ゲームの種類別に必要なコアスキルや、未経験からの目指し方も解説ゲームプログラマーの仕事内容|仕事のやりがいや平均年収も紹介

最終更新日:2020年11月24日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

ゲームプログラマーは、ゲーム開発のプログラミング部分を担当する職種です。設計されたゲームが仕様書の通り動作するよう、Javaをはじめとしたプログラミング言語や、Unityといったゲームエンジンを使って開発します。開発するゲームによって求められる技術スキルも異なり、またディレクターやデザイナー、サウンドクリエイターなど他職種の方との協力も必要なため、技術スキルだけでなくコミュニケーションスキルも求められます。

この記事ではゲームプログラマーの仕事内容を詳しく紹介した上で、ゲームプログラマーとしてのやりがいや必要なスキルを解説します。

1. ゲームプログラマーとは

ゲームプログラマーとは、ディレクターやデザイナーが構想したシナリオや演出などの仕様に沿って、実際にゲームが作動するようプログラミングするエンジニアを指します。

かつてゲームといえば、ゲームセンターに設置されているアーケードゲームや家庭用ゲーム機などが一般的でしたが、最近ではPCやスマートフォンなどハードウェアが多様化し、それに比例してゲームプログラマーの需要も増加しています。

高いスキルを身につけた優秀なゲームプログラマーのなかには、会社から独立しフリーランスとして活躍する方も多いのです。

ゲームプログラマーの役割

ここでは、ゲームプログラマーがゲーム開発の過程においてどのような役割りを担っているのかを見ていきましょう。大きく以下の3つに分けられることができるでしょう。

チームのアイデアを形にする

ゲームを開発するチームには、キャラクターのデザインを制作するデザイナーもいれば、シナリオや音楽などを担当するクリエイターいます。それらの要素を実際にゲームというパッケージに組み立てるのがエンジニアの役割です。

「このようなキャラクターにこんな動きを加えたい」「このタイミングでこの音楽を流したい」といったアイデアを実際に形にするためには、ゲームプログラマーの活躍が不可欠です。ユーザーが納得する成果物を作り上げるには、クリエイターやディレクターとコミュニケーションを取りながら開発を進めることが求められます。

製品の品質管理

ゲームプログラマーの重要な役割として、デバッグなど製品の品質管理を行うことが挙げられます。

ゲームに限ったことではありませんが、プログラミングによってシステムを構築する場合、大小問わずさまざまなバグ(プログラムの誤り)が発生してしまいます。バグの修正を行わないまま市場に流通させてしまうと、ゲームが正常に機能せずユーザーからの苦情が殺到します。結果としてメーカーの信用失墜に繋がりかねません。発売したゲームソフトの回収にも膨大な時間とコストを要してしまうでしょう。このような事態を防ぐためにも、ゲームプログラマーは細かなバグを一つずつ潰していき、ゲームが正常に動作する状態にしなければなりません。

どのようなシステムやゲームであっても、不具合を完全になくすことは極めて難しいものです。重要なのは、不具合が発覚したら早急に修正やアップデートの対応をとることであり、それがユーザーの満足度にも直結します。これによって継続して利用してくれるユーザーを獲得でき、会社としても安定的な収益に結びつくのです。

2. ゲームプログラマーの仕事内容

以上では、ゲームプログラマーの担う役割を見てきました。では、ゲームプログラマーは具体的にどのような仕事を行っているのでしょうか。開発するゲームによっても細かな仕事内容は異なりますが、今回はゲームプログラマーのなかでも特に代表的な仕事内容について紹介します。

開発環境の整備

最初に、プログラミングを行うための開発環境を整えます。ゲームで使用する技術、ゲームエンジン、ミドルウェア等を検証し、プログラミングを行う開発環境を構築します。また、開発現場によって使われるツールは異なりますが、コードのバージョン履歴を管理する「Git」や、ゲームプログラミングでよく用いられる「Visual Studio」(統合開発環境)などの設定を行います。

プログラミング

開発環境を整えた後は、仕様書に沿ってプログラミングを進めていきます。通常、ゲーム開発の現場では、複数のプログラマーが集まりチームで開発をします。効果音やサウンドの設定、ゲームシステムの構築、シナリオ動作、メニュー画面の実装など、機能やフェーズごとに細分化し、担当分けを行なった上でプログラミングを行います。プログラマーだけでなく、デザイナーやサウンドクリエイターとも協力して開発を進めます。

デバッグ作業

実装したプログラムが想定通りの動作をするかテストを行い、不具合があれば修正します。デバッグは根気のいる作業ですが、ゲームの品質を保つ大切な作業です。

機能改善・新機能開発

プログラミングとデバッグ作業が完了した後でも、実際にゲームをプレイしてみると動きが不自然であったり、操作がしづらいと感じることも多いもの。このように、ゲームをプレイするユーザー目線で機能改善を行うのもゲームプログラマーの重要な役割です。

また、実際にゲームをリリースした後もユーザーから「こんな機能が欲しい」といった要望が上がってくることもあります。一般的なソフトウェアにバージョンアップがあるように、ゲームコンテンツにおいても機能改善や新機能、さらには追加コンテンツなどが提供されることも多いのです。

このような機能改善および新機能開発は、ユーザーからの満足度や評価に直結する部分でもあり、ゲームプログラマーとしても決しておろそかにすることはできません。

3. ゲームの種類別に必要なスキル

ここでは、ゲームの種類と、種類別に求められるスキルを解説します。
ゲーム業界は「コンシューマーゲーム」「オンラインゲーム」「スマホゲーム」と主に3つの種類がありますが、どの種類のゲームを開発するかによって必要なスキルが異なります。ただし、どの種類のゲームを開発するとしても、ゲームプログラミングのスキルは必須です。

コンシューマーゲーム

コンシューマーゲームとは、PlayStation、Nintendo Switch 、Wiiなど、一般家庭用ゲーム機のソフトを指しています。ファミコン、DS、Wii、Nintendo Switchなどを生み出してきた任天堂、PlayStationを開発しているソニーといった代表的な企業があります。

コンシューマーゲームのゲームプログラミングで求められる言語スキルは、C系(C、C++、 C#)が多いでしょう。業務システムの開発など、他の開発領域でもよく使われる言語ですが、ゲーム開発ではゲームイベント制御やキャラクター制御など、ゲーム業界特有の開発が発生します。

そのため、C系言語の経験者の中でも、何かしらのゲーム開発経験がある方が評価される傾向にあります。また、UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンのスキルや、2D/3Dにおけるグラフィックスやアニメーションについての知識も求められるでしょう。

オンラインゲーム

インターネットを利用したオンラインゲームの特徴は、ネットワークを介して多くの人と一緒にゲームができる点です。複数の人が同時に楽しめるRPGや、SNS上で提供されるソーシャルゲームなどがあります。

求められる言語スキルは、Java、PHP、Ruby、Pythonなどです。また、Linuxサーバーを中心としたWebサーバーや、MySQL、PostgresなどのWeb開発で多用されるデータベースの知識・スキルまで求められる場合もあります。

スマホゲーム

スマホゲームとは、その名の通り、iPhone、Androidでプレイするゲームのことです。スマートフォンの普及に伴い、多くの企業がスマホゲームをリリースしてきました。

使用する言語は、iOSであればSwiftまたはObjective-C、AndroidであればJavaまたはKotlinです。さらに、Cocos2d-x、Unity、Luaなどのゲームエンジンを扱うスキル、2D/3Dアニメーションの知識なども求められます。Apple DeveloperやGoogle Developersなどのプラットフォームを活用することもありますので、必要に応じてこれらのスキルも身につけましょう。

ゲームプログラマーの業務に役立つ資格

結論から言えば「これがなければゲームプログラマーにはなれない」という資格はありません。これまでシステム開発の実務経験がある方であれば、一切資格を持っていなくてもゲームプログラマーとして採用してくれる企業は多いはずです。

しかし、プログラマーの経験がなく、IT業界そのものが未経験の状態からゲームプログラマーを目指すのであれば、客観的にスキルを把握できる資格は大きな武器になります。

一口にIT系の資格といってもさまざまな種類がありますが、最低でも「基本情報技術者試験」は取得しておくのがおすすめです。「基本情報技術者試験」は経産省が実施している情報処理技術者試験のひとつで、プログラミングに関する問題も出題されています。

このほか、需要の高いC言語をマスターするのであれば、「C言語プログラミング能力検定試験」、スマホゲームアプリの開発に携わりたいのであれば、「Unity認定試験」といった、開発に必要なコアスキルに合わせてその分野に役立つ資格の取得を目指してみましょう。

4. ゲームプログラマーのやりがい

ゲームプログラマーはハードワークの多い職種のひとつに挙げられることも多いですが、一方で大きなやりがいを感じられる職種でもあります。個人によって感じ方は異なりますが、ゲーム開発の現場でよく言われる代表的なものは以下のとおりです。

ものづくりの喜びを感じられる

何かを創作することが好きな人は、作ることそれ自体にやりがいを感じます。ストーリーやキャラクター、サウンドなど多くの要素が絡み合うゲームプログラミングには創作の機会が多くあります。例えば、キャラクターの動作などをプログラムで制御します。書いたプログラムコードに従ってキャラクターが動いた時などに、よろこびを感じる人は多いでしょう。

チームプレイの楽しさを感じられる

ゲームの開発というのは一人で黙々と作業をするというよりは、複数のエンジニアやクリエイターがコミュニケーションをとりながら進めていくチームプレイです。そのため、チーム全体で結束して一つのゲームを作り上げるという楽しさを感じられます。

特にゲームプログラマーとしてまだ駆け出しの頃は、周囲の人のサポートを受けながら成長していくものです。経験豊富なプログラマーがいるチームであれば、スキルアップのスピードも速いはずです。

完成したときの達成感を得られる

ゲーム開発には多くの労力が必要ですし、時には納期に間に合わせるために徹夜することもあります。しかし、チーム一丸となって製作したゲームが市場に出たときには、苦労をともにした仲間と大きな達成感を共有することができるでしょう。
 さらに、完成したゲームをユーザーとして楽しむときにも、やりがいを感じることができます。

最新技術に触れられる楽しさを味わえる

3DCGやVRなど、ゲームには最新の技術が活用されています。これらは、ゲーム市場の拡大もあり、日進月歩で新しい技術が登場しています。例えば、ゲームは従来2Dが常識でしたが、PlayStation VRなどの登場により、最新の3D技術やVR技術を使ったゲーム開発がますます増えています。3DプログラミングやVRなどの最新技術が好きな人は、世界最先端のゲーム開発に携われるため大きなやりがいを感じることができるでしょう。

ユーザーから評価を受けられる

自分が作成したものに対してユーザーからのフィードバックがあることで、やりがいを感じることができます。フィードバックは、アプリストアのレビューやカスタマーサポートに届けられる意見などから確認することができます。

もちろん、良い評価もあれば悪い評価もありますが、昨今のゲームは一度作って終わりではなく、継続的に新機能やバグ対応、新ストーリーがリリースされますので、改善することで良い評価につなげることができます。高い評価を得られれば、さらによいものを作りたいというモチベーションの向上にも繋がるでしょう。

5. ゲームプログラマーの平均年収

ゲームプログラマーの平均的な年収は300〜800万円程度となっており、一般的なシステム開発を担うプログラマーと比較しても同等のレベルといえるでしょう。

近年はソーシャルゲームなどの人気で求人は豊富にありますが、ゲームプログラマーを志望する学生やプログラマー経験者も多く、高年収を実現するには上流工程への挑戦が不可欠だといえるでしょう。

ゲームプログラマーの求人例

【想定年収】
300~800万円
【業務内容】
コンシューマーゲームコンテンツの開発
【求められるスキル・経験】

  • ・C/C++を用いた開発経験

    ・コミュニケーション力
    ・歓迎要件:Javaを用いた開発経験
     

ゲームプログラマーを募集している企業は数多く存在していますが、そのほとんどが経験者のみを対象としており、未経験からの挑戦を手厚くサポートしてくれる企業現状少ないです。

開発を行うゲームによっても多少異なりますが、圧倒的に需要が高いのはC言語およびC++の開発経験です。特に家庭用コンシューマーゲームコンテンツの開発においては欠かせないもので、大手企業などにおいてもエンジニアの採用必須条件に挙げられていることも見られます。


ちなみに、最近ではARやVRおよび3Dグラフィックスの技術をゲームに取り入れるケースも増えており、3次元処理全般のスキルをもった人材が重宝される傾向にあります。

6. 未経験からゲームプログラマーになるには

経験者採用が中心のゲームプログラマーですが、未経験から挑戦したいと考えている方にはどのような道があるのでしょうか。今回は、学校に通うパターンと独学でスキルを身につけるパターンの事例を紹介します。

大学・専門学校に通う

もっとも確実に効率良くスキルを身につけるのであれば、プログラミングを学べる大学や専門学校に通うのが最善の方法といえるでしょう。入学金や学費で多額のコストがかかってしまいますが、高いスキルが身につけられるため、新卒として一度社会人になってから学校に入学し直す方も増えています。

学部・学科が開設されている大学

一般的にITエンジニアとしてのスキルや知識を身につけられるのは「情報」と名のつく学科が有名です。ゲームプログラマーというジャンルに特化するのであれば、たとえば「メディア情報学科」や「情報システム学科」などがある大学を探してみましょう。

メディア情報学科とはその名の通り、コンテンツやメディアに精通したプログラム開発に有利です。情報システム学科は、コンテンツを問わずITシステム全般の開発について学べる学科です。

もちろん、これらの学科はあくまでも一例であり、他にもさまざまな学部・学科でプログラミング技術を専攻することは可能です。これからの将来を見据えたとき、一般的なプログラミング以外にもVRなどの3次元技術や、AIやビッグデータといった先進的なテクノロジーも学べる学校を探してみると良いでしょう。

独学で学ぶ

コストをかけず、働きながら毎日少しずつでも勉強する時間を確保できるのであれば、独学でプログラミング技術を身につける方法もあります。ただし、独学である以上強い意思が必要であるほか、効率的な勉強法も身につけなければなりません。

有効な勉強法

プログラミングの勉強でありがちなのが、書籍やWebサイトを見ただけで分かったつもりになっていることです。内容やプログラミングの理屈は分かっていても、実際に「こんなプログラムを作ろう」と考えたときに、手が動かなくなってしまうケースは非常に多いです。

このようなことにならないためにも、プログラミングの基本が理解できたら、実際に手を動かして実践してみることが重要です。

はじめのうちはWebサイトなどで公開されているプログラムのソースを「写経」のように自分で打ってみて、書いている内容を理解できるまで繰り返しましょう。

どうしても分からない部分が出てきたら「Qiita」などを活用して、他のプログラマーの知恵を借りてみるのもひとつの方法です。

7. まとめ

今回はゲームプログラマーの仕事内容に加え、やりがいや業界別に求められるスキルについて解説してきました。ゲーム業界は、世界各国で今後も高い成長が見込まれる業界です。そのため、多くの企業で積極的にゲームプログラマーの採用を進めています。

ゲームプログラミングで求められる言語スキルは、Web開発や業務システム開発など他の開発領域でも多用される言語ですので、他業界のエンジニア職からでも十分に目指すことができるポジションです。ただし、ゲーム開発経験者の方が評価されやすい傾向にありますので、開発実績を作るなどスキルを証明できるようにしておくと良いでしょう。

8. ゲームプログラマーについてのFAQ

Q1. ゲームプログラマーの年収レンジを教えてください。

ゲームプログラマーの平均的な年収レンジは300〜800万円程度となっています。多くの開発現場ではCやC++といった言語が使用されており、最近ではARやVRといった次世代のテクノロジーにも注目が集まっていることから、未経験者を対象とした採用数は極めて少なく、多くが開発経験者を対象としています。

Q2. ゲームプログラマーだけに求められるスキルは何ですか?

開発するゲームの種類によっても求められるスキルは異なります。たとえば家庭用向けのコンシューマーゲーム開発であれば、CやC++が、スマホ向けのゲームアプリの開発であればJavaやSwiftといった言語のスキルが求められるでしょう。

Q3. ゲームプログラマーとして高い年収をもらうためにどんなスキルが必要ですか?

ゲームコンテンツの開発経験はもちろんですが、高いコミュニケーション力や最新のテクノロジーに対する興味・関心をもつことも重要です。また、ゲーム開発に限ったことではありませんが、要件定義や設計といった上流工程ほど高い年収が得られる傾向にあるため、プロジェクトマネジメントの経験も重要な要素です。

ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

転職支援サービスに申し込む

また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

「個別相談会」に申し込む

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

人気の求人特集

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

ゲームプログラマーの求人・転職一覧