未経験からでもゲームプログラマーになれる?仕事で活かせるスキルや平均年収も紹介ゲームプログラマーになるには?仕事内容や求められるスキルとは

最終更新日:2021年6月4日

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ゲーム業界は年々拡大を続けており、経済産業省の調査(※1)によると2022年までにコンシューマ、モバイル、PCオンラインの各ゲーム市場が年平均4.6%成長するとの見方もあるほどです。このような市場拡大を受け、ゲームプログラマーに対する需要も高まっています。

ただし、一般的なプログラマーと異なり、ゲーム開発エンジンの利用などゲーム業界特有の技術スキルを求められる傾向にあることが、ゲームプログラマーを目指す上でのハードルとなっています。

この記事では、ゲームプログラマーになりたい人に向けて、仕事内容やスキルの磨き方などについて解説します。

※1 経済産業省「『コンテンツの時代』研究会 世界のコンテンツ市場の現状と展望に関する調査」(2021年5月26日アクセス)

1. ゲームプログラマーの仕事内容

まず、ゲームプログラマーの仕事内容について解説します。一般的にゲームプログラマーは、ゲームの企画や仕様に合わせて次のような開発を行います。
 

  • ・ゲーム内のイベント制御

    ・キャラクターの制御

    ・描画の制御

    ・サウンド(効果音やバックで流れる音楽)の制御

    ・UI制御


ただし、ゲーム制作の現場では、開発の中でも業務が細分化されている場合もあり、上記の業務の一部を専門的に行う「描画プログラマー」や「サウンドプログラマー」が配置されていることもあります。また、企画に対する仕様の決定や設計書の作成など、一般的な「SE」としての業務を担うこともあるでしょう。ゲームプログラマーは業務範囲が明確になっていないケースがあり、幅広い業務を担当することも珍しくありません。

2. ゲームプログラマーになるには

ゲームプログラマーになるには、どのような技術や知識があれば良いのでしょうか。

エンジニア経験があればプログラミング経験を活かせることも

ゲームプログラマー以外のエンジニア経験があれば、過去のプログラミング経験が活かせるでしょう。過去に使っていたプログラミング言語と、ゲームプログラマーとして転職した後で使用するプログラミング言語が異なっていても、プログラミングの経験で得たアルゴリズムやプログラミング言語の文法などの知識は、強力な武器となります。

ただ、ゲーム開発には分野によって使われているプログラミング言語がさまざまですので、場合によっては新しいプログラミング言語を覚える必要があります。

目指す分野によって習得すべき言語は異なる

ゲーム開発と言っても目指す分野により習得すべき言語は異なります。ここでは3種類のゲーム開発において使用されるプログラミング言語についてご紹介します。

こういったプログラミング言語スキルのほかに、ゲーム開発に必要なライブラリやツールをまとめた統合開発環境(ゲームエンジン)の扱い方も習得しておく必要があります。2019年現在、よく使用されているゲームエンジンには、UnityやUnreal Engine 4などがあります。

コンシューマーゲーム開発の場合

コンシューマーゲーム開発の場合は、ソフトウェアの機能や性能を重視するために、CやC++のような高級言語で開発します。

求人例:コンシューマ機向けタイトルのゲーム開発
【業務内容】
コンソールゲームのタイトル固有の処理の開発
ゲームイベント制御
キャラクター制御
UI制御

【求められるスキル】
ゲームが好きな方
C、C++の業務での使用経験
ゲームデザイナーなど他職種と連携を密にして業務を推進できること

【想定年収】
300~700万円

スマートフォンゲーム開発の場合

スマートフォンゲーム開発の場合は、Java、Objective-C、Swiftなどで開発されます。iPhoneやAndroidのそれぞれに特化して開発するのか、それとも同一のソースコードで両方の環境で動作するように開発するのかによって、使用するプログラミング言語やツールは異なります。

ソーシャルゲーム開発の場合

ソーシャルゲーム開発の場合は、Java、HTML5、Rubyなどが使われます。以前はFlashなども使われていましたが、現在はFlashの開発は終了しており、新たにFlashを使って開発することは極めて少ないでしょう。

求人例:ソーシャルゲーム開発
【業務内容】
スマホ向けゲームの開発
自社の新規タイトルの開発および運営

【求められるスキル】
Unityを使用したゲーム開発経験
オブジェクト指向言語での開発経験
Shaderの作成経験

【想定年収】
450万円~700万円

その他のゲームエンジニアの求人例

求人例:UnityとAR(拡張現実)を用いたテクノスポーツ向けゲーム開発
【業務内容】
ゲーム機能、デザイン仕様の実装
高効率かつ再利用性の高いコード設計、開発
パフォーマンスや品質、ゲームの応答性の確保
ボトルネックやバグの判別と問題解決
コードの品質や構成、自動化の維持

【求められるスキル】
モバイル/ゲーム開発経験(ネイティブアプリ)
メモリ、スピード、フレームレートを最適化した経験
3Dゲームエンジン、テクスチャー、アニメーション、GUIスタイル、ユーザセッションの管理経験

【想定年収】
650~1000万円

エンジニア未経験の場合

エンジニア未経験でも、やる気と熱意があればゲームプログラマーとして採用される可能性はあります。会社によっては未経験者のために、しっかりとした研修を設けているところもありますし、未経験者には比較的容易なテスターとしての業務からスタートさせる会社もあります。

ただゲームプログラマーにはプログラミングの知識が必須なので、未経験からゲームプログラマーを目指す場合は、独学でプログラミングを勉強したり、関連する資格を取得したりするなどして、最低限の知識とやる気をアピールすれば、転職活動を有利に進められるでしょう。

3. ゲームプログラマーの平均年収

ゲームプログラマーの平均年収についてご紹介します。

データから見るゲームプログラマーの平均年収

レバテックキャリアが公開しているゲームプログラマーの求人情報によると、レバテックキャリアのゲームプログラマーの求人における年収の下限平均は約340万円、上限平均は約700万円であり、もっとも年収額が高い求人では1,500万円ほどだと公開されています。

年収の違いは、転職者の保有スキルや経験年数などにより変動する傾向があり、求人数のランキングは、1位がソーシャルゲーム、2位がインターネット、3位がコンシューマ―ゲームとなっています。

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4. ゲームプログラマーに求められる適性

ゲームプログラマーに求められる適性は以下のようなものです。

ゲームが好きな気持ち

ゲームプログラマーとしては、やはりゲームが好きな気持ちを持てることは重要です。ゲームプログラミングには、業務用アプリケーションなどと比べて、高い技術力と品質が要求されます。ゲームプログラマーは、そのようなニーズに応えるためにも、知識を積極的に身に付けて、スキルアップしなければなりません。

ゲームが好きな気持ちがあれば、たとえ困難な仕事であってもやり遂げることができるでしょう。高度な技術と知識が求められるゲームプログラマーには、ゲームを好きでいられる気持ちを持ち続けられることが、大切な資質だと言えるでしょう。

忍耐力

ゲーム開発も終盤になると、納期を意識するようになります。特に納期直前は長時間労働になることも多く、バグの修正のために長期間のテストを繰り返すこともあります。ゲーム開発にはそのような面もあるため、強い忍耐力を持って、ゲームの完成まで仕事に取り組める姿勢が求められます。

想像力

ゲームプログラマーには想像力も欠かせません。ゲームのルールや世界観を構築するのは、主にプランナーや企画の仕事ですが、そのルールや世界観を魅力的なものに実装するのは、ゲームプログラマーの仕事と言えるからです。

想像力を鍛えるために、毎日の仕事でのコミュニケ―ションで、相手が言おうとしていることや、考えていることについて想像して、相手の意図をくみ取ろうとするトレーニングをしたり、読書で著者が主張しようとしていることについて、考えを巡らせたりするような習慣があると良いかもしれません。

5. ゲームプログラマーの仕事に活かせる資格

ゲームプログラマーの仕事には、以下で紹介するようなITやプログラミングのスキルを証明できる資格が活かせるでしょう。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、システムエンジニアやプログラマーなどのIT技術者にとって、登竜門的な資格です。基本情報技術者試験の公式サイト(※2)によると、令和元年度には約17万人が応募し、試験の合格率は25.7%であると発表されています。

試験はマークシート形式で午前と午後に分かれて実施されます。令和2年度の試験から解答がCBT方式となりました。年2回(上期と下期)の一定期間の間に受験可能です。

※2 情報処理推進機構「基本情報技術者試験(FE)」(2021年5月26日アクセス)

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語によるプログラミングのスキルを証明する資格です。サーティファイが主催しており、試験は3級から1級まで分類されています。それぞれの級には受験資格が設けられていないため、最初から1級にチャレンジすることも可能です。

3級と2級はマークシート形式の筆記試験ですが、1級はパソコンを使った実技試験です。1級では実際にC言語のプログラムを作成して解答します。試験で使用する環境は、コンパイラが「Borland C++ Compiler 5.5」であり、エディタが「TeraPadまたはメモ帳」が指定されています。特に試験で使われるTeraPadやメモ帳は統合開発環境のような高機能なものではないため、試験対策として、それらのエディタを使用したプログラミングに慣れておいた方が良いでしょう。

Java™プログラミング能力認定試験

Java™プログラミング能力認定試験は、Javaによるプログラミングのスキルを証明する資格です。C言語プログラミング能力認定試験と同様にサーティファイが主催しています。

試験の概要については、C言語プログラミング能力認定試験と同様です。Java™プログラミング能力認定試験の1級試験では、コンパイラとして「Java SE8」が指定されており、エディタは「TeraPadまたはメモ帳」が指定されています。

6. ゲームプログラマーの需要と将来性

次にゲームプログラマーの需要と将来性についてご紹介します。

ゲームプログラマーの需要

「ファミ通ゲーム白書 2020」(※3)によると、2019年の世界ゲームコンテンツ市場は、前年比から2割増の15兆6898億円と大幅に増加しました。また国内のゲーム市場は10年連続で成長し、過去最高の1兆7330億円を達成。特に2020年はコロナ禍ということもあり、アンケートでは約半数の人が、自宅で家庭用ゲームをする時間が増えたと回答し、スマートフォンやタブレット向けのゲームについても、3割程度の人が遊ぶ時間が増えたと回答しています。

このことからも、ゲーム業界は成長産業であることがわかりますし、今後も新しいゲームやゲームプログラマーの需要は増加すると思われます。

※3 ファミ通「ファミ通ゲーム白書 2020」(2021年5月26日アクセス)

ゲームプログラマーの将来性

ゲーム業界が成長産業であることから、ゲームを開発するゲームプログラマーの将来性も安泰と言えるでしょう。

ゲームの開発には、ゲームプログラマーだけでなく、企画を考えるプランナーや、ゲーム開発のプロジェクトを指揮するディレクターなどさまざまな職種が関わっています。ゲーム開発においてゲームプログラマーは、どちらかと言うと下流工程の仕事にあたりますが、プランナーやディレクターなど上流工程にキャリアアップすれば、年収を増やすことも可能でしょう。

将来の収入のアップを望む方にとって、ゲームプログラマーはゲーム開発に携わるために最初に選ぶべき将来性のある職種と言えるでしょう。

7. まとめ

この記事では、ゲームプログラマーを目指す上で身につけるべきスキルやその学習方法について解説してきました。ゲーム業界未経験からゲームプログラマーを目指すには、プログラミング言語とゲーム開発エンジンの習得が欠かせません。また、成果物(自主制作ゲーム)を使った実績のアピールをすることが大切です。

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