データベースエンジニアの仕事内容と必要な知識とスキルとは未経験からデータベースエンジニアを目指す方法

最終更新日:2022年7月12日

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データベースエンジニアは、データベースの設計・構築や管理、運用・保守に携わるエンジニア職です。ビックデータ時代といわれるように、企業ではデータベースの活用が不可欠となり、その専門家であるデータベースエンジニアの需要が高まっています。

この記事では未経験からデータベースエンジニアを目指す方に向けて、その仕事内容と求められるスキルと知識について解説します。

1. データベースエンジニアの仕事内容とは

まず、データベースエンジニアの仕事内容を解説します。データベースエンジニアは、エンジニア職の中でも高度な技術力を持つエンジニアとされており、経済産業省のデータでは平均年収は758.2万円と非常に高い給与水準にあります。

具体的な仕事内容は、データベースの設計、構築、運用・保守に区分することができます。

設計

システムに要求されるデータベースの構造やデータの種類などをヒアリングし、仕様書に落とし込んで開発可能な状態にします。設計結果はシステムパフォーマンスに大きく影響するため、経験豊富なデータベースエンジニアが担当する事が多いでしょう。

構築

サーバーにデータベースをインストールし、仕様書に従って構築します。構築する際はSQLと呼ばれるデータベース操作言語を使用します。

運用・保守

運用では、構築したデータベースにおけるデータの保存や利用が効率よくできるように、パフォーマンスを監視して必要な設定変更を行ったり、データベースへのアクセス権の設定変更、データのバックアップ作業を行ったりします。

若手のエンジニアは、先輩エンジニアに指示されながら運用・保守業務から任されるケースが一般的です。そして、スキルが上がるにつれて構築作業や設計作業の一部(特定テーブルの設計など)を任せてもらえるようになります。

企業によってはデータベースエンジニア職がない場合も多く、その場合はインフラエンジニアやアプリケーションエンジニア(SE)がデータベースに関する業務を兼任します。

2. 未経験でデータベースエンジニアへの転職は目指せる?

ここでは、エンジニア未経験の状態から、データベースエンジニアを目指せるかどうかを考察します。

結論からいうと、エンジニア未経験者がデータベースエンジニアとして採用されるケースは限りなく0に近く、現実的ではないでしょう。

データベースエンジニアの採用を行う企業は、データウェアハウスやデータマートの開発に携わる企業、数十人以上の規模の情報システム部門を持つ企業です。こうした企業では、大学院でデータサイエンスを学んだ即戦力人材を除いて、エンジニア未経験者を採用することはほぼないでしょう。

ただし、他のエンジニア職を経てからキャリアアップで目指すことは十分に可能です。
次の章では、データベースエンジニアの具体的な求人例を紹介します。

3. 未経験可のデータベースエンジニア求人例

【データベースエンジニア】入社後に研修あり/現場配属後はOJTベースでサポート

【業界】
◆サービス、人材・教育/コンサルティング

【業務内容】
■主に、データベースエンジニアとして活躍していただきます。

<具体的な業務内容>
■IT全般の業務(クライアントの情報システム部門で実施)
・IT企画の提案/構築/運用コンサルティング
・外部ベンダーの選定、調整/ベンダーコントロールなど
※専門的なIT技術者が少ないクライアントをサポートします。
※スキルに応じて、配属案件・業務内容・案件のローテーションを決定。社員が成長できるよう配属します。
※SIer、ベンダー、メーカー出身者が在籍し、幅広く活躍中です。

【案件事例】
・大手旅行企業の情報システム部門として拠点/グループ会社のインフラ支援
・大手総合サービス企業のシステム運用事業部門の全般的な支援(ベンダーコントロール、見積もり調整、納品物レビューなど)
・某件町村会の情報システム部においての支援(各種サポート機能提供、ベンダーコントロールなど)

【求められるスキル・経験】
■経験
・IT業界における実務
・MS-Office(Word、Excel、PowerPointの何れか)でのドキュメント作成
※データベース運用/保守、アプリ開発経験は不問です。

■マインド
・顧客志向でお客さまにとって最適な支援をするために努力できる方
・向上心を持って仕事ができる方
・職務適応性などバランサータイプの方

【想定年収】
350~400万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 地域手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

【開発エンジニア】FileMakerでのシステム開発

【業界】
◆IT・通信、インターネット、サービス、人材・教育/コンサルティング

【業務内容】
■主にFilemakerを用いてシステム開発を行うチームの一員としてご活躍いただきます。
※Filemakerとは、アップルの子会社が提供しているデータベースソフトウェアです。

<具体的な業務内容>
■自社サービスや社内システムの企画・開発・運用
企業の成長にはITの活用は不可欠と同社はお考えです。他の部門と協力し、どのようなサービスを運営すれば社会に貢献でき、さらに会社の成長に繋がるのかと考えています。そして、ITが必要であればシステム開発を行います。

【求められるスキル・経験】
■経験
・未経験でもやる気がある方
※エンジニア未経験で中途入社した社員や新卒で入社した方もいます

■マインド
・コミュニケーションを円滑に取れる方(ヒアリング能力)
・主体的に仕事をこなせる方
・学習意欲が高く、技術が好きな方
・自分で問題を発見し、解決できる方

【想定年収】
280~650万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 住宅手当 / 家族手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 夏季休暇 / 有給休暇

【勤務地】
全国

4. 未経験からデータベースエンジニアになるには

ここでは、エンジニア未経験からデータベースエンジニアを目指す方法を解説します。

プログラマーやSEからステップアップする

未経験でプログラマー(PG)やシステムエンジニア(SE)として採用されるのもハードルは高いですが、エンジニアスクールの卒業実績やIT資格などでスキルを証明できれば、エンジニア未経験であっても採用される可能性は十分にあります。

また、数は多くないですが、社内研修制度が整っている企業などで、エンジニア未経験者を積極的に採用・教育しているケースもあります。

実務経験を積みつつデータベースエンジニアのスキルを身につける

プログラマーやシステムエンジニアは、データベースを扱う事が多い職種です。よって、実務を通じてデータベースの知識とスキルを身につける事が可能です。

例えば、プログラマーであればデータベースへのデータ処理(登録・更新・削除・抽出)などの処理をプログラミングしますし、システムエンジニアであればデータベース処理の設計に携わります。なかでもサーバーエンジニアは、企業にもよりますがデータベースのインストールから構築、運用・保守まで担うため、データベースエンジニアに求められるスキルを磨く事ができます。

データベース関連の資格を取得する

資格取得は、効率的な知識・スキルの習得と、スキル証明に効果的です。
データベースエンジニアとしての評価が上がる、代表的な資格を紹介します。

データベーススペシャリスト試験(DB)

IPAの国家資格で、データベースに関する深い知識と高度なスキルを証明する資格です。データベースの設計から開発、既存データベースの評価、チューニング、セキュリティなど幅広く出題されます。平成30年の合格率は13.8%と難易度の高い資格です。

Oracle Database

世界的にシェアの高いデータベースソフトである、オラクル社のデータベース製品の知識・スキルを証明する資格です。ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナという4種類に試験が分けられています。合格率は非公開ですが、ゴールド、プラチナは非常に難易度が高い試験といわれています。

OSS-DB技術者認定資格

オープンソースのデータベースに関する、実践的なスキルと知識を証明する民間資格です。多くの企業で利用されているPostgreSQLを基準に、インストールや設置、SQL、運用、開発についての問題が出題されます。難易度により、SilverとGoldの2つのレベルがあります。合格率は非公開ですが、実務経験者向けの資格です。

ステップ3までくれば、データベースの実務経験があり、かつスキル証明もできる状態になっています。さらに、実務経験のポートフォリオを作成すればデータベースエンジニアへのキャリアアップ準備は万端といえるでしょう。

5. データベースエンジニアに必要な知識とスキル

ここでは、データベースエンジニアに必要な知識とスキルを紹介します。

情報システムに関する全般的な知識

サーバーやネットワーク、アプリケーション、ミドルウェア、セキュリティなど情報システムに関する全般的な知識は、どのようなエンジニアにも求められる知識であり、データベースエンジニアにも必須です。

例えば、データベースのインストール先はサーバーとなりますので、サーバーの知識がなくてはインストールすらできません。また、アプリケーションエンジニアと共にデータ構造やバックエンド処理などを連携しながら設計するため、非常に幅広い知識が問われます。

一般的にデータベースエンジニアは、アプリケーションエンジニアなど他のエンジニア職を経験した後に、キャリアアップで目指す職種です。

データベースに関する知識

データベースの構造や、データベース上のデータの流れを表現するためのデータモデル、正規化など、データベースに関する知識が必須です。データ容量の計算方法、パフォーマンスの改善手法、セキュリティ対策など、実用的なデータベースを構築するための知識も求められます。

データベースソフトの知識・スキル

データベースエンジニアには、データベース操作に必要なSQL言語を理解するだけでなく、各種のソフトの知識・スキルも必要です。案件の規模や予算、利用目的によって、適切なデータベースソフトも変わるため、違いを知り、適切に選定できることが望まれます。

特に市場シェアの高いオラクル製品やSQL Server、Web系のシステムで使われることの多いMySQL、PostgreSQLなどの知識・スキルがあれば多くの現場で活躍できるでしょう。

6. データベースエンジニアに向いている人

ここでは、どのような人がデータベースエンジニアに向いているのかを解説します。

論理的に考えることができる

データベースエンジニアに必要とされる能力として、まず論理的思考力が挙げられます。論理的思考力とは物事の論理的なつながりを整理し、矛盾や飛躍なく道筋を立てて考える思考法のことです。データのモデリングやデータ構造の定義には、不可欠の考え方です。

データベースはクライアントの要望通りに開発できるとは限りません。ストレージの容量の限界や、コストや納期という制約が発生します。様々な制約がある中でクライアントのニーズをどこまで満たせるのか、科学的に判断するためにも、論理的思考力が求められるのです。

正確に仕事をこなせる

データベースエンジニアの仕事は、他のエンジニアと比べて正確性が要求されることが多いです。なぜなら、データベースの設計ミスや誤作動などで機密情報が流出するなどの事故は許されないからです。そのためデータベースエンジニアには正確かつ沈着に業務を遂行できる人が向いています。

学習意欲が高い

データベースエンジニアには学習意欲が高い人、勉強を厭わない人が向いています。データベースエンジニアはデータベースのスペシャリストのため、当然データベースの知識は必須です。具体的にはデータベース操作のための言語であるSQLの知識やDBMSの製品知識(Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Serverなど)が必要になります。

さらに、データベースエンジニアの業務はデータベースの知識のみでやり遂げられるものだけではありません。運用や管理など幅広い業務があるので、現場によってはアプリケーション開発の知識、セキュリティ関連の知識なども求められる場合があります。

7. データベースエンジニアはきつい?やめとけといわれる理由

IT関連の職種の中でもデータベースエンジニアの仕事は大変だといわれています。それはなぜでしょうか?データベースエンジニアの仕事が厳しいとされる理由の1つに、やるべきタスクが多く長時間勤務になりがちであることが挙げられます。データベースエンジニアの仕事は専門的であるために他の人では対応ができないという状況になりやすく、一人に業務が集中してしまうのです。

また、その責任の重さから精神的なストレスが大きいことも「きつい」といわれる理由の1つです。おびただしい量のデータが格納されているデータベースは、セキュリティの面でも企業にとって重要な存在です。もし、個人情報の流出などの事故が発生した場合、企業の信頼は壊滅的に失われます。そのような重要なデータベースの構築や管理に携われることはやりがいも大きい反面、プレッシャーも大きいのです。

8. データベースエンジニアの年収

データベースエンジニアの平均年収は550万円程度です。データベースエンジニアの仕事は高度な知識やスキルを必要とする専門性の高い仕事のため、他のIT業種と比べて年収は高めです。

関連記事:データベースエンジニア転職で成功するには?必要なスキルや年収を解説

9. データベースエンジニアの将来性

現代は人間の生活の利便性の向上のために膨大なデータを活用する時代です。そのようなビッグデータ社会がやってきたことによりデータベースエンジニアの需要は高まっています。このようなデータ駆動型の社会になると、従来と同じようなデータの保管や運用ではサービスの向上が難しくなります。このような流れの中で、データベースの構築・管理ができるデータベースエンジニアの価値や将来性はますます高まっています。

データベースエンジニアの上位職種としてデータサイエンティストが考えられます。データサイエンティストは収集したデータを分析し、その結果を元に業務プロセスやビジネスの課題解決につなげていく役割を担います。データサイエンティストは企業のビジネスに直接関係するため、データベースエンジニアよりも高収入が期待できます。必要な知識の幅も広がりますが、データベース技術が基本となるため、キャリアパスとしてイメージしやすい職種でしょう。

関連記事:データベースエンジニアの将来性と主なキャリアパス

10. まとめ

この記事では、データベースエンジニアの仕事内容と必要なスキルと知識、エンジニア未経験から目指す方法を解説しました。データベースエンジニアは、高度な技術力が求められる職種であり、エンジニア未経験者がいきなり目指すことは現実的ではありません。

しかし、他のエンジニア職で実務経験を積み、データベースに関する資格を取得すれば目指す事は十分に可能です。この記事で紹介したステップを参考にしながら、データベースエンジニアを目指してみて下さい。

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