C#エンジニアの転職市場にける需要状況を詳しく紹介!C#エンジニアの将来性は?Javaとの比較や平均年収も解説

最終更新日:2021年7月5日

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C#は、マイクロソフト社が2000年に発表した比較的歴史の浅いプログラミング言語です。条件分岐や繰り返し、関数の定義など基礎文法はCやC++、Javaに類似しており、Cという言葉がついているため、C言語やC++の後継と思われがちですが、別の言語として捉えられています。

近年では、Unityの台頭によって注目されている言語でもあり、iOSやAndroid向けのモバイルアプリ開発のみならず、ゲームエンジン、さらにDXを支えるWindowsシステムの開発にも幅広く使用されるようになっています。

一方、廃り早いIT業界では、その言語としての将来性を懸念する声も時々耳にします。この記事では、近年注目を集めているC#の需要や転職市場状況、年収イメージ、将来性について解説します。

1. C#の将来性

Stack Overflowが2020年2月に発表した「Developer Survey Results」では、C#が「もっとも必要とされる言語ランキング」で10位、「もっとも人気な言語」で7位にランクインされており、安定した需要を見せました。(※1)以下では、C#の市場需要をさらに細かく分析した上で、他言語との比較も踏まえながら、その将来性を確認していきます。
※1 Stack Overflow「Developer Survey Results2020」(2020年10月26日アクセス)

市場需要から見る、C#エンジニアの将来性が高い理由

前述のとおり、数あるプログラミング言語のなかでも、C#の需要は比較的に安定しており、将来性も高いと考えられています。その理由は、主に以下の3つにまとめられます。

OS最大手のMicrosoft社が開発

C#はPC向けOSの最大手であるマイクロソフト社が開発した言語です。2000年の公開から随時バージョンアップされており、2020年10月現在ではバージョン8.0まで改良が進んでいます。

2020年で公開からちょうど20年経ちましたが、現在でも年1~2回程度新バージョンがリリースされており、マイクロソフト社が開発に力を入れている言語だといえます。

また、Windowsの根強い人気も、C#の需要を支えています。特にビジネスの現場では、WindowsOSが依然として圧倒的な需要を維持しており、Net Applications調べによると、2020年9月時点では、過去1年のデスクトップOSの市場シエアのうち87.67%を占めています。(※2)既存のシステムを撤廃し、一から構築し直すには膨大なコストと時間を要するため、企業としても開発しやすい言語を選ぶ傾向にあります。

※2 Net Applications「Operating System Market Share」(2020年10月26日アクセス)

C#はマイクロソフトでさまざまな機能が提供されており、他のプログラミング言語と比較しても開発しやすい特徴があります。そのため、新規でのシステム開発はもちろん、すでに使用されているシステムやソフトウェアの改修という面でもC#の需要は極めて安定しており、将来性も期待される言語といえるでしょう。

C#はアプリ開発にも強い言語

アプリ開発は大きく分けると下記の4種類があります。それぞれに使用できる言語の種類を見てみると、C#の汎用性が高いことがわかります。各種開発における使い勝手のよさから、今後もC#を採用する企業が増えるとされています。


  • ・web系

ブラウザで動くアプリ
使用言語: C#、Java、PHP、Ruby、Python、Visualbasic.NETなど


  • ・クライアント系(PC)

パソコン上で動くアプリ。Windows用、Mac用があります。
使用言語:WindowsはC#、Visualbasic.NET、C++、Delphiなど、MacはSwiftなど


  • ・クライアント系(スマートフォン)

スマホ上で動くアプリ。Android用、iOS用があります。
使用言語:AndroidはJava、Kotlin、JavaScript、C#など、iOSはSwift、C#など
 

  • ・組み込み系

ハードウェアに組み込むアプリです。
使用言語:C、C++、Javaなど

ゲーム開発分野でも需要が増加

ゲーム開発におけるプラットフォームは、据え置き型のゲーム機のほかにもPCやスマートフォンなどに拡大しています。複数のプラットフォームに対応できるゲームエンジン「Unity」もC#を用いて開発されています。

さらに、3D製作プラットフォームであるUnreal Engine、マイクロソフト社が開発したゲーム・マルチメディア処理用APIDirectXもC#が用いられています。ゲーム開発分野で活躍したい方にとって、C#は不可欠なスキルであり、今後も高い需要が見込めるのです。

VR開発において注目されている

VR(仮想現実)の分野においてもC#の需要が期待されています。VRはゲーム開発と同様、「Unity」が活用されるケースが多く、複雑な処理を行う場合にはC#を用いて開発する必要があります。特にゲームやスマートフォン向けのエンタメコンテンツ、さらにはビジネスの用途においてもVRは注目度の高い技術であり、C#の需要もさらに高まっていくことでしょう。

AIやロボット先端技術にも適応

C#はロボットの制御やAIといった最先端の技術にも活用できるプログラミング言語です。特にAIの用途においては、マイクロソフトから「ML.NET」などのライブラリが提供されています。AIの開発と聞くと真っ先にPythonを思い浮かべる方も多いと思いますが、C#でも多彩なライブラリが活用できるため、今後需要は高くなっていくはずです。

Java・VB.netとの比較から見るC#の将来性

C#と並んで人気の高いプログラミング言語として、JavaやVB.netが挙げられます。それぞれの将来性を比較したとき、どのような違いがあるのでしょうか。

安定した需要が期待できるJava

Javaのプログラミングスキルを求める企業は多く、転職市場においてもアドバンテージは高いといえるでしょう。特に多いJavaの用途としては企業の基幹システムで、新規でのシステム開発はもちろん既存システムの改修や要件の追加なども多いため、今後安定した需要が期待できます。

UI開発などで一定の需要が見込めるVB.net

VB.netはC#やJavaに比べると自然言語に近いため、プログラミング言語としては習得しやすいメリットがあります。

また、VB.netは既存で稼働している業務システムのアップデートや改修などで一定の需要が見込めます。C#に移行することも可能ではありますが、一からシステムを構築し直すよりもはるかに安価で済むため、VB.netの需要が完全になくなる可能性は低いといえるでしょう。

ゲーム開発やVR業界での伸びが注目されるC#

C#が注目されているのは、プログラミング言語のなかでも比較的新しい分野での活用が見込めるためです。前述のとおり、特にゲームやVRといったエンタメ業界では、C#のプログラミングスキルは極めて重宝されており、スマートフォンや据え置き型ゲーム機などのデバイスを問わず高い需要を誇ります。

WindowsOS用のアプリケーション開発という安定性もさることながら、コンシューマー向けのエンタメにまで対応できる幅の広さは他のプログラミング言語にはない魅力といえるでしょう。

2. C#の将来を危惧する意見も

さまざまな場で利用できるC#ですが、開発環境の構築のために「Visual Studio」を購入するコストが高いことから、将来性を危惧する意見もあります。また、世界的に俯瞰したとき、開発者の間では、JavaやPythonの人気は依然として高く、今後これらのプログラミング言語に徐々にシェアを奪われていく可能性も囁かれています。流行と衰退の変化が早いIT業界では、エンジニアとして時代に取り残されないためにも、常に最新情報を収集しアップデートしておくことが大切です。

3. C#エンジニアの転職市場における需要

C#のプログラミングスキルがあるエンジニアの場合、転職市場ではどの程度有利になるのでしょうか。C#エンジニアの年収相場も含めて詳しく解説していきましょう。

実務経験があれば他言語にも転職しやすい

C#は条件分岐や繰り返し、関数の定義など基礎文法はCやC++、Javaに類似しています。したがって、転職活動においてJavaやC、C++などを扱う求人に比較的に応募しやす傾向があります。また、C#の開発で要件定義やシステム構築など上流工程に携わった経験があれば、さらに転職活動が有利に進められる可能性が高くなります。

ただし、C#とJava、C、C++は基本文法が同じようでも、コードの設計の仕方などが異なっているため、設計思想の違いを理解し、違う言語として捉え、学習することが重要です。

未経験からの転職可能性

C#求人に限ったことではありませんが、プログラマーやSEの転職市場では「実務経験者に限る」という条件が添えられているケースも多いです。さらに、C#はコンパイラ型言語であり、プログラミング初心者にとって学習難易度はPythonなどのインタプリタ型言語に比べて高いとされているため、プログラミング完全未経験でC#エンジニアに転職する難易度は比較的に高いと言われています。

ただし、入社後に研修制度のある企業であれば、未経験であっても採用される可能性があります。未経験で転職した場合、既存ソースの簡単な更新や保守から始めることが多いでしょう。

C#エンジニアの平均年収

転職活動においてもっとも気になるのが年収の情報です。C#を扱うプログラマーやSEといったエンジニアは、どの程度の平均年収なのでしょうか。今回は海外におけるC#エンジニアの平均年収と、日本国内における平均年収を比較してみましょう。

世界市場における平均年収

海外におけるITエンジニアの平均給与は高いイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回は2020年にQubit Labsが調査したデータをもとに紹介します。

アメリカの場合、2019年の実績でC#エンジニアの給与は、中央値で10万ドル以上と極めて高額な年収であることが分かります。イギリスやスイス、スウェーデンといったヨーロッパの国々はアメリカほど高額ではありませんが、それでも5万〜8万ドル程度の平均となっており、比較的高額な年収であることが分かります。(※3)

※3 Qubit Labs「Average Software Developer Salaries: Rates Comparison by Country」(2020年10月26日アクセス)

日本市場における平均年収

日本国内で活躍するC#エンジニアの場合は、実務経験や前職の給与、年齢などによっても異なりますが、一般的には400〜500万円前後が平均的な年収といえます。未経験からスタートしたC#エンジニアの場合は300万円台のケースもあったり、反対にPMなどの経験者であれば1,000万円を超える年収を得られる場合もあります。

日本市場における求人の傾向としては、C#はもちろんですがJavaやC++など複数のスキルがあればあるほど有利に働きます。また、業務内容としては企業向けのシステム開発やスマホ向けゲームの開発など、多岐にわたります。

4. C#エンジニアのスキル別年収

ここでは、レバテックキャリアを利用して転職に成功した方の実績を参考に、C#エンジニアの年収について解説します。

年収300万円~400万円
  • ・経験年数と年齢層

プログラミング未経験からの転職の場合は、年収300万円程度で採用されることが多いです。C#の経験はなくともJavaやC++の経験があれば、300~500万程度の年収が見込めます。C#との互換性のない言語の経験しかない場合は、年収レンジもやや下がって約350万~となります。年齢層は20代前半~後半が中心です。

  • ・求められるスキル

求められるスキルレベルはあまり高くありません。リーダーから指示を受け、フォローを受けながらもプログラミングできるレベルが求められます。

年収400万円~500万円
  • ・経験年数と年齢層

C#経験が2年以上あり、設計や開発ができるSEポジションのエンジニアです。年齢は20代後半~30代前半が中心となっています。

  • ・求められるスキル

自分ひとりで設計からプログラミングまで一通りの開発ができるスキルや、小規模な開発プロジェクトにおけるチームリーダー経験などが求められます。

年収500万円以上
  • ・経験年数と年齢層

チームリーダーとして数年以上の経験がある場合は、年収500万円以上で採用されるケースがあります。C#は業務系システムの開発に利用されることも多く、これらの開発プロジェクトは大規模であるケースが多いため、マネジメント経験が求められる傾向にあります。マネジメント経験が豊富な人材は評価が高くなります。年齢は30代前半以降が中心です。

  • ・求められるスキル

チームリーダーの経験やチームマネジメントスキルは必須となります。また、要件定義や設計スキル、協力会社をはじめとしたステークホルダーの管理スキルなども求められます。

5. C#エンジニアの求人例をチェック

最後に、C#エンジニアの求人例を紹介します。

【業界】

IT・通信
◆サービス
◆ソフトウェア

【業務内容】
■モバイルアプリケーション開発
AndoridやiPhoneなどのモバイルアプリケーションを開発していただきます。スキルレベルに応じて、プロジェクトマネジメントをはじめとした幅広い業務に従事できる可能性もあります。


<具体的な業務内容>
・C#を用いたアプリケーション開発
・アプリのアーキテクチャ設計
・APIサーバー開発
・自動化ツール開発


【求められるスキル・経験】
・モバイルアプリケーションの開発実務経験2年以上
・C#やC++、Objective-Cの開発経験
・アジャイル手法による開発経験
・アルゴリズムに関する知識 ・課題解決力


【想定年収】
500~700万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

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6. まとめ

今回はC#の特徴や転職市場状況、年収イメージ、将来性について解説しました。

C#は業務系アプリケーションやゲーム、スマートフォンアプリなど多様な開発で使われています。C#エンジニアの求人も多く、引き続き需要の高い言語であることが予想されます。この機会に学習を検討してみてはいかがでしょうか。

7. C#に関するQ&Aはこちら

Q1. C#の言語の特徴を教えてください。

Windows、Mac、iOSアプリ、AndroidアプリやWebアプリケーションなど幅広い開発を行うことができます。さまざまなプラットフォーム向けのアプリケーションを開発できる点がC#の大きな魅力です。

Q2. C#はこれからも需要が続きますか?

C#はWebサイト、ゲーム開発、モバイルアプリ開発と、他分野で使用されている言語のため、爆発的に需要が増えるとは言えませんが、Windows環境での開発がしやすい言語であることから、安定した需要があるでしょう。

Q3. 他言語経験者はC#エンジニアに転職できますか?

C#は、CやC++、Javaと構文がある程度類似しているため、C++やJavaを経験している人はC#の経験がなくても転職しやすいといえるでしょう。

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