中長期的に必要なスキルと役立つ資格もご紹介ネットワークエンジニアの将来性|クラウドとの関係性やキャリアパスを解説

最終更新日:2020年11月23日

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インターネットをはじめとするネットワークは、今や生活やビジネスなどさまざまな場面で必要不可欠なものとなりました。今後は、IoTの一層の普及拡大に伴い、ネットワークエンジニアには今以上に高度なネットワーク設計やセキュリティ対応が求められるでしょう。

この記事では、ネットワークエンジニアの将来性や現在の市場需要に加え、今後もエンジニアとして活躍し続けるために身につけるべきスキルについて解説します。

1. ネットワークエンジニアの将来性

目まぐるしい変化を遂げているIT業界において、ネットワークエンジニアという職種は今後どうなっていくのでしょうか。ネットワークエンジニアを取り巻く現状と、今後の将来性についても考察します。

ネットワークエンジニアを取り巻く現状

まずは現時点において、ネットワークエンジニアの需要や市場価値はどのようになっているのかを確認していきましょう。

ネットワークエンジニアの市場需要

現在、転職サイト等に掲載されている求人情報では「ネットワークエンジニア」という職種での募集が減りつつあります。しかし、これは本質的にネットワークの専門知識をもったエンジニアの需要が減少しているということではなく、より幅広い知識やスキルをもった人材が求められていると言ったほうが正確です。

新たなITサービスやテクノロジーが発展しても、ネットワークに関連する専門的な知識やノウハウは必要不可欠なものです。そのため、総合的なスキルを持つネットワークエンジニアはつねに人手不足であり、きわめて需要が高い存在だといえるのです。

先端分野の需要が増えている

これからのネットワークエンジニアには、ネットワークにまつわる専門知識に加えて、それに関連する幅広い知識やスキルが求められるようになります。特にIoTや5Gといった先端分野の需要が急速に拡大しており、これらは企業の新たなビジネスモデルの構築やサービスの展開に欠かせないものになります。

ネットワークエンジニアはこれまで積み重ねてきた知識やノウハウに加え、先端分野に対応できる知識を積極的に吸収し、継続的にスキルアップを図っていく必要があるのです。

ネットワークエンジニアの将来性とクラウドの関係

「ネットワークエンジニア」という職種の募集が減少している背景には、クラウドの普及が影響しているとされています。クラウドサービスの急速な普及に伴い、従来のネットワークエンジニアの主な仕事場だったデータセンターを企業内に持ったり、システム別にネットワーク設計したりすることが少なくなりました。

長期的な視点で見ると、ネットワークの専門家として今後も働いていける人は限られてくるでしょう。その代わりに、ネットワークだけでなく、サーバーやデータベース、クラウドなどを総合的に扱うインフラエンジニアへの募集が増えてきています。繰り返しになりますが、エンジニアとして活躍し続けるためには、需要が高まっているスキルを身につけてキャリアチェンジすることも視野に入れていく必要があります。
 

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2. 中長期的にエンジニアとして働くのに必要なスキル

ここでは、 ネットワークエンジニアがネットワークのスキルを活かしながら中長期的にエンジニアとして働いていく方法を解説します。

 前述したように、従来型のネットワークエンジニアの将来性は決して明るいとは言い難いが、ハイスキルを身につけていれば、需要が高まっている領域もあります。これまで培ってきたネットワークスキルを活かしつつ、他の領域のスキルも身につけていくことで今後のキャリアパスを築くことができるでしょう。

クラウドスキル

アプリケーション開発や自社サービスの提供・運用において、クラウドサービスの利用は必要不可欠となりつつあります。逆に、クラウドを扱うスキルがあればキャリアパスの選択肢が大きく拓けます。具体的には、AWSやAzure、GCPといった大手クラウドサービス上で、ネットワークおよびサーバーの構築・運用ができるエンジニアは非常に高い需要があります。職種としてはインフラエンジニアになりますが、クラウド化は今後も一層加速していくため、スキル習得することで今後も安定して活躍できるでしょう。

BluetoothやZigbeeなどの通信スキル

IoTの需要拡大に伴い、インターネット(TCP/IP)だけでなく、BluetoothやZigbeeなどさまざまな通信手段についても理解があり、これらを用いた提案ができるエンジニアの評価が高まっています。IoTでは多くの機器から情報を随時収集しますが、距離や電波干渉、処理できる通信量などの設計が必要不可欠です。ビーコンを活用した広告配信サービスやデータ分析サービスなど、従来と異なる領域でネットワークエンジニアの活躍が期待されています。

セキュリティスキル

IoTやクラウドの普及に伴い、サイバー攻撃のリスクが高まっています。ネットワークエンジニアは、このようなサイバー攻撃の対処も担います。ネットワークだけでなく、ファイヤーウォールやマルウェア、ランサムウェアなど幅広いサイバー攻撃に対応するスキルを身につけることで市場価値が高まるでしょう。職種としては、セキュリティエンジニアやセキュリティコンサルタントへキャリアチェンジすることになります。

プロジェクトマネジメントスキル

プロジェクトマネジメントスキルを身につけて、プロジェクトマネージャーへキャリアアップするのもひとつの選択肢です。プロジェクトマネージャーはネットワーク案件だけでなく、ソフトウェア開発など幅広い案件で活躍できます。ネットワークエンジニアは、ソフトウェア開発やサーバーなどエンジニアに求められる基礎知識を有していますので、ネットワーク以外の開発案件でもプロジェクトマネージャーとして携わることができるでしょう。

ネットワークエンジニア関連の資格

ネットワークエンジニアとしてのスキルを磨き、生き残っていくためには資格の取得も有効な手段のひとつです。特におすすめしたい専門性の高い5つの資格について詳しく紹介します。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定はネットワークエンジニアにとって定番の資格といえます。ルーターやスイッチ類を開発しているシスコシステムズが実施しており、ネットワークの構築や設計、運用にいたるまでのスキルを証明します。

シスコ技術者認定試験にはエントリーからエキスパートまでのレベルに応じた試験が用意されています。ネットワークエンジニアとしてある程度の実務経験を積んでからさらなる高みを目指している方には、プロフェッショナル向けのCCNPや、エキスパート向けのCCIEを取得することがおすすめです。

Linux技術者認定試験 LinuC

Linux技術者認定試験 LinuCは、サーバー向けOSとして知られているLinuxのスキルを証明する資格のひとつです。従来はシスコ技術者認定と並んで「LPIC」とよばれる資格が定番でしたが、クラウドシステムの隆盛にともないLinuCが注目され始めています。

LinuCは従来のようなオンプレミス環境下でのサーバーだけではなく、仮想環境、すなわちクラウドシステムの構築や運用にも対応する資格試験です。

基本的な実務に対応する「LinuC-1」、設計や構築のスキルを証明できる「LinuC-2」、そして専門家レベルの高い技術力を証明する「LinuC-3」とレベルに応じた試験が用意されています。クラウドに対応する新時代のネットワークエンジニアになるために、ぜひ挑戦しておきたい資格のひとつです。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は情報処理推進機構(IPA)が主催している情報処理技術者試験のひとつです。毎年10月の第3日曜日に実施され、2019年度の合格率は14.4%。合格へのハードルが高く、ITパスポート試験や基本情報技術者試験とは異なり、高度情報処理技術者試験のひとつに数えられます。

ネットワークスペシャリスト試験に合格した場合、ネットワーク管理者として一定のスキルや知識を有していると証明されるほか、ネットワークシステムの要件定義や構築に関するスキルも客観的に証明できます。
ネットワークエンジニアとしてのキャリアアップにおいて、運用・保守から設計・構築のフェーズにステップアップする際に大きな武器になることでしょう。また、ITエンジニアとして転職や独立の際にも効力を発揮する資格のひとつです。

CompTIA

CompTIAは日本を含む世界各国で実施されているIT関連資格です。ハードウェアやOS、セキュリティ、ネットワークなど、さまざまなIT分野ごとに資格が用意されており、このうちネットワークエンジニア向けの資格としては「CompTIA Network+」「CompTIA Cloud+」などが挙げられます。

まずは「CompTIA Network+」でネットワークの基礎およびトラブルシューティングなどのスキルを習得し、その後「CompTIA Cloud+」でクラウドの運用や管理に関する知識を学ぶのがおすすめです。
 

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3. ネットワークスキルが活かせるキャリアパスとその将来性

ネットワークに関連する知識や実務経験を活かし、どのようなキャリアパスが考えられるのでしょうか。

異職種に転職する場合

ネットワークの基礎的な知識をもち、適切な管理・運用ができるネットワークエンジニアは異職種への転職においても有利にはたらくことがあります。

とくにソフトウェアやアプリ制作業界は、IoTや5Gといった次世代のテクノロジーとのは親和性が高く、これまでネットワークエンジニアとして培ってきたノウハウを十分生かすことができます。一方で、新しい業界だからこそ学ばなければならないことも多く、転職の際はエンジニアとして勉強し続けていく姿勢が問われます。

以下では、ネットワークスキルを活かせる職種例を将来性と合わせて紹介します。

社内SE

この場合、社内SEとして、ネットワークを含めたインフラの設計や構築、運用などを担当します。

多くの企業で社内SEの需要が高いため、中長期的に働いていくことができるでしょう。ただし、ネットワーク専任であることはほとんどなく、予算管理からヘルプデスク、ソフトウェア開発まで幅広く担当することになるでしょう。

下記記事では、社内SEの仕事内容、なるために必要な工夫について詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご参照ください。

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クラウドエンジニア

クラウドエンジニアとはその名の通り、クラウド環境のシステムを設計するためのノウハウをもったエンジニアです。オンプレミス型のサーバーを運用してきた企業にとって、クラウド環境への移行は技術的なハードルが高く簡単に実現できないもの。

そこで、従来型のネットワークとクラウド環境に関する知識が豊富なネットワークエンジニアがいれば、技術的なハードルをクリアしながらスムーズに移行できるようになります。

そのため、LinuCの資格所有者や「AWS」「Azure」のようなクラウドサービスの運用経験のあるネットワークエンジニアは特に高い需要があります。

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セキュリティエンジニア

ネットワークシステムの構築において、もっとも重要な課題となるのが情報セキュリティです。使い勝手の良いネットワークシステムが構築できたとしても、セキュリティ対策が不十分なままだと情報漏えいにつながり、企業に莫大な損失を与えてしまいます。

情報セキュリティに関する資格を取得し、ネットワークシステムの管理と併せてセキュリティ担当者としても活躍できる人材は極めて価値の高い存在です。

下記記事では、セキュリティエンジニアの仕事内容、なるために必要な工夫について詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご参照ください。

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ITコンサルタント

また、エンジニアの経験を生かしてコンサルタント業務に就くケースもキャリアパスの一つとして考えられます。ITを十分活用しきれていない企業はまだまだ多く、そのような企業に対して業務効率化を図り生産性を向上させるための方法として、さまざまなシステムを提案することもできます。

ネットワークシステムの技術的な内容だけではなく、顧客と直接コミュニケーションをとりながら包括的に問題を解決していくため、大きなやりがいも感じられることでしょう。また、コンサルタント会社へ転職することで大幅な年収アップが実現される可能性もあります。

下記記事では、ITコンサルタントになるために必要なスキルや未経験からの目指し方について詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご参照ください。

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マネジメントスキルをつけて管理職を目指す

一口管理職といっても、さまざまなパターンがありますが、今回はその中でも特に多い「プロジェクトマネージャー」と「フルスタックエンジニア」の事例を紹介します。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーはシステム開発のプロジェクトにおける責任者です。システム開発の現場では、要件定義や設計・構築、運用、保守などさまざまな工程が存在します。大規模な開発プロジェクトになればなるほど、工程ごとにプロジェクトリーダーを立て、それを統括する存在としてプロジェクトマネージャーが立てられます。

当然のことながら、プロジェクトマネージャーは幅広い技術的知見とマネジメント力が求められ、開発メンバーをまとめ上げる力も必要とされます。システム開発に携わっているメンバーのなかには、プロジェクトリーダーになり、最終的にはプロジェクトマネージャーを目指している方も多いです。

下記記事では、プロジェクトマネージャーについて詳しく紹介しています。興味のある方はぜひご参照ください。

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フルスタックエンジニア

プロジェクトマネージャーのようなマネジメント職ではなく、技術力のあるマルチ人材を目指したいと考える方も多いことでしょう。そのような場合には、フルスタックエンジニアが最適です。

フルスタックエンジニアとは、ネットワークに関連する知識だけではなく、セキュリティやプログラミングなど、ITに関連する複数分野の知見を有したエンジニアのこと。

フルスタックエンジニアがいれば、企業にとっては複数人のエンジニアを雇う必要もなくなり、効率的に開発を進めることができます。また、当然のことながらエンジニアにとってもより良い条件で雇ってくれる会社を吟味できるメリットがあります。

下記記事では、未経験でエンジニアを目指し、その後1年でフルタスクエンジニアに成長した方にお話を伺いました。興味のある方はぜひご参照ください!

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4. まとめ

従来のようにネットワークエンジニアとしての求人案件は減少傾向にありますが、本質的にネットワークに精通したエンジニアの需要が下がったわけではありません。むしろクラウドシステムやIoTといった新たな分野に対応できるエンジニアの需要は高い傾向にあります。

ネットワークエンジニアとして今後生き残っていくためには、これらのような新しいテクノロジーを積極的に吸収していく姿勢が問われています。これはネットワークエンジニアに限ったものではなく、プログラマーやSEなど他のITエンジニアにも共通して言えることなのです。

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