Pythonエンジニアの仕事内容や他言語の平均年収とも比較Pythonエンジニアの年収が高い理由は?年収アップの方法も紹介

最終更新日:2020年11月5日

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日本でも年々その需要が高まっている言語、Python。そんなPythonを扱うエンジニアは、実際にどのぐらいの年収を得ているのかは実に気になるものです。また、年収が高い理由はどこにあるのでしょうか? 今回は、今後の展望も含め、Pythonエンジニアの年収について解説します。

1. Pythonエンジニアの平均年収は

まずは、レバテックキャリアのデータをともに、Pythonエンジニアの職種別年収事情を紹介します。その上で、Pythonと他のプログラミング言語を比較した場合の年収、さらに世界市場の情報をお届けします。

職種別のPythonエンジニアの年収レンジ

Pythonのプログラミングスキルがあれば、一般的なシステム開発を行うプログラマーやSEのほかにも、AIや機械学習に特化したエンジニアやデータサイエンティストとして働く道も見えてきます。


  • ・データサイエンティストの年収帯:600〜1,200万円

    ・AI(機械学習)エンジニアの年収帯:600〜1,000万円

    ・SEの年収帯:500〜700万円

    ・プログラマーの年収帯:300〜500万円


一般的にプログラマーやSEよりも専門的な知識が要求されるAIエンジニアやデータサイエンティストは、高い年収を得ることができます。ただし、当然のことながらAIエンジニアやデータサイエンティストになるためには高度な知識とスキルを身につける必要があり、未経験者が採用されることはほとんどありません。

Pythonと他言語の平均年収比較

また、その他の言語と比較すると、Pythonエンジニアの年収は比較的高いことがわかります。
 

  • ・Pythonエンジニアの年収帯:400~850万円

    ・PHPエンジニアの年収帯:350~650万円

    ・Javaエンジニアの年収帯:300~700万円

    ・Rubyエンジニアの年収帯:300~650万円

    ・C#エンジニアの年収帯:350~650万円
     

また、Stack Overflowの最新データでは、2020年のプログラミング言語別エンジニア年収ランキングでは、同様に利用者数の多いJava(約50000ドル)、PHP(約39000ドル)、C#(約57000ドル)を押さえて、約59000ドルの年収で10位にランクインしています。(※1)

※1 Stack Overflow「Developer Survey2020」(2020年10月26日アクセス)

世界市場のPythonエンジニアの年収情報

前節でも言及したとおり、世界市場においてもPythonエンジニアの年収レンジは比較的に高いといえます。Qubit Labsが2020年9月に発表した調査データによると、ジュニア、ミドル、シニアとスキル・経験別に3段階に分けた際、アメリカ市場の平均相場は87,000ドル、116,000ドル、160,000ドルと報告されています。(※2)

※2 Qubit Labs「Average Software Developer Salaries: Rates Comparison by Country」(2020年10月26日アクセス)

2. なぜPythonエンジニアの年収は高いのか?

Pythonエンジニアの年収が高い理由としてまず挙げられるのは、AI分野での活用が広がっているためです。Pythonは機械学習に強い言語であり、コミュニケーションロボットやチャットボット、SNSのトレンド解析など幅広く用いられています。

また、機械学習との相性のよさのみならず、急速に拡大しているデータサイエンスに対する需要もPythonの成長を大きく後押ししています。150カ国2万4000人以上の開発者を対象とした調査「Python Developers Survey 2019」では、約60%のPython使用者がデータ分析に使っていると回答しています。(※3)企業においてビッグデータの活用が広がりつつある中、Pythonエンジニアの需要がさらに高まっていることが予想されます。

さらに、拡大し続ける人材の需要に対して供給不足であることも、Pythonエンジニアの年収を押し上げている大きな原因です。

海外に比べて日本における人工知能の研究が遅れていることもあり、専門的に学べる国内の大学もほとんど2010年代後半に学部を新設されたため、人工知能開発に必要なビッグデータを扱うスキルと高いPythonプログラミングスキルを併せ持つエンジニアがまだまだ少ないのが現状です。

※3 Jetbrains「Python Developers Survey 2019 Results」(2020年10月26日アクセス)

3. Pythonエンジニアが年収を上げる方法

以上Pythonエンジニアの年収相場を確認してきました。では、今以上の年収を得るためには、具体的にどのようなスキルを身につけ、どのような職種を目指す必要があるのでしょうか。今回は、職種・スキル・知識の3つのポイントをもとに詳しく解説します。

 高年収が狙える職種

Pythonエンジニアとして年収アップを目指したい場合、どのような職種が適しているのでしょうか。今回は具体的に3つの職種をピックアップして紹介します。

AIエンジニア

Pythonを学ぶ方の中には、AIエンジニアとして活躍することを目指している方も多いのではないでしょうか。実際にPythonエンジニアの中でもAIエンジニアの年収は高く、さまざまな企業が優秀なAIエンジニアを求めています。

そもそもAIエンジニアとは、その名の通りAIを活用してさまざまなシステムを構築する人材のことを指します。アルゴリズムの開発、実装、機械学習に用いるデータ収集・整形を担当し、コンサルティングやデータアナリティクス関連業務を担う場合もあります。

さらに、AIは最近になって注目されるようになったこともあり、AIで何ができるのかを具体的に理解していないユーザーも少なくありません。したがって、システムを構築するうえでのアドバイスや相談に乗ることもAIエンジニアの大きな役割です。

Python開発のスキルをもってAIエンジニアを目指す場合、まずは、数理モデルのコーディングや、機械学習用のライブラリを活用する「機械学習に特化した開発スキル」を身に着けましょう。また、データサイエンティスト寄りのスキル(データ分析、レポーティング、効果検証など)も磨いておきましょう。

AIエンジニアの仕事内容や必要なスキル、目指すための方法をより詳しく知りたい方は、ぜひ下記記事も合わせてご参照ください。
関連記事:「AIエンジニアとは?仕事内容、知識・スキル、将来性を解説

Webアプリケーションエンジニア

WebアプリケーションエンジニアはPythonエンジニアのなかでも年収が低いと考えられがちですが、クラウドを活用したSaaSが一般化している現在、ニーズも高く高年収を得られる可能性も高いです。

そもそもWebアプリケーションとは、その名の通りWebブラウザ上で動作するアプリケーションのこと。たとえば現在、テレワークの必需品となったWeb会議システムは、専用のアプリケーションはもちろんWebブラウザ上からアクセスして参加することも可能です。

このように、個別のアプリケーションとして提供するのではなく、Webブラウザ上から手軽に利用できるWebアプリケーションの需要が高まっているのです。Webアプリケーションの事例としては、Web会議システム以外にもクラウドストレージやSNS、動画ストリーミングサービスなど多岐にわたります。

Webアプリケーションを構築する際には、大きく分けてバックエンドとフロントエンドという概念があります。バックエンドとは主にサーバー側のシステム構築を担当し、フロントエンドはユーザー側でブラウザに表示されるアプリケーションの構築を担います。フロントエンドから指示を出し、バックエンドがリクエストに応じて処理を行い、その結果をフロントエンドに返すというのがWebアプリケーションの基本的な仕組みです。

フロントエンドで使用されるのは主にHTMLやJavaScriptですが、バックエンドではJavaやPythonが使用されます。そのため、PythonエンジニアとしてWebアプリケーション開発に関わるということは、必然的にバックエンド側の開発を担うケースが多いです。

データサイエンティスト

データサイエンティストとはその名の通り、データ収集やデータ分析を専門的に担うスペシャリストです。AIのシステムを構築する場合に欠かせない専門職で、スキルがある人材であればAIエンジニアがデータサイエンティストの役割を同時に担うこともあります。

データサイエンティストは数学や統計学の高度な知識が求められるためため年収の相場も非常に高い傾向があるのです。実際にAIエンジニアとして業務を積んだ後、さらなる年収アップを目指しデータサイエンティストに転職するケースもあります。

データサイエンティスト・アナリストの仕事内容、さらに転職するために必要な準備など気になる方はぜひ下記記事のご参照ください。
関連記事:
データアナリストとは?仕事内容や未経験からの目指し方を解説
データサイエンティストの転職で知っておきたいこと

高年収をもらうために必要なスキル

次に、Pythonエンジニアとして年収アップにつながるスキルを3つ紹介します。年収アップが期待される職種とも関連性の高い内容のため、これからキャリアチェンジを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

最先端の技術を活用するスキル

Pythonが注目され、極めて高い年収が提示されることが多い最大の理由は、AIの開発競争が激化していることに尽きます。しかし、AIを構築するエンジニアとして活躍できるか否かは、単にPythonのプログラミングスキルを身につけるだけでは足りません。

AIはIoTや5G、ロボットといった最先端の技術と併用しながらシステム開発が行われるケースが多く、それらの専門的なスキルが備わっているエンジニアは極めて貴重な存在です。「Pythonのスキルが身についたから安泰」と考えるのではなく、変化の激しいIT業界だからこそ常に勉強し続け、スキルを磨いて実際に現場で活用していくことが求められます。

特にAIに不可欠なビッグデータは、IoTのセンシングデバイスを活用して収集、分析するケースも多いため、Pythonと合わせてぜひ身につけておきたいスキルです。

マネジメントスキル

システム開発の現場で上流を目指したり、大企業への転職を目指している方に不可欠なのがマネジメントスキルです。

上流工程では部署やグループ内で働くメンバーの人員管理や工程管理が求められ、技術的なスキルだけではなくマネジメントに特化したスキルが求められます。特に現場一筋で開発に従事してきたエンジニアにとっては、マネジメント業務に戸惑うことも多いため、日頃から自分自身だけではなく周囲に目を配りながら仕事を進めていくことが重要です。

データ分析のスキル

データサイエンティストを目指す場合に不可欠なのが、データ分析のスキルです。主に大学などで統計学のスキルを習得するのが定番ですが、実務を通して勉強しながらスキルを身につける方法もあります。

データサイエンティストになるためには専門的な資格なども必要なく、スキルや経験次第で活躍の道は見えてきます。大学によってはデータサイエンティストを養成する講座を開講しているところもあるため、もし基礎的な部分から体系的にスキルを身につけたい方は検討してみると良いでしょう。

高年収をもらうために必要な知識

最後に、高年収を目指すうえで身につけておくべき知識を紹介します。スキルとも関連性は高いですが、今回は職種を問わず有効な「機械学習や人工知能関連の知識」をピックアップしてみました。

機械学習や人工知能関連の知識

Pythonというプログラミング言語はAIの分野で多用されていますが、必ずしもPythonを学んだからといってAIの知識が自動的に身につくものではありません。あくまでもPythonはAIのシステムを構築するための一つの手段であり、AIや機械学習関連の知識は別で習得しておく必要があるのです。

機械学習の概念はもちろん、クラスタリングなどの技法の理解、AIの応用事例とその仕組みなどを勉強しておくと、AIの全体象が体系的に理解できるようになるはずです。

4. Pythonエンジニアの需要と将来性

日本での利用はまだ限定的なPythonですが、海外ではすでに人気も高く、Google、Yahoo、YouTube、Dropboxなど、世界でも有数の大手企業で使用されています。2020年10月のPYPL(PopularitY of Programming Language)の発表では、Pythonについての検索回数が1位、検索回数の割合では31%にも達したことが分かりました。2位はJavaの16%であったことを考えると、世界でも極めて注目度の高いプログラミング言語であることが分かります。(※4)

※4 Github「PopularitY of Programming Language」(2020年10月26日アクセス)

また、同調査において、Pythonのランキングは2005年以降徐々に上昇していることも分かります。特に2017~2018年の年間上昇率も+5.5%と非常に高く、これについては現在のAIブームも後押しをしている部分は否めませんが、これもまだほんの序章であり、本格的なブーム到来が起こった際には、さらにその注目を浴びることとなります。

Pythonの今後の動向について、確実なことを現時点で言い切ることはできません。しかしながら、 現在の時流に沿った言語ということもあり、今後もPython人気は加速度的に増していくものと考えられます。現在の主要言語の中でも、最注目の言語の一つであることは間違いないでしょう。

Pythonの将来性についてより具体的に知りたい方は下記記事も合わせてご参照ください。
関連記事:「Pythonエンジニアの将来性は?JavaやRubyとの需要も比較

5. まとめ

Pythonは他のプログラミング言語と比較して、すでに高い年収を誇る言語となっていますが、現在のPython人気はまだまだ入り口に立ったばかりです。

IT業界全体に言えることですが、現在は人手不足が続いており、なかでもPythonエンジニアの希少性は非常に高いものとなっています。そして、Pythonが国内で需要を高めるのはまだまだこれからだと考えられるので、Pythonエンジニアの価値もそれに合わせて高くなっていくことでしょう。比較的学びやすい言語ということもあり、自分のエンジニアとしての価値を高めるためにも、今後覚えておいて決して損はない言語です。

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