ゲームプログラマーのキャリアパスとは?年収や将来性も解説!

最終更新日:2024年5月20日

スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い多くのモバイルゲームが登場し、ゲームプログラマーの需要も高まっています。近年、モバイルゲーム市場は急速に拡大しており、ゲームプログラマーの将来性は高いといえるでしょう。

また、ゲームプログラマーのキャリアパスには、リードエンジニア・ゲームプランナー・ゲームディレクター・ゲームプロデューサーなど、いくつかの選択肢があります。本記事では、ゲームプログラマーの概要と年収、将来性、キャリアパス、転職するステップについて解説します。

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この記事のまとめ

  • ゲームプログラマーはゲーム開発の制作チームに属し、アイデアが実現可能かを判断するために企画から参加することもある
  • ゲームプログラマーのキャリアパスはリードエンジニア・ゲームプランナー・ゲームディレクター・ゲームプロデューサーなどの4つがあり、それぞれ転職に特別な資格は不要。ゲームプログラマーとして経験を積んでから
  • ゲームプログラマーとして転職するためには、ゲームの専門学校に通うか、エンジニアとしてプログラミングの知識や経験を積むことが必要

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ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーとは、設計に基づいてゲームをプログラミングする職種です。ゲームプランナーが作成した設計書に沿って、キャラクターの動きや効果音などが意図した通りに動作するように、プログラミング言語を用いてゲームシステムを構築します。

ゲームプログラマーが開発するゲームは多種多様です。コンシューマーゲームだけではなく、パソコン用のオンラインゲームやスマホゲームも開発対象となります。

関連記事:ゲームプログラマーとは - 仕事内容をわかりやすく紹介します

ゲームプログラマーの種類

ゲームプログラマーには以下のような種類があります。


  • ・サーバーサイドエンジニア

    ・インフラエンジニア

    ・フロントエンドエンジニア


ゲームプログラマーの中でも、担当によって複数の種類に分けられるということです。ゲームプログラマーに限らず、どのようなシステムでも担当によってエンジニア、プログラマーの種類が分かれています。

サーバーサイドエンジニア

サーバーサイドエンジニアは、ゲームサーバーやシステムの設計、管理、保守を担当する職種です。オンライン化が進むゲーム業界において、膨大なユーザーデータを管理することは重要です。長くユーザーに愛されるゲームを制作するために、サーバーサイドエンジニアは重要な役割を果たします。

インフラエンジニア

インフラとは、生活する上で必要となるさまざまな施設や制度のことです。ゲーム業界におけるインフラは、サーバーやデータベースなどの動作に必要なネットワークが該当します。最近では、オンラインゲームが普及しており、ネットワーク通信やランキング表示などは、ユーザーのデータベースとサーバーを経由して行われる仕組みとなっています。そのインフラ環境を構築、運用するのがインフラエンジニアです。

フロントエンドエンジニア

フロントエンジニアは、Webアプリを構築する上で必要な技術や機能を設計する職種です。UI画面やボタン、フォーム機能といった、ユーザーの目に触れる部分のプログラミングや設計、デバッグを担当します。フロントエンドエンジニアが扱う主な言語はHTML5、CSS、JavaScriptです。

ゲームプログラマーの役割

ゲームプログラマーの役割として、以下のようなものが挙げられます。


  • ・企画アイデアを形にする

    ・取り扱う製品の品質管理


ゲームはプログラミングによってできているので、ゲームプログラマーの仕事はゲーム作りの中核と言えます。

企画アイデアを形にする

ゲームを開発する際は、他職種の人が集まってチームを組むことがほとんどです。キャラクターのデザインを制作するデザイナーもいれば、シナリオや音楽を担当するクリエイターもいます。チーム内で出た企画アイデアを、実際にゲームという形にプログラミングすることがゲームプログラマーの役割です。

企画や演出に沿って、ゲームキャラクターの動きやサウンド設定など、ゲームが正しく動作するようにプログラムを構築します。ゲームの企画内容によっては実現が難しいケースもあるため、企画通りに作業を進めるだけではなく、プログラマー目線で企画に加わり、アイデアや改善の提案を行うことも大切です。

取り扱う製品の品質管理

デバッグなどによって製品の品質管理を行うことも、ゲームプログラマーの重要な役割です。ゲーム開発に限らず、プログラミングによってシステムを構築すると、さまざまなバグが発生します。バグの修正を行わないまま市場に流通させてしまえば、ゲームが正常に動作せず、ユーザーからの苦情が殺到するでしょう。そうなれば、ゲームを販売するメーカーの信用失墜につながりかねません。ゲームプログラマーは、細かいバグを一つずつ潰して、ゲームが正常に動作するように管理する必要があります。

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ゲームプログラマーの業務内容

ゲームプログラマーの業務内容として、以下が挙げられます。


  • ・プログラミング

    ・デバッグ

    ・運用


プログラミングが業務の中心ですが、プログラミングが完了した後もゲームプログラマーの仕事は続きます。

プログラミング

クライアントや上長からの仕様書・指示を踏まえ、プログラミング言語を用いてゲームを開発します。メニュー画面を実装したり、シナリオに沿った動作を構築したりするほか、操作ボタンやサウンドの設定など、プログラミングの対象は多岐にわたります。

デバッグ

プログラミングでゲームを開発したあとは、デバッグを行います。ゲームが想定通りに動作するかどうかをテストし、プログラムの誤りや不具合、バグがあれば修正していきます。ただし、企業によってはデバッグを専門とするチームが存在するため、プログラマーがデバッグをすべて行うわけではありません。

運用

ゲームをリリースしたあとも、バグの修正やトラブル対応を行い、ゲームが正しく動作しているかをチェックします。特に、ソーシャルゲームではイベントが頻繁にあるため、不具合の修正も定期的に行う必要があるでしょう。また、マップの追加や新機能の実装など、ゲームが稼働している限り、ゲームプログラマーにはさまざまな業務が求められます。

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ゲームプログラマーの年収

ゲームプログラマーの年収は、働いている企業や扱うゲームの種類、役割、スキルによって幅があります。基本的には経験年数や実績が評価されるため、学歴や年齢に関係なく、豊富な経験があれば高い報酬が期待できるでしょう。

参考として、厚生労働省の職業情報サイトでプログラマーのハローワーク求人データを見ると、2023年の平均年収は550.2万円、ハローワークの求人統計の月給は32.8万円です。

国税庁が公表した令和4年の「民間給与実態統計調査」によると、民間企業に勤める給与所得者の平均年収は458万円であることから、プログラマーの年収は平均よりもやや高いと言えます。

また、フリーランスの報酬に注目すると、レバテックフリーランスに掲載されているゲームプログラマーの平均単価報酬は68万円です。(2023年12月時点の上位10件の平均単価)

関連記事:ゲームプログラマーの年収は?仕事内容による違いや年収アップの方法を解説

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ゲームプログラマーの将来性

ゲーム業界は日々成長を続けており、将来的にも拡大が見込まれています。コロナ禍の影響で外出を自粛する人が増え、ゲームユーザーは一気に増加しました。「ファミ通モバイルゲーム白書2023」によると、世界全体で見たモバイルゲーム年間市場規模は、2015年から2021年まで一度も下降することなく前年実績を上回り続け、2021年には2015年の倍以上にまで市場が成長しました。

2021年から2022年にかけてのプレイ状況の変化に注目してみると、月あたりのプレイ日数は減少しているものの、1日あたりのプレイ時間は平日・休日ともに増加しています。モバイルゲームに焦点を当てても市場規模は大きく拡大しており、ゲーム開発を担うゲームプログラマーの需要は今後さらに高まるでしょう。

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ゲームプログラマーのキャリアパス

ゲームプログラマーのキャリアパスについて解説します。以下は、代表的なキャリアパスとその平均年収をまとめた表です。

キャリアパス 平均年収
リードエンジニア 696万円
ゲームプランナー 528万円
ゲームディレクター 549万円
ゲームプロデューサー 580万円

リードエンジニア

リードエンジニアは、プログラマーの作業面だけではなく、チームメンバーへの業務の割り振りや工程管理、他部署との連携などを担当します。高いプログラミングスキルはもちろん、複数のプログラマーを管理・技術指導できるマネジメント能力も必要です。

仕事内容

リードエンジニアは、開発チームのリーダーとしてチームを引っ張っていく立場です。また、技術的なリーダーとして、開発チームのプログラマーが書くコードの品質担保に責任を負います。コードレビューなどを行い、コード方針を統一します。

年収

リードエンジニアの平均年収は約815万円です。これは、日本の平均年収と比較すると高年収と言えます。月給に換算すると67万円程度です。

リードエンジニアになるためには

リードエンジニアになるためには、まずエンジニアとしての実務経験が必須です。IT業界が未経験の場合は、プログラマーやシステムエンジニアからスタートして実務経験を積みましょう。エンジニア職からであれば、スキルを磨くことでリードエンジニアにキャリアチェンジしやすくなります。

リードエンジニアに必要なスキルは以下の通りです。


  • ・コードレビューのスキル

    ・アーキテクチャー設計スキル

    ・プログラミングスキル

    ・マネジメントスキル

    ・チームメンバーをサポートするためのスキル

ゲームプランナー

ゲームプランナーとは、その名の通り、ゲームを企画する人のことです。新作のゲームを作る際に企画書や仕様書を作成し、ゲームの基本構成を考えます。

仕事内容

ゲームプランナーは、企画からプロジェクトの進行・分析・改善まで、ゲーム開発の全体に深く関わります。プロジェクト全体が順調に進むようにマネジメントを行います。リリース前にはテストプレイを行い、ゲームが問題なく動作するか、細かい部分までチェックが必要です。リリース後は、ゲームの反響や課題を分析して、運用改善と次回作の企画につなげます。

年収

ゲームプランナーの平均年収は約700万円で、月給に換算すると約44万円です。未経験者の場合は、300万〜350万円、経験者の場合は、450万〜700万円と、経験やスキルによって幅があります。ゲーム業界は実力主義であるため、若い人でも実績と経験があれば高収入を狙えるでしょう。

ゲームプランナーになるためには

ゲームプランナーになるために、特別な資格は必要ありません。ただし、スキルがない状態からいきなりゲームプランナーになることは困難です。ゲームプランナーに必要な企画のアイデアやプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力を磨くために、ゲーム系の専門学校に通うと良いでしょう。専門学校に通うことが選択肢にない場合は、まずゲームプログラマーとして実務経験を積み、スキルを磨いてゲームプランナーを目指すのが王道です。ゲームプランナーには、主に以下のようなスキルが求められます。


  • ・アイデア力

    ・プレゼンテーション力

    ・コミュニケーション力

    ・情報伝達力

    ・トレンド力

ゲームディレクター

ゲームディレクターは、制作の現場を統括する職種です。チームのまとめ役として、スケジュール管理やゲーム制作スタッフへのアドバイスなどを行います。ゲームプランナーと職務が重なる部分もありますが、ゲームディレクターの役割は設計されたゲームを作ることで、ゲームプランナーは売れるゲームを設計する役割を持ちます。

仕事内容

ゲームディレクターは、プロジェクトの進捗状況を正しく把握し、無理なく納期に間に合うようにスケジュールを管理します。自分が何かを作るというよりも、各スタッフがスムーズに仕事を進められるよう手助けすることが役割です。

年収

ゲームディレクターの平均年収は約750万円で、月給では約46万円です。ゲームディレクターは年収幅が大きく、スキルや経験を積むことで給料が上がる会社もあれば、新卒か中途かによって給料が変動する会社もあります。

ゲームディレクターになるためには

ゲームディレクターになるためには、ゲームメーカーやゲーム開発会社に就職するのが一般的です。大学やゲーム系の専門学校を卒業後にゲームディレクターとして入社するほか、プログラマーやデザイナーなどの開発職で経験を積んでからキャリアアップする方法もあります。ゲームディレクターになるために、特別な資格は必要ありません。

ただし、ゲーム開発の現場をまとめる役割を持つため、ゲーム開発の流れや内容については理解しておく必要があります。

ゲームプロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲーム制作を統括的に企画する職種です。ゲームプランナーやゲームディレクターとは異なる役割として、作ったゲームを売ることが挙げられます。プロジェクトにおける企画、人事、予算、進行の統括を行い、ゲームの採算性についての責任も負います。

仕事内容

ゲームプロデューサーは、予算やスタッフの配置、スケジュール管理など、プロジェクト全体を統括します。具体的な仕事内容は以下の通りです。


  • ・予算管理、収益モデルの構築

    ・現場マネジメント

    ・スポンサー開拓関連業務

    ・広報、マスコミ対応

年収

ゲームプロデューサーの平均年収は約800万円で、月給に換算すると約48万円です。ゲームプロデューサーは、ゲームをヒットさせることが仕事です。そのため、手がけたゲームがヒットするかしないかで年収も大きく変動します。

ゲームプロデューサーになるためには

ゲームプロデューサーになるためには、ゲーム制作会社やゲームメーカーに就職して実務経験を積むことから始めます。企画や開発、広告まですべての流れを熟知して、プロジェクト全体を管理する必要があるため、まずはゲームディレクターやデザイナー、プログラマーとして働くことが一般的です。

特別な資格は必要ありませんが、ゲームにまつわる知識は一通り必要となります。ゲームプロデューサーに求められるスキルは以下の通りです。


  • ・マネジメントスキル

    ・幅広い知識

    ・責任感

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ゲームプログラマーに転職するためには

ゲームプログラマーになるためには、ゲームに関する知識とプログラミングスキルが必要です。プログラミングスキルを身につける方法や転職のポイントを解説します。

関連記事:
未経験からゲームプログラマーになるには?業界別採用傾向も紹介
ゲームプログラマーへ転職する方法は?仕事内容や将来性も解説

大学や専門学校に通う

確実かつ効率よくスキルを身につけたい場合は、プログラミングを学習できる大学や専門学校に通うのがおすすめです。コストや時間はかかりますが、高いプログラミングスキルを習得できます。一度社会人になってから学校に入学し直す人も増えています。

独学やスクールでスキルを習得する

プログラミングスクールでは、基本から実践まで幅広く学べるほか、講師に直接質問や相談できるメリットがあります。ゲームプログラマー向けのコースがあるスクールもあるので、事前に調べておくとよいでしょう。学習にできるだけお金をかけたくない場合は、独学で勉強するのも一つの方法です。プログラミング初心者向けの書籍やレッスン動画などを活用しましょう。

転職エージェントを活用して転職活動する

ゲームプログラマーを目指すのであれば、プログラミングのスキルは必須です。未経験で企業に応募する場合でも、ポートフォリオや簡単な成果物を用意しておくと、高く評価される可能性があるでしょう。直接求人に応募することが不安であれば、転職エージェントの活用がおすすめです。エージェントでは、希望や条件に合う仕事を紹介してもらえるほか、悩み相談や志望動機作成などのサポートも受けられます。

他業界プログラマーからの転職はできる?

プログラマー未経験からの転職に比べると、他業界プログラマーからの転職はかなり有利です。一定のプログラミングスキルをすでに有しているからです。ただし対象システムによってスキルは変わってくるので、ゲームプログラミングのスキルを身に付ける必要はあります。

前職でのプログラミング経験をまとめてアピールするだけでなく、ゲーム開発のポートフォリオを用意するとより良いです。

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ゲームプログラマーに関するよくある質問

ゲームプログラマーに関するよくある質問と回答を紹介します。年収や適性は多くの人が気になっているポイントで、事前に把握しておけば目指すべきかどうかの判断やモチベーションアップに役立つでしょう。

Q1.ゲームプログラマーの平均年収はいくらですか?

ゲームプログラマーの平均年収は500万円程度です。労働者の平均年収は440万円程度なので、ゲームプログラマーの平均年収はやや高めです。ただしプログラマー全般の中では低めでしょう。ゲームプログラマーは年収を低めに設定してもやりがいを持った人が集まるので、企業側が下げていると考えられます。

Q2.ゲームプログラマーに向いている人は?

ゲームプログラマーに向いている人は、プログラミング適性があり、ゲームが好きな人です。またゲームクリエイターなどの職種も視野に入れる場合、いろいろなことに好奇心を持っていてアイデアを出すのが得意な人が向いています。

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