プログラマーとは
プログラマーはプログラミング言語を記述し、コンピューターを動かすためのシステムを開発する職種です。プログラミングだけでなく、設計やテストの工程を担当することもあります。
また、使用するプログラミング言語や開発対象となるシステムは、同じプログラマーであっても所属するプロジェクトや企業によって異なります。
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プログラマーの仕事内容
プログラマーの主な仕事内容は、大きく「コーディング」「テスト」「バグフィックス」の3つに分類されます。メイン業務はコーディングですが、その後の工程も重要です。また、これらの業務は相互に関連しており、テストで問題があれば再度コーディングを行うといった流れになります。
コーディング
コーディングとは、設計をもとにソースコードを記述していく工程です。設計は主にシステムエンジニアが担当します。設計をどのように実現するか(記述するか)については、プログラマーの裁量に任されることもあります。
システムやソフトウェアは、複数の処理を組み合わせたソースコードによって動作します。例えば「商品検索欄に商品名を入力し、検索ボタンを押すと商品の画像が表示される」といった仕組みも、プログラマーがソースコードをコーディングして作成したものです。
また、コーディングの工程では、ライブラリやフレームワークがよく活用されます。ライブラリとは、特定の機能ごとにまとめられたプログラム集のことです。
一方、フレームワークとは、アプリケーション開発に必要な機能が集約されたものを指します。これらを活用することで、システム開発を効率的に進めることができます。
テスト
単体テストは、プログラムが正常に動作しているか(インプット、処理、アウトプットなどが想定通りか)を、プログラムコードを1行ずつ実行することで検証する工程です。単体テストには、テスト仕様書の作成、テスト実施、結果報告書の作成などが含まれます。
プロジェクトや企業によっては、テスト専門の人員(テスター)を用意する場合もありますが、一般的にはプログラマーが担当することが多いでしょう。
不具合・バグ修正
プログラムに不具合や設計ミスが発生した場合は、プログラマーが修正作業(バグフィックス)を行います。修正後は再度テストを行い、修正が完了していることを証明します。
プログラマーの種類と主な活躍領域
プログラマーにはさまざまな種類があり、それぞれ活躍する分野が異なります。代表的なプログラマーの種類とその主な活躍領域について、以下の表にまとめました。
プログラマーの種類 | 主な活躍領域 | 具体的な仕事内容 |
---|---|---|
Webプログラマー | Web開発 | WebサイトやWebアプリケーションなどの プログラミングなど |
アプリケーション プログラマー |
アプリケーション開発 | スマホアプリやパソコン用の ソフトウェアなどの開発を行います |
組み込み系プログラマー | 組み込み系開発 設備制御系開発 通信系開発 |
家電製品や自動車などに組み込まれる ソフトウェアの開発 |
ゲームプログラマー | ゲーム開発 | ゲームのプログラミング部分を担当 |
オープン系プログラマー | オープン・オンライン システム系開発 |
業務システムやスマホアプリなど、 幅広い種類のシステム開発 |
汎用系プログラマー | 汎用系開発 | 基幹系システムなどの開発 |
上記は代表的なものに過ぎず、実際にはさらに多くの種類に分類できます。例えば、使用するプログラミング言語によって「Javaプログラマー」や「Rubyプログラマー」などと呼ばれることもあります。
JavaプログラマーやRubyプログラマーも分類の仕方によってはWebプログラマーやアプリケーションプログラマーに該当する場合があるでしょう。このように、同じ業務を担当しているプログラマーであっても複数の呼び方が可能です。
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システムエンジニア(SE)との違い
SEはクライアントとの要件定義や設計を担当し、プログラマーは設計に基づいたプログラミングを行うという役割分担があります。つまり、SEの方がより上流工程を担当しているということです。
ただし、これは一般的な定義であり、実際にはSEもプログラマーも全体の工程を担当するケースが多く見られます。新人のうちはテストなどの工程から入り、経験を積んだら職種名に関係なく要件定義から携わっていくイメージです。
未経験からプログラマーになるには
未経験からプログラマーになるには、目標設定、スキル習得、実際に手を動かして開発すること、求人に応募することなどが必要です。プログラマーと言っても人それぞれ働き方や持っているスキルは異なります。
そのため、目標を設定し、それに合わせて動いていくことが重要です。逆に言えば目標設定が曖昧だったり、目標に対して行動がズレていると後から軌道修正が必要になります。
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将来像を考える
プログラマーとしてのスキル学習の前に、将来像を考えることが重要です。なぜなら技術の世界もIT業界でのキャリアパスも選択肢が豊富で、ある程度方向性が固まっていないと進むべき道がわからないからです。
たとえば、入社後に思っていた開発内容と異なるので退職してしまう、といったケースは多いです。そのため、最初に応募する企業を選定する段階でもある程度将来像を考えておく必要があるのです。
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プログラマーに求められるスキルを磨く
自分自身の将来像、やりたい開発などがある程度定まったら、それに合ったスキルを身につけていく必要があります。実務レベルのプログラミングスキルは入社後に研修を通して身につけるのですが、最低限のプログラミングは入社前に習得しておかなければ入社自体が難しくなります。
また、コミュニケーションスキルや論理的思考力も重要なスキルです。以下では、プログラマーに求められるスキルについて解説します。
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プログラミングスキル
プログラマーはプログラミングをメインで行う職種なのでプログラミングスキルは必須です。実践的なプログラミングスキルは現場で身に付けることになりますが、最低限のプログラミングスキルは入社前に身に付けておくのが好ましいです。具体的には、簡易的なツールを作成できるレベルです。
コミュニケーションスキル
システム開発の現場は、複数のプログラマーやシステムエンジニアによるチームで構成されていることが多いです。そのため、チーム内のメンバーとコミュニケーションをとりながら、開発の方針やスケジュールの調整、確認などを行う必要があります。
そのため、プログラマーにもコミュニケーションスキルは欠かせません。また、キャリアアップを考えるとコミュニケーションスキルはさらに重要になります。
プログラマーから次のステップとしてシステムエンジニアを目指す場合、クライアントと対話しながら要件定義を行うため、より高度なコミュニケーションスキルが求められます。
論理的思考力
プログラマーが相手にしているコンピューターには、論理的な命令文しか伝わりません。ニュアンスや感情では動かせないということです。1から10まですべて矛盾なく筋道立てて指示を出す必要があります。
また開発メンバーとのコミュニケーションにおいても、システムの設計やプログラミングの話をすることが多いです。議題が論理的であると同時に、開発メンバーの多くは普段コンピューターを相手にしているので思考回路が論理的です。結果的にコミュニケーションの内容も論理的になる場合が多いでしょう。
つまり、プログラミングにおいても開発現場でのコミュニケーションにおいても論理的思考力が必須ということです。
成果物をつくりポートフォリオを作成する
自分のスキルをアピールするには、成果物を作成してポートフォリオにまとめると良いでしょう。特に、応募先の企業が扱うシステムやサービスに関連したアプリケーションや設計ドキュメントなどが成果物として有効です。
また、工程ごとの開発期間や利用ツールなどをまとめた資料を準備しておくと、技術力がより伝わりやすくなります。
未経験可の求人に応募する
未経験からプログラマーになる場合、未経験可の求人に応募するのが得策です。独学などで高いスキルを身に付けている場合は未経験可でない求人でも合格できるかもしれませんが、そうでない場合は未経験可でないと不合格になってしまう可能性がかなり高いでしょう。
未経験可の別の表現として、ポテンシャル採用と記載されていることもあります。ポテンシャル採用は現状のスキルではなく今後の成長に期待して採用する方法のことです。
ある程度のスキルを身に付けて未経験可やポテンシャル採用の求人に応募し、早めに現場で働くのがおすすめです。現場で働くことでスキルが身に付いていきます。
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プログラマーになるための勉強法
プログラマーになるための勉強法には、さまざまな選択肢があります。具体的には、独学やプログラミングスクール、大学・専門学校で学ぶ方法が考えられます。
どの方法が最適かは人によって異なりますが、いずれの方法でも継続して取り組むことで、着実にスキルを習得できるでしょう。以下では、プログラマーになるための勉強法を解説します。
独学する
経済的、時間的余裕があまり持てない方や、社会人になってから転職を検討する方にとって、大学や専門学校へ入学することは現実的でないかもしれません。アルバイトや正社員として仕事をしながらでも、毎日少しずつ勉強して独学でプログラマーになるという道もあります。
独学での勉強と聞くと、ハードルが高いと感じてしまいますが、効率的な勉強法を知っておけば自分のペースで無理なくスキルが身についていきます。
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学習する言語の選び方
プログラミングをゼロから始める方にとって最初のハードルとなるのが、沢山ある言語の中から学習する言語を選定することです。代表的なプログラミング言語としてはC言語やC++、PHP、Java、などがありますが、どのようなシステムを構築するのかによって求められるスキルは異なります。以下に代表的なプログラミング言語と活用分野をまとめました。
プログラミング言語 | 活用分野 |
---|---|
C言語 | ・組み込みシステム開発 ・OS開発 ・システムソフトウェア開発 |
C++ | ・大規模システム開発 ・Webアプリケーション開発 ・ゲーム開発 |
PHP | ・Webアプリケーション開発 ・Webサイトの動的コンテンツ |
Java | ・業務システム開発 ・Webアプリケーション開発 ・Androidアプリ開発 ・ゲーム開発 |
Ruby | ・Webアプリケーション開発 ・テスト自動化 |
Python | ・Webアプリケーション開発 ・AI開発 ・データ分析 |
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おすすめの学習サイト
学習するプログラミング言語が決まったら、実際に手を動かしながら学習していきましょう。最近では、オンラインで手軽に学習できる環境が整っており、なかでも「Progate」や「ドットインストール」がおすすめです。
・Progate
ProgateはJavaやPython、PHPなどを含む15のプログラミング言語や学習コースが用意されており、パソコンはもちろんスマホアプリでも手軽に勉強ができます。学習コースごとにレッスンが小分けされており、1つのレッスンを10〜15分程度で学習できるように工夫されています。たとえば通勤時間や昼休み、就寝前などの隙間時間を活用しながら、効率的にプログラミング学習ができます。
・ドットインストール
ドットインストールはProgateよりも多様なカリキュラムが用意されており、C言語やPerlといった言語の学習コンテンツや、実際にiPhoneアプリを開発するための環境構築、試作アプリの作り方などもオンラインで受講することができます。基礎学習だけではなく、より実践的なスキルを身につけたい方にはドットインストールが最適といえるでしょう。
おすすめの勉強本
自分自身のスキルや理解度に合わせて勉強したい方におすすめなのが、書籍を活用することです。以下の書籍がおすすめです。
『改訂3版 これからはじめるプログラミング基礎の基礎』(技術評論社、谷尻 かおり、谷尻 豊寿)
プログラミングの基本原理をわかりやすく解説した入門書です。プログラミング入門者向けのわかりやすい解説と演習で、実践的な技術が身につきます。プログラミングの基礎を学びたい方に最適な一冊といえるでしょう。
プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールでは効率的なカリキュラムが用意されていて、また講師のサポートも受けられます。独学と比べると挫折しにくいという点も大きなメリットです。最近はオンラインプログラミングスクールが充実しているので、自宅にいながらスクールを利用できます。
大学・専門学校に進学する
大学や専門学校によっても多少名称は異なりますが「情報工学」や「情報システム」、「システム工学」といった学部や学科があるところがおすすめです。
ただし、プログラマーと一口にいってもさまざまなジャンルに細分化され、組込みシステムの開発を行うプログラマーもいれば、Webメディアなどのコンテンツ作成に携わるプログラマーもいます。さらには、今後テクノロジーの社会実装が進んでいくと、AIやIoTといった新たな分野に精通したプログラマーの需要も高まってくるでしょう。
大学や専門学校に進学する際には、自分が将来どのようなプログラマーになりたいか、できるだけ具体的に考えてから選ぶことをおすすめします。まずは複数の学校から資料を取り寄せ、どのようなカリキュラムを提供しているのかを調査した上で、自分の目指す方向性とマッチした学校を選ぶようにしましょう。
大学や専門学校への進学は、入学金や学費で高額な費用がかかってしまいますが、効率的に学習でき就職の面でも有利に働くため、もっとも確実な方法といえるでしょう。
プログラマーに求められる学歴
高卒でもプログラマーになれますが、大手企業では「大学卒」が応募条件なこともあります。一方で中小企業やスタートアップ企業などの場合は、学歴よりも実際のスキルや経験、ポテンシャルをより重視する傾向にあるため、いろいろな方に活躍できるチャンスがあります。
また、中小企業やスタートアップ企業で実績を積み上げていけば、やがて大企業への転職も見えてくるかもしれません。プログラマーになるには「どの会社に就職するか」が重要ではなく、「プログラマーとしてどのような経験を積み上げるか」を重視すべきです。
文系・理系は問われないことが多い
「文系の人間にとってプログラマーやシステムエンジニアは難しい」という意見を目にすることもありますが、実際のシステム開発の現場では、文系・理系問わずさまざまな経歴のエンジニアがいます。
学生時代に何を専攻してきたか、または過去の職歴によってプログラマーへの適性が決まるということは決してなく、未経験者であってもプログラミングの勉強をすればプログラマーとして活躍することは十分可能です。
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プログラマーへの転職や仕事で役立つ資格
開発現場でもっとも評価されるのは、実務スキルや経験です。次に人柄などでしょう。資格の優先度はこれらには劣りますが、他の要素が同じなら資格を取得している方が評価が高くなります。開発現場での単価アップや、自分の給与アップにつながる場合も多いでしょう。
企業の選考を受ける段階では積極的に勉強しているというアピールにもなるので、資格のメリットは大きいです。では具体的にどのような資格が評価されるのか、ご紹介していきます。
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基本情報技術者試験
基本情報技術者試験は、国家試験である情報処理技術者試験の中の一つです。情報処理技術者試験はIT系の国家資格として王道のものですが、基本情報技術者試験はその中でも入り口に該当する資格です。
IT未経験の方が取得しておくことで、面接では強いアピール材料になります。基本情報技術者試験を取得した後にプログラマーとして就職し、その後より上位資格である応用情報技術者試験以降の資格取得を目指していくのも良い方法です。
PHP技術者認定試験
PHP技術者認定試験は、2011年2月に設立された一般社団法人 PHP技術者認定機構が運営する民間資格です。PHP技術者認定試験に合格することで、PHPに関する一定のスキルを保有していることを証明できます。実施されている試験は、以下のとおりです。
-
• 初級試験
• 上級試験(準上級試験)
• PHP技術者認定ウィザード
PHPを習得できれば、Webアプリケーション開発などを行うプログラマーを目指すことができます。プログラマーを目指す人が目標にすべき試験は初級試験です。上級試験以降は、実際にプログラマーとして働いていて必要であれば目指す試験になります。
Ruby技術者認定試験
Ruby技術者認定試験はRubyのシステム設計、開発、運用などの内容を問う試験です。Rubyのプロジェクトでは重宝される資格です。試験はSilverとGoldに分けられています。Rubyのスキルを証明できるため、Rubyを扱うプログラマーを目指す方には、おすすめの資格といえるでしょう。
C言語プログラミング能力認定試験
C言語プログラミング能力認定試験は、C言語のスキルを問う試験です。レベルは3級、2級、1級に分けられています。2級までは筆記試験ですが、1級は実際にプログラミングを行う実技試験があります。
C言語を扱うプロジェクトでは、一定の評価を得られる資格です。そのため、組み込みソフトウェア開発などのプログラマーを目指す際に役立ちます。
プログラマーに求められる資質
プログラマーには、さまざまな資質が必要です。開発現場では、何事にも積極的に取り組める姿勢を持った人材が好まれています。
また、ポジティブ思考でプロジェクトに取り組める人材が活躍しています。こうした資質を備えることで、プログラマーとしての活躍が期待できるでしょう。以下では、プログラマーに求められる資質について詳しく解説します。
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何事にも積極的に取り組める
優秀なプログラマーになるには、スタートの時点よりも実際に仕事を始めてからの取り組みや、仕事に対する姿勢のほうが重要といえます。
IT業界はテクノロジーの進歩やトレンドの入れ替わりが目まぐるしく、数年前まで当たり前に使われていた技術や手法が主流ではなくなることも少なくありません。世の中の動向を注視し、どのようなニーズが高まっているのか、最新のテクノロジーも積極的に取り入れながら勉強し続けられる人こそが優秀なプログラマーとして活躍できます。
ポジティブ思考
開発現場によっては自分自身が習得していないプログラミング言語を使用せざるを得ないケースもあります。仕事のために仕方なく「勉強させられている」と考えるのではなく、スキルアップのために吸収しているとポジティブに考えられる方は、プログラマーとしての適性が高いといえるでしょう。
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プログラマーの需要と将来性
プログラマーの需要と将来性については複数の意見がありますが、人手不足が今後も続くことや、その結果プログラマーへの需要が続くことなどは共通しています。またAI化などでプログラマーへの需要が減るという意見もありますが、これについては減る部分もあれば増える部分もあります。偏った意見を持つよりも複数の角度から客観的に考えた方が良いでしょう。
IT業界は人手不足で需要が高い
IT業界が慢性的に人手不足ということは周知のとおりでしょう。需要に対して供給が追いついておらず、スキルのあるエンジニアに需要が集中します。人手不足の原因としてITの急速な普及や少子高齢化もありますが、実はエンジニアの向き不向きという問題もあります。
継続的に取り組めばスキルは身に付いていくものですが、人によってはプログラミングなどの作業が苦痛に感じるでしょう。その結果続けられずに挫折してしまうことも多いため、根気強くスキルアップできる適性のある人のみが残り、人手不足が埋まらないという背景があります。
プログラマーの将来性
日本でも終身雇用の概念はなくなっていて、自分の市場価値は自分で高めて生き残る必要があります。プログラマーはプログラミングという明確なスキルを持っているため、市場で生き残りやすいです。
またITの需要は高まる一方なので、プログラミングの需要もより高まっていくでしょう。AIの推進によってプログラミングが自動化されるという意見もあり、実際にそうなる可能性も高いです。
しかしプログラミングのすべてが自動化されるわけではなく、またプログラマーの業務はプログラムを書くことだけではありません。クライアントの要望を考えることや設計はAI化できない部分も多いため、人間ならではの作業も多いということです。
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プログラマーのやりがいと厳しさ
プログラマーにはやりがいも厳しさもあります。これはどのような職種にも共通して言えることですが、プログラマーは比較的やりがいも厳しさも大きい職種と考えられます。自身のスキルを活かしてシステムを構築しますが、その分スキルを身に付ける必要性もあります。他にも、労働環境が厳しい場合などもあるでしょう。
プログラマーとして働くやりがい
プログラマーが手掛けたシステムは最終的にリリースされます。企業や社会でシステムが利用され、人の役に立つのでやりがいにつながります。またスキルアップをすれば評価が上がり、年収も上がっていきます。
ものづくりが好きな人にとっては、システム開発の仕事が楽しいということもあるでしょう。楽しみながらスキルアップでき、収入にもつながり社会の役にも立つということです。プログラマーの仕事には多くのやりがいがあります。
プログラマーの大変さ
プログラマーはやりがいがありますが、大変な面もあります。厳しい納期の中で仕事をしなければならない、スキルアップし続けないと取り残される、想定外のバグやクライアントからの急な要望にこたえなければならない、長時間労働になりやすい、といったことが挙げられます。やりがいと大変さの両方が目立つ職業と言えるでしょう。
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プログラマーの年収
厚生労働省が運営する職業情報サイト「jobtag」によると、プログラマーの平均年収は557.6万円でした。ただしプログラマーはスキルによる年収幅が広く、1,000万円を超える人も少なくありません。逆に言えば、低い年収で働いているプログラマーもいるでしょう。スキルアップ次第で待遇が大きく変わるということです。
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プログラマーに関するよくある質問
プログラマーに関するよくある質問と回答を紹介します。プログラマーになるのにかかる期間、適正、楽しさなどを知っておけば、モチベーションアップにつながるでしょう。また結果的にプログラマーになるのをやめるとしても、他の職種選びの参考になるかもしれません。いろいろな職種の情報を知ることは、職種選びや自分の考え方をブラッシュアップしていく参考になるでしょう。
Q1. プログラマーになるには何年かかりますか?
プログラマーになるまでの期間は、選ぶ学習方法や学ぶ言語、目指す職種によって異なりますが、一般的には1年から3年程度かかります。最低限のスキルを身に付けて就職するだけなら1年以内でなれる可能性があります。しかし即戦力として活躍できるレベルに到達するためには、3年程度は必要でしょう。
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Q2. プログラマーにはどのような人が向いていますか?
プログラマーに向いている人の特徴は、技術が好き、論理的思考が得意、勉強熱心、柔軟な対応ができる、根気強い、集中力がある、ものづくりが好き、などです。すべてがそろうのはなかなか難しいですが、当てはまる部分があればプログラマーとして成長できる可能性が高いでしょう。
Q3. プログラマーが楽しいと感じるのはどのようなときですか?
プログラマーが楽しいと感じるのは、作成したプログラムが動いたとき、ユーザーの役に立っているのがわかったとき、バグをうまく解消できたときなどでしょう。技術の勉強やコードを書くこと自体が楽しいと感じるプログラマーもいます。
まとめ
プログラマーになるには、目標設定、スキル習得、実際に手を動かすこと、未経験可の企業に応募することなどが必要です。またスキル習得のための勉強方法は複数あり、どのように進めるかは性格や環境によって異なります。
プログラマーを目指すと決めたのであればやるべきことに集中した方が良いですが、そもそもプログラマーを目指すべきかどうかの判断や、プログラマーになった後のキャリアパスを考えることなども重要です。
実際に働いていれば目標が変わってくることもありますが、ひとまずは目標を決めて方向性を明確化してから取り組んでいく必要があるでしょう。
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