【入門】Javaとは?言語の特徴や勉強法の例・できることを紹介

この記事のまとめ
Javaは幅広い分野で活用されているオブジェクト指向の言語
他の言語と比較してもエンジニアの需要が高い点がメリット
Javaエンジニアの平均年収は471万円
この記事の監修者
レバテックキャリア編集部
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Javaは、企業システムやモバイルアプリケーション、Webサービスなど幅広い分野で活用されているプログラミング言語です。「Write Once, Run Anywhere(一度書けば、どこでも実行できる)」をコンセプトとして設計されており、異なるプラットフォーム間での高い互換性を実現しています。
Javaの特徴は、プログラムを部品化して管理するオブジェクト指向の考え方を採用していることです。これにより、複雑なシステムでも効率的に開発・保守ができます。
Javaは、プログラム実行前にコード全体を機械が理解できる言葉へ一括で翻訳する「コンパイル型」の言語です。これにより、実行時の翻訳が不要になるため高速な動作が可能です。
さらに、Javaの大きな特徴が「静的型付け」です。これは、「int number = 10;」のように、変数に入れるデータの種類(型)を最初に厳格に決めるルールのことです。
もし、このnumberという変数に誤った文字列を入れようとすると、プログラムを動かす前の「コンパイル」の段階で「型が違います」とエラーを検出できます。この仕組みが、実行時の予期せぬトラブルを未然に防ぎ、Javaの高い信頼性に繋がっています。
Javaは、AI(人工知能)開発や高スループット処理が求められるシステムに適したプログラミング言語です。マルチスレッド処理に優れており、複数の処理を同時に実行することで、処理速度の向上を実現できるからです。
たとえば、機械学習ライブラリやビッグデータ処理のフレームワークなど、多くのAI・データ分析ツールがJavaで開発されています。
また、金融システムや電子商取引サイトなど、同時に多数のユーザーからのアクセスを処理する必要がある大規模開発でも、Javaの高いパフォーマンスが活かされています。メモリ管理の自動化(ガベージコレクション)により、メモリリークを防ぎながら安定した動作を維持できるのも、高スループット処理において重要な要素です。
Javaは、2023年12月時点のレバテックの調査によると、正社員の求人数ランキングとフリーランスの案件数ランキングでともに1位を獲得しており、IT業界での需要が高いです。
Web上では、さまざまなサービスやアプリケーションでJavaが活用されています。たとえば、WebサービスやAndroid向けのモバイルアプリケーション、ECサイトのバックエンドシステムなどが挙げられます。
また、企業の基幹システムや業務アプリケーションの開発でも広く採用されているのが現状です。このような幅広い活用により、Java開発者の求人数も多く、転職市場でも有利な言語です。
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Javaで開発できるものは、以下のとおりです。
それぞれ解説します。
Javaは業務システムのサーバーサイド開発において使用されているプログラミング言語の一つです。企業の基幹業務を支えるシステムでは、安定性とセキュリティが重要視されるため、これらの要件を満たすJavaが広く採用されています。
たとえば、会計システムや人事管理システム、在庫管理システム、顧客管理システム(CRM)などです。これらのシステムでは、大量のデータを安全に処理し、複数のユーザーが同時にアクセスしても安定して動作することが求められます。Javaのマルチスレッド処理能力とメモリ管理機能により、これらの要件を効率的に実現できるのです。
JavaはWebサービスやWebアプリケーションのバックエンド開発でも広く使用されています。バックエンドとは、ユーザーには見えない部分でデータ処理やビジネスロジックを担当する領域のことです。
具体的には、ECサイトの商品管理や決済処理、動画配信サービスのコンテンツ管理システムなどで活用されています。
JavaでWeb系のバックエンドを開発する際は、Spring Bootが広く使われています。他にも、クラウドネイティブな開発で注目される Quarkus や Micronaut などのフレームワークも存在します。これらのフレームワークにより、データベース連携やセキュリティ対策などを効率的に実装することが可能です。
Javaはオンラインゲームのサーバーサイド開発においても重要な役割を果たしています。多人数が同時にプレイするMMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)やモバイルゲームのサーバー処理で、Javaの高いパフォーマンスが活かされているのです。
代表的な例として、世界的に人気のゲーム「Minecraft」のサーバー部分がJavaで開発されています。また、多くのソーシャルゲームやブラウザゲームのバックエンドシステムでもJavaが採用されています。これらのゲームでは、プレイヤーの行動データの処理やリアルタイム通信、ランキング管理、課金システムなどの複雑な処理が必要です。
ゲームサーバーでは、同時接続数が急激に増加する場合があるため、スケーラビリティと安定性が重要になります。Javaのマルチスレッド処理能力とガベージコレクション機能により、これらの要件を満たしながら安定したゲーム体験を提供できるのです。
Javaは比較的高機能な組み込みシステムでも活用されています。組み込みシステムとは、特定の機能を実現するために機器に組み込まれるコンピューターシステムのことです。Java MEやJava SEを使用して、さまざまな機器の制御プログラムが開発されています。
具体的な活用例として、高機能なカーナビゲーションシステムやスマートフォンのSIMカードで使われるJava Card、Blu-rayディスクプレーヤーのメニュー画面(BD-J)などが挙げられます。
C言語などが使われることの多いリソースの限られた環境とは異なり、JavaはOSが搭載されたような高度な機器において、「一度書けば、どこでも実行できる」という特性を活かし、開発効率を高めることに貢献しています。
JavaはIoT(Internet of Things)やAI分野でのデータ処理・管理システムの開発でも重要な役割を担っています。IoTデバイスから収集される大量のデータを効率的に処理し、AI分析に活用するためのシステム構築でJavaが活用されているのです。
IoT分野では、センサーデータの収集・蓄積システム、デバイス管理プラットフォーム、データ分析基盤などでJavaが使用されています。たとえば、スマートシティの交通データ分析システムなどで活用されています。
また、AIのモデル開発自体はPythonが主流ですが、そのモデルを動かすための大規模なデータ基盤やAPIサーバーにJavaが使われます。

Javaのメリットとしては、他の言語と比較してもエンジニアの需要が高く求人数が多い点が挙げられます。また、豊富なライブラリやフレームワークが整備されているため、開発効率を大きく向上させることができます。
一方で、Javaはフレームワークが大規模開発を前提としていたり、開発環境の初期セットアップが多段階に渡るのが特徴です。一方で、簡単な処理でもクラス定義などが必須で、コード記述量が多くなりがちなので書いてすぐ実行できるスクリプト言語に比べ、手軽さの面で劣ります。
さらに、文法やオブジェクト指向の概念などを理解する必要があるため、学習コストや難易度が高めで、初心者にはやや敷居が高い点もデメリットと言えます。
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初心者がJavaを学習する際には、Javaと並行してHTMLやSQLの特徴や基本文法の理解が必要です。HTMLはWebページの構造を定義する言語で、SQLはデータベースの操作に使用されます。
最初にHTMLを学ぶことで、プログラミングの基本的な考え方を理解しやすくなります。その後、Javaの基本文法を学び、最後にSQLを習得する流れが効果的です。
プログラミング経験者の場合は、Javaのオブジェクト指向や実装の仕組みを理解することから始めましょう。無駄なコーディングが減ってコードの再利用性が高まり、開発効率が向上します。
詳しい学習方法やおすすめの学習サイトや本は、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Javaのおすすめの勉強は何から?独学で学べる無料学習サイトや本を紹介
Javaは、将来性のある言語です。近年、クラウドやモバイルの拡大に伴い多様な言語が活用されていますが、Javaは依然としてサーバーサイド開発の中心的な存在です。
実際、金融・流通・製造業など幅広い業種の基幹システムで利用され、国内外の求人市場ではJavaの求人数・案件数は依然として多くあります。
今後も大幅な需要の減少は予想されず、長期的に安定した需要が見込まれる言語といえます。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Javaの将来性は?需要が高い理由や平均年収も紹介
Javaエンジニアの平均年収は471万円です。また、中央値は450万円、月収は29万円です。なお、条件別にみた平均年収は、ベンチャー企業なら585万円、BtoC向けは556万円、BtoB向けなら526万円です。
このように、企業の特徴によって平均年収は異なります。以下でJavaエンジニアの年収の詳細や、実際の求人を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Javaエンジニアの求人・転職情報>
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Javaに関するよくある質問を紹介します。
特にこれからJavaを学習したい方は、ぜひ参考にしてください。
Javaの学習が難しいと言われる理由として、以下の4つが挙げられます。
・他の言語と比較すると必要な文法や記述量が多い
・オブジェクト指向が分かりづらい
・フレームワークとライブラリの習得の難易度が高い
・開発環境の構築に手間がかかる
特に、Javaの文法やルールは、他の言語と比べるとかなり多く、難しいと言われています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
関連記事:Javaの難しいところとその解決策!キャリアパスや年収も解説
Javaのおすすめの資格は、以下のとおりです。
Java資格のなかでも特に認知度が高いのはJavaの開発元であるOracle社が認定する「Oracle認定Javaプログラマ」試験です。それぞれの資格の詳細や難易度、おすすめの書籍は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:Java資格の最新一覧と各試験の難易度やおすすめの書籍を紹介
JavaScriptとJavaは名称こそ似ていますが、全くの別物です。
Javaは、事前にコード全体を翻訳(コンパイル)してから実行する言語で、主に大規模な業務システムやAndroidアプリなど、サーバーサイドの開発で使われます。型に厳格で、安定性が高いのが特徴です。
一方、JavaScriptは、主にWebブラウザ上で実行され、ウェブページに動きをつけたり、ユーザーの操作に反応したりするための言語です。コードを一行ずつ解釈しながら実行するため、柔軟に開発を進められます。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
関連記事:JavaScriptとJavaの違いとは?特徴やできることも解説

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