データベースエンジニアの平均年収は?年収アップや転職のコツも解説

最終更新日:2024年7月10日

ITエンジニアは担当領域に応じて職種が細分化されています。データベースエンジニアは、 データベースを取り扱う業務を担当するITエンジニアの職種の一つです。システムを支えるデータベースはもちろん、大量データを取り扱う必要のあるIoTやAIなどの技術の拡大により、データベースエンジニアに興味を持っている方も多いのではないのでしょうか。
この記事では、データベースエンジニアに関心を持つエンジニアや未経験者に向けて、仕事内容や年収、求められるスキル、転職のポイントなどについてご紹介します。

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※2023年1月~2024年3月実績

この記事のまとめ

  • データベースエンジニアの年収相場は下限平均466.9万円、上限平均870.35万円
  • クラウド環境の知識やデータエンジニアに求められるスキルも併せ持っていると、高収入を得られる傾向
  • 年収アップのために資格を取得することも重要

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データベースエンジニアの年収相場

データベースエンジニアの平均年収は、レバテックキャリアにて募集中の求人情報から見ると、データベースエンジニアの年収相場は下限平均466.9万円、上限平均870.35万円でした。(2023年10月時点)
以降では、具体的な求人例をピックアップしました。求人例より、業務内容と年収の関係を確認しましょう。

求人例から見る年収

以下3件のデータベースエンジニアの求人例での年収相場は、487万〜1,100万円と幅広く設定されています。基本的な仕事内容であるデータベースの設計、構築、運用・保守に加えて、システム開発へ貢献するなど業務範囲を広げていくことで、年収がアップすることがわかるのではないでしょうか。特にクラウド環境の構築が可能だと、高年収に結びつく傾向があります。

クラウドプラットフォームの新機能開発および運用

想定年収:400~1,100万円

仕事内容:
・MySQLのモニタリング、パラメータチューニング
・Database as a Service(マネージドデータベース)の新機能開発、運用
・MySQLのプラグインまたはコンポーネントの追加
・DBに関わるツールの検証(F/O、 バックアップ、リストアツールなど)

必要なスキル:
・計算機科学に対する基本的な知識および理解
・Linux環境における開発および運用経験
・本番環境において冗長構成のMySQLを設計、構築および運用した経験
・MySQLについての深い知識

データ基盤/クラウド環境の設計・構築

想定年収:500~900万円

仕事内容:
CCoEとしての期待役割
・セキュリティ/権限管理のガバナンス強化
・全社的なコスト最適化
・クラウド利用のガイドライン策定

データエンジニアとしての期待役割
・クラウド環境の設計/構築
・クラウド運用業務の自動化、効率化
・モニタリング基盤設計/構築/監視/運用

必要なスキル:
・AWSの基本的な機能を理解し、EC2やRDSなどの利用経験
・Javaや、Pythonをはじめとした何かしらの言語における開発
・積極的に新しいテクノロジーを活用したい方
・必要な情報を自律的に探し、課題の特定/解決までを自ら推進できる方

データベース製品、ミドルウェア製品の技術支援

想定年収:437~533万円

仕事内容:インフラチームに対して導入/設計/運用支援をデータベース/ミドルウェア担当者支援

必要なスキル:
・IT技術業務経験(目安:3年程度)
・社内外の折衝や状況を俯瞰的に見て判断ができる

他エンジニアとの年収レンジの比較

データベースエンジニアの年収レンジを確認するために、レバテックキャリアが出している複数の職種(バックエンドエンジニア、データエンジニア、PM/スクラムマスター)の求人情報より最低下限年収と最高上限年収を洗い出して比較しました。

・PM/スクラムマスター 400~1,500万円

・バックエンドエンジニア 250~2,000万円

・データエンジニア 300~1,803万円

・データベースエンジニア 280~2,000万円

結果、どの職種も年収レンジは広く設定されており、職種による大きな差はありませんでした(※2023年10月現在)。

どの職種も、プロジェクトマネジメントやコンサルティング、上流工程への関与などが多く求められるほど、年収も高いという傾向が見られました。また、データベースエンジニアは、クラウド環境の知識やデータエンジニアに求められるスキルも併せ持っていると、高収入を得られる傾向があります。

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そもそもデータベースエンジニアとは

データベースエンジニアはデータベースの設計、構築、運用・保守を担当するITエンジニアの職種の一つです。多種多様なデータや、個人情報などセキュリティを考慮すべき重要度の高いデータを取り扱うことも多く、システムを安定稼働させる設計や運用が求められます。まずは、データベースエンジニアの仕事内容ややりがい、求められるスキルについて紹介します。

データベースエンジニアの仕事内容

データベースエンジニアの主な仕事内容は、ITシステムで用いられるデータの保存、参照、更新、削除を行うためのデータベースシステムの設計、構築、運用・保守です。データベースを管理する立場からシステム開発に携わることもあるため、システム開発を担当するエンジニアと連携しながらデータベースの設計内容や構成を見直すこともあります。

データベースの設計

システム開発の設計フェーズでSEが決めた仕様や要件を満たすデータベースの設計を行います。データベースの設計では、ER図などを作成することでテーブル定義やテーブル間の関係性を明確にします。

データベースの構築

データベースの設計内容や作成されたER図を基に、データベースの構築を行います。データベースの構築では、システム開発を行うエンジニアと連携して、開発中のシステムとデータベースとの間でデータを正しく参照・更新・削除できるかを確認します。

データベースの運用・保守

主に、システム開発完了後におけるデータベースの運用保守を行います。具体的な仕事内容は、データベースへのアクセス権限の設定やシステムのバックアップの管理、データベースの監視、データベース処理のパフォーマンスチューニング、システム処理で発生したトラブルに対するデータベース側でのトラブルシューティングなどです。

データベースエンジニアとデータエンジニアの違い

データベースエンジニアとデータエンジニアは、役割が異なることから、それぞれが携わる業務や技術も異なります。データベースエンジニアはデータベースの構築と管理に焦点を当て、一方でデータエンジニアはデータの収集、変換、および利用に焦点を当てる点が大きく異なる点です。それぞれの役割は、データのライフサイクルの異なる段階を担当し、異なる技術スキルと知識が求められます。以下に、両者の違いについて詳しく説明します。

1.業務範囲の違い

データベースエンジニアは、データベースの設計、構築、および管理を行うのが主な業務です。これには、データベースのスキーマ設計、インデックスの設定、パフォーマンスチューニング、バックアップおよび復元の手順、セキュリティの実装などが含まれます。

一方 データエンジニアは、データの収集、変換、および保存を行う業務が中心です。これには、データパイプラインの設計、ETL(Extract, Transform, Load)プロセスの実装、データクリーニングとデータ整形などが含まれます。

2.技術スキルの違い

データベースエンジニアは、 SQL、データベース管理システム(DBMS)、リレーショナルデータベース設計、パフォーマンスチューニングなどの技術を深く理解する必要があります。

データエンジニアは、 Hadoop、Spark、Kafkaなどのビッグデータ技術、およびPython、Javaなどのプログラミング言語を使ったデータ処理やデータパイプラインの構築の技術を持つことを求められます。

3.目的の違い

データベースエンジニアの目的は、データベースの効率的で安全な運用の実現です。データベースエンジニアは企業のデータを安全かつ効率的に管理し、アクセス可能にすることを求められます。

一方データエンジニアの目的は、データの利用可能な形での利用を実現し、データ分析やデータサイエンスのプロジェクトをサポートすることです。さらにデータエンジニアはデータの品質とアクセス可能性を保証し、データの価値を最大化することを目的としています。

データベースエンジニアの将来性

結論から言えば、データベースエンジニアの将来性は非常に明るく持続的な学習と技術のアップデートに努めることで長期的なキャリアパスを築くことができます。データベースエンジニアの将来性が明るい理由は主に以下の4点です。

1. 人材不足と将来の需要

IT業界では慢性的な人材不足が問題となっており、特にデータベースエンジニアの需給バランスが崩れてつつあります。人材不足の現状は、データベースエンジニアにとって職の安定と高い需給を意味し、特に少子高齢化の進行に伴い、10~20年後にはこの需要はさらに高まると予測されています。データベースの重要性が増すにつれ、データベースエンジニアの役割はますます価値が高まるでしょう。

2. 技術進歩とトレンドの対応

近年のAIの進歩やクラウド技術の導入により、データベース運用の方法も変化し、データクレンジングのような作業が自動化されつつあります。そのため、データベースエンジニアは、より高度なタスクに集中し、新しいサービスの提案や多角的なデータ分析に努めることが可能になりつつある状況です。

さらに、データベースエンジニアは新しい技術や方法論に常にアンテナを張り、学び続ける必要があります。これはプロフェッショナルとしての成長とキャリアアップの機会を提供し、データベースエンジニアにとって、プロフェッショナルとしての成長とキャリアアップの機会であると言えます。

3. データ増大の対応

デジタルデータ量の飛躍的な増加、特にAIやIoTの進展に伴い、データベースの重要性は今後さらに増していくでしょう。これに対応するためには、データベースエンジニアの専門技術が不可欠となります。

4. クラウド技術の採用

クラウド技術の進歩により、データベース運用の方法も変化しています。データベースエンジニアはクラウド技術を学び、運用方法を柔軟に変える能力が求められています。これはデータベースエンジニアにとって、新しい技術を学び続ける機会となります。

これらの要因から、データベースエンジニアは将来的に非常に有望な職種であり、持続的な学習と技術のアップデートに努めることで、長期的なキャリアパスを築くことが可能です。

関連記事:データベースエンジニアの将来性と主なキャリアパス

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データベースエンジニアに求められるスキル

次に、データベースエンジニアに求められる主なスキルについて解説します。

データベースを取り扱うスキル

システム開発に用いられるデータベース製品は、MySQLやOracleなど複数存在し、企業やプロジェクトによって取り扱う製品が異なります。そのため、製品毎の特徴や違いを理解することや、SQLなどの操作スキル、製品に合わせた運用スキルが求められます。

システム開発全般のスキル

データベースエンジニアはシステム開発に携わるため、システム開発に関する知識やスキルが求められます。例えば、データベースエンジニアは設計・実装フェーズで携わることも多く、データの追加・参照・更新・削除処理をプログラム上で行う際に取り扱いやすい汎用的なデータベース設計を検討する必要があります。

また、システム稼働後の機能拡張や、運用保守フェーズでデータ量が増えた状態でパフォーマンスを低下させないデータベース構成にすることも求められます。このように、システム開発に関する知識を持つことで、システム開発担当のエンジニアと連携しながら、システムを安定して支えられるデータベースの構築を目指します。。

セキュリティに関するスキル

データベースエンジニアには、セキュリティに関するスキルも不可欠です。データベースで取り扱う情報の中には、顧客情報などの個人情報が含まれていることもあります。これらの個人情報漏洩を防ぐためにも、データベースの脆弱性を突いたサイバー攻撃に対する知識や対策が求められます。

運用・保守スキル

データベースエンジニアは、システムが正常に動作していることを監視したり、データベースへのアクセス権限の設定やバックアップを行ったりするため、システム監視や異常時のトラブルシューティングスキルが求められます。

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データベースエンジニアの年収アップにも役立つ資格

データベースに関するスキルや知識の習得に役立つ資格ですので、データベースエンジニアを目指している未経験者や、ITエンジニアやSEとして働いている方はご参考にしてください。
資格は、MySQLやOracleなどのデータベース製品、AWSやGCPやAzureなどのクラウド製品をどれだけ取り扱えるのかという客観的なスキルや知識の証明になるため、転職を検討する際には活用しましょう。

情報処理技術者試験

情報処理技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している情報処理技術者の国家資格です。なかでも「基本情報技術者試験」は、IT業界に携わるための登竜門とも言え、基本的なIT知識や技術を有していることを証明します。基本情報技術者試験に合格した後は、「応用情報技術者試験」にチャレンジする人も少なくありません。両方の資格を取得することで、IT技術者として基本的な知識を抑えている証明となります。

データベーススペシャリスト試験

データベーススペシャリスト試験はIPA実施の情報処理技術者試験の中の試験区分の一つであり、データベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適な資格です。
試験は午前問・午後問に分かれており、午前問の出題内容は基本情報技術者、応用情報技術者と重複する内容が出題されます。午後問の出題内容はデータベースに特化しており、データベースシステムの企画・要件定義・開発、データベースシステムの運用・保守、データベース技術に関する内容が出題されます。

ORACLE MASTER

ORACLE MASTERはOracle Database の管理スキルを証明する資格で、その中ではDBAとSQLの2つに分けられます。

・DBAは、データベースの基礎知識が問われる「Bronze」、データベースの運用管理やSQLの基礎知識が問われる「Silver」、バックアップ・リカバリ、マルチテナント・アーキテクチャ、インストール・アップグレードが問われる「Gold」というランクがあります。
・SQLは、SQLの知識全般が問われます。

マイクロソフト認定資格

マイクロソフト認定資格は、マイクロソフト製品の実践的なスキルや知識を認定する資格です。マイクロソフトが提供するクラウドサービスであるAzure、リレーショナルデータベース管理システムであるSQL Serverの知識、データベース管理者として求められるスキルを身につけたい場合に活用しましょう。

AWS Certified Database

AWS Certified Databaseは、AWSでのリレーショナルデータベースやNoSQLデータベースを取り扱う知識やスキルが問われるAWSの認定資格です。AWSを用いたデータベースの設計、構築、運用・保守を身につけたい場合に活用しましょう。

OSS-DB

OSS-DBは、データベースエンジニアリングの領域での専門技術を証明する試験で、「Gold」と「Silver」の2レベルが設けられています。

Silverレベルは、データベースの設計、開発、導入、そして運用に関する基盤となる知識を評価する試験です。一方、Goldレベルは、大規模データシステムの最適化や運用管理、さらにはコンサルティングに必要な知識を検証します。これらの認定を取得することで、技術者はシステムの設計から開発、そして運用に至るまでの幅広いスキルを持っていることを証明できます。

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データベースエンジニアはきつい?やめとけと言われる理由とは

データベースエンジニアという職種に対する興味を持ち、情報収集を始めると、時折、「きつい」とか「やめとけ」というアドバイスを受けることがあるようです。これは一体なぜなのでしょうか。その理由は主に4つあります。

セキュリティ対策という企業を守る立場で責任が重大

データベースエンジニアは企業のデータベースを守る重要な責務を担います。企業機密や個人情報といった重要なデータを管理し、これが外部に漏れないようにする責任は大きく、その重責がエンジニアにプレッシャーを与えます。情報漏洩事件が社会に大きな影響を与えることを見ても、この役割の重要性は明らかです。

地味な作業の繰り返し

データベースエンジニアの仕事は、日々同じような地道な作業が続くことが多いです。裏方のポジションであるため、成果が目に見えにくく、周囲に評価されることが少ないこともあります。急なトラブル対応が求められることもあり、そのために労働時間が伸びることも少なくありません。

設計の的確さを求められプレッシャーが大きい

データベースの設計は、企業の要求や将来の成長を見越して非常に慎重に行わなければなりません。設計ミスが後に大きなコスト増につながる可能性もあるため、そのプレッシャーは少なくありません。また、適切な設計は経験と深い業務理解を必要とするため、エンジニアには高いスキルと知識が求められます。

業務理解が必須

データベースエンジニアは、業務フローやデータの利用目的を理解し、それに基づいてデータベースを設計・開発しなければなりません。深い業務理解が求められるため、エンジニアは企業のビジネスや業務フローを理解する必要があり、これによりエンジニアの求められる知識とスキルはさらに広がります。データベースエンジニアは、ただ技術者としてのスキルだけでなく、ビジネス面でも優れた理解を持っていなければなりません。

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データベースエンジニアのやりがい

データベースエンジニアの仕事は厳しい面もあれば、大きな達成感を得られる面もあります。データベースエンジニアとして働く際の喜びややりがいもいくつか紹介します。

システムを快適に利用できるよう貢献できる

データベースエンジニアの役割は、企業活動のさまざまな場面でデータを効果的に活用できるよう支援することです。利用者の業務効率を向上させるためのデータベース設計や管理を行い、結果として利用者が快適にシステムを利用できるよう貢献できます。

また、企業経営にも直接影響を与える重要な情報を安全かつ効率的に管理することで、企業全体の業務効率の向上に貢献することも可能です。これらの貢献は、データベースエンジニアにとって大きなやりがいとなります。

最新のテクノロジーに触れる機会がある

データベースエンジニアの仕事は、最新のデータベース技術や関連するネットワーク、サーバー、セキュリティ技術に触れる機会が豊富にあります。このことは、技術者としてのスキルアップや知識の拡充に繋がり、日々の仕事を通じて新しい知識や技術を学ぶことができる大きな魅力です。

また、多岐にわたる技術分野に触れることで、専門領域を選択し、より深く学べます。これらの経験は、データベースエンジニアとしてのキャリアをより豊かで有意義なものにし、日々の業務においても新しい発見や達成感を得ることになるでしょう。

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データベースエンジニアのキャリアパス

ここでは、データベースエンジニアの代表的なキャリアパスをご紹介します。ITエンジニアには、データベースエンジニアの他にも様々な職種が存在します。データベースエンジニアは、データベース領域に加えて他の領域のスキルを身につけて掛け合わせることで、未経験の職種にもジョブチェンジできるでしょう。例えば、ネットワーク領域のスキル、システム開発スキル、プロジェクトの管理スキルを掛け合わせることが考えられます。

もしくは、一つの領域に特化してキャリアアップする選択肢もあります。同じ会社でジョブチェンジをするだけではなく、転職も考えられますが、今回はジョブチェンジのパターンと、厚生労働省の職業情報紹介サイト「jobtag」に掲載されている各職種の平均年収もあわせて紹介します。(2023年10月現在)

インフラエンジニア(クラウドエンジニア)

データベースエンジニアが持つデータベース領域のスキルに加えて、ネットワーク領域のスキルを身につけてインフラエンジニアになるキャリアパスです。担当出来る業務領域が広い人材は、求められる基準に達している人材が不足している状況の中では重宝されます。また、単一業務に専念できるケースも少なく、複数の業務領域での貢献も求められることも背景に挙げられます。最近では、クラウドサービスを用いたインフラ構築が増えているため、クラウド領域のスキル習得も必要となるでしょう。平均年収は660.4万円です。

データサイエンティスト

データベースの設計や、運用保守業務での監視やパフォーマンスチューニングのスキルを活かして、データサイエンティストを目指すキャリアパスもあります。データベースエンジニアとして身につけたデータベースの構築スキルや、分析能力を活かせるでしょう。平均年収は557.5万円です。

プロジェクトマネージャー(PM)

データベースエンジニアとして身につけたシステム開発の知識を活かして、システム開発工程全般でプロジェクトの進捗管理を行うプロジェクトマネージャーになるキャリアパスです。
システム開発全般に携わりたい人に適したキャリアパスですが、すぐにプロジェクトマネージャーになるパターンと、データベースエンジニアとしてシステム設計から行い、徐々にシステム開発に携わって段階的にプロジェクトマネージャーにキャリアアップするパターンが考えられるでしょう。平均年収は660.4万円です。

セキュリティエンジニア

データベースエンジニアに求められるセキュリティに関するスキルを活かしたキャリアパスです。セキュリティエンジニアは、システムを外部からのサイバー攻撃や脆弱性などのリスクから防ぐ役割を担います。サイバー攻撃を防ぐための評価・検証や対策などを行い、セキュリティを考慮したシステムの設計や運用など、データベースエンジニアの業務経験を活かすことができるでしょう。平均年収は534.6万円です。

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未経験からデータベースエンジニアになるには

次に未経験からデータベースエンジニアになるためのポイントについて紹介します。

プログラマーやSE(システムエンジニア)からのジョブチェンジの場合

システム開発の経験を活かす

プログラマーなどシステム開発の実装フェーズに携わった経験を活かして、開発者の観点をデータベースエンジニアの仕事に取り入れましょう。例えば、システム開発の拡張性や保守性を考慮したデータベース設計などです。

システム開発工程の理解を活かす

SEとして要件定義から運用保守フェーズまでシステム開発工程を幅広く経験している場合には、システム工程全体に関する知識を活かして、データベースエンジニアの担当領域だけではなく、システム工程全体の効率化を意識しましょう。例えば、運用・保守フェーズでの作業コストを考慮して設計に携わることが考えられます。

システム開発業務が未経験の場合

システム開発業務の設計・実装フェーズの経験を積む

データベースエンジニアの求人募集では、多くの場合、システム開発でデータベースを取り扱った経験が求められます。そのため、システム開発業務の経験がない方は、まずは他の職種でシステム開発業務の設計・実装フェーズの経験を積むことから始めるとよいでしょう。

例えば、プログラマとして実装フェーズの経験を積む場合、データベースのデータを参照・更新・削除するプログラミングを行うことがあるため、プログラムとデータベースがシステムの中でどのように関連しているのかを理解することに繋がります。

さらに、実装フェーズを経験した上で、設計フェーズの経験を積む場合、実装を行う上で利用しやすいデータベース構成を意識して設計を行うため、これらの経験をデータベースエンジニアの業務に活かすことができます。

データベース設計・構築の知識を独学で身につける

プログラミングスキルと同様に、データベースに関する知識やスキルは独学でも勉強できます。書籍の活用や、関連資格の取得、オンライン学習サイトの利用など、学習方法は様々です。また、クラウドサービスを利用すれば、物理サーバーを用意してサーバー構築を行う必要がありません。そのため、より手軽にデータベースの構築を学べるでしょう。

データベース製品やクラウド製品を用いたデータベースの利用は、プログラミング言語のように複数存在するため、MySQLやOracleなどの主要なデータベース製品や、AWS、GCP、Azureなどの主要なクラウド製品から理解を深めていきましょう。

関連記事: 未経験からデータベースエンジニアを目指す方法とは?

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データベースエンジニアへ転職を検討する際のポイント

最後に、データベースエンジニアへの転職を検討する際のポイントについてご紹介します。データベースエンジニアの募集は、新卒からの募集は少なく、未経験からの転職に関しても、プログラマーやSEなどITエンジニアの他の職種でシステム開発の経験を積んでから転職するパターンがほとんどです。

データベースやセキュリティ知識を独学する

データベースエンジニアになるには、データベースの豊富な知識と、データベースの取り扱いに長けていることが前提条件となります。また、データベース内の情報の取り扱いには細心の注意が必要であり、セキュリティ対策が不可欠です。そのため、データベースの知識とあわせて、セキュリティの知識も身につけておきましょう。

データベース製品を理解してデータベースの基礎知識を得る

データベースエンジニアの求人内容に記載される主なデータベース製品には、MySQL、Oracle、PostgreSQLが挙げられます。これらの製品の中からまずは一つ選んで、データベースやSQLについての理解を深めましょう。

クラウドを理解してデータベースの取り扱いスキルを身につける

システム開発のインフラ構築にクラウド製品を利用するケースが増えてきています。そのため、クラウド製品への理解とあわせて、データベースの取り扱いが求められる場面も見られます。AWSやGCP、Azureなどのクラウド製品への理解を通じて、データベースの取り扱いに関するスキルを身につけましょう。

プログラミング処理でのデータベースの取り扱いスキルを習得する

システム開発では、プログラミング処理によってデータベースの参照、更新、削除などの操作を行うため、プログラミング言語でどのようにデータベースを取り扱うのかを理解することも重要です。データベースエンジニアの募集では、データベースを用いた開発経験を条件にしている場合もあります。

フェーズでどのように貢献するのかを明確にする

データベースエンジニアの仕事内容は、データベースの設計、構築に加えて、システム稼働後の運用・保守フェーズも含まれます。そのため、システム稼働後の機能拡張や運用保守業務での効率化にどのように貢献するのかを明確にしましょう。例えば、テーブル間の依存度を低く保ち、機能拡張時のデータベース更新コストや作業リスクを下げたり、運用・保守フェーズでデータが増え続ける中でもパフォーマンス低下を防ぐためにデータベース構成を見直したりなどが考えられます。システム開発者と連携しながら、システム開発の運用フェーズの効率化に、どのように貢献できるのかを明確にしましょう。

システム開発への関わり方を考えておく

データベースエンジニアには、システム開発の設計や開発段階での貢献も求められます。そのため、システムのセキュリティ対策だけではなく、運用・保守フェーズについても考慮する必要があります。例えば、セキュリティの知識を活かしたテスト設計に貢献したり、システムの処理パターンの網羅性を高める観点で設計レビューに参加してシステム開発に貢献したりできるでしょう。

関連記事: データベースエンジニアが転職で成功するには?求人例も紹介

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データベースエンジニアに関するよくある質問

Q1. データベースエンジニアの仕事内容は何ですか?

データベースエンジニアの仕事は、主に「データベースの開発・設計」「データベースの管理」「データベースの運用」です。システム開発を担当するエンジニアと連携しながらデータベースの設計内容や構成を見直すこともあります。

Q2. データベースエンジニアに向いているのはどのような人ですか?

広い視野を持って、使いやすくデータを整理する必要があるため、整理整頓好きな性格が向いています。細かい部分まで注意を払う必要があるため、細部にまでこだわりを持てる人も、データベースエンジニアの素質があります。

Q3. データベースに関する国家資格について教えてください。

データベースに関する国家資格としては、IPAの「データベーススペシャリスト試験」があります。この資格は、データベースの設計、構築、運用に関する知識や技術を有することを証明するものです。試験は春と秋の年2回実施されています。

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まとめ

レバテックキャリアのデータより、データベースエンジニアの年収相場は下限平均466.9万円、上限平均870.35万円です。データベースエンジニアとして市場価値を高めるためには、クラウド環境の知識やデータエンジニアに求められるスキルも併せ持っていることが重要です。また、データベースエンジニアとしての実力を証明できる資格を取得することも、年収アップ実現の一助となるでしょう。

転職を検討する際は、実際の求人例を見てどのような技術が求められているかを確認したり、高収入を得られるスキルはどれかを知ったりすることが重要です。転職サービスを上手に利用して、市場価値の高いデータベースエンジニアを目指しましょう。

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