ネットワークエンジニアの志望動機例文7選!書き方や注意点を解説

最終更新日:2024年6月17日

近年、ITの導入は進み、企業の内部ではさまざまなシステムがネットワークで繋がっています。インターネット上にあるクラウドシステムの導入も一般化し、ネットワークの重要性はますます増しています。そんなネットワークに注目し、「ネットワークエンジニアに転職したい」と考えている人もいるでしょう。

本記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容やインフラエンジニアとの違い、必要とされる知識・スキルをまとめました。経験者・未経験者別のネットワークエンジニアになる方法、志望動機を書くポイント、面接での志望動機の効果的な伝え方などについても解説します。

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この記事のまとめ

  • ネットワークエンジニア転職の志望動機は、自身のアピールのために非常に重要
  • 志望動機では、ネットワークエンジニアを目指す理由や、志望先の企業を選ぶ理由を明確にする
  • ネットワークエンジニアになるにはネットワーク関連の知識やスキルが必要

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なぜネットワークエンジニア転職で志望動機が重要なのか

ネットワークエンジニア転職で志望動機が重要な理由は、必要な専門知識とスキルが多岐に渡ること、やりがいや目的意識がより重要になることが挙げられます。ネットワークエンジニアは、インターネットやコンピュータネットワークに関する深い知識やスキルを持ち、常に新しい技術を習得する必要があります。

したがって、ネットワークエンジニアは、継続して学習していける人材でないと務まりません。また、ネットワークの重要性を理解したうえで働きやりがいを感じられる人材でなければ、業務や事業に支障をきたすおそれがあります。

ネットワークエンジニアへの転職活動では、自分が何をしたいのか、どのように貢献したいのか、そのためにどんな努力をしていくのかを明確にすることが重要です。

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ネットワークエンジニアへの志望動機の例文7選

ネットワークエンジニアへの志望動機の例文を7つ紹介します。7つはそれぞれ前職が異なるので、結果的に志望動機の内容も異なります。近い職種の方は参考にしやすいですが、以下の例文の職種に該当しない方も他職種からの志望動機パターンを把握しておけば志望動機の作成に役立つでしょう。

最終的には自分の言葉でまとめる必要がありますが、例文が頭に入っていれば構成を組み立てたり具体的な文章を作成したりする際に役立てられるはずです。

例文1:コンタクトセンター業務からの転職の例文

コンタクトセンター業務を行っていて、ネットワークエンジニアの仕事を近くで見ているというシチュエーションです。

貴社はIT業界の中でも公共事業に力を入れており、業務を通じて将来社会インフラを支えるエンジニアへとキャリアアップが可能な点に非常に魅力を感じました。
現在、IT関連のコンタクトセンター業務を行っており、障害が発生したときにネットワークエンジニアの方が責任を持って仕事に取り組む姿勢を見ました。その時に、重要なインフラを支えるネットワークエンジニアのやりがいと重要性に感銘を受け、私も目指したいと思いました。今後はCCNAを取得し、ネットワークエンジニアに必要なスキルを身につけて、社会インフラを支える企業で活かしたいと考えています。

ネットワークエンジニアの仕事の重要性や必要スキルをある程度把握していて、実際に自身もネットワークエンジニアとして活躍したいという熱意が記載されています。

例文2:アルバイトネットワークエンジニアの正社員転職の例文

正社員としての経験はないものの、アルバイトとしてネットワーク業務の経験があるというのがアピールポイントになっている例です。

貴社を志望した動機は、社員一人ひとりを信頼し、自分の裁量で業務を進めていける社風に惹かれたからです。私は学生時代にSIerでネットワークエンジニアとしてアルバイトをしていた時に、学生でも仕事を任される、という経験をしました。貴社は、個々の能力を活かしながら組織の力を最大に高める、という方針のもと、さまざまな有名プロジェクトを進められています。アルバイトで学んだ「自分の裁量で考える」という経験を活かし、ネットワークエンジニアとして成長し貴社のさらなる発展に貢献したいと思っています。

「個々の能力を活かす」「自分の裁量で考える」といった点を強調していて、応募者の考え方がはっきり伝わっています。このような考え方は企業や応募者によって異なるため、強調することで企業と応募者のニーズがマッチしていることをアピールできます。

例文3:社内SEからの転職の例文

社内SEからの転職を希望する際の例文です。

ネットワーク技術に特化してスキル習得したいと考えており、貴社の新しい技術を積極的に導入していく姿勢に惹かれて応募しました。私は前職では社内SEとして社内のネットワーク構築から社員のIT相談まで幅広い業務を担当していました。社内でITを活用して貢献できることにはやりがいを感じていましたが、より技術に特化してスキルを高めていきたい、特にネットワーク関連、クラウド技術に集中したいと考えるようになりました。貴社は積極的に新技術を導入したプロジェクトに参画しているため、自身のスキルをブラッシュアップし続け貢献していきたいと考えています。

一般的に社内SEはIT業界の中でも安定的な職種で、開発側のエンジニアもインフラ側のエンジニアも社内SEを目指すケースは多いです。ネットワークエンジニアから社内SEを目指す人も多いでしょう。

社内SEからネットワークエンジニアを目指すのは珍しいわけではありませんが、少数派です。だからこそ、なぜネットワークエンジニアなのか、ネットワークエンジニアとして何をやっていきたいのかなどを明確にする必要があります。

例文4:IT職未経験でスクールに通ってからの転職の例文

未経験からスクールに通ってスキル習得し、エンジニアを目指すケースは多いでしょう。こちらの例文を参考にしてください。

私は貴社の物理機器の搬入からソフトウェアの構築まで何でも行う技術屋志向に惹かれて応募しました。子どもの頃から機械いじりが好きで自作PC作りに凝っていたのですが、新卒時の就職先としては安定した公務員を選びました。しかし好きなことを仕事にしたいという気持ちは消えず、現在スクールに通ってネットワーク関連のスキル習得に励んでいます。自分の中では一大決心をしての転職になるので、全力でスキル習得に励み、貴社に貢献させていただきます。

大枠では開発側のエンジニアを目指すかインフラ側のエンジニアを目指すかですが、なぜインフラ側のネットワークエンジニアを目指すのかを伝える必要があります。そこで、子どもの頃から機械いじりが好きだったエピソードを記載しています。

また安定した公務員からあえてエンジニアの世界に飛び込んでいるので、その覚悟や、今後一生懸命取り組んでいくという意気込みをアピールしています。

例文5:ヘルプデスクからの転職の例文

ヘルプデスクでネットワーク関連の業務を担当し、そこからネットワークエンジニアへの転職を考えるようになったというエピソードです。

貴社のネットワークをサービスと捉え、クライアントに最適なサービスを提供するという考え方に共感して応募しました。私は前職でヘルプデスクとして、主に顧客や社員からのネットワーク機器に関する問い合わせ対応を行っていました。自身の知識を深めつつ、それを人の役に立てられることにやりがいを感じていました。しかしさらに深い知識・スキルを習得したい、それを人の役に立てていきたいという気持ちが膨らんでいきました。今後はスキル習得にもサービス改善にも力を入れ、貴社のプロジェクトに貢献させていただきたいです。

ットワークをサービスと捉え、クライアントに最適なサービスを提供するという考え方に共感して応募しました。私は前職でヘルプデスクとして、主に顧客や社員からのネットワーク機器に関する問い合わせ対応を行っていました。自身の知識を深めつつ、それを人の役に立てられることにやりがいを感じていました。しかしさらに深い知識・スキルを習得したい、それを人の役に立てていきたいという気持ちが膨らんでいきました。今後はスキル習得にもサービス改善にも力を入れ、貴社のプロジェクトに貢献させていただきたいです。

ネットワークエンジニアを目指すということは、ヘルプデスクよりも技術寄りの業務が中心になります。ヘルプデスク時代のサービス精神を活かすというアピール、意気込みにオリジナリティがあります。

例文6:インフラエンジニアからの転職の例文

インフラエンジニアにはネットワークエンジニアも含まれるので、ほぼ同業種からの転職です。ただしインフラエンジニアという職種名の企業もあり、また同じ職種名であっても業務内容は異なります。

貴社のマネジメント人材を育てる方針に魅力を感じて応募しました。私は前職ではインフラエンジニアとして、サーバーやネットワークの運用・保守に幅広く携わってきました。運用・保守チームではリーダーポジションを担当することも多く、プロジェクトを円滑に進めてきたと自負しております。今後はよりマネジメントスキルを高め、いずれはマネージャーポジションで貴社に貢献させていただきたいと考えています。

上記の例文は運用・保守をメインで担当しているインフラエンジニアがマネジメント寄りのネットワークエンジニアを目指すシチュエーションを想定しています。この場合、マネジメント経験やマネジメントに力を入れていく意向をアピールすることが重要です。

例文7:営業職からの転職の例文

営業職からエンジニアを目指すパターンも多いです。

貴社は上流工程で参画できる案件を複数抱えているため、キャリアプランに合致すると考え応募させていただきました。前職ではネットワーク機器の営業職を担当していましたが、業務内容としては技術営業に近く、技術的な提案を行うことも多かったです。今後はさらに技術の勉強をしつつマネジメントにも力を入れ、最終的にはプロジェクトマネージャーポジションを目指したいと考えております。

基本的には前職の経験を活かす方向でアピールした方がより良いでしょう。エンジニアを目指すにあたってスキル習得は重要ですが、もともと持っている営業職としてのコミュニケーションスキルなどを活かせばプロジェクトマネジメントに役立ちます。これは大きな強みになるので、積極的にアピールしていくと良いでしょう。

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ネットワークエンジニアの志望動機を書く前にやるべきこと

ネットワークエンジニアの志望動機を書く前に、イメージの明確化や状況の整理が必要です。以下では、やるべきことを細分化してそれぞれ挙げていきます。すでにできている場合は、未着手の部分に優先的に取り組んでください。志望動機の文章自体は短いものですが、その裏側の準備をしっかりしておくことでより良い内容になり、また面接で深堀りされたときに回答できます。

ネットワークエンジニアについて詳細を知る

仕事内容や、インフラエンジニアとの違いなどの情報を整理しておきましょう。各業務のスキルを高めるためには資格取得なども有効になるので、どういった資格があるのかも把握しておくと良いです。転職活動中に資格取得に向けた勉強をしていることもアピール材料にできます。

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ネットワークエンジニアの仕事内容

ネットワークエンジニアの仕事内容は「設計・構築・保守、運用」に大まかに分けられます。各作業内容の詳細を知らずに就職した場合、「想定していなかった業務を任せられた」と感じてしまうことがでてくる可能性があります。ミスマッチを起こしたり、その結果早期退職をしたりしないためにも、業務詳細を把握しておきましょう。

・設計
クライアントのニーズや完成したネットワークをイメージしつつ、設計を行います。設計では、ネットワーク機器、使用する回線、OS、予算なども考慮します。ネットワーク技術だけでなくプロジェクト全体について把握している必要があるので、設計はネットワークエンジニアとして別の業務経験を積んでから担当する場合が多いでしょう。

・構築
設計に基づいて実際にネットワークを構築していきます。設計を構築に落とし込むためのスキル、知識や、設計に問題がないかを判断するための能力が必要です。構築についても一定の経験を積んでから担当する場合が多いでしょう。

・保守・運用
ネットワーク構築後には、ネットワークの保守・運用を行う必要があります。保守・運用では、ネットワークに問題がないかの監視や、必要に応じてトラブル対応を行います。経験の浅いネットワークエンジニアは、保守・運用からキャリアをスタートさせる場合が多いでしょう。保守・運用で一定の経験を積んだのち、構築や設計にステップアップしていく流れです。

ネットワークエンジニアとインフラエンジニアの違い

ネットワークエンジニアは主にネットワークに関する仕事を行います。一方でインフラエンジニアは、ネットワークも含めたインフラ全般に関する仕事をすることが多いです。ただし、インフラエンジニアとネットワークエンジニアが共同で仕事をする場合は、インフラエンジニアの担当はネットワークを除く、サーバー・ストレージなどに関する仕事が主になります。

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ネットワークエンジニアに求められる知識・スキルを知る

ネットワークエンジニアに求められる知識・スキルを挙げていきます。企業に応募する前に身につけられるスキル・知識もあるので、積極的に取り組むのがおすすめです。スキル・知識を習得することで業務に役立つだけでなく、自ら取り組んでいることは企業に対するアピールにもなるでしょう。入社後など後回しにするのではなく、今からできることは早く始めることが重要です。

ネットワークの知識

ネットワークエンジニアは、ネットワーク特有の知識が必要とされます。大きく分けると、長距離を繋ぐ高速デジタル回線のWAN系、無線LANやTCP/IPのLAN系、Webサーバーを繋ぐ外部のインターネット系などです。最近ではインターネット系の需要が高まっています。

ネットワーク機器に関する知識・スキル

ネットワークエンジニアは、ルーター・スイッチ・ハブなどのさまざまなネットワーク機器を扱います。よく使われるサーバーやパソコンなどの汎用的なものとは異なるため、固有の知識やスキルを身につける必要があります。

セキュリティの知識

企業や組織などに対するハッカーやサイバー攻撃が多発しています。企業間ではサプライチェーンや電子決済が進んでおり、一つの企業が攻撃を受けただけで、グループ企業全体にダメージが広がります。そのため、攻撃の入り口となるネットワークのセキュリティはとても重要です。

責任感

ネットワークエンジニアは、システムの安定性や可用性を維持する責任があります。たとえば、データセンターのネットワークがダウンしてしまった場合、ネットワークエンジニアは被害を最小限に止めるために即座に行動しなければなりません。

また、ネットワークエンジニアは、技術が常に進化しているため、最新の技術やツールに適応するために継続的に学び、改善をすることが必要です。そのため、高い責任感をもって取り組む姿勢が求められます。ネットワークエンジニアは、システムの正常な運用を維持するために、自己研鑽を続け、常に改善を目指すことが大切です。

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志望先の企業を選ぶ理由を明確にしておく

企業がもっとも聞きたいのは「なぜその企業を選んだのか?」です。志望先の企業の業務内容や、ネットワークエンジニアにどのような仕事を期待しているかなどを詳細に調べて、志望企業を選ぶ理由を明確にしておきましょう。

IT業界の研究をしておく

IT業界の研究をしておくことで、適切な志望動機を作成するのに役立ちます。また自分自身が企業を選ぶ際や、キャリアプランを考える際にも役立つでしょう。IT業界の研究方法は複数ありますが、まずは業界全体の構造を調べること、具体的な求人を見ることなどが重要です。ある程度学習が進んだら、四季報などで企業の財政状況なども把握しておくと志望動機の作成や企業選びに役立つはずです。

ネットワークエンジニアを目指す理由を明確にしておく

エンジニアというと、システムやサービスの開発を行なう職種を想像する人が多いでしょう。企業としても、開発側のエンジニアではなく、インフラを支えるエンジニアに何故興味を持ち目指そうと思ったのか気になるところです。

特に、「エンジニアになるための足がかり」とされていた場合、将来的に開発側のエンジニアへキャリアチェンジしたり、そのために転職されたりするリスクも抱えます。この懸念を払拭するためにも、さまざまなITエンジニアの中でも何故ネットワークエンジニアを選んだのかを示す必要があります。確かな理由があるはずなので、具体的に箇条書きにしてみましょう。

どんなネットワークエンジニアになりたいかをイメージしておく

入社後にネットワークエンジニアとしてどのような仕事をしたいか、将来どんなネットワークエンジニアになりたいのか、などをイメージすることが重要です。具体的な文章にすると、自分の中でも将来像ができます。いま一度、自問してみると良いでしょう。

スキル・経験を整理しておく

これまでの自分のスキル・経験はもちろん、成果や表彰などの実績も具体的に整理しておきましょう。未経験者でも、ヒューマンスキルやビジネススキルを活かせることは多いです。また、これからどんな熱意を持って、どう成長していくか、などを具体的に語れるようにしておくことが大切です。

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ネットワークエンジニアの志望動機を書く時のポイント

ネットワークエンジニアの志望動機を書く際、以下に紹介する複数のポイントを押さえておくことでより良いものになりやすいです。逆にいえば、スキル習得やキャリアプランの考察が十分にできていても、志望動機にうまく反映できていない可能性もあります。採用担当者に伝わらないのはもったいないので、以下のポイントを押さえて自分の魅力が伝わりやすい志望動機にしてください。

なぜその企業を選ぶのかを明確に述べる

まず、「なぜその企業に応募したのか?」「その企業でネットワークエンジニアとしてどのように働きたいのか?」という点を明確にしましょう。面接官にはこの部分をいかに印象つけられるかが非常に重要です。

自分の経験・スキルを応募先の企業でどう活かせるか伝える

企業側は自社の成長や安定に貢献してくれる人物を求めています。つまり、応募者は自分がその企業にどのような価値を提供できるのかアピールする必要があります。エンジニアの場合提供する価値は主に技術なので、自分の経験・スキルをどのように活かせるのか説明しましょう。

熱意や今後の成長を織り交ぜていくとより良いですが、メインとして伝えるべきことは今までの経験・スキルから何ができるのかです。

アピールポイントの具体的な結果・数値などを伝える

アピールポイントのエピソードや技術は、具体的な結果・数値などを伝えるとより良いです。資格やポートフォリオで示せる場合は特に分かりやすいので、魅力的なアピールができます。資格やポートフォリオがない場合も、達成した内容の数値化、達成までの期間、協働した人数などの数値、結果を明確化すると良いです。人に話す際などは簡略化するために省略することも多い部分ですが、志望動機には含めた方が良いです。

入社後の自分のビジョンを述べる

「入社後に何をしたいか」というビジョンを明確にしましょう。今まで培った自分の強みを活かしてどのように働きたいか、企業にどう貢献できるのかなど、入社後の具体的なイメージを書くのがおすすめです。5年後、10年後といったスパンで方向性を書くことも良いでしょう。未経験者であれば、どう成長するか、どのように知識・スキルを身につけていくか、などの予定を明確にすると好印象です。

熱意を伝える

その企業で働きたいという熱意をしっかりと伝えることは必須です。具体的に志望企業のどういった点に惹かれ、どのようにネットワークエンジニアとして働きたいか、ということを熱意が伝わる書き方で表しましょう。

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ネットワークエンジニアの志望動機の良くない例とその理由

志望動機で避けるべき書き方について解説します。

例文:良くない例

貴社を志望したのはIT業界に興味があり、ネットワークエンジニアとして活躍したいと考えたからです。入社後には、ユーザーが快適なネットワークの利用ができるように、運用・保守を実施したいと思います。そのためには、トラブル時には迅速に対応し頼られるエンジニアとなるように心がけてまいります。またトラブルが頻発しないようなシステム構築ができるように、成長していきたいと考えています。

上記の例文では、志望会社に対する動機や、入社後のイメージが明確になっておらず、抽象的な内容で伝わりにくくなっています。このような例文で取り上げている内容以外にも、志望動機に盛り込む内容として良くない点について解説していきます。

理由が漠然としている

ネットワークエンジニアを目指す理由が漠然としていると、志望動機を面接官にはっきりと伝えられません。具体的には、ネットワークエンジニアに必要な知識やスキルについての理解度や入社後のキャリアプランを示すことで志望動機を明確にし、入社後に貢献できる人材だとしっかりアピールしましょう。

面接先の企業で働きたい理由が書かれていない

企業は新たな人材を採用する際、その人材が自社に適しているか見極めています。そのため、面接先の企業で働きたい理由を書いていないと、自身がどのように貢献できるかアピールできません。その結果、自身が自社には適していないと企業に判断されてしまいます。

また、自身にとって企業で働くことでどんなメリットがあるかどうかも、企業への重要なアピールポイントとなります。面接先の企業で働きたい理由を書くことで、自身がその企業で得られるメリットをアピールすることができます。

積極的な姿勢をアピールできていない

ネットワークエンジニアになるためには、高度な技術や知識が必要です。これらを身につけるためには、自ら進んで学び、自己研鑽し続けなければなりません。したがって、自ら進んで学ぶ積極的な姿勢をアピールできないと、ネットワークエンジニアに適していない人材だと判断されてしまいます。積極的な自己研鑽の姿勢をアピールすることで、面接官に良い印象を与えられるでしょう。

入社してから学ぶことを前提にしている

入社後に受動的な姿勢であること以外にも、入社してから必要な技術を学ぶ前提で考えて転職活動をするのも止めましょう。なぜなら、企業から見れば、先に学ぶことができるにも関わらず何故それを怠っているのか、自ら学べない人は採用後も受け身なのではないか、といった認識になるからです。

現時点でできることは自分で積極的に取り組み、入社後はさらに自発的に学んでいく、といったスタンスが好ましいです。

給与や待遇面に触れすぎる

給与や待遇面は重要な要素であることは確かですが、選考時に強調すると企業側から不信感を抱かれるケースがあります。そこで、給与や待遇面にはあまり触れず、自分がその企業で成長したいという意欲や、技術力を向上させたいという情熱をアピールすることが重要です。また、自分自身がどのような人物であるかを示すことで、企業側からの信頼感を得られます。

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IT経験者がネットワークエンジニアになるには

IT経験者がネットワークエンジニアになる方法について解説します。

プログラマーやシステムエンジニアなどITエンジニアの経験を持っている場合、ネットワークエンジニアには比較的スムーズに転職することができるでしょう。なぜなら、ネットワークはサーバーやストレージ、パソコンなどを接続するため、これらに関するスキルがあると、ネットワークの仕事に活かすことができるからです。

すでにサーバーに関する経験がある場合は、ネットワークの知識・スキルを身につけることで即戦力とみなされる可能性があります。また、ニーズが高まっているセキュリティの知識・スキルを持っているとさらに有利でしょう。

ネットワークエンジニアは、ニーズの割にはスキルの保持者数が少なく、現場ではとても重宝されます。ネットワークエンジニアとしてキャリアを広げることは、将来的にも良い選択肢といえます。

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IT未経験でネットワークエンジニアになるには

IT未経験者がネットワークエンジニアになる方法について解説します。

ITエンジニアは人手不足が続いており、ネットワークエンジニアも例外ではありません。そのため、企業によっては未経験者や文系出身者でもネットワークエンジニアの採用を積極的に行っています。

入社後は、まず運用・保守の監視業務といった比較的難易度の低い仕事を行ない、設計や構築などの本格的な仕事を徐々に任されるようになるでしょう。ネットワークエンジニアの運用・保守で検索すると、未経験者可の求人数が多いです。未経験者は転職の前に、下記を参考に知識・スキルを習得し、自己PRをできるようにしておきましょう

スクールを活用

スクールでは、カリキュラムに沿って、必要な知識と実用的なスキルをプロの講師から直接学べるため、近道で確実な方法といえます。スクールによっては転職のサポートや資格取得の支援も受けられます。ただし、コストがかかるところは留意点です。

独学で知識・スキルを習得

書籍は、自分のレベルや好みに合わせて選べ、低コストに勉強をはじめることができます。また、オンライン学習サイトには、お試し登録で無料公開されているものもあります。有名なサイトは「Progate」「ドットインストール」「Schoo」などです。ただし、独学は根気が必要で、最後までやりきる自信がある人に向いているでしょう。

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ネットワークエンジニアは未経験から目指せる?必要なスキルとは
ネットワークエンジニアへの転職方法|ポイントやキャリアパスも紹介

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ネットワークエンジニアへの転職でおすすめの資格

転職時に、資格は必須ではありませんが、持っているスキルを明確に証明できます。学習意欲や成長性の高さを示す意味でも有効な手段となります。就職後には、業務で活かせる場面も多いです。

特に未経験者は、ネットワークを体系立てて学ぶことができるため資格への挑戦は効果的です。以下では、代表的なおすすめの資格を紹介します。

シスコ技術者認定

シスコ技術者認定は、シスコシステムズ社が主催する同社製品の操作方法やネットワーク技術の専門性を問うベンダー資格です。難易度はエントリー・アソシエイト・プロフェッショナル・エキスパート・アーキテクトの5段階に分けられており、難易度にそった取得が可能です。初心者は、まずアソシエイトレベルの「CCNA」がおすすめです。さらに上位のプロフェッショナルの「CCNP」やエキスパートの「CCIE」などを持っていると、今後有利になるでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験はIPAが主催する国家試験です。数ある情報処理技術者試験の中でも、難易度が最も高いスキルレベル4(1〜4で4が最高難易度)に相当します。ネットワークエンジニアとしての高い能力の証明ができる経験者向けの試験です。

関連記事:ネットワークエンジニアになるには?必要なスキルや資格も紹介

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ネットワークエンジニアに求められる適性

ネットワークエンジニアも他職種同様に適性があります。もともと適性に合致する人はネットワークエンジニアに向いているといえますが、そうでない場合は自分自身をネットワークエンジニアの性質に合わせて変えていくという選択肢もあるでしょう。まずは以下に挙げるネットワークエンジニアの適性を把握しておいてください。

正確な作業ができる人

ネットワークはITインフラの要です。不具合や障害がでると、Webサイトを全く見ることができなくなるなど、極めて影響が大きく、普段から正確な作業が求められます。また、障害対応時の膨大なログの調査や原因究明でも正確な作業が必要とされ、ネットワークエンジニアには正確さが適性として求められるといえます。

忍耐強い人

ネットワークはサーバーやストレージなどに比べてトラブルの再現性が低いとされます。ルーターやスイッチに異常が出ても一部が回復することもあり、広いネットワークの中で原因を特定しにくいです。そのため、原因究明にはトラブルの再現を忍耐強く待ち、ログを採取して緻密な分析をする作業が求められます。

ルーターやスイッチなど実機を扱うことが好きな人

ルーターやスイッチはネットワーク上に複数配置されており、追加や設定変更の際には、これらの機器を配置したりケーブルを配線したりする必要があります。そのため、ルーターやスイッチなどの実機を扱うことが好きな人には適性があるといえます。

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ネットワークエンジニアに関するよくある質問

ネットワークエンジニアに関するよくある質問と回答を紹介します。ネットワークエンジニアの適性、年収、面接対策などについて知っておくことで、ネットワークエンジニアを目指すべきかどうかの判断や今後やるべきことの選定に役立ててください。ネットワークエンジニアになるための適切な計画や実行のためには、まずは知ることが重要です。

Q1. ネットワークエンジニアに向いているのはどんな人ですか?

ネットワークエンジニアに向いている人の特徴として、細かい作業が得意、忍耐強い、ハードウェアを扱うのが好き、といったことが挙げられます。しかしネットワークエンジニアは作業だけを行えば良いわけではありません。人と接する機会もあるため、ネットワークスキルに加えて対人スキルも適性に含まれるでしょう。

Q2. ネットワークエンジニアに求められるスキルは何ですか?

ネットワークエンジニアには当然ネットワーク関連のスキルが求められます。これとは別のスキルとしては、より汎用的な論理的思考力、問題解決力、言語力、全体を見渡す俯瞰力などが重要です。まとめると、情報収集をしながら根気強く考え、最終的に課題を解決に導けるようなスキル、考え方が重要ということです。

Q3. ネットワークエンジニアの平均年収はいくらですか?

2024年5月時点でレバテックキャリアが扱っている求人のうち、ネットワークエンジニアの募集をランダムに30件選出し、上限と下限の中央値から平均値を算出しました。その結果、平均年収は約650万円と算出されました。

関連記事:ネットワークエンジニアの年収相場は?仕事内容・年齢別に解説

Q4. ネットワークエンジニアの面接対策でするべきことは?

ネットワークエンジニアの面接対策では、自分自身の経験・スキルの分析、応募している企業の分析が重要です。また市場全体への考えや自身のキャリアプランも明確になっている場合は情報を整理して話せるようにしておくと良いでしょう。

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この記事の監修

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