クラウド化によってネットワークエンジニアの仕事は減るのか?クラウド時代に求められるスキルも紹介ネットワークエンジニアが習得すべきクラウドスキルとは?

最終更新日:2020年11月17日

レバテックキャリアは
ITエンジニア・Webクリエイター専門の転職エージェントです

ネットワークエンジニアは、コンピューターネットワークの設計、構築、運用・保守などを通じて、企業のITインフラを支える職種です。

近年は企業のクラウド利用が広まるにつれ、クラウドサーバーと接続するネットワークの設計など、クラウドエンジニアとしてのスキルも求められています。今後もクラウド化は加速すると考えられているため、既存の技術を踏襲しつつクラウド化にも対応できるスキルを身に付けていくべきでしょう。

ここでは、ネットワークエンジニアがクラウド時代に対応するためのスキルについて解説します。

1. ネットワークエンジニアにクラウド対応スキルが求められる理由

はじめに、ネッワークエンジニアにクラウド対応スキルが求められる理由について解説します。

クラウドは業態・業界の垣根を超えて普及が進んでいます。総務省が公表している「令和元年版 情報通信白書(※1)」によれば、クラウドを事業の一部もしくは全部に導入している企業の割合は、全体の6割弱に達しており、クラウド利用率は4年連続で増加しています。

さらに、クラウドを活用する理由を見ていくと、1位は「資産、保守体制を持つ必要がないから」であり、ランニングコストの低さが評価されていると理解できます。さらに「場所に縛られない利活用」「サービスの信頼性」「安定運用や可用性」といった点も評価のポイントであるようです。

また、別のデータからはシステムの「運用保守費」に対する企業の慎重な姿勢が伺えます。JUAS(一社 日本情報システム・ユーザー協会)の調査(※2)では、ITシステム開発費の伸び率に比べ、運用保守費の伸び率の小ささが指摘されています(開発費は前年比13.1%増、保守運用費は4.0%増)。つまり、多くの企業で運用保守費よりも開発費に投資する動きが顕著になっているのです。

上記2つの公的なデータを参照すると、クラウド利用を増やしつつ、運用保守費は抑制するという企業の考えが浮かび上がります。これらの情報から、既存システム(サーバー、ネットワーク、ソフトウェア、ミドルウェアなど)のクラウド化を進めるとともに、既存人員や今後雇用する人員に対してはクラウド対応のスキルを要求する動きが強まっていく可能性が高いと予想できます。

このような背景から、ネットワークエンジニアにもクラウドに対応するスキルが求められると考えられます。

※1参考:総務省 令和元年版 情報通信白書「企業におけるクラウドサービスの利用動向」
※2参考:JUAS(一社 日本情報システム・ユーザー協会)「企業IT動向調査2018(17年度調査)」

2. ネットワークエンジニアに求められるクラウド対応スキルとは?

次に、ネットワークエンジニアに求められるクラウド対応スキルについて解説します。現在の技術的なトレンドを踏まえると、次のようなスキルが求められるでしょう。

・ネットワーク仮想化の知識
・ネットワーク仮想化に対応できるプログラミングスキル(Ruby、Java、Pythonなど)
・仮想化技術を考慮したネットワーク設計スキル
・クラウドサービス全般の知識(SaaS 、PaaS、IaaSなど)と、その中で要件に合わせて何を使うべきか取捨選択するスキル
・AWSなど大手クラウドサービスの設定スキル

クラウドサービスの普及により運用・保守が自動化されることで、ネットワークの運用・保守に必要な作業量自体は減っていくでしょう。しかし、これは「仕事が減る」という意味ではありません。別の技術に置き換えられ、仕事内容が徐々に変わっていくことを表しています。

例えば、ネットワーク仮想化技術のひとつであるSDNを導入すると、ルーターやスイッチなどの物理的なネットワーク機器の設置・配線はほぼ必要なくなり、ソフトウェアへの設定だけでネットワーク構築が完了します。

その反面、ソフトウェアを制御するプログラミング業務や、最適なネットワーク構成の設計などの仕事が増えていくでしょう。

SDNを実現するには、ネットワーク制御やデータ転送をソフトウェアで行うための通信プロトコル「Open Flow」を活用する必要があります。そのためにはプログラミングスキル(Ruby、Java、Pythonなど)が必要になるため、ネットワークエンジニアにも一定のプログラミングスキルが要求されます。

したがって、クラウドに対応するためには、従来型のスキルセットの見直しと再構築が必要になるのです。

3. クラウド対応スキルを習得する方法

最後に、ネットワークエンジニアがクラウド対応スキルを習得する方法について解説します。ここでは、主に書籍とスクールを紹介します。

書籍、スクールのメリット

書籍
書籍は、不足している知識・スキルごとに内容を区切って勉強しやすいことが特長です。また、通勤時間や休憩時間など、空き時間を活用しながらマイペースで学べることや、費用が安いことなどがメリットと言えるでしょう。

スクール
講師が直接教えてくれるため、つまずきや不明点をすぐに解消しやすいことが最大のメリットです。さらに、数週間~数か月の短期間で実務レベルの知識・スキルを身に付けられる点もメリットであるといえます。

おすすめ書籍

『ネットワーク仮想化~基礎からすっきりわかる入門書~』(渡辺和彦・法橋和昌・沢村利樹・池上竜之、リックテレコム)
サーバー、ネットワークまでを含めた仮想化技術全般に関する知識を解説している書籍です。既存の仮想化技術(VPN、VLAN)からSDNまで網羅しているため、クラウド対応スキルの基礎力養成に役立つでしょう。

『すべてわかるSDN/NFV大全 ネットワークの仮想化が拓くモバイルとクラウドの未来(日経コミュニケーション・日経コンピュータ・日経NETWORK、日経BP)』
SDNやNFVといったネットワーク仮想化技術の応用動向や企業事例、技術解説を網羅した解説書です。応用動向として、通信事業者の戦略や一般企業の導入事例、ベンダーの最新ソリューションを紹介しており、具体的な事例からクラウド時代のスキルを学ぶことができます。

おすすめスクール

リナックスアカデミー Linuxクラウドエンジニアコース
エンジニア・プログラマー養成スクール大手のリナックスアカデミーでは、クラウドコンピューティング、仮想化技術、仮想化実装演習、負荷分散、クラスタ、クラスタストレージなどを学べるコースを提供しています。特にクラウドコンピューティングコース(LPIC Level3対応)は、クラウド対応を本格的に学習できるコースです。既存技術とクラウド技術を一気通貫で学べる数少ないスクールです。

4. まとめ

この記事では、ネットワークエンジニアがクラウド時代に習得すべきスキルについて解説してきました。クラウド利用が当たり前になるにつれ、ネットワークエンジニアに求められるスキルは大きく変わっていくでしょう。したがって、クラウド対応を含めた新たなスキルセットを構築できれば、希少価値の高い人材として評価される可能性が高まります。この記事を参考にしながら、クラウド対応スキルを高めてみて下さい。

ITエンジニア・Webクリエイターの転職ならレバテックキャリア

レバテックキャリアはIT・Web業界のエンジニア・クリエイターを専門とする転職エージェントです。最新の技術情報や業界動向に精通したキャリアアドバイザーが、年収・技術志向・今後のキャリアパス・ワークライフバランスなど、一人ひとりの希望に寄り添いながら転職活動をサポートします。一般公開されていない大手企業や優良企業の非公開求人も多数保有していますので、まずは一度カウンセリングにお越しください。

転職支援サービスに申し込む

また、「初めての転職で、何から始めていいかわからない」「まだ転職するかどうか迷っている」など、転職活動に何らかの不安を抱えている方には、無料の個別相談会も実施しています。キャリアアドバイザーが一対一で、これからのあなたのキャリアを一緒に考えます。お気軽にご相談ください。

「個別相談会」に申し込む

プロのアドバイザーがあなたのお悩みや疑問にお答えします

- 転職個別相談会開催中 -

相談内容を選択してください

※転職活動や求人への応募を強制することはありません

人気の求人特集

内定率が高い

関連する記事

人気の記事

スキルアップ記事トップへ

ネットワークエンジニアの求人・転職一覧