Perlを用いた新規開発は少ないが、既存システムの運用・保守において一定の需要が続くPerlエンジニアの転職で習得しておくべきスキル・経験

最終更新日:2020年3月25日

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Perlは歴史の古いプログラミング言語です。書式指定や置換といった文字列処理に強みがあり、現在はデータベース管理などによく使われています。バージョン間の互換性が高く、システムの保守性が高いという特徴もあります。この記事では、Perlの需要状況やPerlエンジニアが転職時に持っていると評価されるスキルと経験を中心に、より高い年収を得るための条件を解説します。

1. Perlの需要状況

PerlはC言語やシェルスクリプトを改良して開発されたプログラミング言語であり、サーバー管理の一部を自動化するプログラムやテキスト処理などに長らく使われてきました。また、CPANと呼ばれるライブラリが豊富でコーディング効率が高いのも利点です。 
 
Perlで開発されたシステムは現在も使われている一方で、新しく開発されるシステムについては、PHP、Ruby、Pythonといったより新しいプログラミング言語の方が採用される傾向にあります。理由としては、これらのプログラミング言語の方がより効率的なコーディングができたり、AIといった最先端技術の開発に使用できたりするためです。
 
つまり、Webサービスの新規開発でPerlが採用される案件は減少傾向にあり、Perlで構築された既存システムの運用・保守の案件の方が多数存在するのが現状です。
よって、Perlエンジニアの需要は中長期的には需要は減少していくと考えられます。

2. Perlが活用されている分野

続いて、現在Perlが使われている分野について紹介します。

データベースやネットワークの管理

シェルスクリプトよりも容易に記述できるPerlは、データベースやネットワークの管理に多用されています。さらに、Perlは文字列処理に対する演算能力が高いため、大量の文書ファイルの中から検索・置換を行ったり、データ分析に応用したりといった使い方がされています。

Webアプリケーション

RubyやPythonと比較すると数は少ないですが、PerlはWebアプリケーションの開発でも使用されています。コンテンツ管理システムMovable Typeや、バグ管理システムのBugzillaは、その代表例です。

3. Perlエンジニアとして転職する際に評価されるスキルと経験

ここでは、Perlエンジニアとして転職する際に評価されるスキルと経験について解説します。Perlエンジニアとして高い評価を受けるには、前述した需要状況に合わせたスキルを身につけておくことが重要です。

情報システム全般に対する知識
Perlは企業内で用いられるデータベースやネットワーク、業務アプリケーションで長らく使われてきたため、システム改修・保守案件での需要が中心です。
このような案件では、システムの監視やバグ改修、運用を効率化するツールの開発、ハードウェアの老朽化対応など幅広い業務を一人で担当するケースも多々あります。
よって、Perlのプログラミングスキルだけでなく、サーバーやネットワーク技術、データベース技術への理解、システム運用知識など、情報システム全般の包括的な知識が必要です。

フレームワークを扱うスキル
Perlには幾つかのフレームワークが開発されており、代表的なものとしてMojolicious、TripletailL、Dancer、Amon2、Catalystといったものが挙げられます。フレームワークを習得しておくと開発を効率的に進めることができるため、転職の際にも評価されやすくなります。  

クラウドサーバーの設定・運用スキル
社内の情報システムは、オンプレミス環境からクラウド環境へと移行していく流れにあります。そのため、自社のサーバー管理もPerlを使った管理からクラウドサービスが提供する管理ツールを使った管理へ移行が進んでいます。
このような移行期には、Perlを使った管理とクラウドサービスを使った管理が混在するケースが多いため、クラウドサーバーの設定・運用スキルを習得していると高い評価へとつながります。

CI・CDを導入し、開発プロセスの自動化を促進するスキル
インフラの管理と、機能の追加を連携して行うCI(継続的インテグレーション)・CD(継続的デリバリー)も需要が高まっている分野です。テストやリリースの手順を自動化し、インフラの安定化を図りながら、柔軟なシステム開発を推進するスキルを持ったエンジニアの需要が高まっています。
これまでPerlでインフラ管理の自動化を手掛けていたエンジニアにとっては、CI/CDはスキル習得しやすい分野と言えます。このような最新技術へとスキルの幅を広げていけば、転職の際にも高い評価が期待できるでしょう。  

4. Perlエンジニアとして転職した場合の求人例

ここでは、Perlエンジニアの求人例を紹介します。

インターネット広告企業
【想定年収】600~900万円
【業務内容】
・営業やデザイナーと協業したプロダクトの企画立案
・要件定義、基本設計、インフラ・アーキテクチャの選定、システム構成設計、DB設計・実装
・機能改善・運用など
【必要なスキル・経験】
・Perl/Java/PHP/Python/JavaScriptのうち、いずれかのWebアプリケーション開発経験5年以上
・Linux, MySQL, Nginxなどを利用した本番環境構築、運用経験
・OOPでの開発実績・Git / GitHub or GitLab を利用したチームでの開発経験
・AWS、GCPを利用した構築・運用経験
・アジャイル開発(スクラム)の経験 など

大手インターネットサービスプロバイダ
【想定年収】300~700万円
【業務内容】
・大規模ログ解析システムなどの企画、検証、設計、開発
【必要なスキル・経験】
・Perl、Python、Ruby、Javaの内、いずれかを用いた2年以上の開発経験
・Linuxサーバーの構築・導入経験、基本的なオペレーション経験
・ネットワークセキュリティに関する興味、関心
 
上記の求人例から分かる通り、Perlエンジニアはプログラミングだけではなく、サーバーやネットワーク、さらにはセキュリティまで幅広い領域に関する知識・スキルが求められる傾向にあります。年収を高めるためには、プログラミングスキルにとどまることなく、サーバースキルやクラウドスキルのほか、要件定義や基本設計などの上流工程のスキルなどの習得が鍵となります。

また、PythonやPHP、Ruby、JavaScriptといった他言語のスキルが要件に入っていることも多く、複数の言語経験があるとより高い評価を得られる傾向にあります。

5. まとめ

近年では、Perlが新規開発で採用されるケースは少なくなっています。なかでも既存アプリケーションの運用・保守に用いられる場合が多く、サーバー管理などの技術が求められています。より高い年収を得るためには、クラウドサーバーの設定・運用やCI/CDによる自動化といった最新技術を習得し、スキルの幅を広げると良いでしょう。

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