自社開発or受託開発など、企業の業態によっても必要なスキル・経験に違いがあるプログラマー求人の転職白書|仕事内容や求人トレンド、年収、適性まで

最終更新日:2020年7月3日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

レバテックキャリアでエンジニアの転職支援を行うコンサルタントが、IT業界におけるさまざまな職種にスポットを当て、仕事内容や給与、必要なスキルなどについて詳しく紹介します。今回取り上げるのは、システム開発おいて主にコーディングやテストなどを行う「プログラマー」の転職です。

記事を要約すると…
・仕事内容…システム開発の詳細設計・コーディング・テストを担当
・年収…350~600万円程度 ※スキル・経験によって異なる
・求人トレンド…求人数は増加傾向にあり、育成前提の採用を行う企業も増加
・必要なスキル・経験…3年以上のシステム設計からプログラミングまでの実務経験
・適性…日常的に自己研鑽をしている人
・キャリアパス…フルスタックエンジニア、プロジェクトマネージャー、ITアーキテクトなど

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井上 香(いのうえ かおり)

大手人材会社を経て、レバレジーズ(現レバテック)に入社。「企業と求職者との最高のマッチング」を目指して、年間約300人のエンジニアの転職支援を行っている。コンサルタントとして、一番の相談相手になれるよう新しい技術や業界情報のキャッチアップにも力を注ぐ。

プログラマーの仕事内容

システム開発におけるプログラミングを行う職種

プログラマーとは、システム開発において主にプログラミングを担当する技術者です。いくつかある開発手法のうち、ポピュラーなウォーターフォール開発やアジャイル開発ではシステム開発の工程を、「要件定義」「システム設計(基本設計・詳細設計)」「プログラミング」「テスト」「検収」「運用・保守」で分けます。そのうち、システムエンジニアが「要件定義」「基本設計」を、プログラマーは「詳細設計」から「テスト」までを担当します。

業種によって重視するものが異なる
プログラマーの仕事内容は、業種によって若干スタイルが異なります。一例を挙げると、社内向けの基幹システムや金融などのお金にまつわるシステムなどは正確性が重視されるため、がっちりプログラムを組み、テスト・検収の時間も長く、細かく行う傾向があります。これがWeb系やゲーム系になりますと、スピードが重視されることが多く、システム設計から検収までを半日で終わらせるようなケースもあります。

自社開発or受託開発でも違いが存在
自社開発ですとシステムの拡張性や実際にユーザーに使われたときの負荷なども見込んで作る必要がありますし、受託開発ですと納期とコストの条件に収められるかが重視されます。プログラマーの作業内容自体に大きな差はありませんが、意識する点には違いが出てきます。

「プログラマーとざっくり言っても細部には差がありますので、プログラマーとして転職を検討する際は、具体的に何がやりたいのかをはっきりさせておくことが大切です。そうすることで、実現のために勉強・経験すべきことも明らかになりますし、勤務状況や残業時間を始めとした入社後の条件のミスマッチを避けることにもつながるでしょう。

あとはプログラマーの方でしたら、どんなシステムを作るかなどの仕事内容ももちろんですが、勤務先の細かな環境にも注目してみることをオススメします。開発手法やチーム体制、技術環境、コーディングのバージョン管理や課題管理などのツールなども確認しておくと、応募企業での働き方を具体的にイメージしやすくなるでしょう。これらは求人票には書いていないことも多いので、面接時に確認してみるのも手です」(コンサルタント・井上)

プログラマーの求人トレンド

Web系、SIerをはじめ、プログラマーの求人数は増加傾向に

慢性的なIT人材不足から、プログラマーの求人数は年々増加しています。応募者としては、業界における母数の多いSIerからは転職者も多く、「管理業務が主になっているが、もっとプログラミングをしたい」などの理由からWeb系を目指すプログラマーも多いようです。

「Web系でいうと、Web広告に関連するアドテクの領域は、経験のあるエンジニアの需要が高まっています。今後伸びそうなところですと、FinTechの領域もエンジニアの引き合いが増えていきそうです。また経験者だけでなく、SIerやその下にあるソフトハウスなどでは、研修を行うなどして育成していく前提での求人も増加している感がありますね」(コンサルタント・井上)

プログラマーの年収

実際にスキル、経験によって違いますが、相場は350~600万円です。

技術の幅の広さが年収の幅に影響

「レバテックキャリアで扱っている求人ですと、年収350~600万円くらいの求人が多いですね。私が担当した中では、直近だと年収700万円という方もいらっしゃいました。

年収に幅がある要因としては、扱える技術の幅が挙げられます。いろいろな言語や環境の中でやってこられた経験がある方は、年収が上がりやすい傾向がありますね。特に最近ですと、Python、Scala、Perlあたりを扱える方は、年収が高めになりやすい印象です。Pythonは機械学習、Scalaはアドテク、Perlは開発手順の効率化、といった需要の高まりが一因かと思われます。

他にも『システムのアルゴリズムを考えられる方』『セキュリティ技術に長けた方』 『大規模なWebサービスで負荷をさばいてきた方』は、希少価値が高く、年収も上がりやすいですね」(コンサルタント・井上)

プログラマーで年収が高めな業種とは

「業種でいうと『プライム(元請け)SIer』『Webサービス』『パッケージ・アプリケーション』を担うプログラマーは、年収が高めになる傾向があります。

プライムSIerについては、元請け、二次請け、…、と下流にいくほど単価が異なりますので、いわずもがなですね。Webサービスは実際のところピンキリですが、プログラマーがいないとサービスが成り立たないケースが多く、Web業界におけるプログラマーは存在価値が高めです。パッケージ・アプリケーションもケース・バイ・ケースですが、クラウド型のサービスですと月額制の課金モデルになっていますので、安定した収益を上げやすく、高待遇になりやすいようです。ここで挙げた業種は、プログラマーの給与水準が高めな印象がありますね」(コンサルタント・井上)

プログラマーの必要なスキル・経験

【必須】
・3年以上のシステム設計からプログラミングまでの実務経験

【歓迎】
・複数名のメンバーとともにコーディング&コードレビューを行ってきた経験
・CIツールなどを活用したテストの経験
・セキュリティを意識したプログラミングの経験

企業は実務経験を重視するため、資格単体での価値はそこまで高くない

「企業はプログラマーに実務経験を強く求めますので、応募したい求人に対して、条件に近い経験があるかどうかが重要です。目安としての意味合いも少なくないようですが、3年以上の実務経験をラインにする企業が多いですね。もし実務未経験のジャンルに挑戦するのでしたら、その分を補うために学習サイトなどを用いた、独学でのプライベートでのインプット/アウトプットは欠かせません。
実務経験が重視される一方で、資格に関しては就職において若干評価に結びつきにくいという印象があります。継続的に資格を取ることで、そのジャンルに対する意識を持っていることの表れにはなるとは思いますが…。その中で、Javaをやられている方でしたら『Oracle Certified Java Programmer』、Rubyでしたら『Ruby技術者認定試験制度』あたりは、比較的価値があるかもしれません」(コンサルタント・井上)

プログラマーの適性

・向いている人…論理的な思考を持てる人、日常的に自己研鑚をしている人
・向いていない人…自己研鑚が苦手な人


「プログラマーに求められる能力のひとつとして、『論理的思考』が挙げられます。例えば、設計書や仕様などから、具体的なコードをイメージして書き出しができる人は適性があるといえるでしょう。ただ、現時点で論理的思考が得意でないからといって、向いていないというわけではありません。正確にドキュメントを理解して読み取る訓練などをすることで、論理的な思考性は身に付いていきます。そのため、『自己研鑚』ができる方こそプログラマーとしての活躍が期待できると思います」

プログラマーは技術へのキャッチアップが肝心

「技術革新が激しい業界であり、技術力がウリであるプログラマーにとって自己研鑚は欠かせません。技術の幅が年収の幅につながっているとお伝えしたとおり、転職の際には、自分の興味があるものはもちろん、流行りの技術なども押さえておくとよいでしょう。

具体的なやり方としては、時間を作っていろいろなカンファレンスや勉強会に行ってみるのがいいと思います。特に最近増えてきているハンズオン形式の勉強会は、感覚的にインプットできるのでオススメです。また、用いたことのない言語は、Web上の学習サイトなどを利用し、独学で積極的にキャッチアップしておきましょう」(コンサルタント・井上)

プログラマーのキャリアパス

・フルスタックエンジニア
・ITアーキテクト
・プロジェクトマネージャー

指向性によって異なるキャリアパス

「プログラマーのキャリアパスを挙げると、フルスタックエンジニアやITアーキテクト、プロジェクトマネージャーなどが代表的です。システム開発・運用を一人で行うフルスタックエンジニア、プロジェクトを成功へ導くために人材や費用、スケジュールなどを管理するプロジェクトマネージャー、要求されるシステムのアーキテクチャを設計するITアーキテクト、それぞれの果たすべき役割は異なります。

フルスタックエンジニアを目指すとしたら、アプリケーション開発でだけなくミドルウェアからインフラ周りのスキル・知識なども身に付けていく必要があります。技術だけでなく、スキルの幅を広げたいという方はプロジェクトマネージャーを目指すのがよいでしょう。ITアーキテクトは要件定義やシステム設計が重要な役割の一つになってきますので、システム開発における設計に強みがある人が向いています。

フルスタックエンジニアやITアーキテクトは、実務以外でも独学でのインプット/アウトプットを重ねることで、必要な経験を積むこともできます。プロジェクトマネージャーについては、折衝や管理などを業務外で経験を積むのは難しいと思いますので、機会があれば現場で率先して関わっていくようにしていくことをオススメします」(コンサルタント・井上)

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