おすすめのプログラミング言語の資格一覧!難易度やメリットを紹介

最終更新日:2025年1月28日

プログラミングには常に新しい技術やツールが登場するため、継続的に学習し、スキルを向上させることができれば、更なる収入アップを期待できます。スキルアップには、目的やキャリアパスに合った資格を選ぶことが肝心です。

本記事ではプログラミング関連のおすすめ資格を紹介します。各資格の難易度や必要なスキル、目指せるキャリアなどについてまとめました。また、資格取得のメリットや勉強方法、その後のキャリア構築方法についても解説します。本記事を読むことで、どの資格を取得すれば良いか分かるのに加えて、プログラマーに転職するための手順まで理解できます。

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この記事のまとめ

  • プログラミング関連の資格を取得することには、基礎スキルを証明できたり、最新スキルを習得できたりとさまざまなメリットがある
  • 目的やキャリアパスに合った資格を取得することが重要
  • 学習サイトを活用したりコミュニティに参加したりすることで、学習の効率化やモチベーションアップに繋がる

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プログラミングの仕事には資格が必須ではない

プログラミングの仕事に必須の資格はありません。資格がなくてもすべての業務を担当することが可能で、資格取得者だけができる独占業務などはないからです。たとえばJavaのプログラミングを担当する際に、Javaの資格が必要になるというわけではありません。

また、たとえばIT業界には複数の国家資格がありますが、これらの資格も取得したからといって何か特別な業務を担当できるわけではないのです。このように、プログラミングの仕事に必須の資格はありません。

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プログラミング系全般におすすめの資格一覧

資格名 おすすめの⼈
ITパスポート(IP) IT業界未経験で知識もない⼈
基本情報技術者試験(FE) 少しでもプログラミング等があるIT業界未経験者
応用情報技術者試験(AP) すでに基本情報技術試験に合格しているか、
プログラミングスキルのある人

まずはIT業界において基本とも言える3つの資格について紹介します。
特にIT業界未経験の人は、ITパスポートか基本情報技術者試験から挑戦するのがおすすめです。

ITパスポート(IP)

試験内容 開催時期 合格率 受験料
ストラテジ系
マネジメント系
テクノロジ系
月に2~4回程度
(会場によって異なる)
50%程度 7,500円(税込)

ITパスポートはITを活用するすべての社会人が最低限備えておくべき知識を証明する国家資格です。IT資格の中でも難易度が低く、あくまで基礎知識のみに特化しています。プログラマーを目指すならITパスポートを取得するだけでは不十分で、どちらかと言えばIT事務職などを目指す方が目標にしたい資格です。

ただ、プログラマー志望者も基本情報技術者試験【FE)の過去問を見て難しいと感じるなら、ITパスポートから受験していくのも選択肢の1つです。

基本情報技術者試験(FE)

試験内容 開催時期 合格率 受験料
ストラテジ系
マネジメント系
テクノロジ系
随時 45%程度 7,500円(税込)

基本情報技術者試験は「ITエンジニアの登竜門」に位置づけられている国家資格です。プログラマーを目指すならまず取得したいのが基本情報技術者試験です。ソフトウェア・ハードウェアやアルゴリズム、システム開発の流れなど幅広い知識が問われます。これらの知識を身につけることで、システムの裏側まで考慮した質の高いソースコードを書けるようになります。

未経験からプログラマーを目指すなら、基本情報技術者試験の取得に加えて、以下の記事を参考にプログラミングなどの独学を行うと良いでしょう。

関連記事:プログラマーになるには?未経験から独学で目指す方法を紹介

応用情報技術者試験(AP)

試験内容 開催時期 合格率 受験料
ストラテジ系
マネジメント系
テクノロジ系
春期(4月)
秋期(10月)
25%程度 7,500円(税込)

応用情報技術者試験は基本情報技術者試験より1ランク難しい国家資格で、ITエンジニアとしての応用力が試されます。プログラマーとして能力アップしたい方や、システムエンジニアやプロジェクトリーダーを目指す方におすすめです。IT技術だけでなく管理や経営まで幅広い知識を得ることができ、設計書作成や要件定義などの上流工程の仕事を担当する際に役立ちます。

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プログラミング言語系のおすすめ資格一覧

プログラミング言語系は、JavaやPHPなど1つのプログラミング言語に特化した資格を指します。これらの資格を取得することで、その言語の基礎スキルを身につけられます。その言語をメインで使っている企業に転職する際に、これらの資格は武器になります。ここで紹介する資格は以下です。

Ruby技術者認定試験

試験内容 開催時期 合格率 受験料
文法
オブジェクト指向
ライブラリなど
随時 Silver:70%程度
Gold:40%程度
(非公開なので目安)
一般:16,500円(税込)
学生:8,250円(税込)

Ruby技術者認定試験は非営利団体Ruby Associationが提供している民間資格です。「Silver」と「Gold」の2つのレベルが用意されています。SilverではRubyの基礎的な内容、Goldでは応用的なスキルが問われます。

今後Rubyを扱うプロジェクトに参画するのであれば、取得するメリットは大きいでしょう。Silverでもたとえば基本的な文法、ライブラリ、オブジェクト指向などの内容が出題されるので、取得すれば評価アップにつながります。

今後Rubyに特化したプロジェクトへの参画を考えているのであれば、Ruby技術者認定試験の受験を検討するとよいでしょう。

C言語プログラミング能力認定試験

試験内容 開催時期 合格率 受験料
2級・3級:
C言語の文法やライブラリ
1級:
C言語プログラミング
3級:年3回
(1月、6月、9月)
2級・1級:年2回
(1月、6月)
65%程度 3級:5,400円(税込)
2級:6,600円(税込)
1級:8,000円(税込)

C言語プログラミング能力認定試験はビジネス能力検定サーティファイが実施している民間資格です。3級、2級、1級の3つのレベルが用意されています。3級と2級は多肢選択式で、1級は実際にC言語のプログラミングを行う実技試験です。

1級を取得すれば本格的なプログラミングスキルのある即戦力となれますが、3級や2級でも開発現場で実際に使えるスキルが身につくはずです。今後、組み込み開発などC言語の使用がメインになる企業への入社やプロジェクトへの参画を希望している人は、ぜひ取得をご検討ください。

PHP技術者認定試験

試験内容 開催時期 合格率 受験料
レベルによって
PHPの基礎~実用スキルまで
随時 初級:80%程度
準上級:60%程度
上級:20%程度
初級:12,000円(税抜)
初級以外:15,000円(税抜)

PHP技術者認定試験は一般社団法人PHP技術者認定機構が提供している資格です。PHPの基礎文法やデータベース連携、オブジェクト指向などのスキルを試されます。PHPはWebアプリ開発に特化したプログラミング言語で、多くのWeb開発企業で使われています。

本資格は公式問題集が分かりやすく、無理なくPHPの基礎スキルを身につけられるのも特徴です。PHP技術者認定試験について詳しくは以下の記事をご確認ください。

関連記事:PHPの代表的な資格「PHP技術者認定試験」について解説

Python3 エンジニア認定基礎試験

試験内容 開催時期 合格率 受験料
Pythonの基礎知識 随時 80%程度 一般:11,000円(税込)
学生:5,500円(税込)

Python3 エンジニア認定基礎試験は一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が提供しており、Pythonの基礎文法の知識を問われる資格です。PythonはWebアプリ開発やAI開発で活用されているプログラミング言語です。ITSSによって難易度は「レベル1」と定められており、Python初心者だと苦戦する可能性もあります。

認定スクールであるプライム・ストラテジーが模擬試験を無料公開しているので、そちらでレベル感を把握した後に受験するか決めることをおすすめします。

HTML5プロフェッショナル認定試験

試験内容 開催時期 合格率 受験料
HTML、CSS、JavaScript、
APIなどの基礎知識
随時 非公開 16,500円(税込)

HTML5プロフェッショナル認定試験はLPI-Japanが提供しているHTML5を中心とした資格です。HTMLだけでなくCSSやJavaScriptに関するスキルも身につけられます。フロントエンドエンジニアといった職種に転職する際にこの資格は役立ちます。

HTML5プロフェッショナル認定試験について詳しくは以下の記事の内容をご確認ください。

関連記事:HTML5プロフェッショナル認定試験とは?難易度や勉強方法も解説

Oracle Certified Java Programmer

試験内容 開催時期 合格率 受験料
Javaの基礎~応用まで 随時 非公開 Bronze:13,600円(税抜)
Silver:26,600円(税抜)
Gold:26,600円(税抜)

Oracle Certified Java ProgrammerはJavaを開発したサン・マイクロシステムズを買収したoracleが提供している資格です。Javaの基礎文法、およびJavaを使用したオブジェクト指向プログラミングの基礎知識が試されます。Javaは業務システムやAndroidアプリなど幅広い開発で使われているプログラミング言語であるため、Oracle Java資格を取得することで転職の幅が広がります。

Bronzeに関してはITSSによってITパスポートと同じ難易度(レベル0)に定められており、Java初心者でも比較的取得しやすいと推測されます。

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役に立たない?プログラミング資格を取得するメリット

プログラミング資格を取得するメリットについて解説します。メリットは次の4つです。

基礎スキルを証明できる

資格取得によって、プログラマーなどのエンジニア職に必要な最低限のスキルを保有していることを証明できます。特に学歴や職歴に自信がない方は、資格を取得することで少しでも基礎スキルや学習意欲をアピールすることが大切です。

学歴に自信がない方がプログラマーを目指すポイントは以下の記事にまとめてあります。

関連記事:高卒未経験からプログラマーになれる?求人や年収例を紹介

スキルアップに繋がる

資格試験合格に向けて勉強することで、新しいスキル・知識を習得できます。新しいスキルを習得することでより質の高いシステムを開発でき、企業に貢献することが可能です。資格という明確な目標があることで、学習のモチベーションを維持しやすいです。

最新技術やトレンドに対する知識を身につけられる

IT資格の中には、最新技術について学べる資格も多く存在します。たとえば、基本情報技術者試験などの有名資格は内容が随時アップデートされており、クラウドサービスなど現在のITエンジニアに求められる能力を身につけやすくなっています。

キャリアアップできる可能性を高められる

資格取得によって今の職種からキャリアアップできる可能性もあります。たとえば応用情報技術者試験を取得することで、一定レベルの能力があることを証明できます。プログラマーからシステムエンジニアなど、より上流工程の仕事を任せてもらえるようになります。

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プログラミング資格取得のポイント

プログラミング資格取得のポイントを解説します。ポイントは次の3つです。

目的やキャリアパスに合った資格から取得する

プログラミング関連の資格には多くの種類があり、全てを取得するのは不可能に近いです。そのため、自分の目的やキャリアパスに合った資格から優先して取得することが大切です。たとえば、Javaエンジニアへの転職を目指すならOracle Java資格【Oracle Certified Java Programmer】を優先的に取得しましょう。

オンラインの学習サイトで効率的に学習する

Progateやドットインストールなどの学習サイトを活用し、プログラミングなどの基礎スキルを身につけることが大切です。Udemyには資格合格に特化したコースも用意されています。学習サイトは隙間時間にも活用できるので、現職が忙しい方でも勉強を続けやすいです。

コミュニティに参加してモチベーションを高める

コミュニティで他の受験志望者と交流したり情報交換したりすることで、モチベーションを高められます。たとえば、基本情報技術者試験ドットコムなどのサイトには掲示板があり、問題の傾向や勉強のポイントに関する質問ができます。

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まとめ

おすすめのプログラミング資格を取得することは市場価値を高めることに繋がり、転職で収入をアップできる可能性を高められます。

資格を取得した後はレバテックキャリアに登録し、資格を活かせる企業への転職を目指すことをおすすめします。レバテックキャリアでは優良求人を多く保有しており、IT業界を熟知したスタッフが求職者の希望給与や労働条件に合った企業を紹介します。

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この記事の監修

レバテックキャリア編集部

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