当者が障害対応に携わるケースは多いですが、対応を誤ればさらに被害が拡大するため、障害対応にも高度なスキルや豊富な経験をもった人材が求められます。

未経験スタートの場合の仕事内容

インフラエンジニアはキャリアによって仕事内容が変わってきます。絶対的なものではありませんが、指標を紹介します。

1~2年(運用・保守)

インフラエンジニアとして駆け出しの1〜2年程度はいきなり設計や構築に携わることは少なく、運用や保守といった下流工程から経験を積み重ねていくケースがほとんどです。ネットワークインフラは24時間365日安定的な運用が求められますが、トラブルが発生したときには被害を最小限に留めるための応急処置と原因究明が求められます。

トラブルの原因にもさまざまなパターンがあり、中にはハードウェアの故障や人為的な操作ミス、サイバー攻撃など外部要因によって引き起こされるものもあります。それらの可能性を一つずつ切り分けながら原因を突き止め、根本的な解決に導くのが運用保守の仕事といえます。

そのため、下流工程といっても経験の浅いエンジニアだけで対応できるものではなく、先輩エンジニアの指導やアドバイスの下で経験を積んでいく必要があります。

3年以上(設計・構築)

インフラエンジニアとして3年以上のキャリアを積んでいくと、設計や構築などに携わるチャンスも増えてきます。システム開発と基本的な考え方は一緒で、要件定義を行うのが設計、要件定義をもとにシステムを形にしていくのが構築という工程になります。

そのため、まずは構築ができるようなスキルを身につけ、その後設計を担っていくパターンが一般的です。

そもそもインフラエンジニアとは

インフラエンジニアは、企業のオフィス環境やサービスを提供する際に必要となるサーバー、ネットワークなどのITインフラの企画、設計、構築、運用・保守に携わります。しかし、一口にインフラエンジニアといってもさまざまな種類が存在し、役割も異なります。

関連記事:インフラエンジニアとは?仕事内容や年収、将来性を解説

インフラエンジニアの種類

インフラエンジニアはその役割に応じて「ネットワークエンジニア」「サーバーエンジニア」「データベースエンジニア」と分類されることもあります。これらはいずれも企業や組織における重要なインフラであるため、総合的なスキルや知見を有した人材のことをインフラエンジニアと呼びます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは企業や組織内のネットワーク設計および構築などを担う専門職です。ルーターやスイッチといったネットワーク機器の選定からネットワークの敷設、さらにはネットワークの保守や運用も担います。

関連記事:ネットワークエンジニアになるには?必要なスキルや資格も紹介

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアとはその名の通り、社内に設置するサーバーの設計や配置、設定を行います。サーバーは役割に応じてWebサーバーやファイルサーバーなどが存在し、一般的なPCに用いられるOSとは種類も異なります。

関連記事:サーバーエンジニアの仕事内容とは?必要な知識とスキル、平均年収も解説

データベースエンジニア

データベースエンジニアはデータベースの構築や運用・管理を行うエンジニアです。OracleやMicrosoft SQL Serverなどを扱うスキルが求められます。

関連記事:未経験からデータベースエンジニアを目指す方法

セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは情報セキュリティに特化したエンジニアです。セキュリティ機器の導入、設定、攻撃への予防、トラブル発生時の対処などを行います。社会全体のセキュリティ意識が高まっているため、セキュリティエンジニアへの需要も伸びています。

インフラエンジニアとシステムエンジニア(SE)の違い

インフラエンジニアはネットワークやサーバーといった社内インフラの設計や構築を専門に扱うのに対し、システムエンジニアはシステムやアプリケーションといったソフトウェア開発を中心に担う職種である点が大きく異なります。

しかし、特に社内システムやインフラの構築においては、インフラ構築と密接に関わる部分も多いため、両者がお互いに協力して開発を行うケースは非常に多いです。

インフラエンジニアは業務未経験でもなれる?

業務未経験からインフラエンジニアになることは可能です。大きく3つの理由に分けて、その理由を解説していきます。

まず、未経験からインフラエンジニアになることができる理由の1つ目は「インフラエンジニアに対する需要の高さ」です。
昨今では24時間365日稼働しているシステムも増えてきています。常時安定的にシステムを稼働させるためには、それを実現できるインフラが必要となります。需要に対してインフラエンジニアの数は不足しているため、未経験者に対しても募集があるのが現状です。

2つ目の理由は「クラウド知識を保有しているエンジニアが少ない」ことです。
近年EOSLを迎えるシステムでは、オンプレ環境からクラウド環境への移行がされるケースが非常に増えています。一方で、クラウド技術自体が比較的新しい技術であるため、現状のインフラエンジニアでもクラウドに関する知識が不足している場合が多いです。そのため、クラウドに関する資格を保有していたり、クラウドに関する知識をアピールすることができれば、未経験であっても十分に採用される可能性があります。

3つ目の理由は「独学での学習が容易になってきている」という点です。
従来のインフラであれば、実際の業務用物理サーバーやネットワーク機器を扱う知識が必要となるため、未経験で自己研鑽をしてスキルを身につけることが困難でした。
しかし近年では、クラウドを使って簡単にサーバーやネットワークの構築を体験することができるようになってきています。ハンズオン形式のMoocなども増えているため、これらを活用すれば自己研鑽でも十分に知識を習得することが可能です。

インフラエンジニアに必要な知識とスキル

インフラエンジニアにはどのような知識やスキルが求められるのでしょうか。今回は基礎的な知識やスキルと合わせて、今後需要が高まっていくと予想される知識・スキルについても詳しく解説します。

基礎的な知識とスキル

まずはIT業界のスキル指標となっているIPAのITスキル標準を中心に、インフラエンジニアに求められるスキルを紹介します。

IT技術全般の知識

インフラエンジニアはネットワークからハードウェア、OS、ミドルウェアなど担当範囲が広く、時にはセキュリティやアプリケーションの開発部分にまで携わる場合があります。よって、IT技術全般の基礎的な知識が必要です。中でも、ネットワーク、ハードウェア、OS、ミドルウェアに関する知識は必須と言えるでしょう。

法令の知識

ITインフラの設計構築および運用に関しては、情報セキュリティマネジメントの知識や個人情報保護法など各種法令の知識も不可欠です。特に個人情報や機密情報の流出は企業の信頼性を揺るがしかねないインシデントであり、「知らなかった」では済まされません。そのため、法律に基づいた適切なシステム運用が求められます。

情報セキュリティマネジメントスキル

インフラエンジニアの存在意義は、事業活動に必要なセキュアなITインフラを提供することにあります。よって、情報漏洩やセキュリティインシデントが起こらないよう、設計、構築、運用しなくてはなりません。

技術書を読む英語力

IT業界はつねに技術革新が繰り返され、最新の技術を駆使してシステムを構築したいと考える顧客も存在します。そのため、一度資格を取得したからといって終わりではなく、その後も継続的に最新の技術動向やトレンドを追い続けるなどの勉強が必要です。

最新の技術書は英語で書かれたものが多いため、いち早く情報をキャッチアップするためには英語を読解できるスキルが求められます。

関連記事:インフラエンジニアが英語を使えることで得られるメリット

クラウドを利用したインフラ設計、構築、運用、保守スキル

従来はオンプレミスにおけるインフラ整備が主でしたが、IaaS、PaaS、SaaSといったクラウドによるインフラ提供が主流になりつつあります。両者のメリット・デメリットを踏まえた企画設計や導入判断ができることが大切です。また、導入後の運用、保守スキルも求められます。

DevOpsの知識

DevOpsとは、開発と運用の担当者が緊密に連携して早期開発を行う手法です。昨今、以前にも増して事業スピードが速くなっていることから、DevOpsを活用したインフラ構築の必要性も高まっています。DevOpsの知識も押さえておく必要があるでしょう。

スクリプトを使用したプログラミングスキル

ネットワーク機器やハードウェアのコンフィグ作業はベンダー提供のコマンドで行われていましたが、近年ではVagrantなどの管理用ソフトが登場しより効率的に行えるようになりました。管理用ソフトでは、PHPやPython、Rubyなどのスクリプト言語を使って設定しますので、軽量プログラミング言語を扱うスキルも身につけると仕事の効率化につながります。

関連記事:インフラエンジニアに必要なスキルセット・知識とは

インフラエンジニアのやりがいときついポイント

インフラエンジニアにはやりがいもあれば、きついポイントもあります。

インフラエンジニアのやりがい

まずはインフラエンジニアのやりがいとして、以下のようなものが挙げられます。


  • ・社会貢献をしている実感ある

    ・業務の中でさまざまな知識・スキルが身につきやすい

    ・クライアントに感謝されやすい

社会貢献をしている実感ある

ITのインフラは社会のインフラと言っても過言ではないほど重要で、インフラエンジニアの仕事は社会貢献につながります。インフラエンジニアが作った土台の上で動いているシステムを見ると、そのことを実感しやすいでしょう。

開発側のエンジニアやクライアントと直接コミュニケーションを取る機会もあるので、その際にはより一層やりがいを感じられるかもしれません。

業務の中でさまざまな知識・スキルが身につきやすい

インフラエンジニアは業務を通して、ネットワーク、サーバー、セキュリティなどの知識、スキルが身に付きます。ハードウェアとソフトウェアの両方に触れる機会があり、また最近はクラウド技術も普及しています。

幅広い知識とスキルが身に付いていくので、自分の成長を実感しやすいでしょう。スキルアップに応じて収入も上がりやすいので、その点でもやりがいを感じられるはずです。

関連記事:インフラエンジニアに必須な勉強を初心者にもわかりやすく解説

クライアントに感謝されやすい

インフラエンジニアは長期的にクライアントと契約することも多いです。担当が頻繁に変わるとクライアントにとっても負担が大きく、固定の方が業務がスムーズだからです。インフラの構築から保守運用まで一貫して行う場合も多いでしょう。

長期的に契約しているとクライアントもインフラエンジニアの働きがわかるので、感謝されやすいです。

関連記事:インフラエンジニアのやりがいとは?仕事内容やスキルも紹介

インフラエンジニアはきついと感じるポイント

インフラエンジニアの業務はきついと言われることがあります。それには以下のような理由があります。


  • ・休日出勤・夜間対応・残業の多さ

    ・突発的なトラブル対応

    ・身につけるべきスキル領域の広さ

    ・サーバールームでの作業

休日出勤・夜間対応・残業の多さ

システムのインフラ部分に対して修正を加えるためには、システムを一時的に止める必要があります。一方で、システムは平日や日中はユーザに向けてサービスを提供しているため、平日日中を避けて作業を行うために、インフラエンジニアは休日出勤や夜間に対応を行う場合が多いです。
昼夜逆転のサイクルになってしまうため、体への負荷が高く、体調を崩す人やきついと感じる人も多いと思われます。

関連記事:インフラエンジニアの夜勤について - 夜勤なしの仕事はある?

突発的なトラブル対応

サーバーやネットワークが、物理機器の故障や何らかの不具合により突然止まってしまうことがあります。インフラ部分が止まるということは、システム全体に影響を及ぼし、被害は甚大です。

突発的かつ影響の大きな箇所に対するトラブルであるため、迅速なフォローが求められます。こういった日々の緊張感から、きついと感じる方も少なくありません。

身につけるべきスキル領域の広さ

インフラエンジニアと一言で言っても、物理サーバー、クラウド、ネットワークなど幅広い領域をカバーしている必要があります。その結果、多くの資格取得を求められたり、新しい技術へのキャッチアップが求められます。業務が落ち着いているときや、休日にはスキル習得のための勉強を欠かさず継続していく必要があるため、勉強習慣のない人にとってはきついと感じるようです。

サーバールームでの作業

サーバーは常時稼働しています。その結果、機械熱が発生します。機械熱をそのままにしておくと、物理的な故障を引き起こしたり、処理性能が劣化することがあるため、サーバーが置かれている端末室は、低温に保たれており、人間にとっては快適とは言い難い環境です。

インフラエンジニアはサーバールームで長時間作業をする場合も多く、体が冷えて辛い、きついと感じる場合もあります。

インフラエンジニアへの転職に役立つ資格

インフラエンジニアへの転職を検討するにあたって、どのような資格をもっていると有利になるのでしょうか。今回は国家資格とベンダー系の資格に分けて詳しく紹介します。

関連記事:インフラエンジニアの転職で知っておきたいこと

国家資格

まずはインフラエンジニアを目指すうえで役立つ国家資格として、ネットワークスペシャリスト試験とシステムアーキテクト試験を紹介します。

基本情報技術者試験・応用情報技術者試験

基本情報技術者試験応用情報技術者試験はいずれも幅広いエンジニアを対象とした国家試験です。知名度、人気ともに非常に高く、スキルアップにも評価アップにも役立ちます。基本情報技術者試験は幅広い分野の基礎的な内容、応用情報技術者試験は選択式である程度分野を絞って応用的な内容の問題に解答します。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
基本情報技術者試験 7,500円(税込) なし 科目A:60問
科目B:20問
50%程度
応用情報技術者試験 7,500円(税込) なし 午前:80問
午後:11問中5問
20%程度
ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験はIPAが認定するITスキル標準のレベル4以上に該当し、合格率は15%程度と難易度が高い資格です。合格のハードルは高いですが、ネットワーク分野のスペシャリストとして高い評価を得ることができます。

名前のとおり、インフラエンジニアの中でもネットワークエンジニアを目指す方にはおすすめの資格です。また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
ネットワークスペシャリスト試験 7,500円(税込) なし 午前Ⅰ:35問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:3問中2問
午後Ⅱ:2問中1問
12%〜15%
システムアーキテクト試験

システムアーキテクト試験もIPAが認定する国家資格で、ITスキル標準のレベル4以上に該当します。上流工程に関する深い知識を身につけることができます。平成30年の合格率は12.6%と難易度は高めです。

なお、IPAのシステムアーキテクトの業務と役割について、「ネットワーク、データベース、セキュリティなどの固有技術については、必要に応じて専門家の支援を受ける。」という記載もあるように、インフラ部分に関する網羅的な知識は保有しつつも、専門的な内容は別途専任のエンジニアに業務を依頼することがシステムアーキテクトには求められます。
そのため、インフラエンジニアといっても、ネットワーク、データベース、セキュリティといった幅広い知識を身につけておきたい方にはおすすめの試験です。

また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
システムアーキテクト試験 7,500円(税込) なし 午前Ⅰ:35問
午前Ⅱ:25問
午後Ⅰ:4問中2問
午後Ⅱ:3問中1問
12%〜15%

ベンダー資格

次に、民間のITベンダーなどが実施している資格として、シスコ技術者認定、Linux技術者認定試験、MicrosoftAzure認定試験を紹介します。自分が参画するシステムで採用されている機器を提供しているベンダーの試験を受けることで、より専門的な知識を身につけることができます。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、ネットワーク機器で高いシェアを持つシスコシステムズの認定資格です。ネットワークの知識やシスコ製品の操作方法などを身につけることができます。合格率は非公開ですが、レベル別に資格が分かれているため、段階的に学習することができます。

インフラエンジニアになるために絶対に必要な資格は存在しませんが、ネットワークをはじめとした分野の学習経験がなく、効率的かつ体系的に学ぶためにはシスコ技術者認定のようなベンダー系の資格はおすすめです。

シスコのネットワーク機器を採用している企業は多いため、インフラエンジニアの中でも特にネットワークエンジニアに特化して目指している方はぜひ資格取得を目指してみるとよいでしょう。

また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
シスコ技術者認定 15,400円〜49,280円(税込) 無し 非公開 非公開
オラクルマスター

オラクルマスターは、日本オラクル社が運営しているデータベースに関する認定資格です。オラクルは世界中のシステムで採用されるデータベースのうち、一位のシェアを誇ります。この試験ではデータベースに関する構築や保守・SQLに関するスキルが問われます。また、レベル分けがあり、基礎的な資格であるBronzeから順に、Silver、Gold、Platinumまであります。
インフラエンジニアの中でもデータベースエンジニアを目指しているという方にはおすすめの資格試験です。

また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
オラクルマスター 37,730円(税込) 下位資格を保有していること 70問〜90問 非公開
Linux技術者認定試験(LinuC)

Linux技術者認定試験は、LPI-Japanが認定するサーバーOSで高いシェアを持つLinuxに関する知識・スキルを証明する資格です。ネットワークに関連した出題もあり、Linuxだけでなくネットワークの基礎知識も身に付きます。合格率は非公開ですが、レベルが3つに分かれているため、スキルレベルに応じて受験すると良いでしょう。

多くのシステムのサーバーはLinuxのOS上で稼働しているため、Linuxコマンドを使えることはインフラエンジニア、アプリケーションエンジニアどちらであっても必須と言えるスキルです。

また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
Linux技術者認定試験(LinuC) 16,500円(税込) 無し 約60問 非公開
Microsoft Azure認定試験

クラウドサーバーとして高いシェアを持つ、Microsoft Azureの知識やスキルを問う認定試験です。ネットワークからOSまで幅広い知識が問われ、業務領域によって試験区分が行われているのが特徴です。合格率は非公開ですが、取得していると海外でも評価される資格です。

インフラエンジニアの中でもクラウドエンジニアを目指しており、かつシステムで採用されているクラウドがAzureなのであれば取得しておくことをおすすめします。
また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
Microsoft Azure認定試験 Fundamentals:12,500円
Fundamentals 以外:21,103円(税込)
無し 40~60問 非公開
AWS認定

AWS認定はAmazonが提供するクラウドサービスであるAWSに関する知識や技術を問う認定試験です。レベルが3段階あり、レベル2のアソシエイト資格では1年、レベル3のプロフェッショナル資格では2年のAWS関連実務経験が必要です。合格率は非公開です。eラーニングや書籍などの学習教材が多く提供されていますので、学習難易度はそこまで高くありません。

インフラエンジニアの中でもクラウドエンジニアを目指しており、かつシステムで採用されているクラウドがAWSなのであれば取得しておくことをおすすめします。

また、試験に関する内容は以下のとおりです。

資格名 受験費用 受験資格 問題数 合格率
AWS認定 12100円〜33,000円(税込) 無し 試験により変動 非公開

関連記事:
インフラエンジニアに役立つ資格11選!各難易度と概要も紹介
インフラエンジニアになるには?必要なスキルや資格とは

インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアのキャリアパスとして、以下が挙げられます。


  • ・マネジメント

    ・ITスペシャリスト

    ・ITコンサルタント

マネジメント

他のエンジニアや他の業界でも同じですが、一定の経験を積むとマネジメント層に昇進するケースが多いです。インフラエンジニアも例外ではなく、開発や保守運用からマネジメント側に回ることが多いでしょう。逆に言えば、マネジメントを目指してスキルアップすることで収入アップにもつながりやすいです。

ITスペシャリスト

ITスペシャリストとは、特定の分野の高いスキルを持つ専門家のことです。インフラエンジニアの場合は、サーバー、データベース、セキュリティ、クラウドなどのスペシャリストになるケースが多いでしょう。技術が好きで特化したい方には向いているキャリアパスです。

関連記事:インフラエンジニアのスペシャリストになるには

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、専門知識を活かして顧客課題のヒアリングや提案を行う職種です。技術力とヒューマンスキルの両方が重要になります。インフラエンジニアのバックグラウンドがある場合、企業のインフラ導入やクラウド化に関するコンサルティングなどを行う場合が多いでしょう。

関連記事:インフラエンジニアのキャリアパスは?将来性や役立つやスキルと資格も解説

インフラエンジニアに関するよくある質問

インフラエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。

Q1. インフラエンジニアの将来性は?

多くの業界、企業が一般的にITを活用しているため、インフラエンジニアの需要があり、今後も続くでしょう。またインフラエンジニアとしてのスキルがあれば、スキルを活かしていろいろなキャリアを選択できます。

Q2. インフラエンジニアの仕事内容の具体例は?

インフラエンジニアの仕事内容は、要件定義、設計、構築、運用、保守などがあります。要件定義、設計、構築などは上流工程、運用、保守は下流工程です。

関連記事:インフラエンジニアの運用・保守業務とは?詳しい仕事内容を紹介

Q3. インフラエンジニアの職種一覧は?

インフラエンジニアは、ITインフラに携わるエンジニアの総称です。インフラエンジニアの中でも、複数のエンジニアに細分化できるということです。具体的には、以下のようなエンジニアが挙げられます。


  • ・サーバーエンジニア

    ・ネットワークエンジニア

    ・データベースエンジニア

    ・クラウドエンジニア

    ・セキュリティエンジニア

    ・運用エンジニア、オペレーター

まとめ

インフラエンジニアとは、ITインフラの構築、設計、運用、保守などを行うエンジニアのことです。厳密には、サーバーエンジニア、ネットワークエンジニア、データベースエンジニア、クラウドエンジニアなどに細分化することが可能です。

インフラエンジニアは現在需要が大きいですが、今後はより一層需要が伸びると考えられます。社会のIT化が進めば、土台となるインフラの需要も伸びるからです。インフラエンジニアは技術力だけでなくマネジメントスキルなども磨くことで、マネージャーやコンサルタントなどのキャリアパスも選べます。

関連記事:インフラエンジニアの需要・将来性は?今後、役立つスキルも解説

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