Javaの実務経験があれば、Scalaエンジニアとしてポテンシャル採用される可能性ありScalaエンジニアの転職で求められるスキル・経験とは

最終更新日:2020年3月25日

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2003年に誕生したScalaは、オブジェクト指向型言語と関数型言語の特性を併せ持ち、Javaの後継言語といわれています。海外ではScala人材が増えている一方で、国内では人材不足の傾向にあり、高年収を目指しやすい言語です。この記事では、Scalaエンジニアの転職に必要なスキル・経験・実際の年収例などを紹介します。

1. Scalaとは?

まず、Scalaの概要について紹介します。

Scalaの概要

冒頭でも紹介したとおり、ScalaはJavaの後継といわれる言語で、2003年に誕生しました。Javaプラットフォームで動作し、Javaと高い互換性(Javaのライブラリ引用が可能)を持っています。また、オブジェクト指向型言語と関数型言語の特性を併せ持っていることもScalaの魅力のひとつです。つまり、オブジェクト指向型言語の「仕様の変更に対する柔軟性」と関数型言語の「判読性、テストのしやすさ」というメリットを併せ持ち、スピーディーかつ柔軟な実装を可能にする言語といえます。

Scalaが使用されているサービス

Scalaは主に大規模Webサービスで使用されており、海外では需要の高い言語のひとつです。Scalaで開発された代表的なサービスとして、TwitterやLinkedIn、ChatWorkなどがあります。また、オブジェクト指向型言語と関数型言語の特性を併せ持っていることから、AI関連の開発でもScalaが採用されるケースが増えています。

2. Scalaエンジニアの転職市場の動向

次に、Scalaエンジニアの転職市場の動向について紹介します。
 
2009年にTwitter社がバックエンド開発の言語をRubyからScalaへと変更したことで、Scalaの知名度が一気に上昇しました。しかし、この出来事から10年以上経過した今も、日本ではScalaエンジニアがそれほど増えていません。理由の一つとして、RubyやJavaと異なり、国内ではScalaを習得できるスクールなどの学習環境が十分に整っていないことが挙げられます。さらに、エンジニアが少ないことから国内でScalaを採用した開発プロジェクトが増えないために、Scalaを学ぼうとする人が少ないことも理由として考えられます。

もっとも、ここ数年は広告配信系システムなどで採用されるケースが増えたことから、Scalaエンジニアの数自体は微増へと傾き始めています。
 
Scalaエンジニアは、絶対数が少ないため、もともと別の言語を習得していたエンジニアを社内教育でScalaエンジニアへ育成するケースが大半です。したがって、転職市場では貴重な存在になっています。このことから、スキル・経験さえあれば高年収を狙いやすい言語と言えるでしょう。

3. Scalaエンジニアとして転職するために必要なスキル・経験

次に、Scalaエンジニアとして転職するときに必要なスキル、経験について解説します。

Scalaでのプログラミングスキル
Scalaは文法が難解で学習コストが高い言語として知られています。しかし、文法がJavaと似通っている部分も多く、Javaエンジニアとして活躍した経歴があれば、Scalaエンジニアとして転職できる可能性は十分にあるでしょう。ただし、Scala独特の文法(変数定義、メソッド定義)は最低限マスターしておく必要があります。

JVM言語での開発経験
JVM言語とは、JVM(Javaの仮想実行環境)で動作するプログラムの総称です。JVM言語で作成されたプログラムは、バイトコードと呼ばれる中間コードに準拠して動作します。このバイトコードは、通常はJavaで作成されますが、Java以外の言語(Scala、Groovy、Kotlinなど)でもバイトコードへの変換が可能です。したがって、JVM言語を扱った経験があれば、Scalaを使ったプログラミングに活かすことができます。

Javaの知識とScalaへの変換スキル
前述したとおり、ScalaはJavaの後継ともいわれる言語です。基本的な記述方法はJavaに似通っており、ライブラリも引用可能です。ただし、Scalaは非常に少ない行数でJavaと同じ処理を実装でき、開発コストや処理時間を圧縮できるという特長があります。したがって、Javaの文法を念頭に置きながらScalaを使ってソースコードの判読性やシンプルさをより高めるスキルが求められます。

フレームワークを扱うスキル
近年のWebアプリケーション開発では、短期間で質の高い成果物を作成するために、パッケージ化されたソースコードであるフレームワークが活用されています。Scalaも例外ではなく、「Play」と「Spring Boot」の2つが頻繁に使用されています。ちなみに、2つともJavaで使用されているフレームワークです。これらのフレームワークを扱うスキルを有していると評価を得られるでしょう。
 
・Play
軽量で動作が早く、スピーディーな開発を可能にする人気のフレームワーク。コンパイルにかかる時間が短縮され、ほぼリアルタイムにコード追加、修正が反映される。
 
・Spring Boost
XML形式の設定ファイル作成にかかる手間を簡略化し、必要最低限の設定でアプリケーションの起動や実行が可能。
 
その他、評価されやすい経験
上記のようなスキルに加え、求人で要件として頻出する次のような経験をもっていると評価の対象になります。
 
・Webアプリケーション設計、開発の経験
・チームリーダーやプロジェクトリーダーなど小規模チームのリーダー経験
・上流工程(要件定義、基本設計)の経験
 
Scalaに限らず、ITエンジニアの転職では上流工程やプロジェクトマネジメントの経験が年収アップの鍵を握っています。ただし、年収にそれほどこだわらないのであれば、基本的なプログラミングスキル(実務経験1~3年程度)とフレームワークの使用経験のみで転職できる可能性もあるでしょう。前述したようにScalaエンジニアは希少価値が高いため、 Javaの実務経験があれば、Scalaは実務未経験であっても採用する企業があります。

4. Scalaエンジニアの年収

最後に、Scalaエンジニアの年収例を実際の求人から紹介します。

IoT機器開発企業(システムエンジニア)

【想定年収】350~420万円
【業務内容】IoT機器のバックエンドシステム開発
【求められるスキル・経験】Python、Java、Scalaのいずれかを用いた開発経験

データプラットフォーム・機械学習システム開発企業(サーバーサイドエンジニア)

【想定年収】600~1000万円
【業務内容】データパイプライン基盤 + API開発、サーバーレスコンピューティング基盤開発など
【求められるスキル・経験】JavaまたはScalaを使用した開発経験2年以上
 
Scalaエンジニアの求人は、Scalaのみを必須スキルとするケースは稀であり、大半は複数の言語(特にJava)とセットになっています。もしScala単体で高年収を狙うのであれば、一般的なSEのように「ヒアリングと要件定義」「基本設計」「実装~テストまでの主導」「マネジメント経験」などの経験が必要になるでしょう。また、機械学習やデータ収集プラットフォーム開発におけるサーバーサイド開発で、高年収が提示される傾向にあることも見逃せません。したがって、サーバーサイドエンジニアとしてのスキルセットにも配慮した転職活動が成功の鍵と言えるでしょう。

5. まとめ

Scalaは主にアメリカで注目を集めていた言語ですが、今後は日本でも流行する可能性があります。Javaを用いた開発を行ってきた企業は、Scalaに移行することで、開発環境はそのままに、さらに開発の効率化を図ることができるからです。今後の動向に注目しながら、現時点からScalaエンジニアとして活躍できるスキルを磨いておくことで、エンジニアとしての市場価値を高めることができるでしょう。

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