ゲーム開発・ゲームプログラミングのスキルを証明するおすすめ資格や書籍を紹介!ゲームプログラマー(ゲームエンジニア)に必要な資格について

最終更新日:2022年7月25日

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ゲームプログラマーのスキル証明に役立つ資格には「基本情報技術者試験」を始めとした国家資格や、プログラミングスキルの証明となる「Oracle認定Javaプログラマー」、「C言語プログラミング能力検定試験」などさまざまな資格があります。この記事ではゲームプログラマーになりたい人に向けて求められる知識とスキルのほか、スキルアップやスキル証明につながる資格について詳しく解説します。

1. ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーとは、ディレクターやゲームプランナーがが構想したシナリオや演出などの仕様に沿って、実際にゲームが作動するようプログラミングするエンジニアを指します。

現在は家庭用ゲームだけでなく、PCやスマートフォンゲームなどで動くゲームが豊富にあるため、ゲームプログラマーの需要は増加しています。

関連記事:ゲームプログラマーとは|仕事内容ややりがい、平均年収も紹介

ゲームプログラマーの仕事内容

ゲームプログラマーの仕事はプログラミングをするだけなのでしょうか。
仕事内容について解説します。

主な仕事としてはゲームの設計や企画に合わせてプログラミングしていくことです。
また、企画の内容が実現できないような場合には代替案を提案することも仕事の一つです。
構築したプログラミングでの不具合やバグを見つけ、修正するデバッグを繰り返しゲームの完成度を高めていきます。

企画ミーティングを行い企画を練る

ディレクターやプランナーの企画が実現不可能な場合があります。その場合に、しっかりとできないことを伝え、できることの中から代替案を出していく提案力が求められます。

仕様を決定する

どのようなゲームを作るのかの企画が決まったら仕様を決めていきます。

  • ・ どのようなハードウェアで動かすのか(ゲーム機、PC、スマホなど)

    ・ 動かすことに必要なハードウェア環境(CPU、ストレージ、メモリなど)

    ・ 動かすことに必要なソフトウェア環境(OS、ゲームエンジンなど)

    ・ ゲームの詳細仕様(操作方法、画面UIなど)

プログラム開発をする

プログラミング言語を用いて企画されたゲームをプログラミングしていきます。
ゲームの種類によって必要となるプログラミング言語が違うため多様なプログラミング言語の理解が必要です。

デバッグの作業を行う

ゲームは設計通りにプログラミングしてと完成ではありません。
ゲームを遊ぶユーザーが快適に不具合なく楽しめるようにする必要があります。
そのため、細かい表現の違いや操作性をチェックして、不具合やバグの修正が重要な仕事になります。

2. ゲームプログラマーの基礎知識の証明となる資格

資格の勉強は、書籍とスクールを活用した学習が主な方法です。「基本情報技術者試験」や「Oracle認定Javaプログラマー」などはスクールが資格取得のための講座を提供していますが、その他の資格は独学で学ばなければいけないものも少なくありません。書籍だけでは不明点が出るケースが多いため、先輩エンジニアに質問したり、エンジニア質問サイトを活用したりして不明点を解消しましょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験とは、IT技術者の基本的かつ包括的な知識を問われる試験です。コンピュータの仕組みやシステム開発手法など、ゲームプログラマー以前にIT技術者として習得すべき知識が出題されます。

ゲームはサーバーやネットワーク、データベースなどさまざまなテクノロジーを活用して作るものです。よって、この資格を取得することで、土台となる基礎知識を身につけることができます。

難易度はやや高め

ITの基礎知識を証明する資格であるため、ITに触れたことがないような人にとっては難しい試験となっています。
合格率は20数%となっており5人に1人くらいしか合格しません。

基本情報技術者試験を受けるメリット

企業からITに関する基礎知識ができている社員として資格手当などの費用を出してくれることがあります。会社としても情報技術者試験の合格者が所属していると言う技術力の高さを示すことができます。

また、ITの現場で活躍する専門かなとか問題を作成しているため常に時代にあった学習に役立ちます。

試験日程・受験料

基本情報技術者試験は毎年4月および10月の第3日曜日に実施されます。受験の願書受付は個人の場合インターネットからの申し込みに限定され、例年2ヶ月前頃に締め切られるため、忘れないようにしましょう。

受験料は5,700円(税込)となっています。

出題形式・出題範囲

基本情報技術者試験は午前、午後それぞれ150分の試験時間となっており、午前問題は四肢択一式の問題が80問、午後問題は多肢選択式の問題が11問出題されます。

出題範囲はIT分野の基本的な内容から、システム設計および開発に関わる専門的な内容まで幅広く、一部ではプログラミング(C言語)に関する問題も出題されます。

独学におすすめの書籍

『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和04年』(きたみりゅうじ、技術評論社)
試験対策本として、イラスト付きで解説している参考書籍です。700ページ超とかなりのボリュームですが、午前試験の出題範囲を網羅しています。

『うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2022年版 福嶋先生の集中ゼミ (日本経済新聞出版) 』(福嶋 宏訓、日本経済新聞社)
午後問題の最難関と言われているアルゴリズムに関する知識と対策ができる参考書籍です。アルゴリズムの概念に関する解説から過去問の解説までが網羅されています。

CGエンジニア検定

CGエンジニア検定とは、ゲームプログラマーはもちろんのこと、アニメーションやモデリング、AR・VRアプリの開発者にとって求められるCGスキルを問う試験です。CGエンジニア検定のスキルが役立つ業種はゲームやアニメーションといったエンタメ分野から産業分野まで幅広く、テクノロジーの進化とともに注目が高まっています。

エキスパートはやや難易度が高め

CGエンジニア検定には難易度に応じてエキスパートとベーシックの2種類が存在します。ベーシックは基礎知識、エキスパートはより専門的な知識と基礎知識の応用が求められるため、エキスパートのほうが難易度が高いといえるでしょう。まずはベーシックから挑戦し、スキルの習得や実務経験に応じてエキスパートに挑戦するのがおすすめです。

CGエンジニア検定を受けるメリット

CGを制作する職場で普段使用しないような周辺知識を網羅的に習得することができます。 エンジニア全般的なスキルアップにもつながるためスキルアップにも繋がります。

CGエンジニア検定は取得していることを履歴書に記載すると戦力として評価されやすくなる資格です。
ただし、資格を持っているだけでは即採用になったり、すぐにフリーランスとして活躍できるわけではありません
資格を活かした上でどのような仕事がしたいかどのような仕事ができるかをアピールする必要があります。

試験日程・受験料

CGエンジニア検定の試験日程は毎年7月と11月の2回に分かれています。願書の出願期間は約1ヶ月前に締め切られるため、忘れないようにしましょう。

検定料はベーシックが5,600円(税込)、エキスパートが6,700円(税込)となっています。

出題形式・出題範囲

CGエンジニア検定の出題形式は、ベーシック・エキスパートともにマークシート式となっており、10問の問題が出題されます。試験時間はベーシックが60分、エキスパートが80分で、およそ70点が合否ラインとなります。

出題範囲はCGの歴史や知覚といった基礎知識から、座標変換、CG理論、画像処理、CGシステムと幅広く、知的財産権といった法律的な問題も範囲に含まれます。特にエキスパート試験では対象範囲が広いため、網羅的な学習が必須となるでしょう。

独学におすすめの書籍

『ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門- [改訂新版](ビジュアル情報処理編集委員会)』
CGエンジニア検定を主催している公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が2004年に出版した『ビジュアル情報処理 -CG・画像処理入門-』の改訂版です。モデリングやレンダリング、画像解析といったCG技術の基礎を学ぶことができ、CGの入門書として最適な1冊です。

『CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集[改訂第三版] (ビジュアル情報処理編集委員会)』
CGに関連する基礎知識を身につけた後には、『CGエンジニア検定エキスパート・ベーシック公式問題集』で試験対策をしておきましょう。出題領域やテーマ、回答に対する詳細な解説もされており、この問題集を網羅的に学習しておくことで自分にとっての苦手な領域を把握でき、重点的に対策できるはずです。

TOEIC®

TOEIC®は英語スキルを客観的に証明できる資格として有名です。1979年から認定が開始された民間資格で、ビジネス業界では英語スキルを図る指標としてTOEIC®の点数が用いられることもあります。ゲームプログラマーに限らず、英語のスキルは身につけておくと大きな武器になることは間違いないでしょう。

目指すレベルによっては難易度は高め

目標とするスコアによって TOEIC を勉強する難易度は変わります。
一般社団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会が発表したTOEIC Program DATA & ANALYSIS2021によると社会人の平均は2020年のスコアでおよそ637点、学生は607点、全体の平均は620点でした。
また、技術職の平均は579点です。
700点を取得できれば全体の上位35%に位置します。

700点以上を目指そうとすれば、難易度は少し高めとなります。
しかし、取得することができれば英語力のアピールにつながります。

TOEIC®を受けるメリット

そもそもゲームプログラマーと英語にどのような関連があるのか、と疑問に感じる方も多いと思います。まず第一の理由としては、さまざまなプログラミング言語のコードは全て英語で書かれているということ。中学や高校レベルの英単語は理解できても、専門的なプログラミング技術を学ぶ上ではTOEIC® のような資格をもっていると理解が早いはずです。

また、もうひとつ重要なポイントとしては、IT分野に関する専門的な技術やトレンドを把握する際に英語力が役立つことが挙げられます。ITやCGといったゲームプログラマーに関連性の高い分野は、欧米から最新の技術やトレンド動向に関する情報が発信されるケースが多く、より正確かつ迅速に情報を収集するためには、英語のリーディング力が不可欠といえるのです。

試験日程・受験料

TOEIC®は毎月1回試験が実施されており、全国の指定会場で受験できます。ただし、会場によっては必ず毎月実施されているとは限らず、事前に受験スケジュールを確認しておく必要があります。また、受験申し込みは試験日の2ヶ月または1ヶ月前を目処に締め切られるため、こちらも必ず確認しておきましょう。

TOEIC®の受験料は6,490円(税込)となっています。

出題形式・出題範囲

TOEIC®にはさまざまな出題形式がありますが、ビジネスの分野に役立つ「Listening & Reading Test」の場合はリスニング問題が45分間で100問、リーディング問題が75分間で100問出題されます。回答はいずれもマークシート方式となっており、和訳や英訳といった問題は出題されません。

ちなみに、TOEICには合格・不合格といった概念はなく、990満点に対してどの程度のスコアであるかを計測します。

独学におすすめの書籍

TOEIC®試験を主催する「一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会」はTOEIC® の公式教材・問題集を出版しています。

『公式TOEIC® Listening & Reading プラクティス』
公式TOEIC® Listening & Reading プラクティスはTOEIC®が推奨している学習教材のひとつで、リスニング編とリーディング編の2冊に分かれています。いずれもTOEIC®スコアが350〜700程度の方を対象にしており、なかなかスコアが伸びない、学習方法が分からないという方におすすめの書籍です。

『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 8』
公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 8は、TOEIC®が推奨している問題集です。練習テスト問題が計400問収録されており、実際の試験問題に近い内容のため本番の感覚を身につけるためにはおすすめの1冊といえるでしょう。

3. ゲームプログラマーへの転職に有利な資格

次に、ゲームプログラマーとしての基礎知識やある程度の実務経験を積んできた方におすすめしたい、ステップアップに役立つ資格を2つご紹介します。今回ピックアップした資格は、いずれも日本だけではなく世界でも通用するため、ぜひ取得に向けて挑戦してみましょう。

Unity認定資格

Unity認定技術者は、ゲームエンジンであるUnityに関する知識と技術力を証明する資格です。Unityが必須スキルとなっている企業もあるため、スキル証明として取得しておいて損はありません。

それぞれの試験の学習教材がUnityからウェブ上で提供されていますので、これらを使った学習が主な勉強方法となります。不定期ですが、公開研修も提供されています。

4つの難易度から自分に合う内容を選べる

Unity認定資格には「ユーザー」「アソシエイト」「プロフェッショナル」「エキスパート」の4種類があり、実務経験のある方はアソシエイトから挑戦してみるのがおすすめです。プロフェッショナルは2年から4年の実務経験、エキスパートは5年以上の熟練エンジニアを対象としています。

試験日程・受験料

Unity認定資格はピアソンVUEから随時申込みを受け付けており、最寄りの会場の試験日程を確認したうえで自身の都合に合わせて予約が可能です。

受験料は難易度によっても異なりますが、アソシエイトの場合は34,055円と高額です。そのため、入念な試験対策を行ったうえで挑戦しましょう。

出題形式・出題範囲

Unity認定資格では、アニメーションやアセット管理、ゲームデザインの原則やゲームプログラミングなど、ゲーム開発やUnityについての問題が100問出題されます。出題形式はさまざまで、複数選択やPCを使ったドラッグアンドドロップ作業が必要なものまで多様です。

独学で勉強する方法・おすすめの書籍

Unity認定資格の公式Webサイトでは、試験対策に役立つコースウェアが提供されています。動画を中心としたコンテンツとなっており、これをベースに繰り返し学習することが合格への近道といえるでしょう。

Oracle認定Java資格

Oracle認定Java資格とは、Javaを使ったプログラミング知識とスキルを証明する資格です。Javaを扱うゲームプログラマーだけでなく、Javaエンジニアにとっても役立つ資格といえるでしょう。

学習は書籍を使った勉強かスクールでの勉強となります。スクールの場合、プログラミングスキルを身につけた後、試験対策として知識を補填していくという流れが多いでしょう。未経験者を対象に、プログラミングスキルの習得から資格取得までサポートしている講座が多く、比較的学習しやすい資格です。

開発中上級者向けの難易度は高め

Javaの概念や基礎知識(メソッドとカプセル化や継承の操作など)、応用的なプログラミングスキルを問う内容となっており、Bronze/Silver/Goldの3つのランクが用意されています。中でも中級者・上級者向けのSilver/Goldランクの資格は難易度が高く、実務経験者であっても入念な試験対策が求められます。

試験日程・受験料

Oracle認定Java資格はピアソンVUEからの申込みを行い、試験会場を予約することで受験できます。原則として試験会場での受験となりますが、Bronzeランクのみ自宅でのオンライン受験が可能です。

受験料はオンライン試験の場合が13,600円、会場受験が26,600円となります。

出題形式・出題範囲

ランクに関わらずCBTによる選択問題が出題され、Bronzeランクの場合は試験時間が65分、SilverとGoldの場合は150分となっています。

Bronzeは完全なJava初心者向けの内容が出題されますが、Silverでは例外処理やクラスといったオブジェクト指向をきちんと理解しているかが問われます。また、Goldではクラスの設計や並列処理、ラムダ式が理解できているかを問う問題も出題されます。

独学で勉強する方法・おすすめの書籍

『スッキリわかるJava入門 第3版 (スッキリシリーズ)』(中山 清喬、インプレス)
Javaの基礎知識やオブジェクト指向の概念についてまとめられている入門書籍です。Javaプログラミング初学者でも理解しやすいようにイラスト付きでまとめられています。練習問題が各章に用意されており、アウトプットとインプットのバランスが良い一冊です。

『徹底攻略 Java SE 7/8 Bronze 問題集』(志賀 澄人・山岡敏夫、インプレス)
Java SE 7/8 Bronze の問題集です。Webからダウンロードできる模擬問題60問が用意されています。基礎知識を身につけた後、このような問題集で試験対策をすると良いでしょう。

4. ゲームプログラマーになるには

ゲームプログラマーになりたいと思ったときにどのような道のりを歩めば、目標が達成できるのでしょうか。

スクールや専門学校に通う

まずは専門のスクールに通うという手段があります。
ゲームプログラマーになるためには、プログラミングやコンピュータの知識など幅広い知識を学ぶ必要があるため、体系的に学ぶことができる学校に通うことが効率よく目標に近づけます。

求められる知識・スキルを身につける

プログラミングスキル

ゲームプログラマーになるためには切っても切れないスキルです。
家庭用ゲームではC言語やC++、C#などのC系統の技術がよく使われるので、習熟しておくと良いでしょう。
スマートフォン向けのゲームであればJavaやSwift、Objective-Cなどがよく使われます。

ゲームエンジンの知識・スキル

ゲームエンジンはゲームに必要なグラフィックや入出力、サウンドの管理などをまとめて提供するプログラムのことを指しています。
代表的なものとしてはUnityやUnreal Engine 4が挙げられます。

ゲームエンジンによって利用できるプログラミング言語が変わるため、ゲームエンジンに合わせたプログラミングスキルを使えると活躍できるでしょう。

論理的思考力

プログラマーはもちろん、エンジニア全般に言えることではありますが、論理的思考力が必要です。
筋道を立ててゲームを組み立てていくときや、思わぬ不具合などのトラブルが発生したときの原因究明などの際に役に立ちます。

未経験可の求人に応募する

最低限のスキルを身に着けたら、ゲーム製作会社やメーカーに就業して経験を積みながらさらに成長していくと良いでしょう。

関連記事:未経験からゲームプログラマー・ゲームエンジニアになる!業界別転職ノウハウ解説

アプリを作成し成果物をアピールする

就職の際には自分がどんなものを作ることができるのかをアピールする必要があります。
過去に就業経験がなくても、実際にアプリなどを開発して成果物を見せることで開発に関するスキルや熱意が伝わりやすくなります。

5. まとめ

この記事では、ゲームプログラマーに求められる知識とスキル、技術力の証明につながる資格について解説しました。ゲームプログラマーに資格は必須ではありませんが、資格を取得する過程で知識とスキルを補完できます。ぜひ資格制度を活用しながらスキルアップを図ってみてください。

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