- JavaScriptが難しいといわれる6つの理由と解決策
- JavaScriptを効率的に学ぶには
- JavaScriptエンジニアの求人と将来性
- JavaScriptエンジニアへの転職ならエージェント利用がおすすめ
JavaScriptが難しいといわれる6つの理由と解決策
JavaScriptは文法がシンプルで構文も比較的読みやすく、初心者向けのプログラミング言語として紹介されることがあります。一方でWebページの実装など現実的な場面では、シンプルな文法だからこその難しさやタイミングの制御など、考えるべきことが多くあります。
JavaScriptを難しいと感じやすい6つのケースと、それぞれの解決策について紹介します。
1.HTML・CSS・DOMの理解が前提である
JavaScriptはWebページの制作に用いられることが一般的で、その場合、解説のドキュメントなどはHTMLやCSSを理解している前提で書かれていることが少なくありません。初心者にとってのハードルの1つです。
解決策
HTML・CSS・DOMに関しては、JavaScriptの学習に入る前に概要を理解しておくとよいでしょう。HTMLとJavaScriptをつなぐ役割を果たすDOM(Document Object Model:文書オブジェクトモデル)についても学習しておきましょう。
JavaScriptのサンプルプログラムでどうしても理解できない箇所があれば、HTML・CSS・DOMなどの情報もチェックしてみてください。簡単に解決するケースも少なくありません。
2.動的型付けの使いこなしが難しい
JavaScriptは動的型付けのプログラミング言語です。変数宣言の際、型を指定する必要はありません。また、同じ変数に異なる型の値を代入することも可能です。型を意識せずにコーディングできるため「コードの柔軟性が高まる」「コードが簡潔になる」といったメリットがあります。
一方で、動的型付けは「型の不一致による実行時エラーの発生」を生む可能性があります。また、変数に格納された値の型を読み取りづらいため「コードの可読性が下がる」ケースもあるため注意しましょう。
3.非同期処理が難しい
Webアプリでは、通信やファイル操作など時間のかかる処理が発生しがちです。JavaScriptでは、データの取得処理などで非同期で提供されるAPIを扱う必要があります。非同期処理は、処理の終了を待たずにほかのコードを実行する仕組みです。
JavaScriptでの非同期処理の実装には「コールバック関数」「Promise」「async/await」などが用いられますが、それぞれに難しさがあります。
非同期処理の最も基本的なコールバック関数です。以下は、コールバック関数で非同期処理を実装した例となります。
doTask1()
doTask1((result1) => {
doTask2(result1, (result2) => {
doTask3(result2, (result3) => {
doTask4(result3, (result4) => {
console.log(result4);
});
});
});
});
複雑な処理を実装すると入れ子(ネスト)が深くなりがちです。深い入れ子は可読性が悪く、思わぬバグを引き起こす可能性があります。また、コードのメンテナンス性が悪くなることも、コールバック関数のデメリットです。
同様の処理をPromiseで実装すると以下のようになります。
doTask1()
.then((result1) => doTask2(result1))
.then((result2) => doTask3(result2))
.then((result3) => doTask4(result3))
.then((result4) => console.log(result4))
.catch((error) => console.error(error));
Promiseを使うことでコードがフラットになり、可読性が高まります。一方で、複雑なエラーハンドリングがしづらくなるデメリットもあります。
Promise同様の処理をよりシンプルなコードで記載できるようにしたものが、async/awaitです。同様の処理を実装すると、以下のようになります。
doTask1((result1) => {
async function main() {
try {
const result1 = await doTask1();
const result2 = await doTask2(result1);
const result3 = await doTask3(result2);
const result4 = await doTask4(result3);
console.log(result4);
} catch (error) {
console.error(error);
}
}
Promiseと比較して、構文がシンプルなため、より可読性が高まります。
現在ではasync/awaitが標準的な書き方で、それ以外を使う機会は多くありません。
非同期処理のタイミングを理解したい方は、ブラウザのディベロッパーツールやデバッガを利用し、実際の処理の流れをチェックしてみてください。
4.Webブラウザごとに動作が異なるケースがある
Webブラウザごとに異なるJavaScriptエンジンを搭載していることも、JavaScriptの難しさです。
ブラウザ間で動作に互換性がないため、Chromeでは問題なく動いていた処理が、Safariでは動作しないといったことも起こり得ます。シビアな処理を実装する場合、各ブラウザの対応状況を確認して対応策を講じる必要があります。
主なブラウザとJavaScriptエンジンの対応は以下の通りです。
| 誤りブラウザ | JavaScriptエンジン |
|---|---|
| Chrome | V8 |
| Firefox | SpiderMonkey |
| Safari | JavaScriptCore |
| Edge | V8 |
解決策
最近では多くの場合Viteやwebpackといった開発ツールが、ブラウザの互換性の問題に対してFeature Detection(機能検出)やPolyfillといった対処策を自動的に適用してくれます。
JavaScriptの新機能を使う場合など互換性の問題をシビアに意識するべきケースでは、MDN Web Docsといったサイトを確認して、各ブラウザの互換性をチェックすることが有効です。
5.スコープの理解が難しい
JavaScriptには「スコープ」という概念が存在しています。
スコープは変数が参照できる範囲を定義します。プログラム全体でアクセス可能な「グローバルスコープ」、関数内だけでアクセス可能な「ローカルスコープ」、ES6以降に導入された「ブロックスコープ」があります。ブロックスコープはif文やforループの中でのみ有効です。
解決策
スコープを理解するためには、基本となる動作原理をしっかりと学習することが欠かせません。学習の際には、サンプルのプログラムを参照し実際にコードを書いて試すことで、理解が深まります。
デバッガを利用し、どのタイミングでどのように処理されるかをチェックすることも役立ちます。
6.多様なフレームワークとライブラリの使い方を覚えるのが難しい
JavaScriptにはReact、jQuery、Lodash、Angular、Vue.jsなど、多くのフレームワークやライブラリが存在しています。フレームワーク・ライブラリの存在は、複雑な処理を簡単に実装できる一方、初心者にはハードルとなりがちです。
解決策
JavaScriptのフレームワークやライブラリを理解するためには、どれか1つを選び、実際に手を動かし使いこんでみるのがおすすめです。1つのフレームワークやライブラリに慣れれば、その他のライブラリの学習も効率的に行えます。
ユーザーの操作やデータの変化に即座に反応するリアクティブなUIには、ReactやVue.jsがおすすめです。
JavaScriptを効率的に学ぶには
JavaScriptに関する情報はオンライン上にも多数まとめられています。MDN Web Docsは基本的な文法など参考になることも多く、おすすめのサイトの1つです。ある程度の理解が進んだら、ToDoリストの作成など、シンプルなアプリケーション作成に挑戦してみてください。
次の段階ではフレームワーク・ライブラリを使ってみましょう。ReactやVue.jsなどを利用し、動的なWebアプリケーションを構築すれば、技術力が高まります。
学習のモチベーション維持には、コミュニティへの参加もおすすめです。オンラインで参加可能なものもあるので、チェックしてみましょう。
JavaScriptエンジニアの求人と将来性

これからJavaScriptに挑戦するエンジニアであれば、JavaScriptの転職事情や将来性が気になるでしょう。JavaScriptを使う求人にはどのような内容があるのかや将来性について紹介します。レバテックキャリアで扱っている求人数についても、ほかの人気言語と交えて紹介しているので、どの言語を習得するか迷った際の参考にしてください。
JavaScriptのスキルが活かせる求人
JavaScriptの主な用途はWebアプリのフロントエンド開発ですが、汎用性の高さからさまざまな現場で用いられています。
以下はレバテックキャリアの求人例です。
【フロントエンドエンジニア】
HTML5、CSS3、JavaScriptなどを用いたWebサイトのコーディング
<業務内容>
・HTML5、CSS3、JavaScript(jQuery、Vue.js、React、Angular)などの言語を使用したWebサイトのコーディング
・CMSを用いたWebサイトの運用/更新業務
・ディレクターとの折衝業務、コンテンツの編集作業
・Webサイトの制作業務の管理、作業工数の算出、把握
・サイト改善・改修におけるコーディング業務
・バックエンドと連携した実装
・ユーザビリティ/アクセシビリティの向上やページ内導線改善に向けた企画提案
・新サービス開発プロジェクトにおけるUI設計、テクニカルディレクション
・Python、Electron、VBAの言語、またはRPAツールなどを用いた自動化効率化の実装経験
・業務分析、自動化要件定義の実務経験
・業務受け取りからの業務把握、効率化をしたうえでのオフショアへの移管業務
<経験>
・HTML5/CSS3の実装経験3年以上
<仕事のマインド>
・コミュニケーション能力が高い方
・タスク管理力/自己管理力がある方
・チャレンジすることを楽しめる方
・多文化環境での活動が得意な方
<年収>
400~1,500万円
【サーバーサイドエンジニア(開発)】
各種Webアプリケーション開発/要件定義~開発工程を担当/国内フルリモート可
<業務内容>
・「要件定義、基本設計、詳細設計、開発」のそれぞれの工程を担当
※スキルや経験に応じて担当を決定
※キャリアパスに合わせ、将来は上流工程やリーダー業務をお任せする想定です。
<経験>
・Webアプリケーションの実務経験(3年以上)
※一人称で開発工程が可能な方を想定しております。
<年収>
450~600万円
JavaScriptエンジニアの求人数・年収
2024年6月現在、レバレックキャリアのJavaScript関連の募集中求人数は1,334件です。Pythonの求人数は1,456件、Javaの求人数は2,109件と、人気の高いプログラミング言語と比較しても遜色ない求人数であることが分かります。
JavaScript関連の年収は以下のとおりです。
| 想定年収 | 平均年収 | 中央値 |
|---|---|---|
| 350〜1,400万円 | 653.3万円 | 632.5万円 |
JavaScriptに関連した想定年収は、経験やスキルセットによって大きな差があることがうかがえます。特に高い年収を提示している求人は、高度な技術力や特定のフレームワーク・ライブラリに精通したエンジニア、もしくはマネジメントスキルを求めている傾向があります。
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JavaScriptの将来性
JavaScriptが主に使われる「フロントエンドエンジニア」はシステム構築になくてはならない仕事の1つです。将来的にも一定の需要があると考えられます。
エンジニアとしての価値を高めるためには、UI/UXやSEOなどのJavaScriptに関連する知識や技術にも目を向けてみてください。
JavaScriptエンジニアへの転職ならエージェント利用がおすすめ
構文がシンプルで学習しやすいともいわれるJavaScriptですが、実際の現場では非同期処理などさまざまな難しさがあり、簡単なプログラミング言語ではありません。一方で、JavaScriptを身につけると、フロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニアなど、多くの仕事にチャレンジできます。将来性も高いと考えられ、おすすめのプログラミング言語の1つです。
JavaScriptを習得し、転職したいと考えているのであれば、エージェントの利用がおすすめです。希望に沿った求人情報のみを得られるなど、効率的に転職活動を進められます。また、職務経歴書のチェックなど、さまざまなサービスを受けられることも魅力です。
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