データベースエンジニアとして活躍し続けるには?おすすめの書籍を紹介データベースエンジニア転職で成功するには?必要なスキルや年収を解説

最終更新日:2020年12月8日

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IT社会の進展により、膨大なデータがコンピュータ上のデータベースに蓄積され、利用されるようになっています。近年、クラウドの普及、ビッグデータの利活用など、データベースを取り巻く状況は大きく変化しています。

このような背景から、データベースエンジニアの転職状況が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、データベースエンジニアの転職市場動向や年収、求められているスキルなどについて解説します。

1. データベースエンジニアの求人動向

IT業界では、従来の物理サーバを自社内などに直接設置して利用するオンプレミス型から、クラウドの利用へと大きく転換が始まっています。こうした変化の中で、データベースエンジニアをめぐる現在の求人動向はどのようになっているのでしょうか。

データベースエンジニア名目の求人は減少傾向

レバテックキャリアで公開されている求人案件の中で、データベースエンジニアとして募集されている案件の数は2020年11月25日現在、113件となっています。プログラマーやSE、インフラエンジニアなどITエンジニアのなかでも人気の職種と比較してみてもデータベースエンジニアの求人件数は少ない状況にあります。

また、職種としてはデータベースエンジニアを募集しているものの、実際の業務内容を見てみるとシステム開発やサーバーサイドの設計など、ITに関わる広い分野の知識とスキルが要求される案件が多いことが分かります。

データベース「も」扱えるエンジニアが求められている

現状、データベースはシステムに必須の仕組みであることから、データベースに関する知識や技術を持った人材の需要は高いと言えます。しかし、求人の傾向としては、従来のOracleやSQL Serverなど特定の製品が使えるエンジニアから、インフラやネットワークなど総合的な知識を求めるものに変わってきています。

経済産業省がまとめた報告書のなかでも、データベースの設計ができる人材は引き続き求められるものの、ビッグデータやデータサイエンスといったデータベースよりも広い範囲の知見が求められるようになるとされています。(※1)

※1 経済産業省 商務情報政策局 情報処理振興課「IT分野について」(2020年11月27日アクセス)

2. データベースエンジニア転職に必要がスキルを年収別にチェック

経済産業省が2017年に調査した「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」によると、データベースエンジニアの平均年収は758.2万円となっています。これは決して低い金額ではありませんが、スキルや年齢によっても年収は大きく異なります。(※2)

※2 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」(2020年11月27日アクセス)

そこで、ここからはデータベースエンジニアに求められるスキルと年収の関係について詳しく解説します。

年収300万円~400万円

まずは年収300万円~400万円のデータベースエンジニアに求められるスキルを紹介します。

経験年数や年齢層

1年〜3年程度の実務経験の人は、年収300万円〜400万円を提示される傾向にあります。年齢層は20代前半が中心で比較的若く、IT系のスクールで資格を取得した実務未経験者も採用されるケースがあります。

実際にレバテックキャリアでも、未経験者を対象とした求人案件は300〜400万円の年収幅が多い傾向があります。

求められるスキル

データベースの基礎知識を身につけており、マニュアルを見ながら運用・保守対応できるスキルが求められます。運用・保守では、指示を受けながら復旧および調査を行うケースが多いでしょう。ある程度、障害原因を推測するスキルを持っていると評価が上がります。

年収400万円~500万円

次に、年収400万円~500万円のデータベースエンジニアに求められるスキルを紹介します。

経験年数や年齢層

SQLなどデータベースに関する基礎知識があり、実務経験が2〜3年以上で20代後半〜30代前半の人は400万円〜500万円の年収で採用されるケースが多いでしょう。チームのなかでも中堅のポジションを任されることも多く、小規模の開発チームのリーダーの役割を担うケースもあります。

求められるスキル

設計書に基づいてデータベースを構築するスキルが求められます。特に、Web系の開発ではサーバーサイドエンジニアがデータベースの設計および構築を担当するケースが多く、プログラミングスキルを求められるケースもあります。また、運用・保守設計スキルも必要です。

年収500万円以上

最後に、年収500万円以上のデータベースエンジニアに求められるスキルを紹介します。

経験年数や年齢層

十分な実務経験があり、設計・構築・運用と幅広い工程経験がある人は年収500万円以上で採用される可能性があります。大規模システムの構築経験など、高いスキルを評価されれば20代後半でも500万円以上で採用されるケースもあります。

求められるスキル

中〜大規模システムのデータベース設計・構築・運用経験が求められます。特に、Web広告やトラフィックが多いWebサービスを展開する企業では、中〜大規模システムの経験が重視されています。また、近年ではAWSなどのクラウドサーバー上にデータベースを構築することが多いため、クラウドサーバーへの移行や構築スキルも必要です。

3. データベースエンジニアとして生き残るためには

業界の動向が変化していく中、データベースエンジニアとして生き残っていくためには何が必要なのでしょうか。現状の動向と将来の予測を交えて考えてみましょう。

リレーショナルデータベース(RDB)の最新動向もまだまだ重要

現在のデータベースの主流となっているOracleやSQL ServerといったRDBは、終わりつつあるもので、主流は新たな分野へと移っていくといった意見も多いです。しかし、自動機能など機能改善はまだまだ積極的に行われており、市場シェアも高い水準を維持しています。終わりと判断するのでなく、最新の市場動向を見極めることが大切です。 

将来が期待されるデータベース「NoSQL」を学ぶ

最近話題のNoSQLは、従来のRDBとは全く異なる考えによるデータベースです。NoSQLは、従来のRDBでデータベース操作に使われるSQLを使いません。またRDBに比べて構造が簡単なので、ビッグデータなど膨大なデータを格納しても性能の劣化が起こりにくい、変化し続けるデータにも対応しやすいといったメリットがあります。 

ビッグデータ時代に適したデータベースを学ぶ

データベースエンジニアは、従来からのRDBに加えて、ビッグデータ時代に適した次世代のデータベースについてしっかりと学ぶことが不可欠です。

Hadoopは、大規模データの蓄積や分析を分散処理技術によって行うもので、稼働中の柔軟なサーバ追加によるリソース増強や、データ格納の容易さなどの特徴があります。Sparkは、Hadoopに比べてさらに最適化され、処理が高速に行えるといったことや、クラウドで利用できるといったメリットがあります。 

4. データベースエンジニアがスキルアップ転職をするために

これまでデータベースエンジニアとして活躍してきた方が、さらなる高みを目指してスキルアップ転職を成功させるためには、どのようなことが重要なのでしょうか。

今後も活躍できる分野を広げていく必要がある

冒頭でも紹介したように、データベースに関連する知識やスキルは今後も引き続き求められます。しかし、これまでの実績や経験だけに頼り、新たな知識を学ぶ姿勢を放棄してしまうと成長は止まってしまいます。

今後AIやIoTなど新たなテクノロジーを活用する場面が増えてきたときに、ビッグデータの需要も伸びてくると考えられます。また、非IT業界においてもビッグデータを扱うケースは増えてくるため、さまざまな分野の知見や知識が求められるようになるでしょう。

そのため、データベースの開発や設計のスキル1本で勝負するのではなく、自分自身が活躍できる分野を広げていく姿勢が求められます。

データベースソフトメーカーでソフトウェア開発に携わる

データベースのソフトウェア開発を行うベンダーやメーカーで、システム開発の経験を積むこともスキルアップにつながります。データベースエンジニアはデータベースを適切に扱うことが主な役割として挙げられますが、ソフトウェア開発に携わることでシステムの中身がどのような構成になっているのか、技術的な知見も深まりエンジニアとしての活躍の幅が広がります。

SIerでデータベース構築に携わる

SIerとはシステム開発を受託する企業のことですが、大規模なデータベース構築を受託することも少なくありません。開発規模が大きくなるということは部署間、既存システムとの連携なども考慮する必要があります。

SIerでのデータベース構築はエンジニアとしての経験を積むには有効な選択肢の一つであり、その後スキルアップ転職を目指すうえでプラスになるはずです。

SIerでデータサイエンス基盤の構築に携わる

データサイエンス基盤とは、機械学習に求められるデータを整形、処理、検証するなどして、データ分析を可能にするプラットフォームやシステムを構築することを言います。AIにはビッグデータが欠かせませんが、単にデータを用意すれば良いというわけではありません。分析対象となるデータが適正でなければ予測精度は低くなり、意図しない結果が出力されることもあります。

データベースの構築とは異なるノウハウや知見が求められるため、ビッグデータやAIが求められるこれからの時代においては、ぜひ経験しておきたい業務といえるでしょう。

事業会社でデータベースの運用や管理を担当する

データベースの設計や構築ではなく、データベースを日常的に業務に活用する企業に転職する道も考えられます。特に非IT業界の企業では、ITの知見のある職種は社内SEなど限られています。しかし、社内SEだからといって必ずしもデータベースの専門的な知識があるとは限らず、運用や管理ができない場合も多いのです。

実際に事業会社でデータベースの運用や管理経験があれば、さまざまな業種の企業へスキルアップ転職が可能となるでしょう。

5. データベースエンジニアのスキル習得方法

データベースエンジニアとしてスキルを身につけるためには、具体的にどのような方法があるのでしょうか。今回は書籍と資格取得を通してスキルを身につける方法を紹介します。

書籍で習得する

データベースエンジニアとしての経験が浅い方や、そもそも経験がない方にとって参考になるのが書籍を読んで基礎的な知識を身につける方法です。今回はエンジニア経験がある方と、未経験者向けの書籍をそれぞれ紹介します。

エンジニア経験者向け

『データベースエンジニア教本 MySQL&PostgreSQL&NoSQL編』(Software Design編集部、技術評論社)
データベースエンジニアにとって不可欠なSQLの基礎から学び、開発や運用に役立てる際に参考になる1冊です。文章や図解を見て理解するだけではなく、実際に手を動かしながら理解できるため、エンジニア経験がありITの基礎的な知識が身についている方であればスムーズに理解できるはずです。

 

『ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ』(加嵜 長門・田宮 直人、マイナビ社)

データベースエンジニアとしての経験があり、ビッグデータに対応したスキルを身につけたいと考えている方におすすめの1冊です。ビッグデータを構築するうえで欠かせないデータの加工や分析の手法、データ抽出などを体系的に学ぶことができます。
 

エンジニア未経験者向け

『おうちで学べるデータベースのきほん』(木村 明治、翔泳社)

エンジニア経験のない方やIT業界で働いたことがない方にとっては、そもそもデータベースが何なのかを理解できない方も多いと思います。データベースの入門書やSQLの入門書を読んでみたものの、どうしても理解できないという方におすすめの1冊です。

   

資格学習を通して修得する

書籍での学習は基礎的な知識を身につけるのに役立ちますが、本当に知識が身についたのかを確かめるためには資格の取得に挑戦してみるのが一番です。データベースエンジニアを目指すうえでおすすめの資格を紹介しましょう。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験は、情報処理推進機構(IPA)が主催している資格制度のひとつで、毎年4月に実施されます。2019年度の応募者数は約17,000人で、合格率はわずか14.4%。極めて難易度が高い試験ではありますが、データベースの知識を証明するうえでは権威性が高い資格のひとつです。

午前1・2、午後1・2とそれぞれ分かれており、午前は基礎知識を問う選択式の問題が、午後は応用力を問う記述式の問題が出題されます。

基本情報技術者試験(FE)

基本情報技術者試験はデータベースエンジニアにかかわらず、ほとんどのITエンジニアにとっての登竜門ともいえる試験です。IT関連試験のなかでももっとも知名度が高く、2019年度の応募者数は約17万人、合格率は25.7%となっています。決して難易度は低くなく、プログラミングの基礎を問う問題も出題されるため、IT分野に関する幅広い知識が問われます。

午前、午後ともに選択式の問題が出題されますが、午後は応用力が問われる問題が中心となっています。

Oracle Master(オラクル認定資格試験)

ORACLE MASTERとは、Oracle Databaseのスキルを問うベンダー試験です。ブロンズからプラチナまでのランクに分類されており、データベースの基礎知識を身につけるためにはブロンズがおすすめ。また、データベースの運用管理やSQLの知識を身につけるのであればシルバー、データベース管理者であればゴールドの認定をもっていることが理想とされます。初学者の場合はまずブロンズの合格から目指してみましょう。

マイクロソフト認定プログラム

マイクロソフト認定プログラムとは、その名の通りマイクロソフトが運営しているベンダー試験です。データベースエンジニアにおすすめの資格としては、マイクロソフトAzureの基礎が身につく「Microsoft Azure Fundamentals」、「Azure AI Engineer Associate」などがあります。

マイクロソフト認定プログラムは、たとえばAzureを対象にした試験のなかでも、管理者向け、開発者向けなどのランクがあるため、スキルアップを目指すために上位資格に挑戦してみるのもおすすめです。

OSS-DB技術者認定試験

OSS-DB技術者認定試験は、LPI-Japanという団体がオープンソースデータベースに関する知識を認定する試験です。ゴールドとシルバーという2つのランクが存在し、ゴールドは大規模データベースのコンサルや運用管理者を、シルバーは一般的なデータベースシステムの設計や開発を行うエンジニアを想定しています。

6. データベースエンジニアの求人例をチェック

レバテックキャリアで公開されているデータベースエンジニアの求人例としては、以下のような案件があります。

【業界】

IT・通信/サービス(アパレル)

【業務内容】
・情報システム部門として社内インフラおよびシステムの設計構築
・IT企画の提案・構築・運用コンサルティン


【求められるスキル・経験】
・Microsoft SQL Server、Oracle Databaseの構築経験3年以上
・PLまたはPM経験者
・以下の何れかの資格を所有している方
 ・情報処理技術者試験(プロジェクトマネージャ試験)
 ・情報処理技術者試験(システムアーキテクト試験)
 ・情報処理技術者試験(データベーススペシャリスト試験)


【想定年収】
500~650万円

【福利厚生】
健康保険 / 厚生年金 / 雇用保険 / 労災保険 / 通勤手当 / 住宅手当 / 残業手当 / 慶弔休暇 / 年末年始 / 有給休暇

【勤務地】
東京都

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7. まとめ

この記事では、データベースエンジニアの転職市場状況や年収、求められるスキルなどについて解説してきました。ビッグデータ時代の到来に伴って、データベースエンジニアの需要は引き続き好調と考えられます。年収レベルでも、他のIT分野に比べると高い水準にあります。この機会にデータベーススキルを磨いてみてはいかがでしょうか。

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