要件定義だけじゃない!IT領域のプロマネがやることを網羅的に紹介プロジェクトマネージャー(PM)とは?仕事内容や必要なスキルを解説

最終更新日:2022年8月16日

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プロジェクトマネージャーとはどんな職種なのか、プロジェクトマネージャーになるには何が必要か、今後プロジェクトマネージャーを目指したいプログラマー、システムエンジニアに向けて解説します。ご自身のキャリアを考える際の参考にしてください。また転職のご相談もお受けいたします。

プロジェクトマネージャー(PM)とは

プロジェクトリーダーの役割、プロジェクトリーダーとの違いについて解説します。

プロジェクトマネージャーの役割

プロジェクトマネージャーはプロジェクトの責任者です。プロジェクトの発足、計画、管理などの役割を担います。マネージャーというと、縁の下の力持ちのようなイメージがあるかもしれません。たとえば芸能事務所のマネージャーには芸能人の裏方業務が中心だからです。

しかし、IT業界のプロジェクトマネージャーはむしろ中心となってプロジェクトを引っ張る必要があります。プログラマーやシステムエンジニアのサポート業務もありますが、プロジェクトを引っ張りつつサポートもするということです。

このようにプロジェクトマネージャーはリーダー的な役割が強いのですが、プロジェクトリーダーとはどのような違いがあるのでしょうか。

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの違い

プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の責任者です。プロジェクトの進行に必要な進捗管理・課題管理・品質管理・予算管理などを担います。クライアントと現場の接点となる窓口業務も行い、プロジェクトの状況や改善策の提案なども行います。

一方で、プロジェクトリーダーはシステムエンジニアの中から選出されるなど比較的開発寄りのポジションです。イメージとしては、プロジェクトマネージャーがチームの監督であるのに対し、プロジェクトリーダーはチームのキャプテンのような立ち位置です。

プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体の責任者とすれば、プロジェクトリーダーは現場の責任者であると言えるでしょう。

関連記事:プロジェクトマネージャーとディレクターの違いとは?

プロジェクトマネージャー(PM)の主な仕事内容

プロジェクトマネージャーの主な仕事内容について解説します。

開発計画の策定(要件定義)

プロジェクトマネージャーの最初の仕事は、顧客の要望のヒアリングと開発計画の策定です。これを要件定義と呼びます。顧客の要望を把握して、開発するシステムの目的や目標、規模、開発スケジュール、予算などを開発計画に落とし込みます。

顧客の要望を最大限に取り入れつつ、限られた予算やスケジュールで開発するために、顧客との交渉も行います。顧客と話し合った結果、最終的な要件としてまとめ、この要件に従ってプロジェクトを進めていきます。

開発チームの編成

開発計画が策定できたら、プロジェクトに必要な人材を集めて開発チームを編成します。人材を集める際には、社内のスタッフだけでやるのか、社外のスタッフにも声をかけるのかなどの判断も必要です。スタッフの技術力に加えて、人件費などコストへの考慮も必要です。

プロジェクトを成功に導くには、適切な人材の割り当てがカギとなります。開発チームの編成には、プロジェクトマネージャーとしての力量が問われます。

プロジェクトの推進・管理

プロジェクトが開始したら、プロジェクトが予定通り進行するように進捗管理を行います。プロジェクト開始後の仕様変更への対応などの、開発中に発生した課題解決も重要な仕事です。

さらにプロジェクトの状況を随時把握するために、プロジェクトメンバーとのミーティングを実施して進捗を確認し、その状況をクライアントや関係者へ報告することもプロジェクトマネージャーの業務です。

プロジェクトの評価・レビュー

プロジェクトの各工程における成果物のレビューを行い品質を担保することもプロジェクトマネージャーの仕事です。成果物とは、要件定義書、設計書、プログラム、テスト計画書などです。もしこれらの成果物に修正が必要だと判断したら、修正指示も行います。

プロジェクト終了後はプロジェクト全体の評価を実施し、プロジェクトの課題を明らかにして対策を考えます。評価の結果は社内だけでなく、顧客の経営層へ報告することもあります。

プロジェクトマネージャー(PM)の平均年齢

プロジェクトマネージャーの平均年齢は、30代後半~40代前半と言われています。しかし10代や20代で活躍している人もおり、マネジメントに要するスキルなどを習得していれば年齢に関係なくプロジェクトマネージャーを目指すことは可能です。

さらに、業務・責任の範囲もプロジェクトによって異なるため、一概に何歳までにプロジェクトマネージャーになった方が良いとは言えないようです。

関連記事:プロジェクトマネージャーの年齢事情について

プロジェクトマネージャー(PM)の平均年収

厚生労働省が公開している職業情報提供サイト(日本版O-NET)では、職業情報として「プロジェクトマネージャー(システム開発)」の情報を公開しています。その内容によると、プロジェクトマネージャーの賃金は690万円であると発表されています。
 

プロジェクトマネージャー(PM)になるには

プロジェクトマネージャーになるには、プロジェクトリーダーから目指す方法と、技術職スペシャリストから目指す方法の2つがあります。

プロジェクトリーダーからのキャリアアップが一般的

プロジェクトマネージャーを目指す一般的な方法は、プログラマーやシステムエンジニアからプロジェクトリーダーとなり、そこからプロジェクトマネージャーになる方法です。プログラマーやシステムエンジニアはプロジェクトの下流工程を担う職種です。ここで現場スキルを磨いて、プロジェクトリーダーへとキャリアアップし、さらに実績を積んでプロジェクトマネージャーを目指します。

技術職スペシャリストから転職する人もいる

複雑なシステムやソフトウェアにおいては、非常に高度なITスキルが求められることがあります。このようなプロジェクトにおいては、プロジェクトマネージャー自身にも高いスキルが要求される傾向があります。

そのようなケースでは、システムやソフトウェア開発に詳しい技術職スペシャリストから、ITスペシャリストやITアーキテクトなどの上流工程の職種にキャリアアップして、最終的にプロジェクトマネージャーを目指すキャリアも考えられます。

関連記事:SEからプロジェクトマネージャーを目指す方法

プロジェクトマネージャー(PM)へのキャリアパスで必要なスキルとは

プロジェクトマネージャーへのキャリアパスで必要なスキルについて解説します。

マネジメントスキル

プロジェクトマネージャーには、プロジェクトに必要なプログラマーやシステムエンジニアを適材適所に配置するマネジメント能力が必要です。各スタッフの力量や役割を把握して適切な指示とフィードバックを行い、プロジェクトを推進させ成功に導きます。

リーダシップスキル

プロジェクトマネージャーはプロジェクトメンバーを引っ張ってプロジェクトを作っていく必要があるので、リーダシップが求められます。一歩引いて後ろで管理することも求められるのですが、引っ張っていくことも必須です。

プロジェクトを引っ張るには実務的なマネジメントはもちろん、精神的に士気を高めていくようなことも必要です。多くのプロジェクトは厳しい環境なので、プログラマーやシステムエンジニアが挫折してしまうことも多々あります。

このような状況を改善し、プロジェクトを成功に導けるかどうかはプロジェクトマネージャーの手腕にもかかっています。

コミュニケーションスキル

プロジェクトマネージャーはプロジェクトメンバーのスケジュールや作業内容を事務的に管理します。しかし、エクセルやその他ツールで表にすればそれで良いというわけではありません。適宜プロジェクトメンバーや顧客とコミュニケーションを取り、状況を説明していく必要があるのです。

プロジェクトマネージャーが率先してコミュニケーションを取らないとプロジェクト内、顧客との間で認識のズレが生じ、手戻り工程などが増えるでしょう。プロジェクトを円滑に進めるためにはプロジェクトマネージャーのコミュニケーション能力が必須です。

提案力

システムやソフトウェア開発の依頼者である顧客の目線に立った提案スキルもプロジェクトマネージャーには必要です。システムやソフトウェアの開発者はどうしても技術寄りの目線でプロジェクトを捉えがちなので、バランスを取る意味でも、プロジェクトマネージャーは顧客目線による提案を心掛けるようにしたいものです。

課題解決力

プロジェクト開始後に、顧客から機能追加や仕様変更が要求されることや、機能に問題があるなどのトラブルが発生することはよくあります。そのような場合にも柔軟に対応する能力がプロジェクトマネージャーには欠かせません。

そしてプロジェクトマネージャーは、現場が混乱しないようにプロジェクトメンバーや顧客に現状や今後の流れを明確に伝えることも大切です。

交渉力

プロジェクトを発足する際には、社内の他部署、顧客、関連企業などと交渉する必要があります。交渉の内容は、予算、仕様、人員、スケジュールなどです。それぞれの立場ごとに要望があり、この要望は時に対立します。

わかりやすい予算を例に挙げると、開発企業はなるべく売上を大きくしたい、顧客側はなるべく安く抑えたいと考えます。そのため両者が交渉し、妥協点を探ることになります。プロジェクトマネージャーの交渉次第でこの妥協点が変わってくるので、非常に重要な要素と言えるでしょう。

関連記事:未経験からプロジェクトマネージャーを目指す方法

プロジェクトマネージャー(PM)のスキル・技術の習得に役立つ資格試験

プロジェクトマネージャーのスキルや技術の取得に役立つ資格について解説します。

プロジェクトマネージャー試験

IPA(情報処理推進機構)が認定している、プロジェクトマネージャーとしての知識や思考力を問う資格です。プロジェクトの責任者として、全体計画の作成や要員と資源の確保、予算、スケジュール、品質などのマネジメントを実行する者を対象としている試験です。プロジェクトマネージャーとしては保有しておきたい資格と言えます。

ITストラテジスト試験

IPA(情報処理推進機構)が認定している、ITコンサルタントとしての知識、思考力を問う資格です。企業の経営戦略に基づいてITを活用する者を対象としています。IPAの資格の中でも難易度は非常に高く、IT業界における上流工程を担う方におすすめの資格です。

応用情報技術者試験

IPA(情報処理推進機構)が認定している、ITエンジニアとしての知識、思考力を問う資格です。基本情報技術者試験の次に目指すべき資格として知られており、より高度な知識と技術を身につけたい方におすすめの資格です。

そして応用情報技術者試験の上位に、上でご紹介したプロジェクトマネージャー試験やITストラテジスト試験があります。応用情報技術者試験に合格しているとプロジェクトマネージャー試験やITストラテジスト試験の一部が免除になります。そのため先に応用情報技術者試験に合格している人が大半でしょう。

PMP試験

プロジェクトマネジメント発祥の地である米国の団体「PMI(米国プロジェクトマネジメント協会) 本部」が認定している国際資格です。プロジェクトマネジメントの知識をまとめた「PMBOK」をベースとしており、取得することでプロジェクトマネジメントにおける専門的な知識を保有していることを証明できます。

関連記事:プロジェクトマネージャーに役立つ資格とは?難易度と取得のメリットを解説!

プロジェクトマネージャー(PM)の需要と将来性

プロジェクトマネージャーの需要と将来性について解説します。

多様な業界でIT化が進んでいるため需要は高い

AIやIoTなどの普及により、多様な業界でIT化が進んでいます。どのような業界であれITを導入するためには、システムやソフトウェアの開発は欠かせないものであり、それらの開発をマネジメントするプロジェクトマネージャーも必要です。

プロジェクトが成功するかどうかは、プロジェクトマネージャーの力量によると言ってもいいでしょう。DXのような新しい流行など、プロジェクトマネージャーが必要とされる場面は増えつつあるため、その需要は高いと言えるでしょう。

最新技術を学び続ければ将来性はさらに高まる

プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトのマネジメント以外の最新技術を学び続ければ、将来性はさらに高まるでしょう。ITとは無縁だった業界へのITの導入においては、その業界の知識を身につける必要もありますし、AIやIoTなどの最新技術のトレンドを追いかければ、全く新しいシステムやソフトウェアの開発の可能性も拓けてきます。

このような最新技術を追いかけることで、多種多様なクライアントの業務の理解が進み、プロジェクトマネージャーとして次々と新しい仕事を獲得できるでしょう。

関連記事:プロジェクトマネージャーの転職市場状況について

まとめ

プロジェクトマネージャーはプロジェクト全体の責任者で、プロジェクト全体を引っ張っていく立場です。そのため、後援としてエクセルやツールで淡々と管理していれば良いわけではありません。プロジェクトマネージャーとして活躍するためには、マネジメント能力はもちろんコミュニケーションスキル、リーダシップ、交渉力などが求められます。

求められるスキルが抽象的なためどうすべきか迷うかもしれませんが、まずは技術職として現場で業務に励み、リーダーを目指します。そのうえで資格取得も並行し、勉強しつつ現場経験を積みます。

そうして確かな知識、経験、自信を持って現場で働いていれば、プロジェクトマネージャーとして参画していなくてもプロジェクトマネージャーとしてやっていけるスキルが身についてくるでしょう。

特に技術力と同時に対人能力も磨いていくように心がけて動いていけば、プロジェクトマネージャーに着実に近づいていくはずです。

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