ネットワークエンジニアで活かせる経験と資格は?キャリアパスも合わせてご紹介ネットワークエンジニアのやりがいは?役立つスキルも紹介

最終更新日:2020年10月28日

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ネットワークエンジニアとは、ネットワークの設計、構築、運用、保守を担う職種です。ネットワークは、システムの根幹であるインフラの一部であり、これを担うネットワークエンジニアは多くの場面で必要とされています。

ネットワークエンジニアにはどのようなやりがいがあるのでしょうか?この記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容をふまえながら考察します。

1. ネットワークエンジニアのやりがい

ネットワークエンジニアにはどのようなやりがいがあるのでしょうか。人によって感じられるやりがいは様々ですが、ここからはいくつかの例をご紹介します。

高年収を目指せる

ネットワークエンジニアは、スキルレベルを上げていくことで高年収が目指せる職種です。

経済産業省のデータ(※1)では、IT技術スペシャリスト(NW)の平均年収は、758.2万円と高い水準にあります。スペシャリストの定義は企業によって異なりますが、ネットワーク設計スキル、シスコ製品などを使いこなせるスキル、構築スキル、運用設計スキル、プロジェクトマネジメントスキルなどがあると高い評価を得られる傾向にあります。

公共システムやデータセンターなど、大規模ネットワークの設計や構築が行える高スキルエンジニアになると、年収1,000万円以上で採用されることも珍しくありません。

また、ネットワーク技術は世界標準で定められているので、ネットワークエンジニアとして海外で活躍することも可能です。一般的に欧米のほうがIT人材の年収が高いため、海外勤務で高収入を目指すこともできるでしょう。

※1 経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(平成29年8月21日)」P.6(2020年10月12日アクセス)

システムが完成したときに達成感を得られる

エンジニア職共通のやりがいとも言えますが、システムが完成したときに大きな達成感が得られます。システムは、1年以上の期間をかけて開発することも少なくありません。

システムの規模が大きくなればなるほど、サーバー台数も増えますので、ネットワークエンジニアの仕事も膨大になります。特に多くの仲間と労力を費やして開発した大規模なシステムが完成したときに得られる達成感は何物にも代えがたいでしょう。

専門性の高い業務に携われる

ネットワークエンジニアにはネットワーク設計やネットワーク機器の操作方法、安全なネットワークを構築するためのセキュリティ技術など、様々な分野の高い専門性が求められます。ネットワークには高い安定性が求められるだけでなく、運用しやすいように構築し、さらに負荷分散のための冗長化など、設計において考慮すべきことはいくらでもあります。

またネットワーク機器の性能や仕様はアップデートし続けているため、新製品に関する知識についても積極的に取り入れなければなりません。さらに物理的なネットワーク構成だけでなく、仮想化されたネットワークの知識も必要不可欠です。このようにネットワークエンジニアは高い専門性が求められるため、技術的探究心の強い方にとってはかなりやりがいのある仕事だと言えます。

トラブル解決などを通してシステムを支える役割を実感できる

ネットワーク開発にはトラブルがつきものです。トラブル発生時に、いかに迅速且つ正確に対応できるかは、ネットワークエンジニアの腕の見せ所です。トラブルの種類によっては復旧が難航することもありますが、、自分の知識と技術で解決できれば、自分がシステムを支えていることを強く実感できるはずです。さらに、クライアントから感謝されることにやりがいを見出す人も多いでしょう。。

チームで大規模プロジェクトに関われる

大規模なシステム開発のプロジェクトにおいて、ネットワークはシステムを構成する重要な役割を果たします。大規模なプロジェクトでは、ネットワークエンジニアはほかのエンジニアや様々な部署のスタッフとチームを組んで仕事をする場合が多いです。

チームの一員として大規模プロジェクトを成功させることができれば、自分が貢献していることを実感し、大きなやりがいを感じられるでしょう。

クラウドサービスに携わるならリモートワークも可能

ネットワークエンジニアの業務でも、特にクラウドサービスに携わっている人はリモートワークとの相性が良いでしょう。従来のシステムが自社やデータセンターへの設置を前提としていたことに対し、クラウドサービスはAWSやAzureなどのクラウド上で展開されているネットワークです。

クラウドサービスの場合、インターネットに接続されている環境であれば、外部の端末から保守やメンテナンスを行えるため、リモートワークでも十分対応可能です。また最近ではオンプレミス環境からクラウドサービスへの移行が進んでいることも、ネットワークエンジニアのリモートワークを後押ししています。

ネットワークエンジニアが習得すべきクラウドスキルについてもっと詳しく知りたい方はこちらも合わせてご確認ください!
関連記事 :「ネットワークエンジニアが習得すべきクラウドスキルとは?

2. ネットワークエンジニアの大変さ

ネットワークエンジニアには多くにやりがいがあることを紹介しました。しかしやりがいだけでなく、ネットワークエンジニアならではの大変さもあります。

高いコミュニケーション力が必須

ネットワークエンジニアにはクライアントとの適切な意思疎通ができるコミュニケーション力が求められます。専門的な技術や知識が求められるからこそ、クライアントにわかりやすく正確に伝える必要があります。

クライアントとのヒアリングを行い、最適なネットワークを提案し、ほかのスタッフと協力しながらプロジェクトを進めます。スムーズなプロジェクトの進行には、高いコミュニケーション能力が必要不可欠です。

専門知識が必要で学習が欠かせない

ネットワークエンジニアには専門知識を身に付けるための学習が欠かせません。ネットワークに関する基礎的な知識だけでなく、ネットワークを構成するサーバーやOSに関する知識やセキュリティの知識、最近ではクラウドを活用したネットワークや、ネットワークの仮想化、IoTを取り入れたネットワークなど、非常に多岐にわたる専門知識が求められます。

ほかの職種のエンジニアと共同で仕事をすることもあるので、ネットワーク以外のITに関する幅広い知識も必要です。とにかく業務に必要な専門知識が多く、さらにその知識を日々アップデートするために学習を続けなければなりません。

ハードワークの現場もある

ネットワークは突発的に障害やトラブルが発生します。特にインフラとして重要なネットワークは365日24時間安定して動作することが求められているため、障害やトラブルには時間を問わずに対応しなければなりません。

そのような運用保守を前提とした現場では、不測の対応が必要となり、どうしてもハードワークになりがちです。深夜や休日にも対応が迫られる会社もあるため、規則正しい生活をするのは難しいかもしれません。

3. ネットワークエンジニアに向いている人

これから紹介する3点に当てはまる人はネットワークエンジニアに向いています。

情報の整理と体系化が苦にならない

ネットワーク設計・構築には、OSやサーバー、ネットワーク機器など、複数分野の知識が必要です。複数の分野にまたがる専門知識を整理・体系化する作業が苦にならず、根気強く対応できる人が向いていると言えるでしょう。

知的探究心がある

ネットワークを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。したがって、ネットワークだけでなくハードウェアやソフトウェアなどに関しても新しい技術を吸収・追求する力が求められるでしょう。IT業界のトレンドに敏感に反応できる人は適性が高いといえるでしょう。

チームワークを大切にする人

ネットワークエンジニアはチームで仕事をする機会が多い職種でありチームワークが大切です。ネットワークの構築時ではほかの職種との連携が求められますし、運用や保守の仕事では、複数のネットワークエンジニアと協力して長期間業務にあたることもあります。クライアントやチームメンバーと良好な関係を築くために協調性や柔軟さを持ち合わせていなければなりません。

ネットワークエンジニアに求められる適性についてより詳しく知りたい方はこちらも合わせてご確認ください。
関連記事:「ネットワークエンジニアに求められる適性とは?

 

4. ネットワークエンジニアの仕事で役立つスキル・資格

ネットワークエンジニアの仕事で役に立つ知識やスキル、経験、資格について紹介します。

活かせる知識・スキル・経験

ネットワークエンジニアはネットワークの構築が主な業務であるため、まずは基本的なネットワークの知識が必要です。例えば通信プロトコルであるTCP/IPの知識や、ネットワークを安全に使うためのセキュリティに関する知識、ルーティングやトラフィックなどのネットワーク回線の知識、そしてルーターなどのハードウェアの知識などです。

大規模なネットワーク構築業務では、ほかのスタッフと協力して仕事するため、コミュニケーションスキルも必要不可欠です。また仕事を通じて身に付けた知識やスキルを、次の仕事に活かすための経験として役立てようとする意識も重要です。書籍やインターネットの情報でネットワークの基礎的なことは学べますが、やはり実務経験で身に付けたスキルが、何よりも仕事で活かせる知識となるからです。

ネットワークエンジニアになるために勉強すべきことについて気になる方はこちらをご確認ください。
関連記事:「ネットワークエンジニアに必要な勉強と学習方法

持っていると良い資格

ネットワークエンジニアに必須の資格はありませんが、資格の取得を通じて体系的な知識が身につけられ、転職時に評価されるポイントになることがあります。

例えばIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している「ネットワークスペシャリスト試験」はネットワークエンジニアにとっての登竜門となる国家資格です。

またCisco Systems社が実施している民間資格「CCNA」もおすすめです。これはネットワークエンジニアとして基本的な知識を持っていることの証明として活用できます。より上位の資格として「CCNP」や「CCIE」も実施されており、合格すればネットワークエンジニアとして高い評価を受けられます。

ネットワークエンジニアにおすすめの資格について気になる方はこちらをご確認ください。
関連記事:「ネットワークエンジニアにおすすめの資格

5. キャリアアップの土台作りになれることも

ネットワークエンジニアの業務が、ほかの職種へのキャリアアップの土台作りとなることもあります。例えばこれから紹介する3つの職種が代表的です。

ネットワークスペシャリスト

ネットワークエンジニアとしての専門性を高めることで、ネットワークスペシャリストへのキャリアアップを目指せます。ネットワークスペシャリストとは、その名のとおりネットワーク技術に関する深い知識と技術を持つエンジニアです。具体的には、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)がネットワークスペシャリストの技術水準として、以下の定義(※1)を公表しています。

(1)ネットワーク技術・ネットワークサービスの動向を広く見通し、目的に応じて適用可能な技術・サービスを選択できる。

(2)企業・組織、又は個別アプリケーションの要求を的確に理解し、ネットワークシステムの要求仕様を作成できる。

(3)要求仕様に関連するモデリングなどの設計技法、プロトコル技術、信頼性設計、セキュリティ技術、ネットワークサービス、コストなどを評価して、最適な論理設計・物理設計ができる。

(4)ネットワーク関連企業(通信事業者、ベンダ、工事業者など)を活用して、ネットワークシステムの構築・運用ができる。

ネットワークスペシャリストになるためには、まずネットワークエンジニアとして十分な実績と知識が必要です。日常業務を通じて知識を身に付けるだけでなく、職場で実施されているOJTも活用しましょう。十分な知識を身に付けたら、職場のリーダーからのサポートを受けながら、自身の専門性を高めていきます。

ネットワークに関する体系的な知識を身に付けるためには、情報処理推進機構のネットワークスペシャリスト試験を通して身につける方法が効率的です。

※1 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「ネットワークスペシャリスト試験(NW) ~ ネットワーク社会を担う花形エンジニア ~[ Network Specialist Examination ]」(2020年10月12日アクセス)

システムアーキテクト

システムアーキテクトとは、システムの構造設計や開発方針の策定、要件定義など、システム開発のグランドデザインを設計する職種です。ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク、ミドルウェア、OSなどの幅広い知識とスキルが求められます。

システムにはネットワークが構築されていることが多いため、ネットワークエンジニアにとってもネットワーク構築の仕事を通じて、システムアーキテクトと協力しながら仕事を進めることが多々あります。

システムアーキテクトは、1つの技術領域に特化するというよりも、システム全体を見通して全体を上手く稼働させるために設計する仕事です。ITに関するゼネラリスト的な立場の職種と言えるでしょう。

ネットワークエンジニアからシステムアーキテクトを目指す場合、まずOJTが実施されていれば積極的に参加して、システム開発における上流工程を経験しましょう。ネットワークエンジニアとしてネットワーク業務に特化していたときとは異なり、様々な領域の技術を総合的に活かしてシステム設計する仕事が体験できます。

また情報処理推進機構では国家資格として「システムアーキテクト試験」が実施されています。試験勉強を通じてシステムアーキテクトの体系的な知識を身につければ、システムアーキテクトへのキャリアアップ時に役に立つでしょう。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトの責任者としてプロジェクト計画の立案や予算管理、進捗管理、品質管理などを担う職種です。システム開発におけるほかの職種よりもクライアントに近いと言えるでしょう。

ネットワークに特化したプロジェクトマネージャーの募集は少ないですが、大規模システムの構築プロジェクトやデータセンターの構築プロジェクトなどで、ネットワークに精通したプロジェクトマネージャーが募集されることがあります。

大規模なネットワーク構築の業務では、ネットワークの設計から実装、そして運用や保守など様々な工程で業務が進められます。ネットワークエンジニアとして、このような進捗管理の経験があれば、プロジェクトマネージャーの業務でも活かすことが可能です。

プロジェクトマネージャーには、ネットワークに関する深いスキルと知識のほか、ステークホルダーマネジメントやリスクマネジメントといったプロジェクトマネジメントスキルが求められます。プロジェクトマネジメントスキルは、プロジェクトマネージャー試験やPMPなどの資格制度で身につけることができます。

ただし、転職の際は実務経験が求められますので、プロジェクトマネジメントの知識を身につけた上で、OJTでマネジメント経験を積んでおいたほうが良いでしょう。

ネットワークエンジニアのキャリアパス関連記事について気になる方はこちらをご確認ください。
関連記事:「ネットワークエンジニアのキャリアパス

6. まとめ

この記事ではネットワークエンジニアの仕事内容や年収、将来性、キャリアパスの観点からネットワークエンジニアのやりがいを考察しました。ネットワークエンジニアは運用や保守などの業務からスタートすることが多いものの、スキルアップによっては高い収入が望める職種です。求められるスキルを身につければ就職先に困ることは少ないでしょう。ただし、企業によって仕事内容や働く環境(人事制度など)が異なりますので、自分自身がやりがいを感じられる環境を定義した上で、希望の職場を探してみると良いでしょう。

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