独学でプログラマーを目指すには?習得方法や役立つツールを紹介

最終更新日:2024年6月4日

プログラマーをはじめとするIT人材は慢性的に不足しており、経済産業省「IT人材需給に関する調査」では2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると予測されています。さらにIPAの「DX白書2021」におけるアンケートでは、回答した企業のうち80%以上が質・量ともにIT人材が不足していると感じており、需要の高さを裏付けています。

一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、プログラマーが該当する「ソフトウェア制作者」の平均給与は約519万円でした。一般労働者の全体平均の318.3万円と比較して、高い給与を得られる職種といえます。

本記事では、未経験かつ独学でプログラマーを目指す方に向け、必要なスキルとその習得方法など知っておきたいポイントを解説します。

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この記事のまとめ

  • 独学でプログラマーを目指すことは可能で、そのための本や動画コンテンツ、Web上の情報など学習環境が充実している
  • 独学を継続すればスキルは着実に身についていくので、少しずつでも続けることが重要
  • 独学を続けるためのコツは、目標を設定する、オンラインで仲間を見つける、難易度の低い言語から学ぶことなどが挙げられる
  • プログラマーの転職を相談する

    プログラマーは独学・未経験でもプログラミングを学べば目指せる

    プログラミングはパソコン一台でできます。またWeb上の情報や書籍も充実しているため、独学でもプログラミングを学べばプログラマーを目指すことが可能です。プログラミングを入力し実行できるツールや動画コンテンツも充実していて、独学でもスクールに近い形で学習できます。

    しかし、オンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」を運営するキラメックス株式会社が2021年に行った「プログラミングのスキル習得に関する調査」では、「独学で十分な知識が身についた」と回答したのはわずか5%でした。半数以上が十分な知識が身についていないという結果です。

    このことから、未経験から独学でプログラミングを学ぶことはできても、十分な知識を得るのは簡単ではないことが分かるでしょう。プログラミングの習得はハードルが高いといえますが、実際に独学で学んでプログラマーになった方はいるため、不可能ではありません。本当にプログラマーになれるか否かは自分の行動次第で決まるといえるでしょう。

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    独学でプログラマーを目指す前に知っておきたいこと

    プログラミングは独学でも習得可能ですが、勉強を始める前に知っておくべきことがあります。それは、そもそもプログラミングはどのようなものかや、独学で学ぶメリット、デメリットなどです。人によっては、独学ではなく専門的に学べる学校に通うほうが適している場合もあるでしょう。これからプログラマーを目指す上で、本当に独学でやっていくべきか自己判断する参考にしてください。

    関連記事:プログラマーとは?仕事内容や必要なスキルをわかりやすく解説

    そもそもプログラミングとは

    プログラミングとは、コンピューターを動かすための指示文を入力することです。厳密にいえば、人間が書いたプログラムが2進数に変換されるとコンピューターが動く仕組みになっています。コンピューターがプログラムをそのまま理解できるわけではありません。プログラムはあくまでも人間が理解しやすいように作られたものです。いろいろな種類のプログラミング言語があり、得意な処理やロジックなどが異なります。

    プログラミング言語の習得に必要な学習期間・1日あたりの時間

    プログラミング言語の習得に必要な学習期間・時間は、独学の場合とスクールに通う場合で異なります。そこで、プログラマーを独学で目指す場合の学習期間と1日あたりの時間を紹介します。プログラミングの独学は個人差が大きいので、あくまでも目安として考えてください。

    独学の場合

    独学でプログラミングを勉強する場合、1日あたり3〜4時間の学習時間を設けると仮定すると、1つの言語をきちんとマスターするのに1年半程度かかります。このくらい勉強すれば、1人で基本的なアプリ開発ができるようになるでしょう。

    スクールに通う場合

    スクールに通う場合、1日あたり5時間程度の学習で、学習期間は3ヶ月〜1年程度が相場です。半年以内の短期間でアプリ開発ができるレベルまで習得するケースが多いでしょう。独学よりもトータル時間が少なく済む理由は、学習カリキュラムが効率的に組まれていることや講師のサポートを受けながらエラー対処ができるので情報収集の時間が減るなどがあります。

    プログラミング技術習得後のキャリア例

    独学でプログラミング技術を習得すれば、以下のような職種が目指せます。プログラミングを勉強することは、プログラマーを目指せるだけでなく複数のキャリアパスにつながる可能性が高いです。

    • ・プログラマー

      ・エンジニア

      ・Webデザイナー

    エンジニアは、フロントエンド、サーバーサイド、ネットワーク、アプリケーションなど担当分野によってさらに職種が分けられます。Webデザイナーは、主にWebサイトのデザインなどを整える職種です。

    このように、プログラミングは複数の職種で共通する重要スキルのため、扱える言語や対応できる技術の幅を増やしていければキャリアの選択肢も広がるでしょう。

    関連記事:プログラマーのキャリアパスは?キャリアアップに必要なスキルも解説

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    プログラミングを独学で学ぶメリット・デメリット

    プログラミングを学んで得られるのはメリットしかないと考える方は多いでしょう。しかし、「独学」という観点で考えるとデメリットもあることを知っておいてください。

    独学でプログラミングを学び、プログラマーを目指す過程ではさまざまな壁に直面するでしょう。すべて自己管理のもとでやっていくので、少しの気の緩みでも学習状況に支障をきたしやすいです。一方、学習方法や進めるペースなどを自分の好きなように決められるのは独学の良いところともいえます。

    ここではプログラミングを独学で学ぶメリットとデメリットを解説します。

    プログラミングを独学で学ぶメリット

    プログラミングを独学で学ぶメリットは以下です。しっかり理解して、学習のモチベーションにつなげてください。

    • ・学習にかかる費用が安く済む

      ・自分のペースで学習を進められる

      ・独学が好きな人は楽しみながら学習できる

    学習にかかる費用が安く済む

    プログラミングを独学で学ぶと学習にかかる費用を安く抑えられます。たとえば、オンライン上には無料で利用できるドキュメントやプログラミング学習サイト、コミュニティなどがあります。これらを利用すれば、お金をかけてプログラミングスクールに通うことなく基本的なスキルの習得が可能です。また、人気のプログラミング言語であれば書籍も多数販売されており、知識を深めることもできます。

    自分のペースで学習を進められる

    独学では、時間や場所を気にせず、自分のライフスタイルに合わせて学習を進められます。たとえば、仕事をしながらスキマ時間を利用したり、早朝または夜など自分の生活スタイルに合わせたりすることもできます。

    また、学びたい内容や勉強方法についても決め方は自由です。そのため日によって特定の部分に絞って学ぶことも、全体を広く浅く学ぶのも自由です。学習時間や場所、学習の進め方などを柔軟に決められる点は、大きなメリットです。

    独学が好きな人は楽しみながら学習できる

    プログラミングの学習は、自分でプログラムしたりWebサイトを作り上げたりするだけでなく、問題に対し自分で考え解決していくことでスキルが身についていきます。黙々と手を動かし、自力で物事を進めるのが得意な人にとって、プログラミングの独学は非常に楽しいでしょう。

    問題が解決したときやプログラムを開発したときの達成感や満足感は、プログラミング学習のモチベーション向上にもつながります。

    プログラミングを独学で学ぶデメリット

    プログラミングを独学で学ぶデメリットとして以下が挙げられます。

    • ・挫折しやすくなる

      ・学習が非効率になる可能性がある

      ・習得スキルを可視化しにくい

    独学で学んでも十分な知識が得られにくいのは、このデメリットがあるからといえます。独学を始める前に、この点をしっかり押さえておきましょう。

    挫折しやすくなる

    独学は自由度が高い分、自己管理ができないと挫折しやすいデメリットがあります。自分で学習内容を決めてもスケジュールどおりに進められないケースや、難しくて解決できず時間ばかりが過ぎ、挫折してしまうケースも少なくありません。

    また、学習期間が長いとモチベーションの維持が難しくなります。学習の目的やその日のゴールなどを決めておき、モチベーションを維持する工夫が必要です。

    学習が非効率になる可能性がある

    独学する上で無料で利用できるWebサイトの情報は非常に有益ですが、その情報が正しいか、自分が学習したいものと合致しているかは自分で判断しなければいけません。たとえば、プログラミング言語はバージョンによって機能が追加されたり廃止されたりするため、知り得た情報が自分の学習環境に合っているかを確認する必要があります。

    その結果、情報を収集するまでに時間がかかり、学習が非効率になってしまう可能性があります。

    習得スキルを可視化しにくい

    独学を続けていると、何をあとどれだけやれば良いのか、今の自分の技術レベルはどれくらいなのかなど、習得スキルが自身で把握しにくいデメリットがあります。ある程度学習を続けてから実際に求人に応募しても、採用担当者にスキルを示せる何かがなければ能力を認めてもらうのは難しいでしょう。たとえば、プログラマーになるために独学でどれだけ高いスキルを習得しても、それは自己評価にしかすぎません。

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    独学でプログラマーを目指す際の6ステップ

    プログラマーになるためには、プログラムの作成ができることは必須です。しかしながら、闇雲にプログラムを書いてスキルを身につけようとするのは、効率の良い方法ではなく時間を浪費してしまいます。

    効率的に学習を行うには計画を立てることが重要です。はじめに、スキル習得に向けた明確な目標を打ち立てましょう。次のステップでは、目標に対する節目となる地点にマイルストーンを配置します。マイルストーンを達成するたびに充足感が得られ、モチベーションを保てる計画にするのがポイントです。

    まずは1つのプログラミング言語の習得を目指しましょう。1〜3ヶ月のスパンで1つの教材をマスターするなど、細かく目標を設定すると進めやすいです。学習に割ける期間や時間は人によって違いますが、期間を長くとりすぎるとモチベーションが低下する恐れがあるため、長すぎない範囲で成果が出るように取り組みます。

    下記の1〜6のステップに沿って進めていくと、独学でも効率的にプログラマーを目指せます。

    関連記事:プログラマーになるには|未経験から独学で目指す方法を紹介

    1. 何から始めるべきか理解する

    独学といっても何から始めるべきか理解できていないと適切な計画を立てられません。プログラマーを目指す最初の段階では、プログラミングの全体像や学んだ先にどのような仕事があるのかなどを把握できていない人が多く、完璧に理解するのは困難です。

    そこで、どのような仕事をしたいのか大まかに決めて、そこから逆算していく方法がおすすめです。そのためにはどのような言語・スキル・教材が必要か、といった形で順序立てて計画に盛り込んでいきます。
    しっかりとやるべきことを理解し、多少分からない箇所があっても進めていく、といった切り分けができると良いでしょう。

    2. プログラマーになり何を開発したいのか目的を定める

    プログラムには多くの種類が存在しています。プログラムの実行形態や利用分野から大きなグループ分けがされており、作り方もそれぞれです。すべてを把握できているのが望ましいですが、範囲が広大なため、まずは1つの分野に絞った学習が未経験者や独学の場合には適しています。以下はプログラムの分野と開発対象の事例です。

    • 【業務システム系】

      ・コンソールアプリ

      ・デスクトップアプリ

      ・Webアプリ

    • 【Webサービス、サービス開発、ゲーム系】

      ・Webアプリ(クライアントサイド、サーバーサイド)

      ・スマートフォンアプリ

      ・コンシューマーゲーム

    3. 開発目的や習得のしやすさに着目した言語選びを行う

    プログラミング言語によって、利用用途と習得難易度は異なります。自分の取り組みたい分野やその需要、習得難易度を勘案して、最初に学習するプログラミング言語を選択しましょう。

    難易度が高い言語ほど、他言語の学習にも応用可能な傾向があります。しかし、独学だとモチベーションの維持が難しく、挫折もしやすいでしょう。まったくの未経験なら、難易度が高過ぎず、すぐに形になって動作するプログラムが作れる言語がおすすめです。目に見える成果が上がることで、モチベーションを高く維持できるのがポイントです。

    プログラマーを目指す方におすすめのプログラミング言語を目的別で紹介します。

    関連記事:
    プログラマーが扱うプログラミング言語|種類別の特徴や選び方も解説
    プログラマーに必要なスキル・知識とは?資格や学習方法も紹介

    アプリ開発

    幅広くさまざまな種類のアプリ開発を行いたい場合にはJava(ジャバ)がおすすめです。Javaは世界中で利用されている人気のある言語で、情報が多く、学習しやすい環境が整っています。汎用性が高い言語のため、Web、デスクトップアプリ、スマホアプリなど各種の開発分野にも対応可能です。

    Javaのプログラマーは需要が高く、活用先の選択肢が豊富なこともおすすめできる理由の1つです。難易度はやや高めですが、ベーシックな記述なので一度身につければほかのプログラミング言語の学習に応用が利きます。

    Web開発

    Web開発のプログラマーを目指す場合におすすめできる言語がPHP(ピーエイチピー)です。
    文法はシンプルで分かりやすく、学習難易度は低めです。Web開発に特化していて、Webページ作成言語として大きなシェアを持っています。

    W3Techsによる2024年4月30日時点の調査「Usage statistics of server-side programming languages for websites」では、サーバーサイド言語を使用する世界中のWebサイトのうち、76.3%がPHPで作成されていることが分かります。

    PHPで作成したプログラムは、Web画面上に反映され目に見える成果が得やすいため、学習へのモチベーション維持がしやすいです。Web開発に携わるプログラマーになりたい場合には、PHPを優先的に学習すると良いでしょう。

    AI・機械学習

    プログラマーとしてAI・機械学習といった分野の開発を目指す場合にはPython(パイソン)がおすすめです。プログラミング言語の人気ランキングWebサイトTIOBE Indexによると、2024年4月のランキングでは、Pythonが昨年同様1位を獲得しており、非常に人気が高いプログラミング言語です。

    人気の高いプログラミング言語は、開発情報が得やすく、求人も多いため勉強するメリットがあります。また、Pythonは簡潔な記述でプログラムが実行できるのが特徴で学習難易度は低めの言語です。AI・機械学習関連のライブラリも充実しているため、独学でも習得しやすくこの分野では第一の選択肢となっています。

    ゲーム開発

    ゲーム開発を行うプログラマーになりたい場合には、C#(シーシャープ)C++(シープラスプラス)の学習がおすすめです。

    C#、C++はゲーム開発の主流言語です。ゲームエンジンUnityを利用する場合はC#が唯一の選択肢となります。ゲームエンジンUnreal EngineなどではC++が有力な言語です。ただし、C++は高難易度の言語のため、応用的なスキルとして捉え、ほかの言語を学習してから身につけるのが望ましいでしょう。

    4. プログラミングの学習サイクルを知る

    プログラミング学習はサイクルで回していくことが重要です。サイクルに入る前に最低限のゴールを決定し、念入りに行う場合は計画策定とリサーチも行います。

    具体的には「インプット→アウトプット→結果の確認→調整→インプット」の流れで学習サイクルを回すと良いです。まずはインプット中心の学習を行い、次にアウトプットしてみます。アウトプットの結果を確認し、次のインプット、アウトプットのための調整を行います。

    これは基本モデルなので、独学しやすい学習サイクルになるよう臨機応変に調整してください。たとえば、ある程度インプットが進んだ段階では、インプットとアウトプットを並行して行うケースも多いです。コードを調べてすぐに書いていくということです。

    5. 実際に手を動かし既存のWebサイトを模写してみる

    実際に手を動かして既存のWebサイトを模写してみることで、プログラミングスキルがアップします。コードの流れを把握できたり、自分ができること・できないことが分かったりするからです。できない部分は調べ理解しながら模写することが重要です。

    6. ポートフォリオを作成する

    ポートフォリオとは、自分のオリジナル作品をまとめたものです。ポートフォリオを作成することで、独学の成果を可視化でき、さらにプログラマーになるためのスキルアピールにもなります。ポートフォリオは就職、転職で役立つ機会が多いので、企業に応募するまでに作成しておきましょう。

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    独学で挫折しそうなときの対処法

    プログラミングを独学する最大のデメリットは、挫折といっても過言ではないでしょう。また、学習効率が悪くなることも懸念されますが、じっくり進める過程でいろいろな知識や情報収集力が身につくので良い面でもあります。

    学習を継続さえできればスキルは身についてくるので、独学でプログラマーになるための最大の鍵は「挫折防止」です。そこで、挫折防止のための方法を紹介します。

    独学の大変さをあらかじめ理解しておく

    プログラミングの独学に挑戦する人の多くは挫折するといわれています。つまり独学でプログラマーになれる人は、ほんのわずかです。独学は分からないことばかりで調べることに疲れたり、いくら調べても問題が解決できず諦めてしまったりする、といったケースに多く直面します。そのような状況でも乗り越えなければ成功できないこと、一筋縄ではいかない独学の難しさを覚悟しておく必要があるでしょう。

    質問や相談ができる人を見つけておく

    プログラミングの独学で挫折する原因の多くは、疑問を解消できないことです。自分で調べてもなかなか問題解決できず、根負けしてやめてしまうイメージです。そこで、質問や相談できる人を見つけておくと挫折のリスクを軽減できます。とはいえ身近にそういった人がいない場合が多いので、オンラインコミュニティなどで質問するのがおすすめです。

    目標は細かく設定して達成感を得られるようにする

    目標があれば挫折を防げる可能性がありますが、高い目標が1つあるだけでは途中で挫折してしまいやすいです。すぐに達成できない分、やめたくなる可能性も高いからです。そうならないために、目標を細かく設定することをおすすめします。細かく設定しステップアップしていく実感が得られると、日々達成感を得られます。

    コミュニティやセミナーなどに参加して勉強仲間を見つける

    コミュニティやセミナーなどに参加して勉強仲間を見つければ、モチベーションが上がりやすく挫折を防げる可能性も高まります。1人で独学していると、ときには孤独を感じたり、楽しめなくなったりするでしょう。その人の性格にもよりますが、コミュニティやセミナーで目標意識を持った仲間を作ることは挫折対策として効果的です。

    SNSやブログなどで学習内容をアウトプットする

    SNSやブログで学習内容をアウトプットすれば、自分の頭の中の整理になります。アウトプットを習慣づけられると、学習内容がより定着しやすいというメリットもあるでしょう。また、投稿した内容に対し、ほかの人から意見やアドバイスをもらえる可能性があるので、不特定多数の人の目に触れる方法でアウトプットすることがポイントです。

    少ない時間でも毎日学習する

    前回の学習から時間が空いてしまうと、机と向き合う習慣が抜けてしまったり内容を忘れたりして、挫折につながる可能性があります。少ない時間でも毎日学習することを習慣化しておけば、挫折を防げるでしょう。プログラミングの独学に限ったことではないですが、継続するためには習慣化が重要です。

    プログラミングが「難しい」と感じたときの対処法

    プログラミングをはじめ、分からない内容を独学していく場合、最初は誰もが難しいと感じるものです。しかし、何かを少し変えたり周囲に助けを求めたりするだけで解決することは多くあります。困難な状況になったときに、すぐに無理だと諦めるのではなく、どうしたら解決できるかを一度考えてみましょう。プログラミングの独学で難しいと感じやすい事例とその対処法を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

    参考テキスト・サイトの内容が理解できないとき

    プログラムや参考書、学習コンテンツの内容が理解できない場合は、プログラミング言語や学習教材の選択が間違っている可能性があります。入門レベルから再度学習を積み重ねる必要があるため、自分の学習状況に適した教材を選びましょう。

    エラーなどの問題解決ができないとき

    プログラミングの独学でエラーはつきもので、多くの人が難航する問題といえます。しかし、独学では自力で解決しなくてはいけない場合がほとんどなので、Web上で探すしかありません。対象のプログラミング言語やエラーメッセージ、エラー発生個所などを検索キーワードに含めて調べてみてください。

    根気強く調べても解決できず、挫折しそうになったときはスクールの利用も1つの選択肢です。コストはかかりますが、ノウハウの詰まったカリキュラムや講師によるサポートのもとで学べ、ほかの生徒と情報交換できるなどメリットも多くあります。また、メンターと呼ばれる相談相手を探すのもおすすめです。

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    独学でプログラマーを目指すのに役立つツール

    独学でプログラマーになるためには、効率的な学習ツールを選択することが重要です。未経験者向けのレベルでは、特に成果を実感しながら進めていきやすいツールがおすすめです。学習ツールといっても本やWeb上のコンテンツ、学習サイトなどがありますが、どれも独学に役立ちます。ただし、人によって使いやすさ・分かりやすさの感じ方が異なるので、以下を参考に適切な学習ツールを検討してみてください。

    プログラマーの勉強におすすめの本2選

    本を利用して学習するメリットは、体系的に知識を得られることです。注意点として、ただ読むだけでは身につきづらいため、本の中に記載されたプログラムを実際に自分のPC上で動かしながら学べるものを選びましょう。

    『1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座[第2版]』(SBクリエイティブ、Mana)

    Webの基礎となるHTMLとCSS、およびデザインを学べます。Web系のプログラマー、コーダーとなる場合には必須の知識です。Webクリエイターによって書かれた本のため、実務に役に立つスキルを身につけられます。

    『スッキリわかるPython入門 第2版 (スッキリわかる入門シリーズ)』(インプレス、国本大悟、須藤秋良、株式会社フレアリンク)

    Pythonを題材としてプログラミングの基礎を学習できる本です。PythonはWeb系やAI・機械学習、IoTなどに活用できる言語ですが、まずは基礎を身につける必要があります。本書は、練習問題に挑戦しながらPythonを用いたプログラミングの基礎が学べ、未経験者でも挫折しづらく学習がしやすい構成となっています。

    プログラマーの勉強におすすめのWebサイト5選

    プログラミングの独学方法の選択肢として、Webサイト・サービスやアプリを利用した学習が挙げられます。実際にプログラムを作り、確認しながら進められるため、未経験者でも学習しやすい環境といえます。

    Progate(プロゲート)

    初心者から学べるプログラミング入門のWebサービス、アプリです。イラスト中心のスライド形式による学習を採用しており、文字ベースよりも直感的で、自分のペースで進めやすいサービスを提供しています。

    実際にプログラムを作りながら学習を進めるため、スキルも定着させやすくなっています。2024年5月時点で、基礎レベルの言語別コースは15種類が無料で公開されており、HTML&CSS、PHP、Java、Pythonなどの言語を選択することが可能です。

    ドットインストール

    3分の動画でプログラミングを習得することをコンセプトとする学習サービスです。幅広い言語をカバーしており、スマートフォンからも動画視聴可能なため、時間を有効に使った学習に役立ってくれます。また、実践しながら学習できるのでインプットとアウトプットの両方ができます。有料のプレミアムプランなら、分からないことを現役エンジニアに相談できるため、挫折しにくい環境で学習できるでしょう。

    Let'sプログラミング

    テキストによるプログラミング学習を提供しているサービスです。Java、JavaScript、Python、PHPなどの学習が可能です。特にJavaについては非常に細かい範囲までコンテンツが作成されており、着実にスキルを身につけることができます。実際にプログラムを作り動作確認をするためには、自分で環境構築をする必要があります。

    CODEPREP

    Progateと同様にスライド形式かつ実際にコードを入力しながら学習できるサービスです。スマートフォンには対応していませんが、PCがあれば100冊以上の学習コンテンツが利用できます。1冊当たり10分程度の学習時間を目安に作成されているため、空いた時間を活用してテンポ良く進めていきたい方におすすめです。

    ディスカッションボードでは、CODEPREPユーザーと交流ができるので、分からないことや悩みを共有したり相談したりできます。独学で懸念される点にも配慮されたサービスといえます。

    CS50 for Japanese

    ハーバード大学のCS50が日本語に翻訳されたプロジェクト参加型の学習サービスです。コンピュータサイエンスとプログラミングの入門講座が無料で利用でき、HTML&CSSやPython、C、JavaScript、SQLなどの言語が学べます。また、9つのプログラミング課題と最終プロジェクトで優秀なスコアを収めれば修了証が授与されるので、独学のモチベーションにもつながるでしょう。

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    独学でプログラマーを目指す際のよくある質問

    プログラマーを独学で目指す方の中でも、何の言語から始めるかやどのような勉強方法・ツールを利用するかは人によって異なります。ただし、独学を始める前により多くの情報を収集し、悩んだとき・分からないときの選択肢の幅を広げておくことをおすすめします。以下のよくある質問と回答もぜひ参考にしてください。

    Q1. プログラミングは独学で身につけられますか?

    独学でもプログラミングスキルを身につけられます。無料・有料問わず、さまざまな学習サービスやコンテンツが存在しており、1つの言語に特化した参考本なども多数存在しています。ただし、独学は挫折しやすいので、無理のない計画で自分に合った勉強方法を選択し、モチベーションを保つ工夫が必要です。

    Q2. 学習のモチベーションを維持するにはどうすれば良い?

    独学では下記を意識するとモチベーションを保ちやすいです。

    • ・1ヶ月や3ヶ月ごとに目標設定を行い、定期的に達成感を得る

      ・結果が形になりやすいプログラミング言語を学習する

      ・SNSや勉強会など仲間を作る

    スキルの習得が実感しやすい目標設定や学習内容を検討し、相談できる相手を作っておくと良いでしょう。

    Q3. 独学でプログラミングを勉強すれば副業で稼げる?

    独学でプログラミングを習得し副業で稼ぐことは不可能ではありませんが、ハードルは高いです。副業はプログラミングスキルだけでなく、顧客の要望からプログラム化する対象を定めたり、求められる品質を達成したりする高いスキルが必要です。これらの要件をクリアし、自身で案件を獲得できれば副業で稼げるでしょう。

    Q4. 独学でプログラマーを目指す場合何から作れば良い?

    はじめは、初心者でも作りやすいタイピングゲームなどのWebアプリを作成してみるのがおすすめです。簡単なものでも自身で作れることを実感すれば、その後の独学のモチベーションにもつながりやすいです。スキルが身についてきたら、スマホアプリや組み込みシステムなど応用的なプログラムを作成してみると良いでしょう。

    Q5. 独学でプログラマーになれる人の特徴は?

    つまずいてもすぐに無理だと諦めず、自主的に解決方法を模索するような自走できる人です。たとえば、独学では分からないことやつまずくことが何度もありますが、それを乗り越えたり目標意識を持って学習を継続したりする強さがあれば、着実にプログラマーへと近づけるでしょう。

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    まとめ

    未経験から独学でプログラマーになることは可能です。ただし、勉強方法や選択するプログラミング言語によっては非効率になる場合があるため、事前に方向性や目標を定め、それに沿った学習計画のもと進めていきましょう。独学のツールとしては、本、アプリ、Webサイトなどのコンテンツが挙げられます。自身の学習スタイルや分かりやすさなども含め、自分に適したツールを選択すると良いです。

    はじめは、難易度が低めのプログラミング言語を1つ勉強したあと、簡単なプログラムを作成してみると、適性の確認やスキルの定着具合が分かりやすいでしょう。短いスパンで成果を確認しながら学習することが大切です。また、モチベーションを保ったり、つまずいたときに誰かに頼ったりできるよう、コミュニティや勉強会を有効活用するのがおすすめです。

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この記事の監修

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